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両親と同居している弟(7月5日加筆訂正しました)

4月初旬からショートステイのロング利用をしていた父。
7月からは、4泊は自宅、3泊はショートステイということになった。
そして、自宅に帰ってきている間はデイサービスに通う。

昨夕4時半頃、自宅に帰ってきた父。
父が夜間どうだったかを、今朝、電話で母に尋ねると、
「午後9時前に就寝。
 夜12時頃、自分でベッドから起きて、トイレに行ったけれども、いつまでたっても戻って来ないから、見に行ったら、トイレに座ったまま寝ていた。トイレを見ると、おしっこは出ていなかった。お父さんを起こして、立たせて、リハパンとズボンを穿かせ、ベッドに戻した。
 その後、午前3時頃、また、トイレに起きたので、今度は一緒にトイレに着いて行った。パッドに尿は出ていたが、トイレに座って待っても、おしっこは出なかったので、適当なところでベッドに戻した。」

 だいたい、ショートステイでの夜間の状態(2~3回起きる)として報告されているとおりだった。
 ベッドから起き上がったことを知らせるセンサーで夜勤スタッフが部屋へ行ってみると、ベッドに座っているか、部屋の途中まで歩き出している。そして、トイレに連れて行って座らせても、何も出ないことが多く、トイレに座ったまま眠っていることもよくある。
「おむつにしていいですよ」とスタッフが言っても、父は「トイレに行きたい」と言うそうだ。
 この状態では、ご自宅で(80歳の母が)介護するのは大変なのではないでしょうか・・・とショートステイの責任者は言う。

 確かにそうなのだ。一晩に2~3回トイレの介助をするとなると、自分の眠りのリズムをその都度乱されるので、これが積み重なると睡眠不足になり、慢性疲労となる。
 母が4月に化膿性脊椎炎になってしまったのも、疲労蓄積から免疫力が低下したことによるのではないかと思うので、このままの状態が続くと在宅介護は厳しい。

 さて、どうしたものか?
 ふと思いついて、母に提案した。
「今晩は、お父さんに布団に寝てもらって、お母さんはベッドに寝てみたらどうだろう?
 お父さんは布団からだったら、一人で起き上がれないのではないかな?
 そうしたら、あきらめて朝まで寝ているかも・・・」
「う~ん、そうかもね。やってみるわ。」

 問題は、朝、布団から父を起こすことができるかどうかだが・・・
 そうだ! 同居している弟に、朝、父を起こすのを手伝ってもらおう。
 「Y一(弟の名)に、お父さんを起こすのをやってもらおうよ!」
 「えぇ? (頼まなくて)いいよ~」
 母は弟にものすごく遠慮しているのだ。
 と言うより、弟に何か依頼したり、話をすることができない。
 自分の子どもなのに・・・
 「でも、一緒に暮らしているんだから、それくらいやってくれてもいいでしょ?
  私がY一に電話をするからさぁ。」

 4月中、母が入院中、ショートステイ先の父の元に、低タンパクおかずの冷凍弁当を10個ほど届けるのを弟のY一に頼んだことがある。
「わかった」と自転車に乗って届けに行ってくれた。
私は、母が入院しているのを機に、両親が寝室にしている衣類や物が山積している和室の片付けをしていた時のことだ。
しばらくして帰ってきたY一に、「お父さん、どうだった?」と訊くと、
「会ってない。受付の人に渡してきたから。」
「えぇ! わざわざ行っているのに、どうして、ちょっとお父さんに顔を出してこないの!」

Y一はこういうヤツなんだよな~。
Y一にも父の介護に少しは関わって欲しいし、父もY一の顔を見れば喜ぶと思って、わざわざ弁当を届けるのを頼んだのに・・・
次に再び頼んだ時には「ちゃんと、お父さんに顔を出して見せてやってよ~」とうるさく言って、ようやく、文字通り顔だけ見せて、何の会話もせずに帰ってきたようだ。
まあ、何を話したら良いのかもわからないのかもしれないが・・・。父と息子ってこんな感じなのだろうか?

で、Y一に電話をした。
母の睡眠を確保するために、父が夜間起きないように布団に寝せてみるから、朝、父が起きるのを手伝って欲しいと。
「え~、忘れなかったらね。
 オレは、朝は4時とか5時に起きて6時ちょっと過ぎには出るから、シャワーを浴びたり、バタバタしているんだよ。
 こんなことがずっと続くんだったら、施設に入ってもらわないと・・・

なに言っているの?
こんなこと」って、朝、布団から父を起こすという、たった5分ほどの介助を頼んでいるだけじゃない? それ以上の介護をしてくれなんて頼んでもいないのに!
5分ほどの介助をすれば、父と母が在宅で一緒に暮らせるかもしれないのに、そんなに簡単に「施設に入ってもらわないと」なんて言わないで欲しい。

前回、父が2泊3日で自宅へ帰ってきた時は、私が泊まっていた。
弟は、夜、会社から帰ってきても父に顔を見せるでもなく、朝も父の顔も見ずに(玄関まで行くために和室の前を通るのに)、出掛けようとするので、私が呼び止めた。
「お父さんに、ちょっと、顔を見せてやってよ。」
ベッドに寝ている父に、
「お父さん、お父さん、ほら、Y一だよ。仕事に出掛けるんだって!」
と声を掛けて起こすと、弟は、和室の入り口のところで、一応の笑顔を作って、よっ!っと手を上げて行ってしまった。
照れているのかもしれないけれども、もう少し、手ぐらい握ってあげればいいのに。
2ヶ月半ショートステイに行っていて、せっかく自宅に帰ってきているのに~。

その後の父母と私と3人の朝食の席で、父は
「Y一が、さっき「お父さん、元気か?」ってきいてきたんだよ~」
と、本当に嬉しそうに話すのだった。
弟は、そんな言葉は掛けていなかったが、父は自分の耳が遠いので、そう言ってくれたと思って喜んでいるのだ。
例え会話をしなくても、弟がちょっとでも顔を出したりするだけで、父は嬉しいのだ。
以前、ケアマネとショートステイ先の担当者会議の時に、たまたま会社の休暇をとっていた弟が在宅していて、母に用事があってリビングに顔を出したことがある。
その時、父は、弟のことを「この人は、私がいつもお世話していただいている人です」とケアマネさんたちに紹介した。
弟がいなくなった後、ケアマネさんはショートステイの担当者に「私もこの5年間で初めて息子さんにお会いしたんですよ。」と言い、父に「いつもお世話になっているのは娘さんでしょう?」とたしなめるように(私への気遣い?)言っていた。
まあ、父としては、ほとんど顔を出さない息子が、たまに顔を出すだけで、たったそれだけで嬉しいのだ。
だからこそ、父が在宅の時には、ほんの少しでいいから、弟にも父のことに関わって欲しいから、頼んでいるのだ。

母には、私から弟に、朝、父を布団から起こすのを手伝ってもらうよう頼んであるからと伝えた。
「お母さんからも、朝は、Y一に頼んでね。頼んでいいんだから。」
でも、万一の時のことを考えて、布団から父を起こす方法について、
「腹筋を使って布団から起きあがるのはムリだから、仰向けからうつ伏せにごろんと四つん這いにさせてから、手をベッドの柵か何かにつかまらせて、そこから起き上がるようにしてみて。わかる?」
「うん、わかった。そういう方法ね。」

さて、果たしてうまくいくかな?

先に「施設に入ってもらうしかない」と言った弟の言葉に憤りを覚えたと書いたけれども、客観的に見れば、そういう状況なのかもしれない。同居しておらず、直接、日々の父の介護に携わっていない私が何かを言える立場にはないだろう。
だけど、もし、少しの工夫と配慮や介助で、在宅生活がもう少し継続できるのならばと思うのだ。

一人で起き上がれない布団に敢えて寝かせること自体、「間接的な拘束」ではないのか?という疑問もある。
父は「夜間もおむつにではなく、トイレでしたい」と言っているのだ。
しかし、それを母に介助させるわけには行かないので、どうしても夜間にトイレに行くことを希望するとしたら、やはり施設へ行くのか。父にはどちらかを選んでもらうしかない。
とは言っても、認知症なので、夜トイレに行きたくなれば、すべてのことをすっかり忘れて「行きたい」と言うのだろう。
本人が自分でトイレまで行って、そのままトイレに座ったまま眠っていたとしても、冬ではないから、便座で低温やけどはしないし、寒くはないし、そのままにしていても、まあ、大丈夫なんじゃない?という超楽観論、いい加減過ぎる、手抜き過ぎる、そういう危険(?)な考え方もあり得る。

いろいろなことが、簡単には割り切れない。
やっぱり父本人がどのようにしたいと考えているのか?
そして、父の希望を家族がどこまで支えることができるのか?
そこのところを、少しずつすりあわせていくしかない。


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2人と猫2匹の家族です。

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