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東京スカイツリーに初登頂

スカイツリー450マスク

↑東京スカイツリーの「天望回廊」450メートルで
 猫になった私とハロウィーンかぼちゃ色になった夫

朝起きたら晴れていた。夫の体調も悪くない。
東京に住んでいながら、まだ行ったことがなかった
東京スカイツリーへ行ってみる気になった。

都営大江戸線の清澄白河駅で半蔵門線に乗り換え、
押上駅まで行った。
このルートは、エレベーター利用がスムーズです。

押上駅で、エレベーターを探してキョロキョロ。
エレベーターの表示を見て、地上に出た。
でも、帰る時に判ったのだが、
押上駅のコンコースから直結するイーストタワーの
エレベーターホールから、地上に出ることなく、
チケットカウンターがある4階まで行けるのだ。

さて、思いついて出掛けたので、
チケットカウンターで当日券を買わなくては。
4階に着き、チケットカウンターに行くまでに、
ガーデン広場?というのか、天井のないところを通る。
雨の時はどうするんだろう?
(雨の時にスカイツリーに来る人は少ないだろうが。)
「予約券」入り口と、「当日券」の入り口は、
別々になっている。
夫を車椅子に乗せて、「予約券」入り口の前を通り過ぎ、
奥のほうにある「当日券」の入り口へ行くと、
案内係の人が、
「広い入り口の方にご案内致しますので、
「予約券」と書かれてある入り口の方へいらして下さい。」
通り過ぎて来たんですけど、そうなんですか?
また戻って、「予約券」入り口へ行く。
どうやら「車椅子のお客様がいらっしゃいます~」と
連絡が行っていたらしく、係の人が待ち構えていた。
「当日券です。」と私が言うと、
「少しここでお待ち下さい」と数十秒待っていると、
すぐにチケットカウンターに案内され、
地上350メートル天望デッキ入場券(当日券)を購入できた。

そして、すぐにエレベーターの方ヘと案内される中で、
知った。
当日券を買うためのチケットカウンターに辿り着くまでに、
もの凄い数の人々が何重にも列をなしていることを。
ざっと見たところ1時間待ち以上ではないかと思われた。
なんだか申し訳なく、こそこそ小さくなっていました。
でも、ありがたいことです。
たぶん、認知症の夫にとって、
1時間も待ち続けることはできなかっただろうから。
・・・でも、認知症であっても、車椅子利用者じゃなかったら、
やっぱりこの列に並んで待たされたのだろうな。
ちょっと複雑な気持ちです。

さて、エレベーターも優先的に乗せてもらい、
地上350メートルまで、ひとっ飛び(本当に)。

350メートルの天望デッキに出てみると、
どこも人がびっしり貼り付いていて、
なかなか外が見えない。
しばらく人の後ろについて空くのを待つ。
そして、見た地上350メートルからの眺め。

IMG_8543.jpg

ここから、さらに100メートル上の天望回廊へ上がるには、
再び入場券を買わねばならない。
この時は、車椅子だからと行って優先入場はなく、
列の後ろに並びました。
平日の朝11時半頃で、購入までに15分待ち。
列に並んでいる時に眺望の状況が看板が出ていて
「富士山 ×」となっていました。
薄曇りでしたから、見えませんね。
もっと寒くなって、空気が澄んでいないと無理ですね。
450メートル天望回廊の方は、すいていて、
すぐに外の様子を見ることができました。
さて、下の写真は、上の地上350メートルの写真と
同じ方角を地上450メートルで撮ったものです。
100メートル違うと、だいぶ高くなっています。

IMG_8563.jpg

スカイツリー内には、車椅子用のトイレがあり、利用しやすいです。

正午を過ぎました。
夫は既にお疲れ気味。
昼食はスカイツリーから降りて、
どこかで食べようと思っていたのですが、
たぶんスカイツリー内のレストランは混んでいるでしょうし・・・
と、345メートルに降りたところで
 Sky Restaurant 634 MUSASHI
が、ぱっと目に入った。
並んでいる人もなく、なんか空いていそう??

「予約なくても、大丈夫ですか?」と訊くと、
「コースのみですが、それでよろしければ・・・」と。
ふ~ん、なるほど・・・
ランチもコース料理のみで、結構、値が張るからなぁ。
まあ、次に来る機会があるかどうか保証がないし、
地上345メートルで食事をするのも一期一会ですよ!
ここで食べましょう。
予算上、お安い方の「粋」コースにしましたが・・・

IMG_8576.jpg

前菜 
 手前: ジャガイモのポタージュ
 奥左:汲み上げ湯葉、奥中央:フォアグラ 奥右:鮪の叩き
(私が目を離した隙に、夫は、鮪の叩きを床に落としました~
 せっかくのお料理が~ 。゚(゚´Д`゚)゚。 もったいない~)

スカイレストラン1 

メインは、二人とも魚料理にしました。
 ヤシオマスのポワレとホタテ貝のポワレ

IMG_8586.jpg

夫がチョイスしたデザート:
 チョコレートムースと柿のコンポート
 バナナアイスクリーム添え

IMG_8588.jpg

私のデザートは:
 634特製ブランマンジェ パッションフルーツソース

IMG_8589.jpg

食後、レストランの窓に、にじりよって、下を見た。
下界(?)写真です。

IMG_8596.jpg

夫に、「ねえ、ほら、見てみて」と誘ったけれども、
夫は、断固拒否! 怖いから、嫌だって。

IMG_8597.jpg

地上へのエレベーターは地上340メートルから出る。
そのため、レストランのある345メートルから、
あと5メートル下まで降りるために、
一般の人たちはエスカレーターで降りる。
車椅子やベビーカーを押している人のためには、
優先エレベーターがあった。
東京スカイツリーは、車椅子でも利用しやすいです!

IMG_8600.jpg 

夫は、レストランで食事をしている時から、
妄想にかられていました。が、
それほど悪い怖い妄想ではなかったようで、
なんとか無事に下りてくることができましたよ。

最近は、午後から夜にかけては、ずっと妄想のオンパレードです。
昨日は、夜10時過ぎに、
「二人(誰かはわからない)来るはずだから、
 校門のところまで見に行ってくる!」
(職場(学校)に居ると妄想しているのです。)
暗い中を家の外へ出て行きました。
足のおぼつかない夫が転倒するのが怖いので、
ふらついたらすぐに支えられるように、
後ろからついて歩きました。
適当なところで・・・
「お家の玄関の鍵を閉めてこなかったから、
 もう帰ろうよ~」と言うと、
渋々ながら一緒に帰ってきてくれました。

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記憶の引き出し

今朝は起きた時から、夫が私の顔を見つめて、
「子どもの頃からずっと好きだったよ~」
と言った。
ふ~ん、そうか、
また、幼馴染みの誰かと間違えているんだなあ。

朝の珈琲をいれるためにヤカンにお湯を沸かしながら、
夫が、私の顔を見つめて、いかにも、愛おしそうに
「●島▲子さん」
と他の女の名前を、言い放ちました。

夫、朝から、やってくれましたワ~ (#^ω^)ビキビキ

「はぁ? それって、どこの おんなぁ?」

夫の頬を叩くフリ(フリだけですよ!)をすると、
夫は驚いた顔をする。

「私は●島▲子ではありません! ■美よ!」

と言ってみたところで、腑に落ちない夫。

ものの本によれば、
認知症の人の言うことを「否定するな」と言うけれども、
私は ●島▲子さんのふりして、芝居をするなんて、
絶対に、できんよ、私は。Σ( ̄。 ̄ノ)ノ 

でも、なあ。
しかたのないことなのだ。

●島▲子さんは、夫が中学~高校の頃まで
お付き合いをしていたガールフレンドの名前です。
私はお会いしたことがないけれども、
夫の中・高校時代の写真には、
二人で一緒に写っている写真がいっぱい残っているし、
夫の友達からも、いろいろ話を聞いて知っているからね。
私、●島▲子さんとは、似ても似つかないんだけどなあ~。

いや、これっぽっちも、やきもちなんて焼いてませんよ。
夫の
つまりは、こういうことだ。
夫は、認知症による重度記憶障害により、
「好きな人」の名前の入った記憶の引き出しを開けようとしても、
10代の頃の記憶の引き出ししか開けられなくなってしまっている。

たま~に、私の名前をちゃんと呼んでくれることもあるので、
記憶そのものがなくなってしまっているのではなくて、
引き出しが開けられなくなっている・・・っていう感じが
ぴったりかなあと思う。

記憶の引き出しがうまく開けられないのであれば、
名前という固有名詞が間違っていたって、
目くじらを立てることはないんだよ。

私のことを
「好きな人」というカテゴリーの中の
人間だと認識してるけど、
夫が開けられる名前の記憶の引き出しが、
10代の頃につくられた引き出ししか
なくなってしまったということなんだから。

☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆

今日は、自治体の無料の健診を受けに、
2ヶ月半前に夫が肺炎で入院していた病院に行った。
(夫は、その間、小規模デイへ)
私が居るのを見た、受付の事務員さんや、事務主任さんや、看護師さんたちが、
「ご主人、どう? いかがですか~?」と口々に訊いてくる。

夫が入院していた2週間、まるまる
私も一緒に病院に泊まり込んでいたので、
(昨年は1ヶ月近く泊まり込んでいたし)
スタッフの皆さんに、しっかり顔を覚えられてる~ (。-_-。)

「はい、お陰様で、元気ですよ。よく食べてます~!」
「わぁ、すごいねぇ。良かったねぇ。たいしたもんだ。」

夫は日常的には、訪問診療専門の医療法人を利用しているので、
この病院の医師やスタッフは、退院後の夫の様子を知らないのだ。

検査の結果は1週間後・・・
でも、昨年に比べて、私、ものすごく太った。
体重はプラス 4kg ぐらい。
胴回り(へそのところで測る)は
え? プラス 20センチ !?って、
本当か~? 目を疑ったが本当だった。

何かな、何かな・・・
入院中の禁食でやせてしまった夫に
たくさん食べさせて、太らせたくて、
一緒になってあれこれ食べ、
夫の残したものまで食べ・・・て、
いたら、こんなことに ○| ̄|_

この悪循環、どこかでリセットしなくては・・・

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走行中のバス車内で、車椅子ごと後ろに転倒した(;д;)

今日、走行中のバスの中で、
夫は車椅子ごと後ろに転倒してしまいました。

初めて乗るバス会社でした。
乗車した時に、バスの運転手さんが、下のような
黄色い木製の車止めを車椅子の4輪のところに置いてくれました。
固定用のベルトがなかったので、ちょっと気がかりではありました。

IMG_8670_20161103211824e6c.jpg 

↓ 車椅子を置いたのは、車椅子用に指定されている位置です。
 座席を2席折り畳んで、上の黄色い車止めを置いて止めました。
 もちろん車椅子の両サイドのブレーキはかけています。

IMG_8676.jpg

筑波山へ行くバスの中でのことでした。
走行している最中、黄色い車止めが簡単に動いてしまいます。
気になって、ちゃんと車椅子の車輪にはまっているように
直しもしました。
山道の急カーブを走行するので、
夫には、前の座席の背にある持ち手を掴んでいるように
何度か言ったのですが、そんなことはすぐに忘れてしまいます。
私は、通路を挟んで隣の席に座ったまま、
車椅子を掴んでいました。
ようやく、終点の駐車場について、ほっとしたのもつかの間、
はっと気づいたら、夫は車椅子ごと後ろに転倒していました。
たぶん、バスが一旦止まって、発進した時に、慣性の法則で、
車椅子は後ろに転倒したものと思います。

私ほか、見ていた気づいた乗客らが駆け寄ってくれて
起こそうとしましたが、なかなか起こせません。
気がついたらバスは止まっていて、
運転手さんが来てくれて、
ようやく起こすことができました。

夫は意識はありましたが、
かなりショックを受けていました。
後ろに居た乗客の一人が、
「頭を打っちゃたね。」と言っていました。
倒れている時、夫の頭は床についていましたので、
たぶん頭は打ってしまったと思います。

「頭どう?」と夫に訊くと、
「痛~い」と言います。
ともかく、終点に着いたので、
バスを下りました。

まずは、トイレに行き、
用を足してから、確認。
頭には傷はないようです。
こぶもできていません。
顔色は悪くありません。
が、「頭、痛い」と言って、
「ショックだった。
 もう、帰りたい。」と
言っています。
夫に、申し訳なくて、申し訳なくて、
「ごめんね。ごめんね。
 こんな目にあわせちゃって、ごめんね。」

でも、どうしよう・・・・?

私は、いつもよくお邪魔するブログで、
息子さんが柔道の試合の後、
元気に帰ってきた後、突然、頭痛を訴え、
吐いて、動けなくなってしまった記事を
思い出していた。

う~ん、どうしたものか?
帰ると言っても、山の上に来てしまっているし。
夫の顔色を見ると、
大丈夫そうな気もする
(でも、あのブログの息子さんみたいになるかも・・・)

すぐには症状が出ないだけかも?
ちょっと、休んで様子をみよう。
「お昼ご飯を食べようか?」
(今思えば、これって「正常バイアス」*だな)

*自分にとって都合の悪い情報を無視したり、
 過小評価したりしてしまう心理特性のこと。
・・・・
結局、昼ご飯をレストハウスで食べて、
ロープウェイにも乗って上がって、
そのまますぐに下り、
また、帰りのバスに乗りました。

(オイ、オイ、
 結局、ロープウェイまで乗ったの?
 そんなことしていないで、
 さっさと帰るべきじゃなかったのか?)

帰りのバスは、
車椅子のまま乗るのが怖かったので、
車椅子を折り畳んで、
夫を固定座席に座らせて
帰って来ました。

そして、今後のために、
終点の駅にあるバスセンターで、
車椅子ごと後ろに転倒したことを報告し、
連絡先を伝えました。

帰宅後、バスの営業所の所長さんから
自宅に電話がありました。

バスの車内には、
「安全のため車内を撮影しています」
と掲げてありましたが、
事故が起きた時の録画テープを確認した上で、
電話をしてこられました。

事故の状況について、当方の認識を確認され、
「今回の事故について検証したいと思います」
とのことでした。
是非、検証してもらい、同じような事故が
起きないように対策をとってもらいたいです。
「黄色い可動式の車止めだけでは、
十分でないので、固定ベルトと併用するように
した方がよいと思います」と要望しました。
先方も同様の見解を持っているようでした。

今のところ、夫に大きな変わりはありませんが、
念のため、明日、病院へ行って
頭部CTを撮ってもらうつもりです。

バス会社さんにもその旨伝えてあり、
また、連絡をくれることになりました。

現在、午後10時、今のところ夫に大きな変化はありません。
でも、頭を打っているので、数ヶ月は油断できません。

こんな事故を公開するのも、いかがなものかと思いましたが、
同じ事故が繰り返されないように、
守らなければならない人を守れなかった自分自身への戒めも込めて
記録しておきます。

皆さんは、バスや車内で車椅子で転倒したり、
転倒しそうになったことはありませんか?

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バス車内での車椅子転倒防止・考

昨日、走行中のバス車内で、車椅子ごと後ろに転倒した夫を
病院へ連れて行き、CT検査を受けました。
事故から約24時間経過後の画像を見た範囲では、
外傷性の変化は見られないとのことでした。
とりあえずは、良かったです。
皆さん、ご心配いただき、ありがとうございました。

しかし、画像では見えない静脈などが傷ついていて、
そこからジワジワと出血してくる場合もあり、
(特に、夫は、血液をさらさらにさせる薬「プレタール(シロスタゾール)」を服用しているため、出血しやすい。)
1ヶ月から2ヶ月後に症状が出てくる慢性硬膜下血腫も可能性としては考えられ、まだ、楽観はできません。慎重に様子を見る必要があります。

ところで、車椅子の後方転倒を、抱き枕を使って
再現してみました。↓

IMG_8763.jpg

夫の身体はベルトで車椅子に固定していたので、
まだ、良かったのだと思います。
ベルトがなかったら、もっと床に頭を強く打ち付けていたり、
下手をすると、身体がバスの床上のすべって飛んで行き、
座席の足あたりにぶつかっていたかもしれません。

車椅子を押すためのハンドグリップ(黒い押し手の部分)が、
頭部が床にぶつかった時の衝撃をやわらげたのでは?↓

IMG_8764.jpg

今回、このバスに乗車して、走行している時から、
車椅子が跳ねて(!)いたので、危ないなあ~と感じてました。
黄色い車止めは、床に固定されているものではなく、
床に置かれているだけなので、とても頼りないものでした。
なので、通路を挟んだ隣の席に座った私は、
夫の車椅子を押さえながら乗っていたのです。
また、夫にも、前の座席のバーを掴んでいるように
何度も言ってはいたのですが、その瞬間は、
私の手も、夫の手も、どこも掴んでいなかったのですね。

だださんのコメントに、電車に乗るときに、
「車椅子のハンドル(グリップ)を握りしめて立っている」
とありましたが、今回のバスの場合、
結構な勾配のある山道を上り下りし、急カーブが続いていたので、
固定されていない車椅子(跳ねている車椅子)のハンドグリップを持って立っていたりしたら、立っている人の方もまた転倒するおそれがありました。

私と夫は都営バスをよく利用しますが、都営バスの場合は、
車椅子用のスペースに、黒い太いマジックテープ付きのベルトがついていて、
そのマジックテープを車椅子のアームのあたりに巻いて、車椅子を固定をしています。
(本当は、もっとしっかりした固定金具が床面に設置されているようですが、それが使われた経験はありません。恐らく、固定のための時間がかかるので、簡単なマジックテープベルトを使用しているのではないかと思います。)

黒いマジックテープ付きベルトを使っている状態で、
夫はこれまで2度ほど、車椅子ごと後方にあやうく転倒しそうになりました。
しかし、マジックテープ付きベルトを車椅子のアームに巻き付けていたので、
車椅子自体は完全に後ろにひっくりかえってしまっていたのですが、
床にまでは落ちずに、宙に浮いた状態(!)に。
私も、周りの乗客もみんなびっくりして ((((;゚Д゚)))))))
慌てて夫の乗っている車椅子を抱き起こしたのです。
バスが止まった状態から発進する時に、このような「後方転倒」現象が起こります。

こうしたことが2度ほどあったので、以来、
黒いマジックテープ付きベルトで車椅子を固定するだけでなく、
車椅子の背の後ろにスペースができないように、
バスの仕切り板に付けるような位置に車椅子をブレーキをかけて置くようにしました。
こうすれば、仮に後方への力が働いても、仕切り板のところで止まるからです。

でも、今回、転倒事故があったバスの構造は、車椅子を置くスペースに、
そういった仕切り板みたいなものはありませんでした。

唯一、考えられる方法としては・・・
座席を2席折り畳んで、その開いたスペースに車椅子を置くようになっているのですが、
車椅子の背の後ろ側になる座席1席を折り畳まずに、座席を出したままにしておくという方法です。

実は、夫の車椅子の後方が、がら~んと空いているのを見て、
なんとなく不安に感じて、「折り畳んである座席を出そうかな?」と一瞬思ったのです。
けれども、折り畳まれた座席を戻すのは簡単にできるのかな?
と躊躇してしまい、そのままにしていました。
しかし、「安全は他人任せにしてはいけませんね!」
バス会社の人は、車椅子のプロではなく、その特性も熟知してはいないのだから、
やはり利用者の側で、「安全のためには、こういうことが必要だ。こういうふうにやる必要がある」ということを常日頃から考え、準備して置かねばなりませんね。

今回の事故は、私の中に、
「走行するバス内の車椅子は、後ろに転倒しやすく危険である」
という認識が、いまだきちんと形成されていなかったから、
予防できなかった。

なお、バスが急ブレーキを掛ければ、「前方に転倒することも、あり得る」ので、注意が必要です。
しかし、バスが急ブレーキかける頻度はそれほどないのに比して、
バスが停止し、発進するという操作は、走行中に何度も繰り返される
ごく普通の操作なので、後方への転倒を常に用心しなければならないのです。

バス会社には、車椅子用の固定ベルトは必ず備え付けてもらうように要望し、
当面は、自衛のために「My 固定用ベルト」を常に持参したほうが良さそうです。
そのような適当な「マジックテープ式ベルト」がうまく見つかるかなあ・・・?
また、「My 固定用ベルト」を持っていたとしても、
バスの側に固定できるようなしっかりしたオブジェクトがあるかどうか?も問題か・・・

mikomonaさんのコメントにあった「転倒防止用バー」についても検討していますが、
介護用品のレンタル会社さんによると、現在使用している介助用の折りたたみができる軽い車椅子(9.8kg)に取り付けられる「転倒防止用バー」はないようです。

介助用車椅子は、タイヤが小さいので、より不安定であるという側面があります。
なので、レンタル会社さんからは、タイヤの大きい「自走式」の車椅子にしては?と。
「自走式」だと、タイヤが大きくなる分、車椅子の重量は増す。

我が家に入るためには、玄関前に2段ほどの階段がある。
いつも私が車椅子を折り畳んで抱え上げて持ち運びをしている。
また、車のトランクに折り畳んだ車椅子を入れて、タクシーを利用することが多いので、畳んだ時の大きさや重さが、やはり気になります。
来週月曜日に介護用品レンタル会社の担当者に、後方への転倒がより少ないであろう車椅子をいくつか持ってきてもらい、相談することになりました。

夫と私のニーズにあった車椅子
1.軽くて持ち運びがしやすい
2.折りたためる
3.転倒しにくい(転倒防止用バーがある、あるいは、転倒防止の工夫が施されている)

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都営地下鉄大江戸線の車椅子固定の現状

今日も良く晴れている。
夫と二人出掛ける。
懲りずに、夫を車椅子に乗せて、都営地下鉄大江戸線に乗った。

今日は、今まで、使ったことがなかった
車椅子固定用具 ↓ を使ってみることにした。

IMG_8936.jpg

開けてみると、こんな風 ↓ でした。

 IMG_8937.jpg

取り出してみると、
こんな金属製のものが入っていました↓
 TIRE SIDE (きっとタイや側という意味だな)
 NISSAN MOTOR (日産モーター製らしい)
IMG_8772.jpg 

どうやって、使うのだろう?
「用具入れ(車椅子固定用)」の近辺にも中にも
使い方についての説明は、見あたりません。

たまたま、私たちが乗り込んだ車椅子スペースには、
先に電動車椅子の方が乗っていらして、
その方の連れの女性が、
「今まで使ったことがないけれど・・・」と言いつつ、
一緒に、この金属を取り出して、
どうやって使ったらよいのか、
一緒に、試行錯誤してくれました。

この金属、取り出した時には平べったくなっているが、
どうやら「車止め」らしい。
でも、平べったいままでは意味ないし??
やり方がわからないまま、
 TIRE SIDE と書かれている側が車輪に接するようにして
ぐっと車輪の下に差し込むと、
金属の下に仕掛けてあるバネがが立ち上がってきた。

IMG_8765.jpg 

こんな感じでいいんだろうか?? ↑
固定金具は4個あるから、前後の車輪にこんなふうに置けば良い?
でも、なんだか、車輪からすぐに外れそう~。
どこか使い方が間違っているのか? ((´・ω・`;))

私たちがあれこれ試行錯誤しているのを
座席で見ていた男性2人が近寄ってきて、
「こうするんじゃない?」と言って、
やってみてくれたのが、これ↓

IMG_8769.jpg 

あっ、これかも? 
この方法だと、車輪が前後からしっかり固定された感じがする。

IMG_8770_201611052334336f2.jpg 

↑これで正しい使い方になっているのでしょうか?

さて、しかし、ここで問題があります。
地下鉄車内で、このような固定器具を使った場合、
下車する時、
いったい、いつの時点でこの固定具を外したらよいのでしょう?

固定器具4個を外して、元の用具入れに、きちんと
1個ずつしまわなければなりません。
それから、車椅子の両サイドのブレーキを外して、
車椅子を方向転換させて、電車のドアから出る。
この一連の作業を、一人で、
電車のドアが開いているうちに
果たしてできるか?
そんなこと、ちょっと無理ですよ!

地下鉄だから、運転士さんは、
車椅子の人が乗車しているかどうかなんて、
運転席からは見えないから、
固定器具を外して、しまって、
車椅子のブレーキを解除して、
ドアから出た・・・ことを確認してから、
ドアを閉めて、発進するなんて、
見えない以上は、できない相談だよね。

となると、
電車のドアが閉まってしまわないうちに、
一連の作業を終えなければならない。
そのためには、
下車駅に着く手前から、固定具4個を外しにかかり、
用具入れの箱を開けて、1個ずつ閉まって、
用具入れの蓋を閉めないとならない。

でも、駅に着く直前は、大きく揺れやすい。
本来はそんな時にこそ、固定器具が必要なはず。

こんな「固定危惧」では、役に立たないなあ!

帰りの電車の中で、再び、この「用具入れ」を開けてみたら、
4個の金属の下に、ロープのようなものが入っているのに気づいた。
写真に撮るために、取り出して、置いてみたのが、これ↓

IMG_8932.jpg 

はて? ロープというからには、
車椅子を固定するためのものだろうが、
どうやって固定するのか?
またしても、説明書きも何もない。
せめて、イメージ図でもつけておいて欲しいな。

IMG_8942.jpg 

↑こんなふうに、ロープの両端にフックが付いている。
 たぶん、こうやって使うのだろう↓

IMG_8938.jpg 

車椅子のアームの部分にロープを通してから、
電車内の金属バー部分にロープを渡して、
両端のフックで輪になるように繋げた。
↓後ろから見たところ。

IMG_8935.jpg 

より安定させるために、
車椅子の背側を、車体の壁に付けるようにして
座り換えてみました。 ↓

都営地下鉄ひも固定 

あれこれ試行錯誤しているうちに、下車駅が近づきました。
下車駅に到着する前に、
固定金具を車輪から外して、用具入れに1個ずつしまい、
ロープを外して・・・下車駅のドアが開いた・・・
ロープを用具入れにしまい・・・って、
しまえない!  ロープの金具がひっかかって、
用具入れの蓋が閉まらないよ~!!
 (。Д゚; 三 ;゚Д゚)
ヒ~ッ、ドアが閉まっちゃう~~。
もう、しゃあない、
ロープを金属バーにひっかけたままにして、
慌てて、車椅子の両サイドのブレーキを解除し、
車椅子を押して、ぎりぎりドアからホームに出ることができました。

スミマセン、都営地下鉄さん。
車椅子固定具用のロープをしまわなかったのは、
私です。( /ω)

けれども、ドアが開いている時間内に、
固定用具を全部しまうのは、無理です。
許してください。

思うに、固定用のロープは、
外に出したままにしておいた方が、
使いやすいです。
固定用ロープが、常時、外に出されていないのは、
盗難を防ぐためとか、そういう意味なんでしょうか?

まあ、今まで、都営地下鉄に車椅子で乗車をしていて、
危険な目にあったという経験はないのですが・・・
道路を走るバス等とは違って、
地下鉄では、急発進、急ブレーキという状況は
あまり起こらないから、その違いなのでしょう。

とは言え、今のままでは、固定用具は、
「宝の持ち腐れ」です。
ちゃんと使える「宝」にするためには、
どうしたら良いのでしょうか?

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車椅子で隅田川クルーズ

朝起きたら、また、晴れていた。
夫に「どこへ行きたい?」と訊くと、「浅草!」。
夫は戦前の本所(ほんじょ、現在の墨田区)の下町生まれ。
お出掛けする繁華街と言えば、浅草だったのだと思う。

都営大江戸線に乗って、新御徒町駅で、
つくばエキスプレスに乗り換え、浅草駅で降りる。
このルートは車椅子でもスムーズです。

浅草の有名どころは混雑しているので、
夫が「ここがいい」と言った和風喫茶店に
入り、簡単に昼食。

夫が
「これからボクの家に行こうよ。このすぐ近くだから。」
と言うので、
「本所の家のこと?」
「うん」
「本所の家は、空襲で焼けてしまって、なくなってしまったじゃない。」
「あっ!・・・そうだったよね。
 え~と、前に住んでいた家のところが、どうなっているかなって・・・」

そのあと、いろいろやりとりがあって、結局、本所の家の跡は見に行かず、
浅草のはずれのところ、「今戸(いまど)神社」へ行くことにした。
夫と一緒に三度目の再訪です。

IMG_8785.jpg 

不思議な光景ですが、これが神社の本堂です。
大きな猫の置物が手前に2体、後ろに1体・・・
 いやいや、今、写真を見ていて気がついたけれども、
 写真右手にも大きな猫の置物がもう1体いるようですね。
 写真に、左手を挙げてるのがちらりと見えます。
それから、猿の置物が一番手前に置かれているのは、
その年の干支ということでしょう。

IMG_8789.jpg

お目当ての猫2匹のついた縁結びのお守りを買い、
縁結び絵馬に、願い事を書いて、結んできました。

今戸神社を出て、隅田川沿いを歩き、コーヒータイム。
帰りは、蔵前まで隅田川沿いを歩いて行こう。
吾妻橋のたもとにある東京クルーズ船乗り場に出た。

車椅子のままでも船に乗れるのかなあ?
ちょっと様子を見てみよう・・・
切符売り場の前はガラガラです。
混んでいるかと思ったら、空いているんだ。
係員の人に「車椅子のまま乗れますか~?」と訊くと、
「はい、はい。どちらまで行かれますか?」と。
よ~し、乗っちゃえ、乗っちゃえ!
「日の出桟橋」まで乗って行き、
そこから浜松町=大門駅から都営大江戸線に乗って帰ればいいや。
「車椅子のお客さま、行きます~」と連絡が行ったようだ。
外からは見えなかったけれども、桟橋の方に案内されると、
乗船するお客さんたちの列ができていた。

船には、車椅子のままスムーズに乗れました。
船に乗るときに、スロープを持って来てくれようとしましたが、
隙間もなく、段差もたいしたことがなかったので、
スロープなしで、車椅子を載せてしまいました。
船のデッキの端に座れるようにベンチがついています。
船室は、階段を登たところと、階段を下ったところにあり、
そこは窓のあるお部屋になっています。
私たちは、階段の上り下りをしなくてもよいデッキにしました。
川風に吹かれてもまだ寒くはなかったので・・・

船内には、車椅子やベビーカーを置くためのスペースや
固定器具などの備え付けはないようでした。
船係員からも車椅子用の特別な案内などはありませんでした。

夫は、車椅子を降りて、デッキのベンチに座り換えましたが、
川を下る船なので、海と違って波もなく、
揺れはほとんど感じませんでした。
これなら、デッキに車椅子のまま座っている方法でも、
問題がないように思えました。

船内 

デッキはこんな感じです。この日は空いていましたね。
揺れがないので、歩いてデッキ内の移動も難なくできます。

IMG_8847.jpg 

赤い橋が、出発点の「吾妻(あづま)橋」です。
金色に輝く大きなウ●コはアサヒビール本社ですが、
本当は「聖火台の炎」だそうですよ。

IMG_8821.jpg

隅田川にかかる橋は、1つ1つ色もデザインも異なります。
下の緑の橋の下をくぐり抜ける時、夫は「うまやばしだ!」と言いました。

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へぇ~ 本当かな?
橋をくぐったところで、見上げてみると

厩橋 
「厩橋」↑と書かれてありました。
「よくわかったねぇ?」と言うと、
「毎日学校へ行くときに、市電(昭和18年6月までは東京市だった)に乗って、
 この橋を渡って行ったからね。」
 妻の名前は思い出せなくても、子どもの頃に渡っていた橋の名前はバッチリです!

IMG_8841.jpg

「あっ、ボクの生まれた病院だ!
 お母さんはここでボクを生んだんだ。」
病院で出産するのはまだ珍しい時代(昭和6年)。
夫の家はモダ~ンだったんだなあ。
夫は、生まれた時から、自宅のトイレは水洗だったと言うし。
(私は埼玉出身ですが、私が高校生まで自宅はくみ取りだったわ。)

同愛記念病院は東京大空襲にも焼け残り、戦後になっても、
戦前からの古い建物が長く残っていましたが、
たぶん、今は、もう取り壊してしまったと思います(未確認)。

IMG_8870.jpg

この↑「佃大橋(つくだおおはし)」が掛けられたのは、
東京オリンピック開催に合わせた昭和39年だそうです。
それ以前は、佃島(つくだじま)に行く方法は渡し船でした。
「佃の渡し(つくだのわたし)」
戦前、夫は佃島にある友人の家に、自転車に乗っていき、
佃の渡し船には、自転車を持って乗り込んでいたそうです。
船はいつも身動きがとれないほど超満員だったそう。

IMG_8879.jpg

↑こちらの橋は、勝鬨橋(かちどきばし)という跳開橋です。
昭和45年までは、大型船が通る時には、この橋の真ん中を跳ね上げていたそうです。
私は、この橋が跳ね上がっているのを見たことがありませんが、
夫は、地元の近くですから、もちろん見たことがあるそうです。

IMG_8908.jpg

東京湾への出口にある浜離宮恩賜庭園に到着。
ここではまだ降りません。
ここから東京湾へ出て、日の出桟橋へ。
右向こう側に見えるのビル群は、お台場です。

IMG_8918.jpg

夕景のレインボーブリッジ。

IMG_8916.jpg

船に乗っている間、夫はずっと楽しそうにしていました。
やっぱり、船に乗るっていうのは、非日常の体験ですからね。
さて、私たちは日の出桟橋で船を下ります。
お台場に行く人は、ここで船を乗り換えます。

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クルーズ船事務所のカフェで、トイレ(車椅子用あり)を済ませ、
コーヒーにフローズンヨーグルトで休憩。

IMG_8927.jpg 

もうすっかり暗くなりました。東京タワーが見えます。

IMG_8930.jpg 

日の出桟橋から、浜松町駅(大門駅)方面への道は、
まあ、みんなにくっついて行けば、行けるだろう・・・
と考えたのが甘かった。
なんと、東芝浜松町ビルの脇の連絡通路へ上がるのには、
階段とエスカレーターしかない。
エレベーターがみあたらない!
歩いている人に訊いてみたら、
「エレベーターはないんです。ずっと向こう側をまわらないと~」
えぇ~。休みの日の夜のオフィス街は、歩いている人も少なく、
暗くて道もわからず、心細いよ~。
でも、仕方なく、適当に闇雲に車椅子を押して歩く。
歩いているうちに、モノレールの線路の下をくぐった。
たぶん、浜松町駅はこちらの方角だろう・・・と
あてずっぽうに適当に歩く。
かなり歩いた。もっと近くじゃなかったっけ?
途中、住宅地図看板があったので、浜松町駅の位置を確認し、
なんとか辿り着いたが、何だか、すごく遠回りをしたような気がする。

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車椅子で副都心線-東武東上線、西武バスのバリアフリー状況

埼玉県の新座市(にいざし)野火止(のびどめ)にある平林寺(へいりんじ)に、夫を車椅子に乗せて行って来ました。
そこまでに利用した副都心線-東武東上線と西武バスに車椅子で乗車した時の状況です。

IMG_8947.jpg 

副都心線は優先席の位置に乗り込んだのですが、車椅子スペースがないところでした。
車椅子スペースのある車輌も、たぶん、あると思いますが、どこに車椅子スペースのある車輌があるか判るような案内はないようです。
(都営線の場合は、ホームの端が少し白っぽくゆるやかに盛られて、車輌とホームに段差がないようにつくられたところが、車椅子スペースのある位置です。
ホームを見れば、一目で車椅子がどこに乗り込めばよいか判るようになっています。)

IMG_8948.jpg

都営地下鉄大江戸線の記事のところで、「地下鉄はあまり揺れないから」という趣旨の記述をしましたが、撤回します。副都心線は、結構、揺れが大きいです。
車椅子を固定しないままだと不安があります。
なので、車椅子から座席に座り換えました。
でも、混んでいるような車内で、車椅子から座席に乗り換えるのは、ちょっと難しいように思います。

副都心線は、東武東上線に乗り入れています。
今回は和光市止まりの電車に乗ったので、和光市駅で降りて、東上線に乗り換えます。
東上線も、車椅子スペースのある車輌がどこにあるかわからず、適当な車輌に乗車。
座席も空いているところがなかったし、一駅だけということもあり、車椅子をドア付近にそのままおいただけです。固定するものも何もないので、転倒したりしないように、車椅子を握っていないといけません。↓

IMG_8950.jpg

朝霞台駅に着きました。
ホームでエレベーターを探したのですが、なんと、ありませんでした!
エスカレーターのところに、「ボタンを押して係員をお呼び下さい」とあります。
ボタンを押すと、車椅子マークの下にあるマイクで、「はい、どうされました?」と声が聞こえてきます。
「車椅子で~す。お願いしま~す」と言いました。

IMG_8952.jpg

いつも思うのですが、聴覚障害者の場合、こういう音声だけでの対応ができません。
ボタンを押して、黙って待っていることしかできません。
駅員は、応答がないと、「いたずらかな?」と思って来てくれないかもしれないし、ボタンを押して待っている聴覚障害者も「果たして、来てくれるだろうか?」と不安です。

無人駅の券売機などでは、音声だけでやりとりしなければならないものが多いです。
それから、エレベーターの「非常用ボタン」などもそうです。

ちなみに、東京都庁のエレベーターの「非常用ボタン」には、「聴覚」というボタンがあります。
エレベーターが緊急停止した時に「非常用ボタン」を押して、中に閉じ込められたことを知らせますね。聴覚障害者は「ボタン」を押すことはできても、応答ができないので、中に閉じ込められている人が聴覚障害者だとわかるように、「聴覚」ボタンが設けられているのです。
音声応答ボタンを付ける時には、必ず「聴覚」ボタンも併せて設置して欲しいと思います。

聴覚障害者が多く利用する施設では、エレベーターをガラス張り(ガラス越しに手話で会話できる)にしているところや、聴覚障害者用の進んだ施設の中には、エレベーター内に、カメラとスクリーンが付いていて、エレベーターの中と外とで手話で会話ができるところもありますよ。

IMG_8953.jpg

さて、駅員さんが来てくれて、エレベーターのボタンを操作し、エレベーターの板3枚分がフラットになる箇所が出てくるのを待っています。

下の写真は帰りの時のものですが、エレベーターの板3枚分をフラットにしたところに、車椅子を載せて、下っています。前の部分に少しストッパーが出っぱっているのが見えるでしょうか。転落を防ぐものは、これだけなので、ちょっと怖い感じです。後ろで車椅子を掴んでいます。

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赤で囲んだ部分↓が、ストッパーになっています。

IMG_9053_20161108161521874.jpg 

朝霞台駅の改札口を出て、さらに駅の下に行くのにもエスカレーターだけなので、もう一度、駅員さんが同じようにエスカレーターをいったん止めて、車椅子が乗れるようにしてもらわないとなりませんでした。その間、長く待たされるし、他の人はエスカレーターを利用できませんし、できればエレベーターを設置して欲しいところです。

さて、朝霞台駅からは、東久留米行きの西武バスに乗って、平林寺へ行きます。
バスのステップの下に収納されているスロープを出して掛けています。↓

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西武バスには車椅子の転倒防止用の黄色いベルトが付いていました↓

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荷物を結わえる結束バンドみたいな感じ?

IMG_8962.jpg

車椅子の車輪には、車止めも付けてくれました↓

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車止めに固定用ベルト、仕切り板を背にして車椅子を置いていますが、それでも、今回も走行中に、前輪がフワッと浮きました。固定用ベルトがなかったら、転倒の怖れがあります。
結局、私は、車椅子のアームを掴みながら、上の写真の右側にちょっと見えるステップの
ところに腰掛けていました。

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睡足軒の森・平林寺を車椅子で行く

平林寺(埼玉県新座市野火止)に行ってみようと前から思っていた。
約6年前に、私と夫と、夫の幼馴染みのTさんと3人で、2泊3日の京都の旅に出た。
夫も、Tさんも、認知症を発症していたけれども、二人とも、症状はまだ軽度の記憶障害だけで、足腰もしっかりしていたので、ちょっとした配慮をするぐらいでよかった。
その旅の中で、臨済宗妙心寺の退蔵院を訪れた。
退蔵院で、国宝「瓢鯰図(ひょうねんず)」(ちょうど今2016年11月8日~27日まで東京国立博物館の特別展で展示中)を3人で見ていたら、庭を掃いていた退蔵院の方が話しかけてきた。
私たちが東京から来たことを告げると、「埼玉県に妙心寺派のお寺、平林寺があります」という話がでた。
すると二人は、
「平林寺!? 知っています。僕たち、学校の集団勤労奉仕で平林寺に行きました!」
と言うのだった。
(あとで学校の史料を調べたら、昭和16年~昭和17年に、学校で「宿泊集団勤労奉仕作業」として平林寺に行ったという記録が残っていた。平林寺の敷地内にあった東京市立第二中学校(現 都立上野高校)の寮舎に2泊しての奉仕作業だった。二人の年齢からして、二人が参加したのは昭和18年ではないかと思われるが、昭和18年の史料は手元になく確認できず。)

このような思い出のある「平林寺」に、いつか行ってみようと思っていた。
そして機会が訪れた。
朝霞台から東久留米行きの西武バスに乗車し、平林寺総門の前の平林寺前バス停で降りる。

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既に、正午になんなんとする。平林寺内には食堂や売店などはないから、先に腹ごしらえをしたほうが良さそうだ。
バス停を降りたところにある茶屋「ひるねの森 竹映(ちくえい)」に入り、天ぷらうどんを注文。

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七味唐辛子を入れようとしている夫。お店の奥は畳敷きで、よい雰囲気です。
天ぷらうどんの味は、まあ普通。

天ぷらうどん 

平林寺に入る前に、平林寺の向かい側にある「睡足軒の森」に行く。
ここも平林寺の所有だが、新座市に無償貸与されているそうだ。

睡足軒の森 

ちょうど行った日には、写真展示会のために、草庵「睡足軒」の内部に入れた。
囲炉裏端があり、天井は竹(だと思います)で葺いてあり、とても趣があった。
夫は車椅子を降りて歩いて中に入ったのですが、中には、車椅子の方がいた。

睡足軒

睡足軒の森を出てから、平林寺境内に入った。

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平林寺は紅葉の時期は11月下旬から12月上旬だそうで、私たちが行ったときは、紅葉にはまだ早かった。↑このあたりも、紅葉の季節には真っ紅になるようだ。

一部、紅くなっているところを写真に撮った↓

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平林寺の境内には、武蔵野の面影を残す雑木林が広がっている。

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紅葉の季節からずれていたせいか、訪れる人も少なく、しんとした武蔵野の雑木林の雰囲気を楽しんだ。平林寺境内の雑木林は国指定の天然記念物になっている。
夫は、
「さっき居た 縞模様の馬 が居なくなっちゃたけれども、どうしたんだろう?」
「え? シマウマのこと?」
「違うよ。もっとこれくらい小さい(柴犬ほどの大きさ)縞々の生き物が居たんだよ」

また、いつもの妄想?幻視?
でも、人の誰もいない雑木林の中にいると、トトロや、コロボックルや、ニングルや、トムテや、ムーミンたち・・・妖精が出てきそうな気がする。
夫の目には、雑木林の中に住む妖精や不思議な生き物が見えるのかもしれない。
ちょっと、うらやましいなあ +゚。*(*´∀`*)*。゚+

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野火を見張るための「野火止塚(のびどめづか)」↑
このあたりの木はカエデ。11月下旬にもなれば、紅葉が美しいことだろう。

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今にも崩れそうな苔むした藁葺き屋根の納屋 ↑

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平林寺の境内は車椅子のままで回れる。車椅子用のトイレもある。
歩くコースにもよるが、私たちは境内の雑木林をただ歩きに歩いて40分ぐらいだったかな。
紅葉の美しい時に再訪したいものだが、その時はとんでもなく混雑しそうだ。

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箱根・大涌谷・芦ノ湖めぐり(1)

晴れそうだという天気予報を見て、旅行サイトで箱根宮ノ下富士屋ホテルを予約した。
宿泊の3日前のこと。
夫は一人で大浴場を使えないので、部屋に温泉が付いているところを希望。
予算と諸条件が合うところを検索し、この歴史ある富士屋ホテルにした。
 ※ 宮ノ下の富士屋ホテルは、すべての部屋のお風呂には温泉が引かれている。

さて、当日は快晴なのは良かったが、休日ということもあり、ロマンスカーで箱根湯本駅に着いた時点で、箱根登山鉄道は既に通勤列車並の満員状態で、乗り込むために電車を1つ見送らねばならず、車椅子で果たして上まで行けるのか?と不安になる。

IMG_9074.jpg 

こんな中でも、やはり車椅子で来ている方は他にも居ました。
ようやく乗り込んだものの、混雑のため、車窓から外の景色を眺めることもできず、切符は強羅駅まで買っていたので、取り敢えず強羅駅まで行った。

ほとんどの乗客は強羅駅まで。
そこからケーブルカーで早雲山まで行き、ロープウェイに乗り換えて、大涌谷まで行って、黒玉子を買ってから、富士屋ホテルのある宮ノ下まで戻ってこようというのが私たちの当初の計画。
ところが、強羅駅の外には長い長い行列ができていて、案内放送によれば、ケーブルカーに乗るために30分待ち、ロープウェイに乗るために更に45分~1時間待ちだと!
この時点で午後2時頃。ロープウェイの営業時間は午後4時で終了だと言う。
下手をすれば、上に上がったはいいけど、戻ってこれなくなる。
ケーブルカー、ロープウェイは諦めよう。

夫の車椅子を押して、強羅駅の周辺の店を見てまわったが、入りたいと思うようなところもなく、強羅公園や箱根美術館はケーブルカー利用だし、そうでなければ、坂道を登っていかねばならない。
車椅子では、ムリ、ムリ。
もう強羅では何もせずに、すぐに箱根登山鉄道で宮ノ下駅まで戻ろう。

強羅駅から乗り込む時に、駅員さんに、宮ノ下駅で降りるのでお手伝いを依頼しておく。
宮ノ下駅のホームから改札に出るのに6段ぐらいの階段があるのだ。
紅葉シーズン中の休日だったということもあり、この時の宮ノ下駅は駅員が2人居た。
その2人と私と3人がかりで夫が乗ったままの車椅子(車椅子+夫+呼吸器=約64kg)を階段から下ろした。
宮ノ下駅から、富士屋ホテルへ迎えの車の依頼の電話をする。
車椅子だと伝えてあったためだろう、座席が車の横に引き出せるタイプの黒塗りの車で来てくれた。

宮ノ下の富士屋ホテルの本館ロビーは2階にあるが、エレベーターがない。
そのことは事前の情報として知っていた。
本館ロビー下に到着すると、スタッフ数人がすぐに駆け寄り、夫の車椅子を押してくれ、一人が私に「奥様だけ先に2階のロビーで受付をしてください」と言われた。
「夫一人だけで残して、大丈夫かな・・・」
ロビーへの階段を上がりかけて、やっぱり心配で、夫のもとに駆け寄ると、スタッフが夫に何か話しかけている。
「すみません、あの、耳が聞こえないので・・・」
夫に「今から上で受付してくるから、ちょっとここで待っていてね」と言ってから、2階ロビーへ上がった。
フロントでレジスターカードを書き終えると、「ご案内を致しますから、こちらでしばらくお待ちください」とソファーを勧められた。
ロビーもラウンジも、柱の木彫りの彫刻や照明などクラッシックで味わい深く、夫も連れてきて見せてやりたいなあ・・・それにしても、待たせるなぁ。
私は、下に残してきた夫のことが心配で、気がきではない。
「なんでボクはここに居るんだろう?」と不安に思っているのではないか?
「すみません。車椅子の連れを下に残してきているので、早く案内をしていただきたいのですが・・・」と催促した。(あとで考えたら、この時、まだチェックインの3時よりも前の時間だった。)
「申し訳ございません。ただいま・・・」と言って、担当のスタッフが急いでくれた。
1階へ戻ってみると、夫は、膝掛けをかけてもらって、車椅子に座ったままポツンと一人で待っていた。
「ごめんね、ごめんね。待たせたね~」

富士屋ホテルの宿泊棟は、本館、西洋館、花御殿、フォレスト館があるが、エレベーターがあるのは花御殿とフォレスト館だ。
私たちは、すべての部屋に花の名前が付いている花御殿に泊まった。

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 昭和11年に建てられた花御殿↑。(本館・西洋館は明治時代の築)
 昭和12年に初来日したヘレンケラーは、この花御殿(おそらくは「桜」に?)に泊まったそうだ(昭和12年5月3日)。
 ちなみに、夫は、昭和12年4月に東京聾唖学校の予科(幼稚部)に入学しているが、この年5月に来校したヘレンケラーに会っている。
 富士屋ホテルの史料室に保管されているレジスターブックには、ヘレンケラーのサインも残っているらしいが、出して見せてもらうことはできなかった。

私たちの泊まった部屋は「南天」。
これは↓お部屋のテーブルに飾られていたカード。

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それぞれ部屋名の花の絵がついた大きな木札の鍵が渡される。

夕食はフレンチのフルコースでは夫の逆流性食道炎が心配。
軽めのカジュアル・コースにした。
カジュアルの場合、食堂がメインダイニングではなかったので、ちょっと残念。

コンソメスープ 

最初はスプーンで飲んでいたが、スープが少なくなってきたら、皿を持って口をつけて飲み始めた夫。
「ちょっと、ちょっと・・・」と止めようかと思ったが、「まあ、あまり目くじらを立てずともよいかぁ~。」と思い直し、静観。
メインダイニングではなく、「カジュアル」だからなのか、赤ちゃん連れのお客さんも居て、ギャーギャー泣いてた。
まあ、お互いさまということで、「ピヨ、ピヨ」ひよこボタンを押して、大目に見てもらいましょう。

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 トマトのポタージュ。とても美味!

 カジュアル・コースと言っても、魚料理と肉料理とそれぞれ1品ずつ付くので、びっくり。

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 真鯛のポアレ(夫)

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 海老と鮑の串焼き(私)

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 豚肉の山葵と柚ソース(夫) 

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 牛ヒレ肉のステーキ(私)

 サラダ、デザート(アイスクリーム or シャーベット)、珈琲

つづく・・・

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箱根・大涌谷・芦ノ湖めぐり(2)

夫を車椅子に乗せて、富士屋ホテルの中を歩く。
花御殿の2階に私たちの部屋はあった。
花御殿の3階にも宿泊部屋はあるが、特別な階段を通って行くようになっていて秘密部屋?の雰囲気。
2階から廊下を歩いて行くと、富士屋ホテルの歴史を刻んだ写真が掲げられている。
小人用か?と思われるような狭いタイル張りの階段や、ひときわ狭く小さなドアなど、従業員が使うサービス用なのだろうが、秘密の扉みたいで心惹かれる。
夫をトイレに送っていった際、男性用トイレしかなかったので、ドアを開けて夫だけを行かせたが、その際ちらりと見えたトイレ内が、むやみに広くて、レトロ・モダン?な配色のタイル張り。写真に撮りたかったが、カメラを持って来てなかった。
花御殿の1階からエレベーターで2階へ行き、廊下を通って、西洋館や本館にも行けたので、ロビーの部屋や柱の彫り物や階段、照明、調度品などを夫に見せることができた。

オーキッド・ラウンジでケーキと珈琲もいただいた。
温かいアップルパイは、見た目はたいそう地味だけれども、リンゴの酸味が利いていて、美味しい。
夫が頼んだ抹茶ロールは、上品な甘みで抹茶の味がしっかり、いずれも丁寧につくられていて、じんわりと美味しさが伝わってくる。

翌朝、夫は珍しく7時過ぎには起きられたので、7時半からのメインダイニングでの朝食(アメリカン・ブレックファースト)に向かった。
↓窓が素敵でしょう?

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メインダイニングで、最初に案内されたところは、窓から遠かったので、窓に近い空いている席に換えてもらった。

メインダイニング 

この日は朝から曇り空。少しパラパラと雨も降ったようだ。
チェックアウトは11時だったけれども、早めに出掛けよう。
9時半頃に、宮ノ下の駅までホテルの車で送ってもらった。
宮ノ下の駅は、昨日と違って、平日だったせいか、駅員さんは1人のみ。
車椅子を抱えてホームに持ち上げることはできないので、夫を車椅子から立ち上がらせ、手を取って階段(6段ぐらい)を上がらせ、駅員さんに車椅子を持ってもらった。

平日で、しかも雨が降りそうな曇り空なので、きっと今日は空いているだろう。
昨日行けなかったケーブルカーとロープウェイで大涌谷(おおわくだに)まで行こう。
ホームで登山電車を待っていると、70年配後半と思われるご夫婦から話しかけられた。
これから、ケーブルカーとロープウェイで大涌谷経由、芦ノ湖へ出て海賊船に乗り、元箱根から箱根神社を見てから、バスで降りて来て、途中でホテルの迎えの車に乗るとのことだった。
なんだか盛りだくさんのコースだけれども、その話を聞いていたら、私たちも同じコースを行ってみようかな?という気になった。
もし、その二人が若いカップルだったら、私たちにはちょっと無理と思っただろうけれども、70年配後半のご夫婦がまわるというのだから!

ともかく強羅(ごうら)まで行き、そこでケーブルカーに乗り換え。
時間がまだ早いということもあるし、こんな天気だから、案の定、空いている。
強羅の駅には車椅子用のトイレがあるので、そこで用を足してから、ケーブルカーに乗る。
私たち以外に、もう1組車椅子連れのご家族が居て、ケーブルカーの車椅子用席に2つの車椅子を連ねて乗せてもらった。

IMG_9207.jpg 

ケーブルカーは斜めに登っていくが、車椅子用位置や座席は水平になるようつくられており、固定用器具はなかったけれども、揺れることもなく、ゆっくり登っていった。
ケーブルカーの窓から、上から下へ向かって撮った写真 ↓

IMG_9217.jpg 

早雲山駅に着くと、駅員の方が来て、車椅子を押してくれた。
ケーブルカーのホームの傾斜はかなりきつい。
ケーブルカーから外へ出る階段のところは、「段差解消機」なる、簡易エレベーターのようなものを使った。動きがゆっくりで、定員2名しか乗れず、時間がかかるのが玉にキズ・・・

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段差解消機に車椅子ごと乗って、上を見上げると、こんな感じでした。
おそらく解消すべき段差は2メートル50センチぐらい(1階分ぐらい)↓

IMG_9223.jpg 

今年7月に私たちが強羅温泉に泊まった時には、火山活動の影響で、大涌谷はまだ立ち入り規制中、ロープウェイがまだ通っておらず、私たちが帰ったすぐ後、全面開通した。
さて、早雲山駅からロープウェイに乗り換える際には、注意喚起の放送が流れ、濡れ紙タオルと注意書きが配付された。
いわく、「アレルギー疾患、ぜんそく、気管支炎、心臓疾患がある人、高齢者は、大涌谷では火山性ガス(硫化水素、二酸化硫黄)が出て、いのちの危険があるので、止めるように・・・云々」。
そこはかとなく漂う硫黄臭。緊張で心臓がドキドキする。
果たして夫を連れていって大丈夫だろうか?
夫はぜんそくではないが、50年以上にわたる喫煙でCOPD気味(禁煙して約10年)。
気温が低くなってからは、お風呂に入ったり、階段を上がったりして呼吸が速くなると、ヒューヒュー音がするようになったので、ステロイド(シムビコート タービュヘイラー)を朝晩2回吸っている。
う~ん、大涌谷には、ごく短時間滞在するだけなので、様子を見ながら、行ってみよう~。

IMG_9247.jpg 

 途中、大涌谷に近づいてきた時に、念のため、夫にはステロイドを1回吸わせた・・・
 ・・・
 ひゃ~、やっぱり、これはすごい。来た甲斐はある。
 黄色い硫黄が地表に出てきていて、火山性ガス 水蒸気がもくもく立ち上る。
 この世のものとは思えない光景が眼下に広がる。
 かつては「地獄谷」と呼ばれていたが、昭和天皇の行幸に際して、「地獄」とは怖れおおいので、「大涌谷」と名称を変えたのだという。

IMG_9236.jpg 

夫のいでたち↓ マスク二重。半袖ダウンの上にコート。
大涌谷は風がびょうびょう吹きすさび、寒かった。
 →これがかえって火山性ガスを吹き飛ばしてくれて良かったのかもしれない。

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大涌谷駅では、先へ行く人も、ここでいったん全員がロープウェイを降りて乗り換える。
私たちは、急いで「黒玉子」だけを買って、車椅子用トイレで用を足す。施設が新しく快適。
大涌谷駅から外へ出るのに、一般の人は階段を下りる。
車椅子用には急な坂道を行くしかないと思っていたが、黒たまご館から出て大涌谷駅に帰る途中に、エレベーターを発見。エレベーターで上り下りができるのだ。
桃源台(とうげんだい)方面へのロープウェイに乗り換えた。

曇がかかっていたけれども、富士山が見えた。
昨日の快晴の時に来れたら、さぞかし美しい富士山が見えたことだろう。
が・・・大変な混雑を乗り越えて行かないとならないしね・・・(´・_・`)

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 芦ノ湖が見えてきました。
 曇っているので、紅葉もくすんで見えるが、そこは想像力で色を補う。

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箱根ロープウェイは、完全バリアフリーで乗り降りスムーズ。
途中駅のトイレも車椅子用があり。

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さあ、終着の桃源台駅だ。
海賊船が見えてきた。夫に、
「やっぱり海賊船にも、乗ろうよ~」

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もう正午になる。
お昼ご飯をどうしよう? 食堂に入って食べていると時間をとられてしまう。
「三島コロッケ ホットドック」なるものと珈琲を買って、船に持ち込むことにする。

IMG_9288.jpg 

追加料金を支払って特別船室にした。
船の2階の特別船室には車椅子専用になっているエレベーターで上がれる。
乗船時に、スタッフの案内で最初にエレベーターで特別船室まで案内される。
船首の位置に座り、ホットドッグを食べながら、珈琲を飲みながら、湖の上を滑るように進む。

海賊船 

船内から見た紅葉。

IMG_9291.jpg

 芦ノ湖には紅い鳥居が2つある。これは小さい方↓

IMG_9303.jpg 

元箱根で下船。
ここから箱根神社や成川美術館(紅葉が美しいのが見えた)などに行けるのだが、そこまでまわるパワーはなく、早めに帰ったほうが良さそうだ。
まだお腹が減っていて何か食べたかったが、昼時でどこも外まで並んでいるので、仕方なくバスセンター内で、またホットドックと珈琲。他に選択の余地がなかったのだ。
箱根湯本までの急行バスに乗る。
車椅子固定設備がないので、車椅子を折り畳んでステップのところに乗せてもらい、座席に座った。
箱根湯本まで20~30分で着くそうだが(昨日は大変な車の渋滞でもっとかかったことだろう)、座席はすべて埋まり、立っている乗客も後ろまでぎっちぎちに詰め込んでの超満員。

バスに乗っている間に雨がポツポツと振り出し、
箱根湯本に着いた時には、かなり降っていた。
夫を車椅子に乗せて、急いでバス停から箱根湯本駅まで走る。
窓口でロマンスカーの車椅子席を買い、新宿まで。

黒玉子1 

ロマンスカーの中で、大涌谷で買った黒玉子を食べる。5個入り500円

黒玉子2

黒玉子1つ食べると、7年延命だという。
あ、黒いのは殻だけで、剥くと普通の白いゆで玉子。

さても、行き当たりばったりの箱根・大涌谷、芦ノ湖めぐり、
午後5時には自宅に無事に帰着。
上出来だったように思います。(#^.^#)

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Author:アワキビ
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2人と猫2匹の家族です。

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