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記憶障害が進む母

両親宅へ一泊してきた。
夫は小規模多機能へ宿泊。猫2匹はお留守番。

父のシャワー浴を介助し、髭を剃り、足の爪を切った。
ショートステイ先では、スタッフに、髭が伸びすぎてシェーバーでは剃れなくならないように、こまめに剃るように依頼してある。
自宅へ帰ってからは、デイサービスでシャワー浴はしてもらうが、髭剃りは自宅でやらねばならないのだが、私が実家へ行くと、父の髭は伸び放題に伸びている。

母にそのことを言うと、
「そうなのよ。お父さんに髭を剃るように言っているんだけど、ちっとも剃らないのよ~」
「口で言うだけでなくて、お父さんに、シェーバーを手渡してやって、「これで髭を剃ってね!」と言ってる?」
「やってない。シェーバーはどこにあるの?」
「お母さんが、シェーバーのある場所をわからないんだったら、お父さんが自分でシェーバーを探し出して髭を剃れるわけないじゃな~い。」

父は、シェーバーを出して、電源を入れてやれば、自分で髭を剃ることはできる。
しかし、シェーバーがどこにあるのか? どのボタンを押したらシェーバーが動くのか? は、わからないので、その部分でサポートが必要なのだ。

けれども、母は、父ができないということが分かっていない。
もっと言うと、母は父のシェーバーがどこに置いてあるのかわからないのだ・・・というか、関心がない。
シェーバーは、ショートステイの時に持って行くので、ショートステイ用の鞄の中に入れているのだが・・・

母は4月に化膿性脊椎炎になって、1ヶ月の入院の後の退院時は、まだ頚部から肩・腕あたりに痛みや痺れが残っていて、動かしにくいという症状があった。
一人で入浴するのもままならない状態だったので、急いで介護保険の申請をした結果、「要支援1」だった。
退院後1ヶ月は、父と同じデイサービスに通い、そこで入浴をさせてもらっていたが、身体が回復してくるにしたがって、父と同じデイサービスでは物足らなくなった母。
「デイサービスに行っても、何をやったらいいのか、わからないのよ~。みんな黙って寝ていたりして、あんまりおしゃべりする人もいないし。だから、新聞を読んだり、なんだり・・手持ち無沙汰なのよ」というので、その翌月からは、スポーツクラブが経営しているマシンを使ったトレーニング等をやる半日のデイサービスに変更した。
母は嬉々として週1回このデイサービスに通っている。
その他、入院時に止めたサークル関係も復活して、現在は火曜日にハンドベル、水曜日介護保険半日デイサービス、木曜日は体操講座、土曜日は卓球クラブ、日曜日は手話ダンスやゲートボール・・・と忙しい。元気である。
でも、自分の楽しみについては覚えている母も、父の介護関係のことにまで気が回らない。

特に、父が在宅している時に、母が出掛けたい時は、あらかじめその手当をしておかねばならないのだが、そういうところまで気が回らないのだ。

毎週金曜日に私が実家へ行って、翌日のショートステイの持ち物の用意や連絡事項などの記入と、翌週の火曜日に父が戻ってきた以降に飲む薬の配薬を「おくすりカレンダー」に入れておく。
父のかかりつけ薬局は、一包化した袋に、朝、昼、夕、就寝前の区別や、日付や名前などを印刷する機械を導入してないらしく、白い半透明の袋にまとめてくれるだけだ。
これだけだと、母が、わからなくなってしまうので、1包ずつ、日付と曜日、朝・昼・夕の区別をマジックで大きく手書きして、お薬カレンダーに入れておく。母の薬についても同様に。

ところが、夜9時前に、私が実家に到着して、すぐに父のシャワー浴をし、終えて出てくると、母が、
「お父さんに夜の薬の飲ますのを忘れちゃったわ~」と言いながら、薬を父に飲ませた。
ふと、母が破った薬の袋を見ると、なんと1週間前の日付が書かれていた。
「え? お母さん、その薬、1週間前の日付が書いてあるじゃない?
 おかしいじゃない?」
毎週金曜日に、私が実家へ行き、日帰りするので、私は、行った日の夕方に飲む薬、翌日ショートステイに行く土曜日の朝の薬も日付を書いて、カレンダーに配薬しておいている。
どうやら、先週の金曜日の夕方、父に薬を飲ませるのを忘れたようだった。

また、父は低タンパク・減塩食のおかず(冷凍品、通販)を、母は減塩のおかず(冷蔵品、毎日配達してくれる)を利用しているのだが、私が行った日、ふと見ると、父が食べるべき低タンパクおかずを母が食べ、母が食べるべきおかずを父が食べていた。実は、二人のおかずが逆になっていたのは、この時だけではない。
う~ん、これではわざわざ高いお金を出して低タンパクおかずを注文している意味がないなぁ。

母はまた私が実家に行くと、
「これちょっと見て。何をどうしたらいいのか、わからないのよ。」と
郵送で届いた様々な書類の束を見せてくる。
1つ1つ説明して、返送が必要な書類を一緒に記入し、支払うべきお金を支払い、保管すべき書類をとりわけ整理し・・・
母は以前からこうした書類には一切タッチせず、すべて父任せにしていた。
しかし、父が認知症になって、封を開けても対応できなくなり、そのうち封さえも開けられていない郵便物がゴミの山の中に埋もれるようになって行った。
そこで、ようやく父の認知症に気がついて、私が介入し、ゴミの山を片付け、滞っていた書類の手続きを整理した。
ようやく母も、郵便物を父に頼んで処理してもらうのはムリだと理解したのだが、だからと言って、自分で処理することもできない。
母は一応は短大を出ていて、保育士・幼稚園教諭として働き、最後は幼稚園の雇われ園長までやっていたので、昔からこうした事務がまったくできなかったとは考えにくく、やはり認知機能が低下しているからだと思う。

ケアマネさんとも話しているのだが、
母は、来年4月まで「要支援1」が継続されるけれども、次回の更新の際には、身体的には回復しているので、このままでは「非該当」になってしまうおそれがある。
それ故、次回の更新前までに、認知症のほうで意見書を書いてもらえるように、受診をしておいたほうがよいよね・・・
ということ。
ケアマネさんは「MCI(軽度認知障害)のうちに薬を飲んでいると、結構、良い状態が長く保たれるようですよ」と言うのだが、母は80歳。さらに心房細動を起こしたのをきっかけに心臓の薬も服用しているので、認知症の薬・アセチルコリン・エストラーゼ阻害薬(アリセプトやリバスタッチ等)は、母にはあまり良くないのではないか・・・と個人的には思っている。
そのことをケアマネさんに言うと、「薬をもらいたくないのなら、もらわなくても良いから」と。

父は初めからこの手の認知症の薬は飲んでいない。当初ためしてみたが、父には合わなくて、下痢や嘔吐などの消化器症状が激しく出たからだ。認知症は順当に進んだけれども、まあ、まあ、穏やかに暮らせているので、これで良いと思っている。

母についても、認知症の薬はなしで・・・行く方向に傾いている。


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コメント

No title

こんばんは.
う~ん。老々介護。難しいですね。
我が家でも私自身がこの頃やる気がなくなっています。
我が家は夫は何でも私に任せっぱなしで夫が認知症になってもあまり困る事はありませんでしたがただここぞと言う時に夫に決定を預けていましたがそれも自分でしなくてはならない時に戸惑っています。
何より細かいことをやる気力、根気が無くなりました。
髭剃りの問題も私も苦労しています。
今まで使った事も無いシェーバー。力ばかり入って髭はなかなか剃れません。シェーバーが切れないのではないかと男性のデイサービスの方に聞いてみると「切れますよ」という返答。
見かねてヘルパーさんが剃ってくれる事もあります。
本当に皆さんに助けてもらっています。
薬の管理、特別な食事も難しいですね。お母様もお年ですし人の事どころではない!ですよね。
76歳の私でもこの頃自分の事でいっぱいと思う事も度々です。

mjijiさん

mjijiさんはうちの母よりも4歳年下ですが、パソコン操作ができて、ブログもやっていらっしゃる!

もう、それだけでも、すごいことです。

細かいことをやる気力、根気が無くなる・・・ご自身の事でいっぱいというのもムリもないことです。

母のことを、あれもできない、これもできていない・・・というように書きましたが、もう母は十分やっているのですね。

それに母は、自分の趣味とか楽しみを決してあきらめないところが、すごいのです。自分の生活をしっかりと楽しんでいます。
^娘としては、母が父の介護のために家に閉じこもっているより、元気に外に出掛けて、友人たちとの楽しい時間を持っているほうが、安心できるんですよね。

その分、家の中はゴチャゴチャだけれども、そこは目をつぶって、その点は私が手助けすればよいことだと・・・

mjijiさん、お寝坊をしたり、ぐたぐだしたり、何も考えずに好きなことに没頭するとか、ゆっくり休養をたられると、また新しい活力が生まれてくるように思います。

のんびり、ゆっくり、行きましょう。

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アワキビ

Author:アワキビ
夫と2人暮らし。
子どもはいません。
2人と猫2匹の家族です。

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