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ゴールデンウイークの過ごし方

ゴールデンウィークなんて、何処も人出で混雑しているから、
毎年どこへも行かない。
でも、天候が良い季節だから、お散歩程度の外出はする。
今年は、私が実家へ出向き片付けをしている日が多く、
そういう日は夫は朝から夕方までずっと小規模多機能デイに居る。

そして、ショートステイ中の父に面会に行き、
入院中の母に面会に行く日は、必ず、
夫を車椅子に乗せて連れて行く。
なんたって、私たちのデートを兼ねているのだから。

父のショートステイ施設の近くには、
回転寿司のスシ○ーがあり、そこでランチデートだ!
肉寿司(炙り、カルビ)、鰻とろろ、わさび茄子・・・
普通の寿司店では邪道と言われそうなネタばかりを注文。
夫は、肉寿司を食べて「おいしい!」と喜んでいた。
一応、箸を使ってはいるが、軍艦巻きの上に乗っているものを
落とすは、ネタとご飯が別々になってしまうわで・・・
だから、
「手でこうやって掴んで食べていいんだよ」と言って、
やって見せる。
寿司は手で掴んで食べてもいいものだからね。

タッチパネルで1品選んでは注文ボタンを押し、
また次の1品選んでは注文ボタンを押す。
回転レーンに1品運ばれて来ては、食し、
少し時間をおいて次の品がレーンで運ばれてくる。

気がついたのだけれども、この方式だと、
必然的にゆっくり食べていくことになるので、
待っている間に満腹中枢が満たされてきて、
意外と早くお腹いっぱいになる。
デザートまで食べて二人で2000円以下で済んだので、
お値段的にはお得かと。

他方で、この方式の欠点は、
やや慌ただしくて、のんびりと味わうことができないことかな。
注文した品物がレーンに乗って近づいてくると、
タッチパネルの画面に音声で、
「まもなくご注文の品が・・・」と案内される。
すると、たとえ他のネタを頬張っている最中でも、
ぬかりなく皿を拾わねばならぬ~とばかり、
レーンに流れてくる皿に目をこらす。
自分の前に来たら、すばやく皿を拾い、
同じ物を2皿注文した時など、
流してしまわないようにと焦る。
私が回転寿司に不慣れで未熟だからだろうか?

帰りの会計をしている時に、ふと見ると
トイレの男女マークの隣に車椅子のマークが出ている。
前回来た時には気づかなかったが、
車椅子用のトイレもあるらしい。
やった~!!
車椅子用のトイレがあると、本当に嬉しい。
安心して気軽に食べに来れる。

夫を連れて、ショートステイ先の父に面会するのは3回目。
私たちが行った時は、昼食後の昼寝をしていたようだが、
スタッフに起こされた父は、
すぐに私と夫の姿を認めて、笑顔で迎えてくれた。
夫のほうは、もちろん、父が誰だか分からないので、
「私のお父さんだよ~」と伝えるが・・・
父の足の爪の手入れをする。
親指が陥入爪になり、痛がっているので、
洗面器にお湯をもらって、足を温めた上で、
巻き爪矯正器「巻き爪ロボ」を使って、爪の端のリフトアップ。
片方の親指の爪先は十分に伸びていないので、
リフトアップがきちんとできない。
また爪先が十分に伸びてから再度行おう。
巻き爪用テープ「クイこまーぬ」を
両親指の爪の端に噛ませて貼る。
その間、夫はぐ~ぐ~眠っている。
帰り際に、父がにっこり笑って、夫の手を握ると、
夫は、自分に向けられている好意を了解して、
ぱっと目を輝かせて表情が戻り、ぎゅっと握手を返しながら
「がんばってくださいね」と手話で言った。

翌日は、母の見舞いに、夫を車椅子に乗せて連れて行った。
面会時間は午後2時からなので、
病院へ行く途中にある和食ファミレスでランチデート。
早めに家を出ようと思っていたのだが、
外出する時には、リハパンやパッドのセットやら
帽子やサングラスや、飲み物(アイソトニックゼリー)の準備や、
地下鉄を乗り継いで行くのだけれども、
途中でトイレに入ったり、(せっかく入っても出ない)
仕方なく地下鉄に乗ると、その10分後ぐらいに、
「おしっこしたい!」
ああ、だから、乗る前にトイレに行っているんだよ!
なのに、なのに、なのに~!
途中で下りる訳にはいかないんだよ。
「駅に着いたらトイレに行くからね。
 それまで、がまん、がまん。」
いずれにしても、もう出ちゃったに違いないのだけど。
そんなこんなで、和食ファミレスに入れたのが、
正午過ぎ。
たくさんの人が待っている。
ウェイティングリストに名前を書いて待つ。
30分ぐらい待って、ようやく座れた。
食事が運ばれてくるのを待っていると、
夫がトイレに行きたいと言う。
ここのファミレスは車椅子用のトイレがないんだよな~。
仕方がないので、夫を車椅子に乗せて、
男性トイレの前まで。
中を覗くと、男性が入っている(当たり前だけど)。
個室のほうも使用中。
しばらく、外で待つ。
一人出て、もう一人出て・・・
そこで、夫の手を引き、男性用トイレに入る。
男性用トイレには、できれば入りたくないけれども、
夫を一人でトイレに行かせるのはムリ。
服をびっちょびちょにして来たり、
リハパンがちゃんとあがってなかったり、
トイレで転んだりしてしまうから・・・
車椅子をドアの外に置いてあるから、
事情は察してくれるだろう~。
個室の中は狭いし、手すりなどもないから、
便器に座らせるのにも一苦労。
とにかく、夫は便器の前で足をぐるっと回転させて
座る・・・という動作が容易にできないのだから。
そこに手をついて、私の肩を掴んでいいから・・・
夫の身体をぐるっと回して、ようやく座らせる。
事が済んで、立ち上がらせて、リハパンとパッドを整え、
上着をズボンの中にきちんと交互に入れて整え・・・
これを狭い個室でやるのは至難の業。
大汗をかき、かき、ようやく終わる。
私はわすがに少し不機嫌になってくる。
トイレ、車椅子用トイレ、多機能トイレ、みんなのトイレ、
とにかく広くて、手すりがあって、
そういうトイレがどこにでもあって欲しい。

さて、注文の品が運ばれて来た。
鰹のタタキと天ぷら、
アサリの炊き込みご飯
デザートに豆寒天付き。
夫も、ゆっくりながら、ほぼ完食。

それから母の病院へ、
大きな坂を車椅子のブレーキを引きながら降りていく。
あれ? 玄関のドアが開いていない。
あ、病院が休みの日で、面会時間の2時にまだなっていないからだ。
10分弱待って、ようやくドアが解錠された。
「私のお母さんだよ~」と夫に言うが、
夫はぴんとこないのか、お腹がいっぱいで頭が働かないのか・・・
ぼ~っとしている夫を横目に、
母と退院後のことをあれこれ話す。
問題は食事だ。
首に大きなコルセットを着けた状態で、
買い物に出掛けるのは、足下がよく見えないので、
危険な感じだ。
そこで、
冷蔵のおかずを2食分、毎日宅配してもらう。
ご飯だけは、自分で米を炊いて用意する。
朝食は、パンかご飯に玉子や納豆に、
母が通販で買ったフリーズドライの味噌汁がいっぱい残っているので、
それらでやりくりをする。
とりあえずは1ヶ月程度こんな感じでやってみる・・・と。

母に、父の特養への入所について、もう一度訊いてみる。
「特養に入るということは、もう、お父さんは家に帰ってこないということになるんだよ。
今はショートステイに行っているけれども、特養への入所が決まれば、そのまま特養へ行くんだけど、そういうことで、いいのかな?」
「う~ん、お父さんの面倒を見るのはムリだわ~。自分のことで精一杯・・・」
・・・
私の目からすると、父は、うちの夫よりも、ずっと認知症の程度が軽いし、一時は歩行が非常に困難だったけれども、今はショートステイの部屋のすぐ隣のトイレまで自分で歩いて行けているし(ただし、パッドなどの始末は見てやらなければならないが)、在宅介護も十分可能なレベルだと思ってしまう・・・
でも、でも! 
私が実際に日々の介護に携われるわけではないのだから・・・、そんなこと言っちゃいけない。
それに、今一時的に歩行が回復していても、また、ちょっとした体調不良で悪化することだろう。
日々老化は進んでいき、良くなるということはないのだから。
今、待機している特養の入所の順番が来たら、断らずに、入所すべきなのだ、きっと。
在宅介護がにっちもさっちも行かなくなってからでは、すぐに入れるところなんて、見つけられないのだから。

さあ、そろそろ夫も疲れてきたようだ。
おいとましよう。
帰りのバスの時間までは少し時間がある。
病院の1階にカフェがあるから、そこで珈琲でも飲んで待とう。
夫と一緒にくつろいだ気分で珈琲を飲みながら、
窓の外のバスの行く先表示を見ていると・・・
え? ○○駅行き? え・えっ? 
あっ、しまった! やっちゃったみたい。
時間を勘違いしていた。
1時間に1本しかないバスが行ってしまった~。
もう1時間も待っていられないよう。
しかたがない。
また、だらだら長い坂を、夫の車椅子を押しながら、登って行き、駅まで歩いた。

延々と続く坂道を登っていると、車椅子に乗った夫が、
「大丈夫?」
と、心配そうに訊いてきた。
「大丈夫? ボク、変わってもいいよ」って。
ア、ハ、ハ、ハ~
相変わらず、やさしいねぇ。
車椅子を押すの、変わろうか? だってぇ~。
ありがとうね~。
でも、大丈夫だよ~。
もう坂道も登り切ったし。
ほら、あそこ! 駅の看板が見えるでしょ?
あそこから地下鉄に乗るんだよ。

途中、トイレ問題で、険悪になったこともあったけれども、
どんなに私がひどい事を言い放っても、
その後、夫は、私の肩をそっと抱いてくれたりするのだ。
(キミが一所懸命やってくれていることをボクは分かっているよ。
 ありがとうねって。)
夫は、記憶障害が重度で、いろいろなことがわからなくて、混乱して、
妄想の世界に入り込んで、訳の分からないことを言って、
私をいらだたせたりすることもあるけれども、
ふとした時に、この人の中の魂の輝きが垣間見える。
大事な人です。
大好きな人です。
尊敬する人です。
いつも教えてくれる人です。

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コメント

体を大事にね。

ゝふとした時に、この人の中の魂の輝きが垣間見える。
大事な人です。
大好きな人です。
尊敬する人です。
いつも教えてくれる人です

外出は、お二人のデートも兼ねてるんですね。
改めて、アワキビさんの旦那様に題する愛情を知らされました。
どうもごちそうさまでした~(^^♪

色々ご苦労様です。
それもこれもアワキビさんが元気でいればこそ!ですね。
気候も良くなって動きやすくなったけど、まだまだこれからも大忙しですね。
元気でファイト!!!

No title

あわきびさん

最後の4行が心に沁みました。
他に書けません。素晴らしいです。

アワキビさん、こんにちは。

ルンルン、デートだ♪!♪
人は、人ですよねぇ。
アワキビさんの、人生を肯定的にとらえる・人が好きと言う姿勢が、大好き~v-238

ご実家の片付け、お一人でお疲れ様です。
ムクロジも1人でモクモクと。12月でした。
いくら業者が入ると言っても、段取りや、チェックはこちらがしますし。選り分けは、中々。
妹は、最後まで何も言いませんでしたが。
従姉妹が案の定、「あれは、どうした?」と、、、。
「( ´Д`)=3 フゥ」。
久しぶりに、あの日々を思い出しました。

気候の不順さ、どうぞ、どうぞ御自愛くださいね(^-^)。

サザンカさん

こんばんは。
そうですよ! 
夫と一緒に居ることが嬉しいので、一緒に外出するのはデートなんです。
サザンカさんも、お姉さんと一緒に海岸を歩いたり、カラオケに行ったり、温泉に連れて行ったり、外食したりするのは、いろいろ大変なことはあっても、お姉さんが大事な人で、一緒に過ごしたいという思いがあるからですよね。お姉さんを大事に思う気持ちが、とてもよく伝わってきます。お二人の強い絆を感じます。


サザンカさんへも、元気でファイト!!!の言葉をお返しします。

K子さん

こんばんは。
ありがとうございます。
ちょっと、こっぱずかしい・・・ですね。
でも、素直にそう思えるので、しあわせです。

ムクロジ(無患子)さん

こんばんは!

ふふふ・・・そう、他人から見れば、大変なんじゃない?と思うかもしれないけれども、一緒に居られることが嬉しいのです。
外出すると、家に居るときにはないチャレンジングな状況が起こるでしょう? それを二人で乗り越えて行くっていうのは、小さな冒険というか、おもしろいんです。ああ、大変!って思いながらも、それを楽しんでいる自分がおります。

ムクロジさんは、「黙々と」片付けられましたか?
私は、とても、「黙々と」はできなくて、ず~っと、ぶつぶつ、ぶつぶつ、
「あっ、もう、本当に、もう~、あ~、いやだいやだ」とかずっと独り言を言いながらやっています。「黙々と」やっていたら、たまってしまいそうです。本当は、が~っと捨ててしまいたいけれども、そういうわけにも行かず・・・ですよ。

みなさん、本当に、親の家の片付けにはご苦労されていらっしゃいますよね~

いつもありがとう❣️

大事な人です。
大好きな人です。
尊敬する人です。
いつも教えてくれる人です。
アワキビさんのブログを読み、自分自身を振り返っています。
アワキビさんの様な感情を私は夫に対して持っているのだろうかと。
生活を人生を、困難な事も楽しんでいるアワキビさんに私も見習い、
少しでもアワキビさんに近付けるよう上記の言葉を心に留めておきます。
くれぐれもご自愛くださいね。

こんにちは!

雨ですね(^-^)
野菜苗には、好いお湿りです。ジャガイモが例年になくご機嫌な出来です。
お裾分けを、企んでおります。
これを、トラ・タヌとよぶそうですが。
天候不順で、風邪が流行っているようです。
皆さま、お変わりありませんかね。

「私は、とても、「黙々と」はできなくて、ず~っと、ぶつぶつ、ぶつぶつ、」

そうですか。アワキビさんは、開放的ですもん。
ムクロジは、もし、黙々でなかったらキレてしまうと思います。
決定的にキレて収拾がつかなくなってしまいそうでした。
私が、家族心理学・発達心理学に関心が高いのも頷けるよなぁと最近、思うのですよ。
長々と、失礼しました<m(__)m>。

ムクロジ、用事で今週留守に致します。ブログ拝見できますが、コメント差し上げられず、残念です。

Moさん

こんにちは。

Moさんもご主人を介護なさっていらっしゃるのでしたね。

私自身、いつもそんなふうに思えているわけではなくて、「ばかぁ~!」等と怒鳴ってしまうことも頻繁なのです。自分の気持ちをコントロールできなくて・・・でも、そこで暴走してしまうのをストップしてくれるのは、夫なのです。
私が怒っているのを見ると、いつも夫のほうが先に折れてくれる・・・というか、私の気持ちを和らげる態度や言葉をかけてくれるのです。
人間的には、いろいろなことができる私より、いろいろなことができなくなってしまった夫のほうが、ずっと上だなあ・・・といつも教えてもらうことばかり。

とは言え、介護者、被介護者の関係は、さまざまです。

時には、かつて自分を虐待していた人を介護しなければならなくなった人だって居ると思います。
ですから、みんなが同じような感情で被介護者に接することができるわけではないし、そうすべきだとも思いません。

自分自身が不幸だなぁ、ついてないなぁ、外れくじを引いた~と思いながら介護しているのは、おそらく被介護者にとっても良い状態ではないと思います。

介護者(キーパーソン)がハッピーであることが損なわれない限度で、介護の方法・選択肢はいろいろあってよいですよね。

ムクロジ(無患子)さん

こんにちは。

おぉ! ジャガイモの伸びがよいのですか?
では、皮算用をしておきましょう~。

今週はご不在で・・・・

例の新しいあれでしょうか?

なんだかもう梅雨に入ったような天候だったり、暑くなったりするようですから、どうぞお大事になさってください。

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プロフィール

アワキビ

Author:アワキビ
夫と2人暮らし。子どもはいません。
それに現在は猫1匹の家族。
夫、要介護5。アルツハイマー型認知症。生まれつき耳が聞こえない。
父は2018年秋に特養に入所。要介護4。毎週木曜日に実家へ介護タクシーで帰り、2泊3日。土曜日の朝、特養へ帰ります。
母は要介護1で、MCI? いや初期認知症かな? 最近、もの忘れが顕著になってきました。弟の家族と玄関が一緒の二世帯住宅に同居。私の家からは電車で1時間ほどの隣県です。

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