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銀行の「総合口座」に要注意!

膀胱留置カテーテルの月1回の交換のために通院する父は、
デイサービスを休みにしてもらった。
しかし、その日は、母が半日のデイサービスに行く日と重なっていたため、
午前9時に母はデイサービスの迎えの車に乗る。
ということは、私が午前9時前に両親宅に到着していないと、
父が一人になってしまう時間ができてしまう。
我が家から実家までは約1時間なので、
午前8時少し前に家を出れば間に合う。
けれども、私が家を出る前に、
夫をデイサービスに送り出さねばならない。
夫は小規模多機能居宅介護サービスを利用している。
ところによっては、午前7時台など早い時間でも
送迎してくれる小規模多機能もあるらしいが、
夫が利用しているところは、
一番早く迎えに来られるのが午前8時45分。
これでは全然間に合わない。
もちろん、私が自力で夫を小規模多機能まで連れて行けば、
早い時間に受け入れてもらうのは可能だが・・・
でも、我が家から小規模多機能へ行くには、
夫を車椅子に乗せて坂道を延々と登らなければならない。
雨だったら悲惨だ・・・
まあ、どうしてもと言う時には、
タクシーを頼めばよいのだけれども、
雨の日はいくら電話をしても、タクシー会社に繋がらないし、
車椅子用の合羽を着せて、雨の中、表通りでタクシーを拾うのも、
結構大変だし・・・なので、
前日から夫を小規模多機能に宿泊してもらうことにした。
小規模多機能に夫と私と二人分の夕食を用意してもらい(私の分実費600円)、
夫とその日お泊まりの3人(泊まり定員は5人でこの日は4人泊まり)と
一緒に夕食を食べ、夫の口腔ケアをやって、
夜勤のスタッフに注意事項などを口頭で話してから、実家へ向かう。
実家に泊まる時は、だいたいいつもこういう感じ。
本音を言うと、スタッフが夫の口腔ケアをちゃんとやれていないのではないかと、
ちょっと不安だったりするからなのだ。
まあ、一晩ぐらいのことだから、多少のことは、どうってことはないのだろうが・・・

実家に夜8時半頃着いた。
・・・
実家に来て、母と話をしているうちに、
ついつい怒鳴っている自分が居て、自己嫌悪に陥る。
ほんとうにちょっと話をしているだけで、
あれも、これも・・・で、
「お母さん、しっかりしてよ~!」と、
ついつい、厳しくあたってしまうのだが、
私、夫の認知症介護を10数年やってきていながら、
まるでダメな対応の見本みたい 

まあ、いろいろあるけれども、
その中で、ひとつだけ、ここに書こう。

「ひどいな~、ほんとに、もう!
 あのね、お母さんに怒っているんじゃないよ。
 銀行の対応がひどい!って言っているんだからね。
 あんまりだよねぇ!」
・・・ということがあった。

いつものようにテーブルの上には、
母が私に見せて、内容を説明や対応をしてもらうために置いた
いろいろな会社や役所からの通知書があった。
その中の1通を見ると、
 当座貸し越し明細書
なるものがあった。
見ると、マイナス4万円弱ぐらいの数字が書かれてある。

「えぇ? 何これ?
 お母さん、どうして借金なんかしているの?」

「え? 借金なんかしてないわよ? 何のこと?」

「○○信用金庫って、この間、解約してきたんじゃないの?
 ちょっと、通帳を見せて。」

通帳を見ると、
「普通預金」の欄に
今年6月○日 残高15円。
同日 40,000円支払い。残高-39,985円。
「定期預金」の欄に
約5万円ほどの残高。
通帳は「総合口座」になっている。

つまり、5万円ほどの定期預金を担保にして、
4万円を借りたことになっている。
今回届いた通知書は、
その借り入れ利息が40数円になりました・・・
という内容だった。

「お母さん、わかってる?
 これ4万円を借金して、利息がついてしまっているの。
 40数円だけど、お母さん、利息を銀行に取られてしまっているのよ!
 なんで、こんなことになっちゃったの?」

「だって、窓口の人が
 「全部おろさないほうがいいですよ」
 って言うもんだから、4万円だけおろしたのよ。」

実は、今年5月頃、同信用金庫から通知が郵送されてきて、
母は同金庫に定期預金が残っていることを知った。
ずっと以前取引をしていたけれども、その後、取引をしなくなり、
手元に通帳も残っておらず、もう残高はないものと思い込んでいたのだ。
母は、まだ残高があったのかと喜んで、同金庫に行き、
通帳を再発行してもらった上で、解約したはずだった。
5万円ほどの金額だったので、
私も、敢えて、確認まではしなかったのだ。

母は、窓口で

「この定期預金を解約してください。
 解約金は普通預金に入れて、それで普通預金も全部解約してください。」

とは、恐らく言わなかった。ただ、単に、

「これ全部おろしたいんです。」

と言ったのだ。
普通預金の残高15円、定期預金の残高5万円ほどの通帳を前にして、
普通に考えれば、定期預金を解約したいという意味だとわかろうものを、
あこぎな信用金庫の窓口は、

「全部おろさないほうがいいですよ。」

と母に言ったのだ。
気弱な母は、そう言われると「まあ、全部おろさなくてもよいかぁ」と思い、

「じゃ、4万円だけおろします。」

と答え、
窓口は「しめた!」とばかりに、

「はい、承りましたぁ!」

と、
総合口座の普通預金残高15円から4万円を払い戻して、
母に渡した。
こうして、母は同金庫に4万円弱の借金をさせられてしまった。

母は、決して、ATMで知らずに借り入れをしてしまったわけではない。
母はキャッシュカードを持っていないから、これらは全部窓口でのやり取りだ。

あんまりじゃないか?
定期預金の金利よりも、当座貸越の金利のほうが0.5%ほど高い。
母は、総合口座の意味を知らなかった。
わかっていたら、
微々たる利息しかつかない定期預金をあえて担保にして、
わざわざ高い利息がつく借り入れをするわけがない。
同金庫の窓口担当者は、すべてわかった上で、
母に定期預金を解約させず、借金をさせた。

高齢者が「オレ、オレ詐欺」にひっかからないように、
窓口で声かけ運動をやってくれるのはありがたいことだが、
わずかな40数円の利息に過ぎないかもしれないけれども、
母の無知を利用されたようで、
腹立たしい 

「お母さん、これ借金になっているわ。
 大変だわ。利息がどんどんついちゃう。損しちゃうよ~。
 明日にでも○○信金に行って、定期預金解約してきて~。」

 ① 定期預金を解約して普通預金に入れる。
 ② 普通預金も全部解約する。

と、紙に書いて○○信金の通帳にはさみ、母に渡した。

今日、昼過ぎに、母から電話があり、
「○○信金に行ってきたよ。全部解約した。」

そう、そう!
「総合口座」って怖いもの。
普通預金の残高がなくても、お金を引き出すことができちゃうから
知らない間に借金していたってことになったりする。

中には、普通預金残高がゼロになると
無担保でも自動的に借り入れができるような
貸越契約がされている場合もある。

通帳の残高を確認しないままに、
キャッシュカードでお金をおろしているうち、
知らぬ間に、貸し越し契約で借金していることになってて、
あとで慌てることにもなりかねない。

あぶない、あぶない!

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非公開コメント

No title

40数円の段階で気が付いてよかったですね。
うちも同じような経験あります。
30年くらい前に、某都市銀行がクレジットカード付きキャッシュカードを母に勧めて、母もよくわからず作ってしまいました。母は父が在職中はいつも銀行がうちにきていたのでATMをあまり使ったことがなかったんです。
それが、銀行のATMでお金をおろしたのですが、なんとそれがクレジットのキャッシングだったんです。
父が銀行員を呼びつけて激怒し、即刻そのカードは普通のキャッシュカードに戻させましたが、1か月分のキャッシングは取り消せませんでした。確か15万円くらいおろしたんですよ。
母は銀行口座から下ろしたと思っていたのでショックを受けてしまってかわいそうでした。
あの銀行は今でも許せないです。
今はもう取引ありませんけれどね。
ほんと、銀行や信金など、金融機関だからといってもうっかり信用できないです。

No title

こんばんは
総合口座は昔はありませんし、考え方も若い頃から使っていないとなかなか理解出来ないかもしれません。
カードの世界は昔人の私などには理解不能な事ばかり。
ATMは使いますがクレジットカードはほとんど使いません。
時にはネットで買い物をする事もありますがカードでの支払いとなると躊躇してしまいます。
そんな訳で現在の仕組みにはついていけない私です。
せめて、いや絶対、オレオレ詐欺や還付金詐欺などに合わないように気をつけています。
それにしても早く気づいてよかったですね!



No title

アワキビさんの怒りわかります

わかります。私もきっと激怒していると思います。
後見制度で怒髪天をついて以来、
そういう制度を利用したずるい対応に敏感になり、
怒りっぽくなった気がします。
もともと怒りっぽいかもなので、さらに怒っているかもです。

なんで、世の中、こんなにやさしく無いんだろうか・・・

怒るパワーがあるのは、悪いことじゃないですよ~
お母さんを守りたいという気持ちが強いからですよね。

適度に怒って、ストレス発散しないと、参ってしまうので
怒りを小出しするしかないですよね。

私は、時々娘に逆に叱られていますが・・・
愚痴りすぎて。

明日はまた台風。
空き家になった実家を売却することになり、
母親は特養の順番待ちで、今は老健。

今日は仏壇の引越しで兄夫婦が来て一緒に老健へ。
母親は3分ほど考え、兄夫婦だとわかりました。

蛇足ですが、
母親の記憶障害の進行がとてもゆっくりなので(アルツハイマーと診断されて9年)、タイプが違うのかなあ?でも他に当てはまる病名がわからないしと、ずっと疑問だったのです。

で、偶然見つけました。
「神経原線維変化型老年期認知症」というもの。
「高齢者に孤発性に発症し、緩徐進行性の認知症で
初期には記憶障害が主体であり、他の認知機能や人格は比較的保たれる(軽度認知症段階)、
記憶障害が非常に緩徐に進行した後、失見当識や他の認知機能障害が現れる(認知症段階)」というもの。
母親にぴったりだと。

これまで服薬していたアリセプトは何の役にもたってなかったんじゃないかと、改めて考えさせられてしまった。

とはいっても、私が勝手にそう思っているだけで、
医者に診断してもらったわけではない。
真実は闇の中。

高齢社会で、認知症が増えるという世の中、
成人では、大人の発達障害が増えている(?見直されただけ)という社会。
みんなで、生きやすい社会を作らないと回っていかないのに、
特養待ちで、老健から出てねといわれ、
実家は台風で住めなくなり・・・

ちょっと悲しい、いや、かなり、悲しいかも。

また、いつもの愚痴になってしまいました。
神経原線維変化型老年期認知症のことを誰かにしゃべりたかったんです。

アワキビさん、一緒に怒りながら、ぼちぼちやりましょう。

おやすみなさい。

sue

ねねさん

こんばんは。
本当にそうだと思います。
サラ金とは違って、銀行なら安心、信金さんなら安心、郵便局なら安心・・・というイメージがあると思いますが、あちらも商売ですから、常にどうやって儲けようと考えているわけです。
最近は、銀行は本業のほうで儲からないものだから、消費者向けカードローンを手広く行い、保険商品や投資信託などを売って、手数料を稼ぐようになっていますから・・・
数年前、某都市銀行員が二人して口座を持っている母の元へやって来ました。頼みもしないのに、突然、投資信託の勧誘のために来宅したのですよ!
その日は、たまたま私が実家へ行っていたので、銀行員の話をちょっと聞いてから、口を挟ませてもらいました。
「うちでは、自分が理解できないような仕組みの金融商品は買わないことにしています! 今後、このような勧誘はいっさいしないでください! 自宅に突然訪ねてくることも止めてください。」と言って、断りました。

一般に(お年寄りは特に)、銀行だと信用できる、銀行が言うんだから安心だ・・・と思いがちなのでねぇ。十分に警戒をしないと。

mjijiさん

こんばんは。

うちの母は、キャッシュカードでおろすことが、最近あやしくなっているようで、キャッシュカード自体をつくっていなかったりするんです。
必要な時は、窓口へ・・・

だから「オレオレ詐欺」の電話を信じたとしても、お金を下ろすことができないみたいだから、安心かな?・・・という感じな我が母です。

昨年までに父の定期預金を解約して普通預金に移し替え、通帳の管理は私がすることにし、支払い関係も私が管理しています。定期預金のままだと、父がサインできなくなった時にお金が引き出せなくなりますからね。

そろそろ母の通帳についても、整理をしなければ・・・と思っています。
例えば、遠くて不便なところにある銀行の口座は、近場の銀行に移し替えたい・・・でも、公共料金の引き落としなど多くの支払いがそこからなされているので、めんどうだな~と、手をこまねいております。

母のキャッシュカードの暗証番号などもそろそろ聞いておいたほうがいいなぁ、キャッシュカードも発行しておいてもらったほうがいいなぁ・・・

でも、こういうことって、本人的には抵抗があるでしょうね。
信頼してもらえるか否かにかかっていますね。

mjijiさんは、もし、お子さんが「お父さんとお母さんの通帳はこれからは私が預かって管理しますよ」と言ってきたら、やはり嫌な気持ちになりますよね?

sueさん

sueさん、私は、お恥ずかしいことですが、弱い立場の母や夫には、口やかましく言いはしても、正当な怒りを存分に発揮して、立ち向かっていこうというパワーが枯渇してきているかも・・・です。

若い頃は、いろいろなことに憤りを感じていたのに、今は・・・年をとったなぁ。

昨日の台風24号で、自宅やご実家に被害が拡大しませんでしたか? 今年は、いつになったら、台風の来襲が終わってくれるのでしょうね。 本当に次から次へと・・・

その、ご実家を売却することになったのですね。
家裁は自宅を売却することには慎重姿勢ですが、筋が通る理由が書けるか否か次第でしょうか・・・

相続をしてから売却するよりも税金が有利なんですよね。
でも、相続後の税金対策を理由にしての売却の許可は出ませんので、書き方次第だと思います。保佐監督人によく相談されますように。

お母様、おいくつでしたっけ?
高齢発症の認知症の方々の多くは、アルツハイマーではない、別の認知症である、という意見を言っている医師がいます。
神経原線維変化型老年期認知症もそうでしょうし、嗜銀顆粒性(しぎんかりゅうせい)認知症も高齢発症に多いタイプだそうですが、それらは結局は、死亡後に解剖して脳細胞を顕微鏡で見なければ、確定診断はできないわけですから、認知症状が出ていると、なんでもアルツハイマーと診断しているというのが実情でしょう。そうしないとアリセプトなどの薬を処方出来ませんからね。

うちの母はどうかなぁ?
アリセプトなどの認知症の薬を飲ますことには、私としては消極なのです。

プロフィール

アワキビ

Author:アワキビ
夫と2人暮らし。
子どもはいません。
2人と猫2匹の家族です。

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