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両親と行く箱根湯本温泉一泊旅行

順番が逆になったが、父が特養に入所する前に、
父母を連れて箱根湯本の温泉に一泊してきた。
実は特養入所が決まる前に、既に宿の予約が済んでいた。
そのため、入所日程を温泉旅行の後にしてもらったのだ

旅行当日の朝、父はショートステイから午前10時に帰宅。
私は、まず夫を小規模多機能のショートステイに送り出してから、
午前11時過ぎに実家へ到着。

雨が降ったらタクシーで、と思っていたが、
良く晴れた日だったし、
母の足の調子も良さそうだったので、
父を車椅子に乗せてゴロゴロ押しながら、
徒歩と電車を乗り継いで行った。
途中、父が永年勤めた職場のある駅や、
父が結婚前に住んでいた家の近くの駅を通り、
私や弟が生まれた病院のある駅を通り、
懐かしい昔話などをしながら・・・

JR新宿駅のホームは、車椅子で通れるエレベーターが限られた場所にしかなく、
しかもホームドアもない上に、ホームの階段横がとても狭くて、
前からたくさん向かってくる人々を縫って、
車椅子でそこを通り抜けるのはとても怖いから、
JR新宿駅を通らないで行ける大回りのルートで、
箱根ロマンスカーの始発駅小田急線新宿駅へ向かった。

箱根ロマンスカーは、車椅子席を電話で予約しておいた。
車椅子席は、目の前に車椅子用のトイレもあり、
席も車椅子用に取り外してあり広くて快適だ。

普段ほとんど外出をしない父なので、観光地を回るほどの体力はない。
したがって、箱根湯本駅に到着後は、ホテルに直行し、
ホテル内だけで過ごす旅にした。

今回のお宿は:
 小田急ホテルはつはな 
 ひのき風呂付き和洋室 
 ユニバーサルスタイル

父は車椅子だし、膀胱留置カテーテルもついているので、
大浴場の利用は・・・まあ、できない。
実家の風呂は、介護認定を受けた当時から、自力では入れなかった。
デイサービスやショートステイでは、昨年頃から機械浴になった。

そんな父を、なんとか温泉に入れてやりたい!
まず、お部屋にお風呂が付いているところでなければならない。
次に、温泉地の宿に内風呂が付いているからと言って、
内風呂の湯は温泉でないことが多いので、
予約するときには注意が必要だ。
次に、内風呂が温泉だからと言って、
父がその湯船に入ることが可能かどうかを検討しなければならない。

よくある陶器の丸い風呂は、足をあげてまたぐことができないので、ムリ。
かと言って、普通の家にあるようなポリバスでは温泉風情に欠ける。

いろいろ調べた結果、小田急ホテルはつはな 「ひのき風呂付き和洋室」なら、父も湯船に浸かれそうだと確信し予約した。

そして、父に、無事、ひのき風呂の温泉湯船に入ってもらうことができた
まるで高峰美枝子と上原謙のフルムーンパスもどきの写真が撮れましたよ~。
ちょっと嬉し、恥ずかし、八十路を超えた父と母のフルム~ン。

フルムーン

上の写真のひのき風呂のどこが良いか? って、
風呂の手前と右側に板が貼ってあるところがポイント。
湯船に入る時に、この板の上に座らせた上でなら、
片足ずつ湯船の中に入れることができるのだ。
写真ではわかりにくいが、手前のシャワーチェアのアームに
ビニル袋に入れた膀胱留置カテーテルの集尿バッグを提げている。

IMG_1592.jpg

また、この内風呂は、露天ではなく、浴室内にも暖房が効くので、
気温の高低差で血圧がアップダウンしやすい人にも安心だ。
室内だけれども、大きな窓があり、外の景色を眺めながら入浴できる。
上の写真の湯船の中に青く見えるのは、風呂用の踏み台椅子だ。
湯船の中でこの踏み台に父を座らせた。
その体勢から、
左手に見える横手すりに掴まって、
ぐっと腕を引き寄せるようにすると、
水の浮力によって、らくらく立ち上がれるのだ。

湯船から出るときも、入るときと同じように、
いったん広い板の上に座ってから、片足ずつ外に出す。
父は長座ができないので、片足ずつ外に出す際も、
背中が後ろに反ってしまうのだが、
ちょっと背中を支えてやれば、なんとかできた。

シャワーチェアと踏み台はホテルで用意してくれたもの。
滑り止めマットの用意がないとのことだったので、
自宅から持って行こうかと悩んだが、重いので止めた。
で、実際に入ってみると、
ひのきの風呂の木目がちょうどよい塩梅にデコボコになっていて、
湯船の中でも足が滑りにくく、滑り止めマットは不要だった。

IMG_1594.jpg

洗い場の手すり↑

IMG_1597.jpg

 トイレと洗面台↑ 広くて使いやすい。
 車椅子のままで洗面台が使えるように、足下が空いている。

IMG_1598.jpg

 ↑ 部屋の入り口のドアは引き戸。緩いスロープになっている。

IMG_1599.jpg

 部屋の中の様子 ↑
 小上がり和室に布団を敷いてくれた(私の寝る場所として)。
 夕食はこのテーブルと椅子で・・・一品ずつできたてを運んでくれる。

IMG_1600.jpg

ベッド2台は何の変哲もないベッド。
ベッドサイドレールや、立ち上がりを補助する手すりなどはなく、
ギャッジアップの機能もついてはいない。
父の場合は、起き上がりの際は、少し手を貸せば起き上がれる。

夕食後、夜9時半頃には、みんな床に就いた。
ところが、父は11時半、1時半、3時半、5時半・・・と
2時間おきに起きる。
「う~ん!」とか、何やら声をあげるので、
そのたびに、父のベッドサイドに行き、
「お父さん、どうしたの?」と訊くと
「背中がかゆいんだよ~」

背中がかゆいのは、腎機能が低下してきているため、
身体の中の毒素をうまく排出できていないせいなのだ。
かゆくても、掻くと益々かゆくなるので、
保湿剤を塗るぐらいのことしかできない。
かゆみが父の睡眠を妨げている。
 そして、私の睡眠も・・・
これから後は、
このかゆみにもつきあっていかねばならない父・・・( ノД`)
症状がひどくなったら、その時、どうしたものか?
人工透析のことが頭をかすめる。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

翌日は朝9時からゆっくりレストランで和食の朝食。
チェックアウトは正午なので、のんびり。
父が温泉に入ったのは1回。
母は部屋の風呂1回、私と一緒に大浴場1回。
私? 合計10回は入ったかなぁ? (´∀`*;)ゞ

帰りも小田急新宿駅から、また電車を乗り継ぎ徒歩で
父の車椅子をゴロゴロ押して、
一泊の温泉旅行から、無事、帰宅。

特養に入った後も、また、
 父を連れ出して温泉に行く計画を立てよう。

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コメント

No title

ご両親と一緒の温泉旅行、無事に行けてよかったですね。
父も徐々に弱ってきて(93歳ですから~)、温泉の大浴場が難しくなってきて、風呂付のお部屋のある旅館を選ぶようになりました。
こんなユニバーサルのお部屋があるところはいいですね。背もたれ付きの椅子もあって、これなら安心して入浴ができそうです。
参考にさせていただきます。

Rスズキさん

こんばんは。

Rスズキ様も93歳のお父様とご一緒に温泉へいらっしゃるのですね。

箱根は、他の温泉地よりも、お部屋にお風呂が付いているところが多いほうだと思いますが、それでも、こちらが希望する条件にぴったり合うような宿はなかなかなくて・・・

今回の小田急ホテルはつはなは、私が今まで行ったことのあるユニバーサルスタイル?バリアフリー?のホテルの中では、一番満足のできる宿でした。
このような部屋の数が少ないためか、予約が取りにくいのが難です。

もちろん障害の程度や種類によっては、この宿の設備だけでは足りない!ということも当然あることでしょうが・・・

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プロフィール

アワキビ

Author:アワキビ
夫と2人暮らし。子どもはいません。
それに現在は猫1匹の家族。
夫、要介護5。アルツハイマー型認知症。生まれつき耳が聞こえない。
父は2018年秋に特養に入所。要介護4。毎週木曜日に実家へ介護タクシーで帰り、2泊3日。土曜日の朝、特養へ帰ります。
母は要介護1で、MCI? いや初期認知症かな? 最近、もの忘れが顕著になってきました。弟の家族と玄関が一緒の二世帯住宅に同居。私の家からは電車で1時間ほどの隣県です。

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