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老老介護が限界に達した

父の急速な衰え(要介護度で言うと、要介護2から要介護4に)によって、母の介護負担は増大していた。
父は自分で着替えることもできなくなり、おむつがびしょびしょになって下着が濡れていても、みずから訴えることもなく、歩けないし、すべて手取り足取りお世話をしなければならない。
デイサービスを週5日利用していると言っても、帰宅してから朝送り出しまで、また、週に2日は終日めんどうをみなければならない。
それでも、母は頑張ってきた。

でも、あちこち、ほころびが出てきていた。
まず、父の薬の管理ができず、めちゃくちゃな状態になっていた。
デイサービスで父の血圧が200超えになり、血圧の薬が出ているはずなのに効いていないのか?とケアマネさんが、自宅まで来て、母と一緒に薬を確認したところ、どうも血圧の薬が出されていなくて、最近数週間血圧の薬を飲んでいなかったのだ。
ケアマネさんが、母に同行して父の病院へ行き、先生に訊いたところ、「あ~、出てませんね~。家族の方が要らないと言ったんじゃないでしょうかね~」という具合。
本当に歯がゆいことだが、母は、薬の知識もなく、理解しようとする余力もなく、何か不足するものがあってもそれに気づく力もない。
かかりつけ医であれば、そうした患者側の様子を把握し、もう少し踏み込んでサポートし管理して欲しいのだが、残念ながら患者に寄り添ってくれる医師ではない。

そして、先週の日曜日から、起き上がろうとするたびに首や背中に激痛が走るようになった母。
「救急車を呼んでくれ~」と言うほどの痛みだったようだ。
そんな痛みに苦しんでいるのに、父がデイサービスから帰って来れば、お世話は母がやるしかない。
自分だってお世話をして欲しい状態なのに、もう、できない!
と爆発してしまった。

ショートステイの担当者とケアマネさんと打ち合わせをしている最中に、デイサービスから帰ってきた父を迎えた母は、父にパジャマに着替えるように言ったようだ。
けれども、父はぼ~っとしていて、ちっとも着替えようとしない(いや、着替えられないのだから。)
それに対して、母は、二人の居る前で、大声で父を怒鳴りつけてしまった。
ケアマネさんが、「お母さんのあんな様子を見たのは初めてです」とあとでこっそり報告をしてくれた。

母はぷっつりと切れてしまった。それまでは、
「お父さんを馴れないところに行かせるのは可哀想だ。
 費用もすごくかかるし、ショートステイなんか行かなくていいよ。」
と言っていたのが、
「もう、ムリ。ショートステイに1ヶ月ぐらい行っていて欲しい。」
と言うようになった。

1ヶ月? 1ヶ月後に、以前のように戻れるのか?
母の首や背中の痛みが、1ヶ月後に、回復していたら、以前のようにデイサービスを利用しながら父の介護ができるのか?
あるいは、ショートステイを月の半分ぐらい入れて、半分を在宅にしてデイサービス利用などにするのか?

でも、1ヶ月ショートステイに行っていれば、おそらく父の衰えはもっと進む可能性が高く、その状態で家に帰ってきて、母に介護ができるか?
恐らくムリだろう。

最近の痛みのせいもあるかもしれないが、母もかなりおかしくなっているのだ。

記憶障害も出ており、整理もできず、財布や健康保険証がなかなか見つからない。
もともと几帳面ではなく、私の子供の頃から家の中は散らかっており、数年前にはゴミ屋敷状態だった実家だが、なんとか人間が暮らせる程度に私が業者も入れて片付け、その後はまあまあ維持して来た母なのだが、最近はまたいろいろ問題発生。

時間についての見当識障害も出始めている。
先週の日曜日の夜、ステテコのままの父を車椅子に乗せて、母がデイサービスへ送りだそうとしていたのを同居のお嫁さんが発見。
昨日も、弟からメールがあり、来週の火曜と水曜日に予約が入った母の通院日について、母は弟に「今日と明日行く」と言っていたそうだ。弟にはあらかじめ通院日についてメールしておいたので、母の言っていることが間違っていることにすぐに気づいて、訂正をしたそうだが。

今の母の状態は軽度認知障害を超えているかもしれない。

これまでは父の通院も、母がずっと付き添って行っており、特に新たな薬の変更など医師と話し合わなければならない重要な時に限って私も同行する形だった。
母だけでは医師の話がまったく理解できないので、受診時にその場で医師から私宛に母の携帯で電話をしてもらって、医師と私とで話をするようにしたりしていた。
が、現在では、父の通院どころか、母の通院も一人では不安な状況になっている。

ついに、老老介護、認認介護(認知症の人が、認知症の人を介護する)の現実に直面することになった。

ケアマネに相談して、とりあえず、3日から10日まで入れたショートステイを20日まで延長。
それ以降は、その施設でのショートステイの空きがないため、20日に自宅で1泊した後、21日から別の施設でのショートステイを押さえてもらった。連休中もそのままそこのショートステイに滞在。5月のいつまでそこに居られるかは未定。

あとは、今までまったく考えていなかったのだが(!)、特別養護老人ホームへの申込みを行う。
費用が高額になるユニット式は比較的入りやすいらしく、従来型の多床室は待機者が非常に多く、数年待ってもまだ入れない・・・という状態らしい。

実は、以前、このブログにも書いたのだが、うちの父は、家族の知らない間に、何に使ったのか未だにまったくわからないのだが、預金をゼロにしてしまったのだ。
(この経緯の詳細については、当ブログ右端の「カテゴリ」欄の 両親の介護 をクリックすると読むことができます。)
そのため、両親の生活・介護は月々の年金収入だけでやりくりし、預貯金から補填するということができない状態にある。
父がもし特養のユニットに入った場合、自分の月額年金を全部はたけば!なんとかぎりぎりやれそうだが、母の方は年金額が少ないので、母が在宅で生活できる間はいいけれども、両親二人とも同時に施設利用をするとなると経済的にまわらなくなる。

多床室の特養の申込みをして待機をしながら、老健のユニットに取り敢えず入って、より費用のやすい老健の多床室の空きを待って、そこで特養入所の待機をするというのが現実的なところのようだ。
ショートステイをつないで行くという方法もあり得るが、父は低タンパクの腎臓病食の用意が必要なのだが、ショートステイ先ではそのような療養食に対応できない。
老健だと管理栄養士が居て対応可能なのだ。が、別に薬については老健に置いて居る最低限の薬しか使えなくなり、前立腺癌の治療(注射と服薬)もある父なので、そのあたりどうしたものか、今度、父の担当医と話し合って、どうすべきかを考えねばならない。
3ヶ月分ぐらいの薬をもらって老健に持ち込み、薬がなくなったら、一泊自宅に戻り、病院を受診してまた3ヶ月分ぐらいの薬をもらって、老健にあらためて入所する・・・と言うような調整が可能ならばそういう方向か・・なあ?

などと、あれこれ考えている。

それから、母には、私が飲もうと思って買っておいたフェルガード100Mを持って行き、飲んでもらうようにした。
最近、フェルガード100Mは、認知症予防学会の推奨サプリメントのお墨付きを得たようだ。
80歳超えで心臓に問題が出ている高齢者には、ドネペジルを飲ませるより、フェルガードのほうが安全だと思う。

明日は、実家から母を連れてタクシーで、父のショートステイ先へ面会に行く。
(ショートステイ先も、駅から遠く、バスなどの公共交通機関もないようなところ。)

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コメント

No title

お母さん頑張りましたね。胸が痛みます。
我が家と同じような状態で大変さがよく分かります。
オムツ取替えも本人が動かない限りは女性の力では如何ともし難くしっかり当てられない状態になってしまいます。そして濡れてしまう。悪循環です。
お母様はお父様のパジャマへの着替えもきちんとなさっていたのですものね。
私は本人が嫌がることもあってデイサービスでお風呂に入る時全部取り替えてもらい家に居る間寝る時も起きている間もずっとそれを着ている状態でした。臭うよと言っても面倒がって聞きませんでした。
このところ急激に悪くなってきたので上から下まで全部着替える事が多くなったので着替えるよう?になりました。
今まで何とか自分の力で出来ると思い込んでいましたがやっぱり無理かなとも思い始めています。脳外科の先生は「もう一人で見るのは無理だよ。早めに施設を探したら」と言われています。
どういう訳かケアマネさんが乗り気ではありません。
お父様は腎臓病蝕も召し上がっていてそれもお母様のお仕事だったのですよね。よく頑張りましたね。それ以上の言葉が見つかりません。
良い解決策が見つかると良いですね。
アワキビ様もお体に気をつけてください。

mjijiさん

おはようございます。

そうですよね。着替えについては、本当にムリせず、デイサービスでお風呂に入るときに着替えればよいのですよね。でも、おっしゃる通り、上から下までびしゃびしゃだと、さすがにそのままという訳にはいかないので・・・ 訪問介護でヘルパーさんを入れてオムツ替え着替えをやってもらうという手もあるのですが、現在要介護4の介護保険、ほぼいっぱいいっぱい使っており、ヘルパーさんを入れられるのは朝30分だけで、夜間やデイを利用しない2日の終日分までは、介護保険の点数が足りなくて入れられないのです。自費でという手がないことはないとは思いますが、そこまで在宅で頑張るのは母に過剰な負担を強いることになりそうです。

腎臓病食は、母が用意するわけではありません。食品換算表の本は買って持たせていますが、その表を見ながら計算して食事の用意をするなど、とても母にはできません。
そこで、腎臓病の人用の低タンパクおかずの宅配弁当(冷凍)と低タンパクご飯というレトルトパックを購入し、夕食に食べてもらうようにしています。昼はデイサービスの普通のおかずに、ご飯だけ低タンパクご飯レトルトパックを持っていて、デイでレンジで温めてもらう・・、朝は適宜タンパク質少なめに食べてもらう・・・。それらをやるだけです。でも、それをきっちりやるのも、母にとっては大変なことでした。それに母自身の食事は別に用意しなければならないわけですし、結構めんどうです。
母はもう十分頑張ってきたと思います。別居している私は現実の日々の介護まではお手伝いすることができませんでしたから。

mjijiさん、限界に達してから、施設利用を・・・と思っても、すぐに入れるわけではないので、まだ余裕があると思えるうちに、手を打っておいたほうがいいです。
ケアマネさんがあまり乗り気でないのは、mjijiさんの意向がはっきり伝わっていないのかもしれません。
ショートステイは利用したことがありましたっけ? 
ご主人には施設で泊まることを経験してもらって馴れてもらうようにしながら、特養への申込みをした上で、待機している間、在宅でショートを重ねながら待つか、それも厳しければ老健施設を探して入って待機するかです。

なお、老健に入っている間は、医療機関への受診したり、薬を処方したりしてもらうことができません。老健の費用には、医療費込みとなっているのです。だから、今まで飲んでいた薬を継続できなくなり、最低限の安いお薬を老健から出してもらうだけになります。頻繁に通院が必要だとすると、その辺の問題をクリアしなければなりません。
通院するときに、いったん老健を退所し、お薬を3ヶ月分ぐらい処方してもらって、薬持ち込みで、再度、老健に入所とか・・・老健がそういうやり方に協力してくれるのであれば、そういう感じでしょうか。

施設に入るということは、これまで在宅で受けてきた医療の見直しが必要になるということです。
結構、めんどうなのです。
だから、そういうことを考えて準備をする心の余裕があるうちに、進めて行ったほうがよいのかなあと今、痛感していますよ。

mjijiさんも、限界が来てしまう前に、真剣に考えてくださいませ。

心配しています。

アワキビさん

お母様は、いかがですか?
CRPの数値も高くて、入院レベルですよね。
何か隠れた病気がありそうで、急変しないかと心配しています。
そして、アワキビさんが頑張りすぎているのではないかと心配です。
知識豊富なアワキビさんのことですから、最善を尽くされ、とても丁寧に真似できない行動をなさっていると思います。
休めていますか?

どうか、ご自愛くださいませ。

ららさん

こんばんは。ご心配ありがとうございます。

CRPが高くなっている理由は、炎症が起きているからでしょうが、それが何なのかが、まだ確定していません。

いくつか検査をして、診察して、そこから判断することになり、判断がつかなければ、さらに詳しい検査をするということになると。

まさかの嚥下障害にも直面しています。
こういうことってあるのですね。
状況が大きく変化しています。
やらねばならないことがたくさんあります。

私は、まあまあです。昨夜は早く寝ました。
今日は、水曜日に母の病院付添で行けなかった体操教室に行き、身体を動かしました。結構きつかったのですが、身体を動かすと気分がすっきりします。

ららさんのお母様、88歳でスキーをなさって、お元気ですね。
スイス旅行も控えて楽しみですね。
お母様との楽しい時間をたくさん過ごしてください。

私はいつも夫にかかりきりで、親孝行が全然できていなくて・・・

こんばんは!

こんなに何もかも一時に押し寄せて・・・
一時ではなかったのかもしれませんが、介護に関しては一時に思えます。
お母様もいっぱいいっぱいだったのでしょうね。
膨らんだ風船が爆発してしまったのですね。
私の母も要介護4です。要介護4の人を素人の高齢者が一人で介護出来るはずがありません。
お父様をなんとか施設で暮らせるようにして、お母様の状態を安定出来るようにするのが先決ですね。
費用の事は何とかなるものです。
貧乏人の我が家も、高い費用のグループホームの母を何とか支えています。
それにしても、腹の立つ医者ですね。血圧の薬を飲んでいる人が飲まなくなると、命にもかかわるのに!

シズコさん

こんばんは。
ご心配ありがとうございます。

シズコさんは、お母様を一時引き取って、それからいろいろあって、グループホームに入所となったのでしたよね。
その頃は、きっとものすごく毎日大変だったことでしょう。
本当に、明日、何が起こるかわからないし、いったんことが起こると、あちらもこちらも調整しながら動かしていかねばならないので、パニックになりそうです。

ここは頑張りどころです。
いつかは落ち着くはずですもの。

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プロフィール

アワキビ

Author:アワキビ
夫と2人暮らし。子どもはいません。
それに現在は猫1匹の家族。
夫、要介護5。アルツハイマー型認知症。生まれつき耳が聞こえない。
父は2018年秋に特養に入所。要介護4。毎週木曜日に実家へ介護タクシーで帰り、2泊3日。土曜日の朝、特養へ帰ります。
母は要介護1で、MCI? いや初期認知症かな? 最近、もの忘れが顕著になってきました。弟の家族と玄関が一緒の二世帯住宅に同居。私の家からは電車で1時間ほどの隣県です。

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