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「お通じ注意報」また活かされず・・・(ノ_<)

週に1度の午前の1時間半、私は体操教室へ行く。
参加者の年齢は50代~上は85歳が最高齢。
インストラクターの指示にあわせて
みんな一斉に、それぞれできる範囲で動く。
私もじっくり自分の身体に向き合う大切な時間だ。
今日もみっちりしごかれました。
「毎日自宅でやりなさい!」と言われているが、
ほとんどやれていないため、毎週筋肉痛になる (*´~`*)

体操教室が終わった後、
ちょっと足を延ばして家電ショップに行こうかな?
そろそろパソコンを買い換えないと。
夫の居る小規模多機能居宅介護センターに電話をして、
送りの時刻を延ばしてもらえば大丈夫だ。
でも・・・
パソコンに導入するソフトをどうしようか?
自宅にまだ使える基本ソフトは何と何があったっけ?
はて? 自宅に帰ってきちんと確認しないとわからないや。
これでは買えないわ。真っ直ぐ自宅に帰ろう。

私が昼食を食べ終わった頃、夫が車で送られてきた。
玄関先で夫を迎えて、夫の後ろから階段を登っていると・・・
うん? ちょっと臭うなぁ?
階段を登る夫のお尻を、下から触ってみると、ずっしり膨らんでいる。
ありゃ、ありゃ、これは出ちゃっているな。
おしっこでずっしり?
でも、でも、この臭いは~ あきらかに出ているな。
2階に上りきったところで、すぐにトイレに誘導。
リハパンが重くなって垂れ下がっている。
脱がしてみると、ナントいうことでしょう・・・
ソフトボール大の潰れた  がびっしりついておる!

からだ拭き用の濡れ紙タオルで拭いてみたが、
リハパンの中で  とお肌がしっかり「触れあって」くれたようで、
だみだこりゃ~ 
そのまま浴室へ移動し、シャワーでキレイさっぱり。

う~ん、今朝、送り出すときに、
「今朝はまだお通じが出ていませんから、出ると思います。」
その時に、夫はプ~とおならもしていた。
「着いたら、トイレに連れて行ってくださいね。」
「はい、わかりました~」
と見送ったのに。

介護センターに着いてから、トイレには連れて行ってもらったと思う。
でも、たぶんその時は出なかったのだろう。
連絡ノートには、
「午前に入浴していただきました。
 トイレ以外は椅子に座られ、TVを見たりされていました。」
排尿はありにチェック。排便については空欄だった。

小規模に電話をして主任に、
「帰ってきた時に、既にリハパンに大が出ていました。」
「えぇ~ スミマセン」
「昼食後、トイレに行って、それですぐに送りの車に乗っていただいたので。」
「トイレには付いて行ってもらっているのかしら?」
「・・・・、ちょっとわかりません。」
「やっぱり、トイレでパンツを上げるときにでも、ちょっと確認していただかないと。
 家でもそうなのですが、夫は大便をしたくなると必ずトイレに行こうとします。
 ただ、素早く動けないので、一人でもたもたしているうちに出てしまうのです。
 なので、家では、私が、素早くパンツを下ろして座らせています。
 必ずトイレは確認してください。」
「はい、スミマセン」

ちゃんと「お通じ注意報」を出していたのになあ。
またまた、活かされず・・・こんなことがしょちゅうある。

夫は、一人で歩いて(ゆっくりだけど)トイレに入る。
一人でトイレに入って、一人で出てくる。
だから、何となく、ちゃんと始末できているように見えてしまう。
ところがどっこい・・・なんだな、これが。

トイレの中には、ナースコールがちゃんと付いているけど、
夫はナースコールがまったく使えない。

トイレに行って、リハパンの中に  が出てしまっていても、
リハパンの下ろし方によっては、 がボールのように丸まって(適度な水分量でとっても良い状態ですね)、下ろしたリハパンの奥の方に包まれて、上からは  が見えないことがある(私が実際に見て経験済み)。
夫は、  をした直後は覚えているが、  が見えないと、もうなかったも同然。
自分が  をしたことなどすぐに忘れて、そのままリハパンを上げ、ズボンを上げ、そして、トイレから出てきたのだろう。
さらに、夫は、ほぼほぼ「草食」なので  があまり臭わない。
だから、逆に、出てしまったことに気がつかれにくいというデメリットも・・・

とは言え、  がパンツの中でゴロンゴロンしている状態で、車のシートに座って、お尻で  が潰されたりしているのに、それを気持ち悪いなあ~と思わないのかな? 

「何かがヘン?」と思っても、それが何だか分からず、伝えられないのだろうなぁ。

おしっこでリハパンが重くなっている時などは、重さのためか、ズボンも下に下がっていて、いかにも動きにくそうなのに、本人は何も言わずにそのまま穿いている。

「気持ち悪いから、新しいのに替えて」と言えるといいんだけど、言ってきたことは一度もない

うちの父は、夫よりも前からリハパンを利用していたけれども、今でも自分でパッドを取り替えたり、リハパンを自分で脱いで、新しいのに履き替えられるんだよなぁ。
認知症の進行度合いの違いなんだろうね。

それにしても、小規模多機能居宅介護センターのスタッフには、
動けても、自分で訴えられない人に対しては、
もう少しきめ細かく目配りしてもらえないものだろうか。

言えない人に対しては、その様子をよく観察して、察することが必要なんだけれども、
「何も言ってこない=問題なし」と思われがち。

様子をよく観察するには、頻繁に見守っていなければならないし(時間を割かないとならない)、
常日頃から観察していないと、そのちょっとした違い(合図)がわからないだろう。
「よく観察する」ことも介護なんだけど、あれこれ身体介護をすることだけが介護だと思われがち。
スタッフにはもう少し頭の切り替えをして欲しい。

今日は、家電ショップに行かなくて良かったよ。
もし時間を延長していたら、夫は夕方近くまで  の座布団の上に座っていただろうから・・・

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落馬をしたら、すぐ馬に乗れ

前回の記事「「お通じ注意報」また活かされず・・・(ノ_<)」を書いた翌日のこと。
夫と共にランチに出掛けた。
歩行練習を兼ねて、夫にウォーキングポールを両手に持たせて、150メートルほど先のレストランまで。
美味しいランチを食べ終わって、私はトイレに行った。
夫に「トイレは?」と訊いたが、「まだ・・・」と。
ゆっくり歩いても10分ぐらいなので、大丈夫だろう。
とは言え、帰り道、夫の足はスムーズに動かない。
夫の歩みにはリズムがなく、不安定、一人ではすぐにつまずいてしまいそうだ。
何度も書いているけれども、夫が歩けないのは、身体的な問題・神経的な問題ではなく、脳に問題があると思う。
自分がなぜに歩いているのか、どこへ行こうとしているのかが分からないし、周りの様子が気になって、あちこちキョロキョロ見ていると、足の動きがまったくおろそかになる。
さて、ここで右に曲がれば自宅へ行く道に入る。
しかし、その前に、そこから20メートルほど先の郵便ポストに手紙を投函したい。
これが失敗だったのか?
ポストを目指して歩かせていると10メートルほどのところで、夫の足が止まり歩けなくなった。
仕方がないので、その場にあったマンションのファサードに腰を掛けさせて待たせて、私だけポストに郵便物を投函し、戻って来た。
それから、自宅への道へ引き返して、夫を支えながらヨロヨロ歩いて帰って来た。

玄関の扉を開けた時、うん?  の臭い?
あれ? おかしいな?
夫を玄関の横の部屋の椅子に座らせて、向かいの部屋にある猫のトイレを確認。
案の定、猫のトイレには  があり、それを片付けてから、夫の元へ。
あれ? なんかまだ少し  の臭いがしたような気がする。
もしや? 夫のお尻を触ってみる。
えぇ!? 大変だ~。
夫を2階へ押し上げ(2階にトイレと浴室がある)た。
ひゃ~、前日と同じ「大惨事」に衝撃 (゚д゚) を受ける。
こりゃ、小規模多機能のスタッフだけを責めることはできないわ。

歩くことに精一杯で、夫の様子の変化にまったく気づかなかった。
夫は夫で、 が出てしまったら最後、そのことをすっかり忘れてしまうので、「何がなんだかわからない???」悪びれることもなく、呆然としていると言うか・・・

ああ、あの時、レストランで夫が「トイレ? まだ!」と言っても、一応、トイレに連れて行って、座らせるべきだったのではないか?

ああ、あの時、ポストになど行かずに、まっすぐ帰って来れば良かったのではないか?

そうか、そうなのね。
夫の  の失敗は、誰のせいでもありません。
でも、ここで (ノ_<) へこんでなるものかぁ~!

翌日(今日)、また、夫にウォーキングポールを持たせて、徒歩で同じレストランへ。
お食事後、今度は一緒に夫を誘ってトイレに入る。
便座に座らせてしばらく待ってみたが、出ない。
まあ、いいか。一応、トイレに座らせてみたことだし。
レストランを出て、歩いて、真っ直ぐ帰ってきました。
玄関に入ったけれども、今日は  の臭いはしない。
大丈夫だった。

外出した時に  の失敗があると、そのことがきっかけで外出を躊躇するようになりがち。
でも  が怖くて、外へ出掛けるのを止めたくない。
だから、敢えて今日もう一度、同じコースを辿って、無事に帰ってきたのだ。

十数年前、1年ほどの間だけど、障害のある人を馬に乗せてくれる「乗馬セラピー」をしている乗馬クラブに夫と一緒に通っていた。
そこで、「落馬をしたら、すぐに馬に乗れ」ということを知った。
落馬した時、落馬したままで終えてしまうと、その後、また落馬するのが怖くて、もう馬に乗れなくなってしまう。
落馬した時、そこで止めてしまわず、すぐにもう一度馬に乗るようにすると、馬に乗り続けることができる・・・
もちろん、落馬して大怪我をしてしまったらね、なかなかそういうわけにはいかないけれど。
それに、馬から落ちる時も、きちんと手綱を握って放さなければ、大きな事故にはならない。
実際、私も夫も、たまに馬から落ちたけれども、いずれも手綱を握っていて大過なかった。
上手に落馬するということも大事なことだった。

そんなわけで、昨日、外出時に  の失敗があったけれど、そんなことにはめげずに、すぐにまた外出して、「大丈夫だった」という経験をしっかり重ねた次第でござい・・・

釧路湿原(顔隠し) 

12年前の夏、北海道の釧路湿原にて、どさんこ馬に乗ってトレッキング。
乗馬技術が未熟でも、お馬さんがおりこうなので、ちゃんと乗せてくれます。
大自然の中を馬に乗って風を切って駆けるのって、すごく気持ちがいいんです。
また馬に乗りたいなぁ。

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節分にあたり鬼の画を描く

節分過ぎましたが、夫が描いた鬼の画をアップしたいと思います。
節分を前にした1月30日に、
「鬼の画を描いて!」と言って、夫にA4の紙とサインペンを渡しました。
最初に、左上の方にコチョコチョとゴミのようなものを描いて、これが鬼の画だと言うので、もっと紙一杯に大きく描くように言って、描き直してもらいました。↓
節分鬼_0001 

私は「鬼の画を描いて」と言っただけなのですが、夫は「泣いた鬼」の画を描きました。
なんだかずいぶんワンワン泣いている鬼になりました・・・夫の気持ちなのでしょうか?
夫が自分で「泣き面の鬼」と書き入れました。
日付を書き入れてもらおうとして、「2017」と連続した指文字で伝えたのですが、「2・0・1・7」の4つの文字列を記憶することができなくて、何度も私に「あ~! 違う!」と言われながら描き直し、ようやく1文字ずつ数字を書き入れることができました。

下の猫の鬼の画は5年前の節分に夫が描いたものです。↓
やはり「鬼の画を描いて」と言ったら、こんなふうに猫の鬼を描いてくれました。
今と作風はまったく違って、漫画っぽいですね。
うちのモカ猫さんがモデルだと思います。
手に持っている金棒は、どうやらイワシ製のようです。
H24.2.3の日付は、あとで私が書き入れました。

節分鬼_0002

記録のためにアップしておきます。

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介護者自身の健康:特定保健指導を受けてきました

介護者の多くは、なかなか自身の健康管理に手が回らない。
仕事をしながら介護している時は、夫の通院に付き添うために半休を頻繁にとらせてもらっていたので、自分の具合がちょっと悪くても、身体に気になることがあっても、仕事を休んで病院に行くというのが憚れた。
介護のために仕事を辞めた今も、なかなか・・・。自分の健康がおろそかになりがち。
今日も、気候のせいもあるかもしれないけれども、首の後ろから後頭部が痛く、重く、不調だった。
どうも血圧が高いようだと思い測ったら、170-101。
こりゃ調子が悪いわけだ。頭も痛くなる。

そんな自覚症状もある中で、昨年11月に受診した特定健康診査の結果、いわゆるメタボリックシンドロームに認定。
 私がひっかっかった基準値超えの項目:いずれも昨年11月の検診時の数値
   血圧 146-96
   LDLコレステロール 146
   中性脂肪 225
   腹囲は秘密(女性は90cm以上でメタボ判定だと言っておこう)

そして、「特定保険指導(積極的支援)の対象となりました」という通知が来た。
なになに・・・
 特定保健指導は、6ヶ月間、専門家(医師・保健師・管理栄養士)があなたにとってベストと思われる生活改善案を御提案し、健康づくりをサポートしていきます。
・・・
 へえ~、「参加無料」なんだぁ。
 さらに、こんなことが書いてあった。
  ★面接に起こしいただいた方 ”全員” に、
   これからの生活習慣改善に役立つ ”改善サポートセット”
   ”クッキングスケール”をプレゼント!

「クッキングスケール」! 
 あぁ、うちのがちょうど壊れていたんだっけ。
 このクッキングスケール欲しさに、さっそく電話で申し込む。

 今日がその特定保健指導の面接日。その間、夫は小規模多機能デイへ。
 「ステップアップダイアリー」なる冊子を渡され、
  ①受診・病歴
  ②連絡先(6ヶ月間に6回の電話による継続支援がある)
  ③ライフスタイル
  ④食事内容
 を記入しながら保健師さんと確認。

 その後、「体重・腹囲の目標達成計算シート」を作成(保健師さんが計算してくれる)
 目標体重と目標腹囲を設定。
 私の場合、6ヶ月後の時点で、今より
   体重2kg減
   腹囲2センチ減
 に目標を設定した。

 それを達成するために減らさねばならないエネルギー量を計算すると、
  1日当たりに減らすエネルギーは 78kcal だって。

 そのエネルギーをどのように減らしますか?
  1日あたり、運動で15kcal 減、食事で63kcal 減 だって。
 これくらいならできそう?

 で、私の「行動計画リスト」は次のとおり。
  1 毎日10分自宅で「ながら体操」をする
  2 間食するなら小袋で
  3 果物は適量を夕食前までに

そして、今日から6ヶ月間、毎日、実施記録シート(①~⑦)に次のことを書く。
 体重測定(毎日、朝起きてトイレ後に計測)
 腹囲測定(毎週)
 毎日、行動計画1~3の実施状況を○△×で記入
 その他、何かあればメモ

今日から2週間後の週に電話による指導(10~20分)。

そして、2月27日に、
  実施記録シート①
  ふりかえりチェックシート①
を、保健指導推進センター宛てに投函する(料金受取人払郵便の封筒も渡されている)。

以下、だいたい同じ流れでの支援のスケジュールが細かく組まれている。
(いついつに記録シート投函、いついつの間に電話指導、等記入された「実施予定カレンダー」が渡される)。

至れり尽くせりの特定保健指導。
一人ではなかなか頑張れないけれども、これだったらできるんじゃないか?
って言うか、これで目標達成できなかったらバチがあたりそう。

で、お目当ての、本日いただいたプレゼント↓
 ラウンドメタボリックメジャー
   → 腹囲を測るための専用メジャー・・・こんなのあるんだ。
 クッキングスケール
   → 食べ過ぎないように量を測ってくださいね・・・と。


自分のために、また夫のためにも、自分自身の健康管理、ひとつやってみようか。

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シュール(超現実)な人と、ともに生きる

最近、夫は、昼間もウトウト眠っていることが多い。
目覚めたら、目覚めたで、夢の続きのような妄想話になる。
でも、これは仕方がないことなのだ。
現実世界のことで、夫が正確に記憶できることは、ほとんど何もないのだから。
現実世界が記憶できないという異常事態に、脳は何とか対応しようと頑張る。
自分の頭に浮かんだこと(過去の記憶から構成されるもの)を「現実のものとして」、話をしたり、行動したりする。
現実世界に生きている人間から見れば、妄想話であり、妄想に基づくBPSDということになる。

夫が目覚めている時、何かを一緒に行動できれば一番よい。
けれども、いつもいつもそういうわけにはいかない。
覚醒時、夫は一人で居ると、どんどん妄想が膨らんでいく。
「先輩が来るから、下に迎えに行ってくる!」
「先輩って誰よ~? たぶんその先輩はもう死んでいるでしょ。幽霊が来るっていうの?
 幽霊が迎えに来たら、行っちゃダメだよ。」
こういう時の夫に、何を言っても無駄なのだ。
ベランダに出て、日も落ちて暗くなった外の様子を見て、
「どうやら先輩が来たみたい。ボク、行ってくるよ。」
「ダメだったら。今、夕食の準備をしているんだから、一緒に外へは行けないよ。」
「キミはここに居ていいから。ボク一人で行ってくる!」
ああ、もう! 仕方がないなあ。
夕食の準備を途中で放り出して、夫と一緒に玄関へ。
外はとっぷり暮れて、冷たい北風が吹いている。
夫の手を握りながら、暗い道を歩く。
向こうから近づいてくる人があると、夫は立ち止まってじっと見つめている。
知り合いではないらしい・・・と思うと、また、歩き出す。
「どこまで行くの?」
「表通りのところまで。あの辺りに来ていると思う。」
長く歩くつもりがなかったから、部屋着のままでコートも着ていない。
寒かったら、途中で引き返すだろうと思って。
「ねぇ、寒いよ~、寒いよ~。誰も来ないよ~。家に戻ろうよ~。」
と言って、家の方角へ戻るように夫の手を引くと、少しは抵抗するけれども、やはり寒いのか、渋々引っぱられて歩く。
なんとか、家まで戻ってこれた。

ウトウト寝ている時間が長いと、具合が悪いのだろうかと心配になる。
かと言って、覚醒した時、夫の話すことは、夫の頭の中で組み立てられたシュールな話ばかり。
 シュールな話の内容に、一所懸命、意味を見いだそうとするけれども・・・
 ついていけない。
 どう返答してよいのかも、わからない。
そして、夫は一人で時間を過ごすことができない。
私が何かやっている時に、夫が起きていると、一人でゴソゴソ動き出す。
そうすると、さっきあった物が忽然と消えている。
これから使おうと思って出しておいたのに、夫がどこかへ(とんでもないところへ)しまった。
ああ、見つからない! どこに置いたの? 
もう、余計なことしないでよ。ちょっとここで座っていてよ・・・と
イライライラ・・・

それでも、こうして生きている。
ありがたいなぁ。

昨年末頃に夫が書いた文字。↓

   IMG_9796.jpg        IMG_9792.jpg 

これは今日のデイサービスの書道の時間に書いたもの。↓

     IMG_9793.jpg

今日は意識レベルが悪かったようだ。
お手本を見て書くのだが、夫の書き方を見ていると、筆順がまるでバラバラで、文字を書いているのではなく、文字の形を写しているという書き方だった。
書道をするにも、昨年、一昨年と比べて、集中力が続かず、書くことが大変になってきている。

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バレンタインの贈り物

今日はバレンタインデーだから、なんちゃってトリュフチョコ」を作りました。
チョコレートなし、砂糖なし、生クリームやバターなしで・・・
今回、私が使った材料は下記のとおり。
 高きび(コーリャン)
 麹
 塩
 キャロブ(いなご豆のさやの粉)
 ココナッツパウダー
 桜花塩漬け

たかきび 

これが↑高きびです。小学校の時に、世界で生産される穀物に「コーリャン」とありました。
アフリカや中国にたくさん。その「コーリャン」がこれ。
貧しい人々が米の代わりに食べる穀物というイメージが強いのですが、本当は栄養価が高いのだそうです。
高きびは、外側の殻が固いので、水を多めにして圧力鍋で炊きます。
以前、高きびで甘酒を造ったときには、この固い殻が災いしてあまり甘くなりませんでした。
そこで今回は、炊けた高きびをいったんフードプロセッサーにかけて固い殻を砕き、それから麹と混ぜました。↓

たかきび&麹 

米で作る時と同様に、55度で24時間保温をして、高きび甘酒をつくり、できたものをまたフードプロセッサーにかけ、↓こんな感じになります。

甘酒攪拌 

キャロブパウダー(いなご豆のさやのパウダー)を使います。
これね、実はかなり前に買って冷蔵庫に入れられ、既に5年前に賞味期限切れ。
でも、乾燥したものだし、ずっと冷蔵庫に入れていたから虫もついてないと思うし、たぶん大丈夫だと思う・・・(´∀`*;)ゞ 使います。

キャロブパウダー 

キャロブパウダーに高きびの甘酒を混ぜ混ぜします↓

キャロブ&甘酒 

それを丸めて、キャロブ高きび甘酒団子にします↓

チョコ団子 

飾り付けは、ココナッツパウダー(同じく5年前に賞味期限切れだけどたぶん大丈夫)、キャロブパウダー、それに桜花塩漬け(ゴメンナサイ、これも1年前に賞味期限切れ。塩漬けだからたぶん大丈夫だよね)。あとアーモンドも載せました。なんだか冷蔵庫のお掃除のために作っているみたい・・・(。-_-。)

チョコ色々 

珈琲と一緒にいただきました ↓

珈琲とチョコ 

とっても甘いので、夫はチョコレートと信じて疑いません。
たぶん、夫でなくても、黙って出したら誰でもチョコレートだと思うでしょう。
(私にはちょっと甘過ぎ~)
たくさんできたので、冷凍庫に入れて、明日からまた少しずつ食べます。

夫へのバレンタインデーの贈り物でした。
(賞味期限切れ材料処分のためのお菓子だけど、内緒)

なお、この高きび甘酒を利用したトリュフチョコレートのレシピが掲載されている本はこちらです。雑穀を使い、砂糖、ミルク、玉子、バターなどを使わないお菓子の作り方がいろいろ載っています。
    

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認知症になった夫が綴る日記 今、9年目

夫が認知症と確定診断されてまもない頃から、夫は「三年日記」を付けている。
下のピンクの日記が2009年から2011年、
真ん中の茶色いのが2012年から2014年、
一番上が2015年から2017年で、現在、使っているもの。


夫が認知症を発症してから、夫の状態を記録をしておこうと思った。
パソコンで日記のように綴ってみたが、できなくなったことをあれこれ数えるような感じがして、やめた。
できなくなったことを数えるより、今、できることに注目して前向きに生きたかった。

10年前、年末の書店でピンクの三年日記を買った。
一日分が6センチ×6センチ、わずか8行のみ。
これだったら、毎日書けそうではないか?

2009年に日記を書き始めた頃の夫は、既にその日のことを自分で思い出すことができなかった。
けれども、「今日は、こういうことがあったよ」と言ってやると、「ああ、そう、そう、そうだった」と思い出せるようだった。そうは言っても、細かい事柄を思い出すことはできず、私が言ったことを、自分で文章にして書いていた。

そのうち、「今日は、こういうことがあったよ」と私が言うと、「えぇ? そうなの? 全く覚えていないよ!! 僕、頭がおかしくなっちゃった!」と嘆くようになった。きれいさっぱり忘れてしまって、まったく思い出すこともできなくなった。

しばらくすると、全く思い出せないからなのか、事実ではないことを、好きなように書くようになった。
私は、夫の好き勝手に書いた文章も、夫の心の中の真実なのだから、そういう日記もありだと思った。まさに「オルタナティブ・ファクト(Alternative Fact)」なのだ。

夫は、私の手話を見て、その日のできごとを日記に綴る。
しかし、記憶できる量が年々少なくなる。
目の前でどんどん消えていってしまう手話を、一文ずつ書きとっていたのが、一文を記憶できなくなって、単語単位になり、文字単位になり・・・

夫は、耳が聞こえないので、私の手話を見て、それを日本語に直していかねばならないというハンディもある。
手話を見ても、そのまま日本語に直すことはできない。
手話と日本語は、異なる言語なので、その言語間には翻訳が必要だ。
けれども、翻訳作業をするのはより高度な知的作業を要するので、現在の夫にはできない。
それで、夫が日記を書けるように、最初から日本語の文章を手話や指文字で綴って見せて、夫はそれを書き取っていく。それでも、少なくとも次の4つの作業が必要だ。
 1.手話の意味を理解する
 2.話の流れから、どのような単語が使われるかを予想する
 3.口の形から、どの日本語単語を使っているのかを特定する
 4.日本語として書き出す

手話には、日本語の同音異義語のように、同じ手話でも、文脈によって、当てはめるべき日本語が異なるものも多い。
また、似たような手の形、手の動きもあり、それを間違いなく読み取るには、文脈の判断が必要なので、なかなか正しく読み取れない。
手話で意味を理解しても、どの日本語を使っているのかは、私が表出した口の形から判断しなければならないけれども、手の形・動きを見ながら、口の形も見て、文脈から、日本語を拾い出してくる・・・というのは、かなり複雑な作業。
最後に、日本語の文字が書けるか、漢字が書けるか・・・

夫は、そんな風な頭の作業をしながら、日記を書いている。
旅行にも日記帳は持って行くし、病院に入院した時も、もうろうとしながらも、日記を書かせている。(スパルタ過ぎるかもね。)

下のは、昨年7月に、肺炎になって入院した日の日記。

IMG_9824.jpg
 2016年7月30日
夜遅い 頭の熱が高く救急車 で ○医科大学病院に運んでこれだ。
肺炎になった。

下は、この入院のさなか、夫の弟が亡くなった日のもの。

IMG_9822_2017021617265417a.jpg 
2016年8月3日
朝五時半弟?(弟の名)が
(弟の姓)???肺がんで
死亡しました。

8月3日の前後の日は、日記が空白になっている。
抗菌薬の点滴の副作用で、激しい下痢をして、意識がもうろうとした状態がずっと続いていて、とても日記を書けるような状態ではなかったのだ。
この8月3日の夫の筆跡は、いつもと雰囲気がまったく違う。
かなり意識レベルが下がっているから、このようになっているのだと思うが、不思議なことに、亡くなった弟の筆跡にとても似ているのだ。
夫の弟が霊になって、夫のもとに来ていたんじゃないだろうか。
夫は意識レベルを下げることによって、この世とあの世の境で、弟と語り合っていたのではないかな?

下のは、今年2017年2月14日の日記。

IMG_9823.jpg
2017年2月14日
今日は一日バレンタインの日。
(夫の名)のために(妻の名)が
チョコレートをたくさん作って
くれた。珈琲と共に
美味しくいただきました。
私たちは間違って○○(病院名)
大学病院に行ってしまっ
た。1ヶ月間違った。間違い
だった。大へん無駄な

この日は、私の勘違いで、予約がないのに、大学病院へ行ってしまったことを書いている。
1ヶ月先の予定を、私が手帳に移し間違えたのだ。

他人が見たら、なんと書いてあるのかわからないと思う日記。
時には、3日分ぐらいまとめて書くこともある。
今では、一単語、あるいは一文字ずつようやく綴っている。
夫、本人は、もはや日記を書いているという認識もないけれど。

三年が終わり、「次の三年間、日記を書き続けられるだろうか?」と思いながら、新しい三年日記を買い、さらにまた三年後、ためらいながら3冊目の三年日記を買って、現在、9年目に突入している。

一日一日を、ただ、積み重ねる。
もう、これ以上は書けないのではないか?という日もある。
けれども、また、翌日、気を取り直して、
できる範囲で、書ける範囲で、
ちょっとでも・・・と、続ける。


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2017年「猫の日」に寄せて

今日の午前中は、私が体操教室に行っている間、夫は小規模多機能デイへ。
私が帰宅してからデイへ電話をし、昼食を済ませた夫が帰ってきた。
連絡帳を見ると「筆談をしても通じないことがありました」と書かれていた。
どういう筆談でのやりとりがあったのかわからないが、夫は「妄想の世界」に入ってしまうと、何を言っても(手話で)、こちらの言うことを理解しない。
あるいは、文章を読んだ途端に忘れてしまい、内容把握が困難になっている可能性も大いにある。

帰宅後も、夫は落ち着かず、時計を見て、
「今から出れば1時間ぐらいで間に合うな。そろそろ出かけましょう」と言う。
いくら「今日は外出の予定や約束はないよ」と言っても、そのときは、「そうなの? そうか。」と言うけれども、すぐに忘れて、また同じ言葉を繰り返す。そんなことを何回もやっていると、だんだん、いらいらしてきて、ついきつい言葉を吐いてしまう私。

エネルギーが余っているから、外へ行きたがるのだろう。
他方で私の方はお疲れ、下降気味。
こういうときはちょっと辛い。
でも、エネルギーが余っているのならば、こき使ってやりましょう!

昨日買った泥だらけの里芋を出してきて、
流しで夫に洗ってもらう。
夫は、「え~」とか言いながらも、私に無理矢理やらされる。
数個洗ったところで止めようとするので、全部泥を洗い流すように促す。
夫は「疲れた~」と言いながらも、渋々ながら(やさしいね!)洗ってくれた。

それから、いったん珈琲を飲んで休憩してから、「書道やる?」と訊くと、「やる」と言うので、紙と墨と筆を用意した。

今日2月22日は「猫の日」ですので、猫にちなんだものを書いて(描いて)もらいました。


↑左下に描かれているのは、ミルクの顔を見ながら描いた猫。
なんでしょう、日本猫のはずがヒマラヤンみたいに見えなくもない。

次は、かなり混乱している。
 「猫」の下に、「れんが」づくりが入っている。
 これは「猫」の四本足なのか? ↓
 その下にも「猫」の漢字と猫の顔を2つ描いているらしい。

IMG_9869.jpg 

次は、「猫心」「人心」と書いている。
猫の心に比べて、人の心が小さい。
その下に、猫の顔。 ↓

IMG_9871.jpg 

↓こちらは、「愛 心 猫」と猫の顔です。

     IMG_9870.jpg 

これらを書いて(描いて)いる時、夫は「楽しい」と言っていた。
外へ行こうと言う言葉も出なくなり、落ち着いてきた。
でも、とっても疲れたらしい。
「疲れた、疲れた~。眠い」と言って、それからソファで少し眠った。

夫が「約束がある」と外へ行こうと妄想に駆られているときは、エネルギーが余っているのだと思う。そういう時は、何かほかにやるべき仕事があるとよいようだ。

   IMG_9836.jpg 

   パパのお仕事を見るミルクちゃん。↑

 きりりとしたモカちゃんだけど、本当はとても甘えん坊。
 夜寝る前にはいまだにママの耳たぶを吸っています。↓

IMG_9863.jpg

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夫と2人暮らし。
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2人と猫2匹の家族です。

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