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また転倒

あまり調子がよくない夫。
一時よくなったのようだったのに、
黄色~茶色の濃い痰が出る。
またぶり返したのか?
熱はないが、眠いらしく、ちゃんと覚醒していない。
覚醒していないので、話も通じないし、妄想の独り言ばかり。

朝食を食べさせ、口腔ケアをしてから、
眠そうなので、再びベッドに夫を寝かせる。
私は、2階へ上がり、風呂の残り湯を洗濯機の中に入れ、
洗濯機の設定をしてから、階下へ降りた。
その間、わずか10分程度。

1階の部屋へ行ってみると、夫のベッドはもぬけの殻。
え? トイレかな?
トイレの向かい側は玄関で、
ふと見ると、つかっけサンダルがない。
あ! サンダルを履いて外へ出て行った!

慌てて玄関のドアを開けると、
玄関のアプローチに夫が・・・
片方のサンダルが脱げた状態で、寝転がっていた。
転んで起き上がることができないらしい。

とっさのことなのではっきりと覚えていないが、
夫の身体は横向きになっていたような気がする。
脇の下あたりに手を入れて上半身を起こしてみたが、
そこから私の力で立ち上がらせるのは無理だ。
上半身を起こしたところで、いったん、
四つん這いになるように身体を動かし、
アプローチの壁沿いにつけた横手すり(住宅改修で工事したばかり)を
夫に示し、手すりに掴まらせて、ようやく起き上がらせた。
おぼつかない足でサンダルを履いて歩くのは危険なので、
靴下のまま玄関を三和土(たたき)の上を歩かせた。

そこはかとなく臭う。
どうやら、お通じをもよおしてトイレを探して外へ出てしまったようだ。
上がり框を上がってすぐにトイレがあるのだが・・・
トイレでズボンとリハパンを下ろしてみると、案の定、 がコロンと。

油断した。
夫をベッドに寝かせてから、買い物へ出掛ける時は、
万一、夫がトイレに行きたくなって起きて来た時のために、
トイレのドアを開けて電灯をつけ、トイレの蓋も開けておくようにしている。
でも、自宅の2階で家事などをやるときは、
階下の様子に耳を澄ませながら、短時間だけなので、
そこまでの対策をしていなかった。
今回は、風呂の残り湯をバケツで汲み、洗濯機に入れていたので、
その水音が大きかったせいだろうか、
階下で夫が玄関の引き戸を開けた時にしたであろう
「がらっ」という音が、まったく聞こえなかった。

今日の午前はちょうど訪問リハビリのある日だったので、
PTさんが来てから、事情を話して、一緒に夫の身体にケガなどがないかを確認してくれた。
外見からは特にケガなどはなさそうだ。
本人からも、痛みなどの訴えはない。

ただ、とにかく眠くて眠くて、頭が眠っているという感じで、リハビリどころではない。
痰が喉の奥にあるガラガラ音がするので、痰を出しやすいように、両手を挙げて万歳をするような動作を繰り返すが、すぐに疲れてしまうのか、止めてしまう。
ベッドに寝かせて、PTさんが背中、肩胛骨、腕、脇などをさすってマッサージ。
そうしているうち、少し痰を排出することができた。

訪問リハが正午頃に終わり、デイサービスの迎えの車が来た。
午後4時過ぎ、夫がデイサービスから帰ってきたが、
顔色も冴えず、調子悪そう。
もう、今日は早く寝かせたほうがよさそうだ。
軽く夕食を食べさせた。

さあ、口腔ケアをして、早く寝ましょう。
・・・と、ここで大失敗。
夫の入れ歯を外してもらう手順を急ぎすぎた。

以前、自分が入れ歯であることを認識している時は、
「歯磨きをするよ~」と言えば、
すんなり自分から入れ歯を外してくれた。
けれども、今は、自分が入れ歯であることをすっかり忘れている。
「歯磨きをするよ~」と言っても、入れ歯を外してくれない。
外してくれないので、私が夫の口に手を入れて入れ歯を外そうとすると、

やめてくれ~! 
ボクの歯を折ろうとするなんて、ひどいよ!

と、入れ歯でかみつかんばかりに抵抗する。
そこで、「歯磨きをするよ~」と言いながら、
歯ブラシに歯磨きチューブをつけて、夫に持たせ、
口の中に入れて歯を磨くように促す。
歯ブラシで歯をごしごしすると、入れ歯が少し動く。
入れ歯が動くことで、自分が入れ歯であることに気づくようなのだ。
入れ歯が動くと、夫は自分で入れ歯を外してくれる。

けれども、今日は、まず歯ブラシを持たせて歯を磨かせるという手順を踏むのが、ちょっとめんどくさくなって、つい、いきなり夫の口に手を入れて入れ歯を外そうとしてしまったのだ。

そしたら、もう、大変。
怒る、怒る  

あぁ、しまったなぁ。
あわてて、歯ブラシに歯磨きチューブをつけて、夫に持たせ、
ほら、歯を磨くんだよ~
と言うが、今日は理解してくれない。
最近、手に持った歯ブラシを、どうしたらよいかわからないようで、
自分のもう片方の掌を磨いたり・・・。
う~ん。困った。

口の中に入れるんだよ~、
と歯ブラシを口の中に入れてやると、
ちょっとこすってすぐ終わり。
でも、そこで、入れ歯が少し動いたので、
さっと下の入れ歯を外す。
夫は驚いた顔をしたけれども、
「ほら、入れ歯でしょ?」と見せると、
あれ? という顔になる。
上の入れ歯を外そうとすると、また、怒って抵抗するが、外した入れ歯を見せると、また、
あれ? と怒りが治まってくる。
ボク、入れ歯だったんだ~?と分かったようだ。

めんどうでも、本人に歯ブラシを持たせて歯を磨くという動作から始めないと、
その後がスムーズに行かない。
急いでいる時ほど、丁寧に手順を踏んでやらないと。


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コメント

転びますね~

転倒、本当に思いがけない時に起こりますね。
うちも私がちょっと目を離した時に家の中の階段でころんで
後頭部を打ち、大きなたんこぶを2個作りました。
脳神経外科に行きましたが、当然検査なんてできず、
先生に「数か月たって、何かおかしな言動とかあったら…」
と言われましたが、それは判別不可能。
もう数か月たちましたが、認知症の進行か、
頭部の後遺症かなんてわからないですよ。

歯ブラシはうちも理解して磨いてくれるのは週に1日くらい。
食後の歯間ブラシをやってくれるのも週に1日くらい。
幸いブリッジと差し歯だけですが、上がなかったり、下がなかったり。
噛みあっているのは数本だけです。
最近訪問歯科の先生に来ていただいているのですが、
歯磨きチューブはつけなくても大丈夫と言われました。
おしゃべりしたり、うがい(ぶくぶくと)したり、食事で噛んだり。
それだけでもきれいになるからと。
ちょっとそれを聞いて気が楽になりました。

No title

こんばんは
本当に次々と色々起こりますね。それに上手く対応できるアワキビ様を見習わなくてはと思います。
今アワキビ様に起こっていることに我が家の夫がどんどん追いついているようでとても参考になっています。
歯に関しては今のところ欠けている歯は3本くらいで出来るだけ残しておきたいと思っていますがなかなか歯磨きはせず歯磨きしようと云うと「そんな必要は無い」と拒否されます。却って歯が無いほうが良いのかと思ったりしますが入れ歯も大変な事が分かりました。
転んでしまったときは私の力ではどうにもなりません。
我が家の夫は今、日々悪くなり日々今までとは違った状況になって来ています。その事を昨夜やっと書きアップしようと思って少し文字を大きくしようと思い文字を選択してさあと思ったらどいう訳か?deleteを押してしまったようで全部消えて、いえ消してしまいました。
元々粗忽な私ですが益々磨きがかかって来ました。

ねねさん

階段でころんで後頭部を打ってしまったのですか!
びっくりしましたね。その後は、大きな変化はなさそうですか。
おっしゃるように、頭を打ったことの後遺症か、認知症の進行によるものか、判断つきにくいですよね。
でも、認知症になっている人は、健常の人と比べると虚弱になっているので、余力が少ないというか、ダメージからの回復に時間がかかるのだと思います。
うちの夫は、また、一日中眠っているという状態に入り込んでしまいました。昨年の転倒の後の状態と同じような感じです。時間が経過すれば、覚醒してくれると思うのですが・・・・

歯間ブラシを使ってお母様の歯のお手入れをやっているなんて、頑張っていますね。
歯磨きチューブはつけなくてよいのですが、うちの場合、「歯磨きを開始しますよ~」という合図として、歯磨きの味で思い出すかなあ?ということを期待してのもので、形だけのものなんです。
口を使わずに乾燥させていると細菌が増殖しやすいようです。
認知症が進むと口唇傾向が出てきて、何かをしゃぶったり、かみ続けたりする場合がありますが、これはある意味、唾液がよく出ることによって口腔内が清潔に保たれているな~と思います。

慌てず、騒がず、Ctrl キーを押しながら、Z を押しましょう

mjijiさん、うわ~、せっかく書いたブログを消してしまったのね。
残念、私も、ブログの操作に慣れない頃は、何度か消してしまったことがあります。
コメントも、投稿したつもりが、消えていたり・・・

Deleteを押してしまった直後なら、Ctrl キーを押しながら、Zを押すと、直前の操作が取り消されて元に戻ります。
いくつか操作を繰り返して消してしまった場合も、さらに重ねてCtrl + Z を繰り返すと、1つずつ前の状態に戻りますよ。
このCtrl+Zは、他の画面に移動してしまうと、効果がありませんので、しまった!と思った時に、落ち着いて、すぐにやってみましょう。

ご主人、どんどん進行していくような感じなのですね。
私もブログに書いているから、平常心を保てている(?)けれども、もし、本当に一人で家で夫と二人きりで向き合っていたら、おかしくなっちゃうかもしれません。介護鬱になってもおかしくないと思います。

でも、他の方々も同じような症状に悩みながら介護しているのをブログで読んだり、話を聞いたりすると、私たちだけじゃないのだな~、また、気を取り直して取り組んでみよう~と。
私がブログに書くことによって、後から辿る人たちが、「ああ、こんなことがあるのだなあ」とあらかじめ知っていれば、いざ、その状況に直面したときも、衝撃がやわらぐかもと。
私自身が、介護の先輩の方々のブログを読んで、疑似体験をしているので、実際に起きた時に、心の準備がある程度できているような気がします。
mjijiさん、今すごく大変なのですよね。
心の中で、いつもあなたとともに居ます。
辛い時には一人で抱えないで、周りに「助けて!」と言ったり、辛い状況を口に出して言ったり、書いたりね。してみましょうよ。

アワキビ様

こんばんは。
御主人の体調はその後いかがですか?
deleteしても回復する方法があるのですね!!
今まで何度泣いた事か?ブログをはじめて12年くらい経ちますが自己流で本当に初期だけの知識で過ごしています。
有難うございました。Ctrl+zですね。
認知症からパソコンまで勉強になるブログです。

本当に他の方のブログで教わる事、参考になる事がたくさんです。

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アワキビ

Author:アワキビ
夫と2人暮らし。
子どもはいません。
2人と猫2匹の家族です。

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