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緊急入院

日曜日の未明午前2時過ぎに入院しました。
今日も一日熱が下がらず、意識レベルに多少の上下はありますが、全般的に朦朧とした状態が続いています。
肺炎、気管支炎という診断です。
また、バルーンカテーテルを入れて導尿していますが、血尿が続いています。カテーテルを挿入するときに傷ついたのか、それとも何か別の原因なのか? 熱が下がらない原因にもなっていないのか?
今日は日曜日なので検査もできません。入院したのは小さな病院なので・・・
これまでの経過を下記にまとめます。

★水曜日 
朝から具合が悪いと本人からの訴えあり。デイサービス休む。
午後からさらに意識レベルの低下が見られ、妄想状態。
午後3時頃、訪問診療(臨時、いつもと別の医師)。37.7°
採血。カロナール(解熱剤) 置き薬の服用指示。
夕方までにいったん熱が下がるが、また、夜にかけて熱が上がってくる。
午後11時頃、訪問診療(臨時、当番医)。メイアクト(抗生剤)置き薬の服用指示。

★木曜日
午前1時半頃、38°台に熱が上がってきて苦しそうに眠れないでいるため、訪問診療当番医に電話で相談。
カロナール4時間空けることになっているが、その前に服用してよいと。
少し頑張って様子を見てからカロナールを午前2時45分に服用。
その後、熱が下がってきたようで、静かに寝息を立て始めた。
朝は良かったが、午後からまた37°台の熱が出始め、妄想のようなことを話す。
辛そうに「あ~あ~」と声を出す。
午後3時半。 訪問診療(定期、担当主治医)。
医師の質問に対して、まったく関係のないことを言って、かみあわない。
質問の趣旨をまったく理解していない。半分夢の中にいるよう。
採血の結果は、CRPは高くなっていないが(熱が出始めだったので、数値に表れなかったのかも?)おそらく軽い肺炎でしょう、と。
メイアクト(抗生剤)5日間飲みきりで追加処方。
カロナール(解熱剤)(2錠×4回/日)×5日間の追加処方。

★金曜日
午前11時。訪問リハビリ。排痰がスムーズにできるようにマッサージ中心。
排痰あり。昨日までより濃い黄色い痰が見られた。
熱も下がり(36°台)、笑顔が見られ、回復基調に乗ったかに見えた。
夕食も普通に食べ、入浴。
入浴後着替えて休んでいる時、本人から、ヘソの下あたり、右側が痛いという訴えがあった。もう少し詳しく訊こうとしたが、「もう痛くなくなった。おかしいな?」と言う。
一応、訪問診療の当番医に電話をして、本人の訴えを伝える。
「下痢をしていませんか? 抗生剤を服用しているので、その可能性が高いかな?」と。
下痢はしていないが、訪問診療医から預かっている薬セットの中のビオフェルミン散剤を服用させるよう指示あり。

★土曜日
先に書いたブログ「恐怖発作」に書いたような状態で、昨日より悪化。
この日は一日布団から起き上がろうとしなかった。
「お手洗いに行きたい」と言った時に、起き上がらせようとしても、転げてしまう。
一度は布団の上で立ち上がりに成功したが、その途端、おしっこが敷き布団の上にピチャピチャとこぼれて池ができた。リハパンを履いているはずなのに、ずれていたのか?
この日は終日リハパンの中に失禁。夜にはリハパンではなく、寝たまま替えやすい紙オムツと尿パッドに変更。
その後、本人の意識レベルがさらに低下し、不安になったので、訪問診療(臨時)を依頼。肺の音はそれほどひどくないと。既にメイアクトとカロナールが処方されているので、訪問診療では、それを継続するしかありませんと。
訪問診療医が帰った後、さらに熱がどんどん高くなり、しゃっくりとともに両手がぶるぶる震える。呼吸をする時に「あっ、あ~、あっ、あ~」というような苦しそうな声が混じり、両眼が上転して、キョロキョロ動くが、呼びかけても視線が合わない。コミュニケーションがとれなくなる。喉もごろごろしているが、「ほら、痰を吐き出して!」と言っても、理解不能らしく、視線が合わないまま、眼をキョロキョロさせるばかり。
ここに至って、このままの状態を一人で見守っていくのは、不安で押し潰されそう。
とても無理。夜9時頃、救急車を要請。

健康保険証、診察券等一式
お薬手帳と現在処方されている残薬一式
呼吸器ASVの機械を専用の持ち運びバッグに入れる
紙オムツと尿取りパッドを2枚ずつ
浴衣風の寝間着
義歯入れ物と洗浄剤
・・・等をかき集めているところへ救急隊が到着。
ここでバイタル確認。熱は38.6° SPO2は88~90 血圧147-79
夫は酸素(6リットル)のマスクをつけられて、担架に乗せられた。

車椅子の他、救急隊から「靴も持ってくださいね」と言われて、救急車に乗せる。

救急車内に入ってから、救急隊員が希望する病院へ受け入れ打診の電話をしてくれる。
  第一希望 定期的に通院しているJ大学病院
  第二希望 昨年入院した地元のY病院

J大学病院に電話をすると、まず「満室なので、入院はできません。まあ、検査はできますが・・・」という話。

「それではY病院に訊いて下さい}と救急隊に言うと、隊員の方がタブレットを見ながら、「Y病院は今日は(空室なし)になっていますよ」と言って見せてくれた。
病院ごとに、その日の空室状況が出るようになっているようだった。
これはちょっと意外だった。昨年の8月から1ヶ月ほどY病院に入院したが、その時は、わずか36床はどの小さな病院なのに、結構ひんぱんにベッドが空いて、ガラガラの病室もあり、「この病院の経営は大丈夫かしら?」と思ったほどだったので、一応、昨年入院したことがあるので・・・と言って、打診をお願いした。

曰く「夜間なので検査技師がおらず、翌日も日曜日なので検査技師がおらず検査ができない。症状が増悪中ということだとすると、うちで受け入れることはできない。」と。

救急隊の人が、「J大学病院は満室で入院させられないけれども、検査だけならやってくれると言っています。その検査結果を踏まえて、入院となった時に、受け入れてもらえませんか?」と食い下がるが、なにか「評価が難しい」云々で渋っており、最終的には、院長の判断で・・・云々。

「入院する部屋は空いているということですか?」と私が訊くと、救急隊員経由で「そこは院長の判断になる」ということだった。

この間、救急車は坂道の下の路上にずっと止まったままだ。
救急隊員から「じゃあ、こうしましょう。J大学病院へ行って、検査だけ受ける。そして、そこで入院が必要だということになったら、その時に、入院先を考える。入院するほどではないということであれば、帰って来るということでいいじゃないですか?」

こうしてJ大学病院へ搬送された。
いつも夜間の救急外来は混んでいるのだが、どうしたわけか閑散としている。
「今日は緊急手術とその対応のため救急外来は受付できない」というような趣旨の看板が出ている。それでも1人ぐらいは座っている患者さんがいるのは、救急車で搬送されてきた人だけは受け入れる日だったのか?
いずれにしても、J大学病院へ着くと、すぐに医師や看護師4人ぐらいに取り囲まれて、夫の検査が始まった。

いつも思うのだが、夜間の救急外来は、研修医の手技を練習する場になっているらしい。
昼間の外来では、通常看護師が行う点滴用のルートの確保や鼠頚部からの動脈血の採取などを、手技の未熟な研修医が行う・・・ので、たいてい失敗する。

夫は、普段から注射針を刺される時、大騒ぎとなる。上手な看護師さんなら良いが・・・
だから、私は、あらかじめ「針を刺されると動きますから、皆さんで押さえて下さい」と必ず断っておくことにしている。無防備に、プスッと刺すと、夫はびっく~っといきなり動くので、結果、失敗して、何度も針を刺される羽目になるから。

点滴のルート確保は、「血管、細いですね。」と研修医が言いながら、夫の両方の腕の血管を見比べている。ベテランらしい看護師さんが、「ここがいいんじゃないですか。」と声を掛けている。
3人がかりで夫を押さえて、点滴のルート確保できた。
夫は痛いとも何とも反応せず。意識朦朧としているせいで痛みを感じないのかな?

そうして、研修医が、震える手で、鼠頚部に長い太い針を突き立てる。
夫は表情を変えず無言・・・あれ? 痛くないのかな?
意識が朦朧として、痛くないのかしら?
 が、「・・・・もう少し、もう1本先・・・あっ出てきたかな?・・・」
血は出てこない。・・・失敗したようだ。

そこで、もう一人の医師が手袋をはめて「じゃ、反対側でボクがやりましょう」。
え~ん、やっぱり、また刺すの?

ブスッ! 途端に、プシュ~と血が注射器の中に吹き上がる。
「イッ、タ~イ!! イタ~イ、イタ~イ」と夫が声を上げて身体をよじろうとする。
動脈血採取に成功。

尿検査をするのだが、夫は意識朦朧として失禁状態なので、導尿することになる。
え~ん、また痛いのをやらないといけないんだ。
カテーテルバルーンを入れるんだって。

夫は、「これから●●しますよ~」と言っても、全然、反応なし。
眼は半分ほど空いてはいるのだが、瞳は上転した状態で、左右にキョロキョロ動いている。呼びかけても、視線が合わない。話しかけてもまったく理解していないようだ。

カテーテルバルーンを尿道に入れる時には、さすがに痛かったようで、
「痛~い、痛~い」とうめき声を上げて、身体をよじって逃げようとするのを皆で押さえて実施。
もう、可哀想でたまらない。でも、発熱の原因をきちんと調べないと。

それから、肺のCTを撮った。
その後で、神経内科の当直にも来てもらって、神経内科上の所見がないか、症候性てんかんが起きていないかを診てもらった。

結果:
 血液検査では、CRPと好中球の値が少し高かったけれども、それ以外は正常範囲で、それほど激しい炎症が起きているわけではない。
 CTでは、肺に少しもやもやしたものが見られる。
 軽い肺炎だろうけれども、どちらかというと気管支炎なのかな。
 「過去にも肺炎を起こしたような跡がある。」
 「夫は、今まで肺炎で病院にかかったことはないのですが、それは不顕性の肺炎ですか?」
 「うん、誤嚥性肺炎ね。ムセとかあります?」
 「普段食べたり飲んだりする時には、それほどムセがあるようには感じませんでしたが・・」

 脳のCTは前回撮影時とそれほど大きな差はありませんでした。
 夜間は脳波の測定ができないので、CTを見ても、今てんかんが起きているかどうかはわかりませんが、見た限りでは、てんかんではないと思う。
 高熱であのような状態になっているのではと思われるので、今日の症状からだけで、抗てんかん薬を使うべきではない。

・・・ということで、4時間ほどかけて一通りの検査を終えた。
点滴のルート確保は一番最初に行われたが、この間、夫は生理食塩水しか点滴されていない。熱にうなされているのに、ずっと、そのままの状態で検査、検査、検査・・・

「あの~、解熱剤とかは点滴で入れないんですか?」

「やっぱり、原因がわからないまま、適当な解熱剤を入れるのは、ちょっとね。
 薬にも副作用があるのですよ。
 だから、採血や尿検査等の結果が出るのを待って、それを見てからにしましょう。」と言われた。

そして、もう1回、動脈血の検査をやりましょうと言われた。

「え~、またですか? やらないとダメですか?」
「あのね、最初の動脈血を検査してみたら、CO2が100いくつもあって、とても高く危険な状態だったんです。それで酸素を6リットルから、3リットルに下げたんですよ。」
 ※ここでは二酸化炭素分圧(PaCO2)のことで、基準値は35~45mmHgです。

「ああ、そうです。夫は睡眠時無呼吸症候群があって、ASVを使っているのです。」

夫の場合、中枢性の無呼吸症候群がある。これは、酸素が大量に入ってくると、「身体に酸素が十分あるから呼吸しなくて良いんだな」と身体が思ってしまい、二酸化炭素を吐き出さなくなってしまうというもの。
その結果、身体の中に二酸化炭素が貯まってしまうのだ(CO2ナルコーシス)。
CO2ナルコーシスを起こすと意識障害から昏睡状態になってしまう怖れがあるとても危険な状態なのだ。
こうして夫は、意識朦朧としている中、またプスリと動脈血の採取をされて、「痛~い、痛~い」と顔を苦悶にゆがませることになった。
大事な検査だから仕方がないよね。
2度目の結果は、酸素を3リットルに減らしたら、基準値内に収まっていた。

あれ? ASV呼吸器は持っていったはずではなかったの?
それを使えば、ちゃんと換気ができるはずでは?とお思いになるでしょう。

はい、持っていきました。
が・・・急いで鞄に詰め込んだので、チューブはなぜか2本入っていたけれど、肝心の電源コードが入っていなかった~!!
それに、酸素を入れるための専用チューブも持って来なかった・・・ ○| ̄|_ 何をやっているんだか・・・

旅行に行く時などは、必要な部品など洩れなく持って行くように入念に点検するのに・・・
やっぱり、私、かなりパニックになっていたようだ。

検査結果が出た後は、入院先を探さなければならない。
J大学病院では、J大学病院の医師が派遣されているD病院を勧めた。
あ~、D病院か~。我が家からは交通が不便なところにあるので、往復タクシーを使わないと行き来ができない。それに「付添不可」とのことなので、そちらはお断りし、あらためてY病院へ入院の打診をお願いして欲しいと伝える。
J大学病院の医師が直接電話でY病院へ電話をかけ、検査結果等を伝え、また、さらに昨年1ヶ月間入院したことがある患者であることを伝えて、入院の受け入れを打診してくれた。
しばらくして、前回の入院と同様に、妻の付添有りで個室に入院ということでOKの返事が来た。

転送のための救急隊要請はJ大学病院が行った。
その頃に、ようやく、Y病院の医師と相談して、使うべき抗生剤が決まり、点滴に入れられた。スルバシリン静注用1.5gと点滴のパックに書かれていた。
Y病院に転送前に測った体温は39°だった。

★日曜日
日曜日の未明2時頃、救急隊がJ大学病院に到着し、Y病院まで搬送されて入院となった。
ここでようやく、解熱剤(座剤)を入れて、熱が下がってきたのか、夫は眠ることができた。
解熱剤は、過去に吐血歴があるので、子どもにも使える弱い解熱剤を選んで使ったと薬剤師さんが言っていました。

以上が入院までの経過です。
日曜日の夜11時過ぎにこれを書いています。
この時点でも夫はまだ苦しそうにちょっとうなっています。
しゃっくりも出続けている。血尿も・・・
ほとんどの時間眼をつぶって寝ていますが、起きた時の意識レベルもはっきりしない。
声もくぐもっているし、痰も絡んでいる。
心配なことが多すぎる! はやく落ち着いて欲しい。

尚、私、モバイルを持っていないのです。
夫入院中は、病院にパソコンを持ち込んでタイプし、自宅に帰った時にネットにつなげて投稿するという方法になります。
自宅滞在時間が限られているので、しばらくは皆さんのブログも読むことができません。
私の楽しみの時間がとれないのはとても残念。
なんとか夫が早く治ってくれて、退院できますように!

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肺炎入院1日目

肺炎入院1日目: 7月31日(日)未明午前2時頃に夫はY病院に入院した。 

★入院費用の発生時刻 
J大学病院では入院ができず、検査終了後に、別の病院へ搬送されると決まった時点で、搬送先病院への到着が午前0時をまわっているといいなあと思っていた。
 何故なら、入院費用は午前0時を境に発生するからだ。
 午後11時30分に到着して入院すると、差額病室にいたのがわずか30分であっても、一日分の差額室料が発生してしまう。
 最初のJ大学病院に到着したのは午後9時過ぎ。
その後、種々の検査が続き、Y病院へ転送されたのは午前2時頃になったので、一日分の差額室料が節約できた。差額室料は高額なので、これだけでも支払額に大きな差が出る。

IMG_7774.jpg 
入院した部屋の設備:ベッド、冷蔵庫、洗面台、TVとTV台(収納)、ロッカー(写真に写っていない)。バス・トイレなし。私が寝るための補助ベッド(写真右下)

★忘れ物を取りに帰る

「緊急入院」のブログで書いたように、ASV呼吸器の電源コードと酸素を入れるためのチューブを持って来るのを失念したので、救急車でY病院に到着し、夫を病室のベッドに寝かせて一息ついたところで午前2時半。
自宅へ電源コードと酸素を取りに帰った。
Y病院から自宅までは徒歩10分。
 真夜中だったけれども、結構、人通りがあって明るく、スマホを持って歩き、立ち止まってスマホを熱心に見ているので、ポケモンGOをやるために外に出ているらしい。昼間が暑いので、夜中にやっているのか?
 自宅に着いてドアを開けると、猫のモカが「にゃぁあ~ん」と切なそうな声で鳴く。 
「ママ、どこへ行ってたの~? モカちゃん、淋しかったよ~」
 「ごめんね~」
でも、ゆっくりなでてあげている時間がないよ。
猫の餌をお皿に、コップや深皿にいくつか水をいっぱいにしておく。
猫トイレも掃除をしておく。
 部屋の換気。空けておける窓は開けておく(まあ、我が家は盗まれるような高価なモノはないからね。)。 
布団を畳んでしまう。 
れから、また、Y病院へ戻り、ブザーを押して、入り口を開けてもらった。
戻ってきたのは午前3時前。

★抗生剤の点滴と解熱剤座薬

夫は抗生剤の点滴をされ(J大学病院で開始したもの)、さらに座薬の解熱剤を入れたとのこと。J大学病院で検査中、夫は朦朧として眼を上転させたまま、瞳を左右にキョロキョロさせていたが、この時点ではようやく眠ったようで、眼をつぶっていた。熱も若干下がってきているような感じ。 
Y病院であらたに処方されている点滴は、抗生剤ファーストシン1gと点滴袋に書かれているものを午前と午後に1回ずつ。
 飲食ができないので、栄養?電解質のバランスをとるもの?を入れた500mlの維持液を3回。 
解熱剤は使わず、頭にクーリング用の氷枕のみ。 
しばらくは、終日、食事なしで、点滴のみとのこと。

★コミュニケーション状況

朝、熱を測るとまだ37.7°で、まだ朦朧としている。
朝、最初にASV呼吸器のマスクを外した時は、「あっ、あっ、あっ」と言うだけで、言葉が出ない。感じとしては、赤ちゃんのコミュニケーションレベル。
いろいろ語りかけても、まだ熱があるせいか、すぐに視線を外して眼をつぶってしまう。

★おしっこ

まだ、熱が下がらないため、ほとんどの時間、朦朧として寝ているが、ふと、眠りが浅くなった時に、尿意を感じるらしい。もぞもぞ動き出して、呼吸器のマスクを取り外そうとする。そこで、マスクを外してやると、「お手洗いに行きたい」と言う。
「おしっこ?」「うん、おしっこ」
「あのね、今、おちんちんにチューブがついていて、おしっこを吸い取ってくれているから、トイレにいく必要がないんだよ。」
「えっ?」
夫は理解できなかったようで、また「おしっこ」と言って、起き上がろうとする。
「だから、チューブがついているから、おしっこをしたくなったら、そのまましていいんだよ。チューブでとれるから、ね。」
などと言っても、朦朧としているので理解できているかは判らないが、そういうやりとりをしているうちに、膀胱に貯まった尿が出ていくのだろう。トイレに行きたいと言わなくなり、再びベッドの上で静かにしている。
しかし、まもなく、また、「おしっこ!」と。
眠っている時以外は、何度も、何度も、このやりとりを繰り返す。
尿意については、深く寝ている時は訴えないが、浅い眠りの時は起きてトイレに行こうとするし、起きている時は、頻回にトイレに行こうとするので、その都度、説明が必要だ。

★午前中

夫はASV呼吸器を付けて寝ている。
午前9時をまわってから、看護師さんに声をかけて、自宅で用事をするため出掛けることを伝える。「携帯電話番号を教えといて」と言うので、お知らせする。
自宅にて猫の世話。
IMG_7768.jpg 
 コップから水を飲むモカ(左)とミルク(右)

 シャワーを浴びて、着替え。
朝食を食べ、自分の食事用に炊飯して弁当箱に詰める。
おかずはつくる時間がないので、ありあわせの果物だけ詰める(明日の朝食用)。
着替え追加分と電動髭剃り。
見当識対策用に掛け時計、日めくりカレンダー、小さいホワイトボード・ペン等も。

★病院から自宅への電話 
慌ただしくあれこれ用意していると、午前11時前くらいに病院から電話がかかってきた。

「あの~、ASV呼吸器は、もう外しちゃってよいですか?
 だいぶ動いて、起き上がろうとしているんですけど・・・
 以前、入院した時の記録を見ると、ベッドから何回か転落したとか書かれてあるんですが・・「拘束」はしないんですよね? 申し訳ないんですが、できるだけ、早くお戻りいただけますか? 何時頃、お戻りになりますか?」

本当はまだあれこれ用事はあるのだが・・・
「う~ん、それでは11時半には戻るように致します。」

リュックとバッグにかき集めたものを詰めて家を出る。猫たちが黙って見送ってくれる。
途中、独りぼっちで屋外の鎖につながれているシバワンコも、今日はなでてあげる時間がない。「バイバイ」と手を振る。

コンビニに寄って、私の昼と夜のおかずとブレンドコーヒー1杯を買って、レジ袋に下げて、Y病院へ午前11時半頃到着。

 ★お通じ 
11時半に病室に戻ると、夫が私の顔を見て、「お手洗いに行く!」と言って、起きだそうとする。
「おしっこなら、お手洗いにいかなくても、チューブでとっているから大丈夫だよ。」
「フン!」
「えっ? ウンコ?」
「ウン、フン、フン!」
ナースコールを押して、看護師さんを呼び、ポータブルトイレを持って来てもらう。
IMG_7777.jpg 
手すりも、背もたれもないポータブルトイレ・・・足腰が弱い人には使いにくいタイプ

夫は、訪問リハビリのおかげで足腰の筋力はまだあるので、掴まるところがあれば、立ち座りはできる。 
ベッドサイドの狭いスペースにポータブルトイレを置いて、ベッドレールと、TV台に掴まって、ポータブルトイレに座る。 
夫が座ると、看護師さんが出て行き、そして10秒もしないうちにバナナのようなお通じあり。
再びナースコールを押して、看護師さんに来てもらう。 
点滴のチューブやら、尿カテーテルチューブやらが付いているので、始末をして着替えをするのも、一人でやるのはちょっと大変なので。
 その後、午後3時頃にも、また、「お手洗い行く!」とゴソゴソし出したところ、プ~ンと臭いがしてきた。あっ、これは出てしまったな。
 ナースコールを押して、「また、お通じが・・・今度はオムツの中に出てしまったみたい」。看護助手さんが来て、紙オムツを替えてくれました。
今度は下痢便。抗生剤の点滴をしているからか。 
便意についてははっきり訴えることができるようだ。 

★酸素

救急車でJ大学病院へ搬送された際に、SPO2が88~90だったので、以来、酸素を吸入している。最初6リットルの酸素だったが、PACO2(血中二酸化炭素分圧)が100まで上がってしまい危険な状態に陥った。酸素流量を3リットルに減らしたら、大丈夫だということがわかった。
それで、寝ている時にはASV呼吸器に酸素チューブを付けて3リットル、起きてASV呼吸器を外した時には、鼻カニューレから酸素を入れるということになっている。
ところが、夫は鼻の穴が過敏。普段でも鼻毛カッターを使って私が夫の鼻毛を切ろうと「くすぐったい。ガマンできない!」と言って大騒ぎ。
鼻カニューレをつける時も嫌がり、ガマンして付けさせても、目を話した隙に外してしまう。確かに、鼻カニューレを付けたところが赤くなって跡がついている。鼻腔の粘膜が弱いのかな?
看護師さんは、「医師からの指示だから、付けないといけない」と言う。
そこで「マスク」に替えてもらえないかを尋ねると、酸素流量によって鼻カニューレにするかマスクにするかが決まっているそう。鼻カニューレで入れるべきところをマスクで入れてしまうと、酸素流量が多く入ってしまうかもしれないので、ダメだと。(じゃあ、もっと酸素流量を減らして、マスクにしたら?)
私が思うに、救急車で搬送された時は、意識が朦朧としていて、睡眠時と同様に呼吸が止まりがちになっていたので、SPO2が低下していたのだと思う。意識がはっきりしてきたら、起きている時は酸素がなくても大丈夫ではないかと思う。
もちろん肺炎の影響で、酸素の取り込みが低下している可能性もあるが・・・

★洗濯 
看護師さんが言うには、ベッドから起きようとしてずいぶん動いたそうだ。
また、点滴を替える時に、「こぼした」ので、着替えさせましたとのこと。
入院時の浴衣に血が付いている。ベッドのシーツにも血のシミが付いているが、こちらは1週間に一度の定期替えの時までこのままのようだ(たぶん水曜日に替える)。
血のシミがついた浴衣・・・どうしようかな?
自宅に持っていって洗濯機をまわしている時間がない。それに明日、明後日と雨が降りそうだ。
病院にはコインランドリーと乾燥機が付いているが、浴衣1枚だけにコインランドリー(1回200円)をまわすのも、もったいない。
それに洗濯用洗剤がないし。 
結局、病室の洗面台で、手洗い用せっけん(ビオレ)でゴシゴシ洗った。
絞ってから、乾燥機に30分かけた(30分単位で100円)。
完全には乾いていないので、ハンガーにかけて病室に吊す。あとは自然乾燥で大丈夫だろう。

 一日目、夜になってもまだ微熱が残っている。
 しゃっくりも気になる。
 眼を開いている時に話しかけても、ぼんやりして眼に生気がない。 
尿に血が混じっているのも相変わらず。看護師さんからは、「男性は尿道が長いので、カテーテルを入れる時に傷つきやすいんですよ」と。 
夫は10年前に尿道から膀胱壁にできた癌を削り取る手術をし、その後、再発がないまま現在に至っているのだが、ちょっと気になってしまう。
尿の細胞診をしてもらったほうがよいのだろうか? 
今度医師に言ってみよう。



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肺炎入院2日目

肺炎入院2日目: 8月1日(月)

★熱が下がった
朝起きた時点で熱は36°台に下がっていた。
マスクを外す。少し眼に光が戻ってきているようだ。

★コミュニケーションの状態
「お手洗いに行きたい」とか、自分の言いたいこと(幻視が見えるらしく、独り言のように何か言っているとか)は言うようになった。
昨日の「あっ、あっ、あっ」よりは、言葉が出てきているので、だいぶ回復したと言える。しかし、こちらからの質問に、答えが返ってこない。
質問文を、「あれか、これか、どっち?」とか、「Yes/No」で答えられる形式で訊いても、夫の答えは「ほんとうに(そうね)」ばかり。
質問された内容を理解していないようだ。
眼を開いているけれども、頭はまだ夢の中にあるような感じ。
お薬を飲んでもらおうと、薬を目のすぐ前に差し出して「口を開けて」と言っても、口を閉じたまま。視線も薬の方に向かないしし、私の顔も見ていない。
答えがないので、突っ込んで訊き続けたりすると(つい、いつものスパルタ的な私)、眼をそらしたり、眼をつむって寝てしまう。
う~ん、コミュニケーションの第一歩として、まずは夫の視線を捕まえにいくことができていないんだな。

ところが、勤務交替の看護師さんが部屋に入ってきて、明るく元気に挨拶すると、夫の顔が、パアッ~と明るく嬉しい顔に変わった。

ちょっと、クヤシイー (*`へ´*)
やっぱり、若い可愛い看護師さんのほうがいいのか~・・・ってね。

夫と四六時中ずっ~と一緒に居る私は、つい夫に対して管理的・スパルタ的な態度になってしまうが、看護師さんたちは部屋に入ってくると、まず、ニコ~っと輝くような笑顔で挨拶をしてから処置を始める。だから、夫はそれに反応して、いい笑顔が出ているんだと思う。
看護師さんに負けてる~!!

それなら・・・っと、夫の前で踊ったり、ヘン顔して見せたり、頬ずりに熱いキッスを~!!
いろいろアホウなことをやって見せて、笑わせる。
夫の今の状態では、言葉で何か言うより、眼で見てわかる「笑顔」「おもしろいこと」「おかしいこと」やスキンシップの方が大切だな。

★お通じ
本日も午後3時頃、夫が「お手洗いに行く」と言う。
昨日は一日中点滴だけだったので、お通じがあるとは予想していなかったので、当然おしっこに行きたいという意味なのかと思って、口で言っても判らないだろうから、しっかり見せてあげようかと、紙オムツのマジックテープを外していると、夫がベッドから床に足を下ろして立ち上がった。
その途端に紙オムツが床に落ちたのを見たら、大がポトンと落ちている。
えっ? 現在進行中で、また、ポトンと浴衣の上に落ちた。
えぇ~??ちょっと待ってぇ・・・夫の身体を支えながら、慌ててナースコール。
支えているうちに、危なく転びそうになり、看護師さんが、「座って、座って」と新しい紙オムツをベッド上に敷いてくれたので、その上にいったん座ったが、いまだ進行中だったらしく、また、立ち上がって「お手洗い!」と。新しい紙オムツにウンコがついてる。
あ~あ、もったいないことをしてしまったよ~。
「まだ、出るらしいです」と看護師さんに手伝ってもらって、ポータブルトイレに座らせる。残りが少し出た。
看護師さんから、「ポータブルトイレで座ってやるなら、紙オムツではなくて、リハパンにしましょうか? その方がやりやすいでしょう」と言われて、以来、紙オムツを止め、リハパンに変更。
完全点滴2日目を過ぎる明日は、さすがにお通じは出なくなるかな?
何も便になるようなものがお腹に入っていないからね。

★ホワイトボードの利用
尿カテーテルチューブが入っているのに、尿意を感じると「お手洗いに行く」と言って、もぞもぞベッドから下りようとするので、昨日からそのたびに説明していたが、ホワイトボードに下のように絵付きで説明を描いてみた。

IMG_7783.jpg 

夫はホワイトボードを顔の前に持って行き、じっ~と見ているうちに、ニヤ~と笑った。
うけた! 書かれている文字もおそらくは読めていると思う。
夫が笑っているので、
「えっ? もっと大きく太く描いて欲しい?」って言ったら、
「そう、そう」だって。
下ネタも、効果ありです!

★検査
採血、採尿、肺のレントゲン、肺のCT、腹部エコーの検査があった。
ここは小さな病院なので、採血、採尿の検査は外部に委託しているので、結果が出るまでには数日かかる。
夜、主治医が病室に来て、肺のCTに、5月の画像ではなかった白い陰が写っているとのこと。偶々、今年5月に、夫の痰が多い症状が気になって、この病院で肺のCTを撮っていたのだ。

★血尿について
血尿が気になること、できるだけ早くバルーンカテーテルを抜きたいのだが、いつ抜けるのか?と医師に訊いた。
血尿については、日曜日に入れたばかりで、まだ2日目だから、もう少しかかるかもしれない。
バルーンカテーテルは、早く抜きたいのはヤマヤマだが、血が出なくなってからの方がよいでしょう。コアグラと言って、血の塊ができて、尿道から出なくなってしまったら、そちらの方が怖いから・・・と言われた。
血が出なくなるのを待つしかない。
でも、なかなか血が止まらない~。
数ヶ月前に指をケガした時も、1週間以上いつまでもジワジワと出血が続いて心配になったけれども、今回も同じようになかなか血が止まらないのかなあ。
「血液をサラサラにする薬(プレタール)を服用しているので、それを休止したほうがいいでしょうか?」と医師に訊くと、「プレタールは脳梗塞予防のために飲んでいるので、これは継続したほうがいいです」という回答だった。

★入院診療計画書の要旨
病名: 誤嚥性肺炎
症状: 熱発、喀痰の増加、食欲不振、意識低下
全身状態の評価: 炎症反応が軽度高値です(J大学病院の結果を踏まえたもの)
治療計画: 入院の上、点滴治療を行います。
諸臓器の機能評価を予定しています。(→どんなことをするのかな?)
リハビリテーションの計画: 病前の状態への回復を目指す。
    中略
その他: 2~3週の加療が見込まれます。

最後の一文を読んで、私の想定では1週間程度と思っていたので、ちょっとショック。
だって、訪問診療で診てもらっている時は、「入院」なんていう話は出ていなかったし(まだ37°台の発熱だったからだろうが)、「とりあえず熱が下がってくれれば、すぐに自宅に帰れる」と思っていたから。
う~ん、昨年の入院1ヶ月に引き続き、今年も差額室料の支払いが頭痛の種に・・・
できるだけ早く退院したいよ~

でも、今日の夫の状態では、やはり、まだまだ、だよなあ。
あちこち廃用症候群に陥らないうちに、早めに退院したいのだけど・・・

夫は、今、眠りながら、時々、咳をゴホっ、ゴホっとしていて、痰がだいぶ絡んでいるようだ。
また、眠っているのに、しゃっくりがずっと出ている。これでは深く眠れない。

しゃっくりが出ている時は、やはり調子がよくないのだと思う。
治ってくると、しゃっくりも出なくなるだろう。
しゃっくりが完全に出なくなったら、元気に回復しているはず。
しゃっくりを退院できるかどうかの目安にしよう~と心密かに思う。
  
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肺炎入院3日目

肺炎入院3日目:8月2日(火) 

皆さん、応援の温かいコメントとアドバイスありがとうございます。
病院に泊まり込んでおり、また、モバイル環境を持っていないので、ブログの更新は、自宅に戻っている1時間半程度の中で行っているため、コメント1つ1つに返信ができませんが、皆さんのコメントとても嬉しく読ませていただいております。

夫の状態は一進一退という感じで、回復基調か?と思ったら、また新たな症状が出てきて、容易ではありません。

★熱
今は下がっており36°台。

★検査結果
8月1日月曜日の採血の結果が出た。
炎症反応CRPが9.8で、基準値の30倍だと医師が言っていた。
7月30日土曜日夜、J大学病院で検査した時は、CRPは0.6だったので、「軽症の肺炎または気管支炎かな」と言われていた。体温はこの時点で39°になっていたが、炎症反応はまだ上がっていく途上だったというわけだ。
逆に8月1日月曜日は、既に熱は大方下がっていたが、CRPは高くなっていた。でも、今後は徐々にCRP値は下がっていくだろう。CRPは今後、4日ごとに検査するそうだ。

また、J大学病院のCT検査を見ると、まだ、肺のあたりはもやもやしている状態だったが、1日半後の8月1日に、Y病院でCTを撮った画像では、肺にはっきりと白いかたまりが写し出されており、肺炎は確定的だと。

★コミュニケーション状況
「早く東京に帰りましょう」などの見当識障害から来る発言あり。
また、夢の寝言か妄想かというような発言もある。
が、視線を合わせての会話が成立するようになってきている。

★あらたな症状・・大量の下痢(水様便)と嘔吐
昨日、「口からものを食べず、完全な点滴になって3日目になれば、そろそろお通じが出なくなるかな?」と思っていたが、その逆の状況になってしまった。
午後3時頃に、「お手洗いに行きたい」と、大の方だと言うので、ベッドサイドにポータブルトイレを持って来て座らせると、泥状便が少量出た。
「これで残りの便が出終わったのかなあ~」と思っていたが、これは「始め」を告げる合図だった。

その後、4時くらいに、下痢(水様便)が大量にリハパンの中に出て、漏れ出していた。
ナースコールをして、シャツ、浴衣、シーツなど全取り替え。

また、その5分後に「お手洗い!」とベッドの上に四つん這いになって、トイレに行こうとすると、プ~ンと「生イカ」のような臭いがする。わずか5分後だよ~。
またシーツまで漏れ出してしまったので、シャツ、浴衣、シーツなど全取り替え。
自宅から持っていった浴衣がなくなってしまったので、レンタルの病衣を借りる。

その後、午後10時までに、さらに5回の水様便が出て、レンタルの病衣を更に3回替えた。
この間に、緑色の胃液を3回吐いた。夕方、点滴で吐き気止めを入れた。

水様便が出そうになるたびに、「お手洗いに行きたい」と言って、ベッドから起き上がり、四つん這いになって、渋り腹になるのだろう「お腹が痛い」と顔をしかめて、トイレに行こうとする。立ち上がると危ないので、身体を押さえながら、ナースコールをして、看護師さんや看護助手さんに来てもらって、紙オムツ交換・着替えをやってもらう。

もし、在宅で同様の状態になってしまったら、とても対応できない。
紙オムツ、シーツ、防水シーツ、病衣の替えが豊富にあり、人手がある時は3人がかりで素早くやってくれる。ありがたい。

私にできることは、吐き気がする時には背中をさすってやり、下痢でお腹が痛い時にはお腹をさすってやることぐらいだけれども。看護師さんや看護助手さんが居てやっていただけるお陰で、こうしたことをする余裕が生まれているのだ。本当にありがたい。

現在、午後10時半。電灯を消して、夫を寝かしているが、うん、うん、うなり声を立てている。調子が悪いのだろう。また、下痢をするのではないか? 

翌朝5時半、8回目の水様便(大量)が出て、ナースコール。紙オムツ取り替え。
この大量の水様便は何なんだろう?
水分も、薬を服薬するときにちょっとだけで、ほとんど口からは入れていないのに、この大量の水は身体の中から出ているということ? 点滴で入った水分だろうけど。
肺炎に引き続いて起こる身体の反応なのか?
それとも新たな感染とかによるものなのか?
とても心配な状況だ。

★痰
入院して以来、黄色い膿性の固めの痰が出ていた。
夕方、嘔吐した頃から、痰がガラガラ絡み、血が混じっている。

★オキシトシン
TVで「オキシトシン」というホルモンのことが、また、取り上げていた。
「愛情ホルモン」とも言われ、痛みや悩みを和らげ、幸せを感じさせるというもの。
スキンシップはオキシトシンの放出を増加させる。
痛いところ、苦しいところに手を当て、ゆっくりマッサージをし、ぎゅっと抱きしめよう。
 
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肺炎入院4日目:医原病と言うべきか?

肺炎入院4日目:8月3日(水) 

皆さん、コメントありがとうございます。
自宅に居られる時間が1時間と限られており、その間に猫の世話、最低限の用事を済ませて、ブログの更新をして、シャワー浴びて、すぐに病院に戻らなければならないので、1つ1つの御返事ができませんが、とても励みになります。
夫と二人ぐらいの中、こうしてどこかで誰かが見守って暮れている、応援してくれているということに支えられています。
ありがとうございます。

さて、「医原病」で夫に辛い思いをさせているなあと思ったこと2つ。
1つめは、抗生剤の点滴を入れて、ひどい下痢になってしまったこと。
2つめは、尿道にバルーンカテーテルを留置してしまったこと。

★抗生剤と下痢
朝5時半頃、盛大な下痢(水様便)で紙オムツを取り替え。

昨晩、Y病院担当医が「現在使っている抗菌薬(ファーストシン)は誤嚥性肺炎にとてもよい薬なんですよ。飲み薬の抗生剤でお腹を壊すようなことはありますが、点滴では普通あまりないんですけど、中にはそういう人がいるかもしれない。なので、明日から、抗菌薬の種類を変えてみましょうか?」という提案があった。
私は、「良い薬というならば、もうちょっとやってみては? 明日の様子を見て決めたらどうでしょう。」と。

そこで、午前中にファーストシン抗菌薬を点滴(他の栄養・電解質等の点滴も)。
ところが、午前中に3回、下痢(水様便)が続いた。
しかも、下痢が出そうになると、渋り腹になるせいか「お手洗いに行きたい」とパニック状態になり、ベッドの上に立ち上がりそうになったりする。
焦らなくても、ポータブルトイレをベッドサイドに持って来これるし、間に合わなくても、紙オムツが受け止めてくれるのだが、これが原因で「せん妄」のような状態になってしまう。

午後、夫がASV呼吸器を付けて寝ているのを見計らって、ナースステーションに声をかけて、用事をしに自宅に帰った。
ASV呼吸器を外すと、警告アラーム音が鳴るので、夫が呼吸器を外しているという合図になるのだ。

自宅での1時間ほどの用事を済ませて、Y病院に戻ると、夫が鼻カニューレを付けてベッドに寝ていた。目を開けて起きている。
ベッドのテーブルには、新しい紙オムツやおしりふきナップやビニール袋が置かれている。
どうやら、この1時間の間に、夫の紙オムツを交換したのだな?
そう思って、訊いてみると、なんと・・・

夫は点滴と尿カテーテルチューブ(尿袋はベッドレールに吊されている)を付けたまま、ベッドから下りて、病室の入り口まで歩いて出てきていたんだと。距離にして4メートルぐらい?
そして、紙オムツから水様便が洩れて、病室の床に転々と落ちていたそうだ。

夫は、ベッドの上に寝たまま、私にこう言った。

「何かの間違いで、ボク捕まって、拘束されてしまったんだ。間違いなんだよ。」

う~ん、そうなのかもね。
本人にとってはなんだか理解できない理由で、みんなに取り囲まれて、捕まえられて、服を脱がされ、ベッドに寝かされ、右向け、だの、左向けだの身体を転がされて、鼻カニューレを付けられて、「そこで寝ていろ」と言われたんだろうから。

その後、担当医師が来て、「やはり抗菌薬を変更しましょう」と言われた。
「あんまりこういうふうなことはないんだけれど、何か食べてひどい下痢をしているわけではないので、食中毒とかそういうことではないです。
 肺炎のための抗菌薬が、お腹の中の腸内細菌を殺して、代わりにイヤな菌が増殖するということがあるので、そのせいかもしれない。
 そうだとすると、他へ感染させることがないようにしないとならないんです。
だから、奥様も、ご主人にあんまり近づいて触らないようにして欲しいんですけどね。」
「そのイヤな菌というのは、具体的に言うと何という菌ですか?」
「嫌気性菌とかですね。調べてみないと判りませんがね。便を検査に出します。」
「じゃあ、その結果が出たら、出てきた菌に合わせた薬を飲むんですね?」
「いや、結果が出るまでに数日かかってしまうので、先に、内服薬(これも抗菌薬)を今日から飲んでもらうことにします。」

私は思った。
抗菌薬がお腹の中の腸内細菌(善玉)を殺してしまって、腸内のバランスが崩れて、悪玉の細菌が蔓延ったとしても、食事をすることによって、あらたな善玉菌を補給できるのではないかな。
絶食して点滴のみにし、お腹の中に何も食物が入っていかないから、このようなひどい下痢になってしまうのではないか?
肺炎の治療のために、あらたな病気(下痢症状)を抱えてしまうというのは一種の「医原病」だよね。
それによって、認知症の夫には「せん妄」が出て、辛いことになってしまった。

★おしりが痛い
何度も下痢をして、そのたびに時間をおかずに、新しい紙オムツに交換してはいるが、おしりのあたりが真っ赤になって、痛むようだ。おしりを拭くたびに「イタ~イ、イタ~イ」。アズノールを塗る。
肺炎を叩くために治療をした結果、今度は、ひどい下痢を引き起こし、下痢から皮膚炎を起こし・・・う~ん、「医原病」も仕方がないことなのか。

★尿道のバルーンカテーテル留置
夫の記憶障害の程度は非常に厳しく、説明をしても、言ったそばから忘れる。
ホワイトボードに説明書きをしておいても、せん妄が激しくなると、そんなものは目に入らなくなる。

夫は、トイレに行きたくなって、尿のカテーテルチューブと尿袋がベッドにくくりつけられているのに、4~5メートル歩いてしまった。それで、かなりカテーテルチューブがひっぱられて、尿道を傷つけてしまったようなのだ。
午後私が自宅から戻ると、夫は頻繁に「お手洗いに行きたい」と血相を変えてパニックになり、ホワイトボードの絵付き説明書きを見せて、「トイレに行かなくても大丈夫なんだよ」となだめると、その場は何とか収まるが、それを何回か繰り返し、そのうち、「お手洗いに行きたい。小便のところが痛い、痛い」と言い始めた。
どうやらひっぱられて痛くなってしまったようで、少し周りに血が付いている。
それが刺激になって、尿意をものすごくもよおすのだと思う。

夫にとっては、「おしっこをしたい、トイレに行きたい」という、まっとうな欲求を、なんだか理由も分からず(記憶できないから)、身体を抑え付けられて、止められていると感じ、パニックになってしまう。
尿意を強烈に感じるらしく、慌てて病室の出口の方ヘ向かって行こうとするのを、押さえながら、ナースコールをして看護師さんにヘルプを依頼。

ああ、これは本当に失敗だった。
J大学病院で、「導尿するから、そのついでにバルーンカテーテルを留置しましょう」と言われた時に、断れば良かった。
夫は、歩けないわけではないし、これから手術をしようというのでもないし、バルーンカテーテルを留置しておく理由がなかったのに。
熱で動けない間は、紙オムツで十分対処できるわけだから。
もしかしたら、バルーンカテーテル留置も、研修医の手技の練習台だったのか?
後悔、後悔、後悔。
これによって、認知症の夫に、より辛い思いをさせることになってしまった。

歩いて病室の外へ行こうとする夫を押しとどめながら、ナースコールをして、ヘルプにやってきた看護師さんに、

「あの、まだこのバルーンカテーテルとれないんですか?」

「そうだよねぇ。取りましょうか? 
入れている理由が分からないもの。」

「(えっ、看護師さんも、なんで?と思っていたんだ。)
 そうなんです。ちゃんと尿意があるのに、「トイレに行かなくていいよ」って言うのも、何かヘンですよね。」

「そうよ! 歩けるんだしね。
 尿もキレイになっているからね。私が先生に訊いてきてあげる!」

まもなく、その看護師さんがやって来て、「は~い、とりますよ~」
夫、「うっ」、スポ~ン。
とれました。夫は、「ああ、すっきりした~」とさっぱりした顔をして、その後、ベッドでグーグーと眠り込んでいた。

ああ、これも夫にとっては「医原病」のひとつだったなあ。
「せん妄」をひどくさせる結果となってしまった。

★またまた、あらたな症状が!
夜になって、下痢もようやく収まってきたような気配。熱も下がっている。
ところが、夜中0時半頃、ASV呼吸器のマスクを外して目覚めた夫が、大きな声を上げ始めた。
喉が痛いのだと言う。痰が多く出始めていて、喉のところでゴロゴロ絡んでおり、咳をするたびに「イタ~イ、イタ~イ、」「アァ~、アァ~」と泣き叫ぶ。
実際、咳き込んで出した痰には、血が混じっている。何度も咳をするので、喉の奥が切れてしまっているのだろう。
もともと痛みには弱い人だが、二重苦という面もある。ASV呼吸器を使っているからだ。
夫は「鼻呼吸」ができず、いつも「口呼吸」になっているため、開いた口に呼吸器から大量の圧のかかった空気が口腔・咽頭内に送り込まれてくるため、口腔・咽頭内が乾燥しやすいので、なおさら痛みが増すことだろう。
痛くて眠れないようなので、看護師さんから、眠剤半錠を渡してもらった。
しばらく声を上げて喉が「イタ~イ、イタ~い」と言うので、「そんなに大きな声を上げたら、ますます喉が痛くなるよ」と言うと、少し声を落とすが、しばらくすると、忘れて声を上げ始める。そのうち1時間ぐらいたって午前1時半頃、ようやく眠りに落ちたようだった。
眠ったところで、SPO2を確認。やはり低下していて89~90ぐらい。
喉が乾燥して痛くて、可哀想だけれども、ASV呼吸器(+酸素3リットル)を付ける。
明日は、自宅から、呼吸器用の加湿器を持って来る。
通常、自宅では夏は湿度が高いので加湿器を使わないが、病院は冷房が効いていて、湿度が低くなっているのかもしれない(室温計・湿度計が病室内にないので不明。家から持って来よう。)
私も何だか喉がイガイガして、ちょっと咳が出るので、マスクをして加湿しながら寝ることにした。
夜中3時頃、喉に痰が絡まってひどくガラガラして、「息ができるのかぁ?」というぐらいの状態だったので、眠っているところ可哀想だけど、ナースコールをして痰を吸引してもらうことにした。
吸引のためのチューブを口から喉に入れるので、そこでまた傷が付いてしまって、痛いだろう・・・でも、今は眠りが深くって痰を吐き出せていないようだし、仮に起きていても喉の痛みで咳が出ようとするのを抑制してしまうので、吸引してもらう。
夫は、痰の吸引をしてもらう時、苦しいため、両手で看護師さんの吸引作業を遠ざけようとつかみかかるので、いつも吸引の時は、私が夫の両手を握って、その間にやってもらう。
今回は、眠い中でやったので、目を開いて、抵抗はしたが、それほど力がなく、痰を吸引。痰には血が混じっているようだった。
喉があんまり痛いと、咳が出るのを抑制してしまうので痰も排出できない。
医師に相談して痛み止め薬を出してもらったほうがよいか? 
トローチのようなものはすぐに処方してもらえると思うが・・・

★入院するという環境の変化
入院するだけで、「せん妄」を引き起こしやすくなる。
「入院」そのものが、夫にとっては「医原病」になっているんだな。
肺炎のメインの症状が治まったら、できるだけ早く退院して、猫たちの待つ我が家へ帰りたい。猫たちが癒してくれる我が家へ帰りたい。

★翌朝
翌日朝5時半頃(前日と同じ時刻)、電灯の消えた病室で眠っていると、「ぷるるる~」という音が聞こえてきた。また、しばらくして「ぷるるる~」。・・・・これは、もしや?夫のリハパンの近くに顔を近づけてクンクン・・・ナースコールしました。
シーツの上の防水シーツまでの汚染でした。
一応、昼間、自分で立ってポータブルに座ることを想定して、リハパンとパッドです。
夜間当直の看護師さん2人が来て、手早く着替えさせてくれました。
おしり・陰部ともに赤くなって痛そう。アズノールを塗ってもらう。
ありがたいです。自宅に居たら、私一人でオタオタして大変だったと思う。
下痢便は、前日の午後3時以来、始めてだけれども、まだ、もう少しかかるかな?
下痢、早く止まって!
  
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肺炎入院5日目:再び、意識朦朧となる

肺炎入院5日目:8月4日(木) 

ブログ読者の皆さん、
応援コメントありがとうございます。
いただきましたアドバイス、今後の対応に活かしたいと思います。
また、私の体調をお気遣いくださりありがとうございます。
気が張っているので、結構元気です。大丈夫です。

★下痢
昨日は、下痢が止まりつつあるように感じたのだが、今日もひどい下痢が続いた。
朝5時半に下痢便で取り替える時は、「立って歩いてポータブルに行くことを想定してリハパン+尿取りパッド」にしたのだが、それどころか、午後から夕方にかけて意識レベルがどんどん低下して行き、目を開けていても視線が合わず、呼びかけにも応答がない状態になってしまった。
何度も、シーツまで汚して、病衣を含めて総取り替え。
取り替えた5分後に、再び、下痢便となり、総取り替えした時もある。
その結果、紙オムツに二重に敷き、パッドも二重、尿取り用にもう1枚というオムツ態勢に。
一日の下痢は合計9回になった。
あまりにも多いので、おしりとタマタマが真っ赤になって、紙オムツを替えるときに拭くときにとても痛がっていた。
便焼け(べんやけ)」というのだそうだ。
便の中に消化液が混じっていて、それに粘膜が触れることで、かぶれる。
紙オムツを取り替えるたびに、アズノールを塗ったが、下痢便を止めない限りは、よくならない。

★尿
下痢で水分が多く出るためなのか、尿は少なく、確認できた範囲では、夕方1回尿取りパッドいっぱいに尿が出ていただけだ。
昨日、バルーンカテーテルを外してすっきりしたのだが、こうなってしまうと、担当医師は、「バルーンカテーテルがなくなってしまったので、尿量が確認できなくなった。身体が脱水状態になっているのかどうかわからない。下痢の量が多いので、念のために、今日は点滴(500ml)をもう1袋追加しましょう。」合計で2000mlを点滴で入れた。

★痰
午後から、ゴボゴボ痰が激しく絡んでいる。
「うがいをしているのか?」と思うほどの量なのだ。
今日は看護師さんに4~5回、痰を引いてもらった。
血の混じった痰がたくさんとれた。
また、自分で血の混じった痰と胃液(?)を吐いた。
どうも様子を見ていると、ゴボゴボしているのは、痰だけでなく、胃液が逆流して喉まで上がってきているようだ。
吐き気止めを点滴に入れてもらうようにしたら、それが効いてきたのか、だんだん落ち着いてきた。
また、鼻カニューレをつけているだけでは、呼吸が苦しそうで、喘ぎながら、ヘンな音を立てている。ASV呼吸器のマスクをつけたほうが、あきらかに呼吸が楽になるようだ。今日は昼間の間もずっとASV呼吸器をつけっぱなしだった。

★意識レベルの低下
夕方にかけて、どんどん意識レベルが低下し、目は半眼で開いているのだが、瞳は上転して、呼びかけても視線が定まらず、応答もない。
愛する人が苦しんでいるのを見ているのは、とても辛い。
昼に内服する薬が出たが、意識レベルが低下していて、「薬だよ~!」と言っても反応なし、口も開かないので、普通に飲むのは無理。
下痢がひどいので、今日から点滴による抗菌薬は中止し、内服だけにすると医師から言われているが、とても飲めそうにない。
内服すべき薬は、フラジールという抗菌薬2錠、整腸剤2錠、トランサミン(?)カプセル(出血を止める働きもある)。あとは痰が排出しやすくするためのムコダインとムコソルバンだ。
そこで、看護師さんが、薬を砕いて粉にし、とろみをつけた水に溶かして、注射器に入れ、夫の口の中に注入。
夫は意識朦朧としているのだが、口の中に入ると、一応は飲み込んだようだ。いったん飲み込んだものが、再び、ゲーッと口の中に戻ってきたが、再びそれを飲み込んだみたいだった。(薬を飲ませる時、飲んでしばらくの間はベッドの背もたれを起こしている。)
夕方の内服薬も同様にして何とか飲ませた。

どんどん意識レベルが低下していくため、夜に担当医師から、「80歳を超える人にとって、肺炎はいのちを奪う病気です。万一・・・ということもあるので覚悟をしておいてください。今後もっと悪化していった時に、人工呼吸器を付けるかどうか、考えたことはありますか? 万一の時にどうするか、あらかじめお考えを伝えておいてください」とまで言われてしまった。

そんなこと考えてなかった。・・・せいぜい1週間ぐらいのつもりで入院したのに。
いったい夫の身体には何が起こっているのだろう?

★私にできること
夫の苦しそうな息も、夜になって治まってくるに従って、夫は深い眠りについた。
穏やかに眠れているように見える。
きっと、眠ることによって、身体の中の傷ついたところを一所懸命に修復しているに違いない。そう信じよう。
医師は薬を出してくれる。
看護師さんや看護助手さんは、オムツを取り替えて、お尻を拭いて、痰を吸引して、夫が安楽に過ごせるように環境を整えてくれる。
私は・・・
夫の手の指の爪が少し伸びていたので切ってあげた。
夫の足の指を1本ずつ丁寧に触って回し、足首を回した。
夫の腕を持って、無理のない範囲で、肩などを回した。肺周りの肋骨の動きがよくなるようにと。
ヒルドイドローションを手足の皮膚に塗って軽くなでる(強くやってはいけない)。
以前から夫は頭の皮膚に脂漏性湿疹が出来ており、具合が悪くなってから入浴できていないので、白いかさぶたのようなものが頭の皮膚に貼り付いているのを、皮膚病薬を塗って少しふやかし、からだふきシートで丁寧に頭皮全体をマッサージ。
このようにしていると、私の気持ちが癒されてくるのを感じる。
頭皮マッサージをしている時は、夫が笑っているように感じた。
あっ、でも、夫は義歯を外して、少し口を開けているから、頭の上側から下を見ると、口角があがっているように見えるので、それで笑っているように見えただけかな?
でも、その時、夫は全体として穏やかな顔つきだったのだ。
おへその上に手を当てて癒気(ゆき)をする。
その後、おへその下にも手を当てて、癒気をする。
「癒気をする」というのは、「野口整体」で使っていた言葉を拝借。
相手の身体に自分の手を当て、手のおもむくまま、これで十分と感じるまで、手を当てる。どこに手をあてるべきかは、相手の身体に触っている自分の手が、相手の身体が癒気を必要としている場所を触り当ててくれるのだ。
不思議な感覚だけど、本来、人にはそういう癒す力があるようだ。
昔から言い習わされている「手当(てあて)」は、まさに癒す力だ。
手を当てられる方も、手を当てる方も、互いにオキシトシンが出て心地よくなる。

★夜中の0時をまわった。
看護師さんが、オムツを確認に来た。
開けてみると、尿も出ていたが、やはりまだ下痢便がたくさん出ている。
新しい紙オムツとパッドを敷いたところに夫のお尻を置いた途端、また、ほとんど水ばかりの下痢があふれ出てきた。
ふぅ~っ。なかなか下痢が止まらないなあ。
下痢ではなく、尿として水分が排出されるようになって欲しい。
夫のタマタマが下痢のせいで、真っ赤にかぶれている。
アズノールとゲンタシンの混合軟膏を塗る。
夫がまた、少し痰が絡み、苦しそうに喘ぎ始めた。
愛する人が苦しむのを目の当たりにするのは辛い。

朝6時半過ぎに、夫は目覚めた。
ベッドの上に起こした。まだぼーっとしているが、朝の内服薬をとろみをつけた水でゆっくりと飲み込むことができた。
その後、また、「眠い」と言って寝ている。
夫、身体と頭の中を修復中・・・らしい。

  
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肺炎入院6日目(小康状態)

肺炎入院6日目:8月5日(金) 

今日はおかげさまで小康状態にあります。
熱は完全に下がりました。
けれども、ボーッとしていて、半分夢の中のような感じですが、一応の会話は成立するようになっています。

★一日24時間のうちの1時間、自宅に戻ってやること
午前中に1時間ほど自宅に戻った。
片道10分、往復で20分は移動時間なので、自宅で作業できる時間は30分~40分ぐらいしかない。

その間に、2匹の猫のお世話(餌やり、水取り替え、猫トイレ掃除、ちょっと撫でてあげる)と私が病院で食べる食糧の調達をする。米を急速炊飯してタッパーに詰める。おかずになりそうなものを簡単に調理してタッパーに詰める。
これに並行して、ブログを更新し、シャワーを浴び、その他、病院へ持っていくべき日用品等をかき集め、時に買い物もして、急いで病院へ戻る。

最初の2日間は、ご飯だけを炊いて持って行き、おかずは自宅から病院への道の途中にあるコンビニで買っていたが、値段にも味にも納得できず、簡単でも自分で用意したものを食べている。

夫は、下痢がとまらず、まだ点滴だけなので、病室の夫の見ている前で私一人が食事をするのだが、私が食べているのを見ても、「食べたい」と言わない。
点滴で、血糖値が満たされるので、お腹がすかないのかもしれない。

★午前中、恐怖発作の再燃
・・・病院へ帰ってみると、第一弾の下痢便が出たようで、夫は紙オムツを交換中だった。
ベッドに横になった夫の顔をのぞき込んで、話しかけると、「怖~い、怖~い」と言っている。
「どうしたの? 何も怖いことなんかないよ?」と言っても、
「怖~い、怖~い。なにか大勢の人が突然来た。強盗かもしれない。ああ~」
再び恐怖発作が再燃したか?。

病室で私が使っている補助用ベッドが折り畳まれていたので、何かあったのかなと思っていると、看護師さんが、「先ほどベッド上でレントゲン撮影をしたので、機械が入らなかったので、補助ベッドを折り畳みました。」

なるほど・・・レントゲン技師さんは男性で、ニコリとも笑わず、淡々と進める人なのだ。しかも、突然、大きな可動式のレントゲン機械を病室にガラガラ入れてこられ、何をされるのか不安になり、パニックになった模様。

私が夫のベッドの隣に座って、肩をくっつけながら、「もう怖くないよ。大丈夫だよ」と言っているうちに、だんだん落ち着いてきた。
もしかしたら、再びセレネースを飲ませる必要があるかな?とちょっと思ったけれども、何とか今日は恐怖発作を乗り越えられた。

もともと、夫は怖がりなのだろうと思う。
けれども、大人になってからは、「恐怖感」を前頭葉の働きで押さえて、平静を装っていたのだろう。
ところが認知症になって、前頭葉の働きも衰えてくる中で、「恐怖感」をストレートに出すようになった。幼児に戻ったような感じで、普段は声を荒げたりしない夫が、かなり大きな声を上げて怖がるようになった。

★下痢
今日も下痢は合計6回ぐらいあった。
便の性状は水様便から粘液性の便に変わった。

★尿
昨日、水様便が多かったせいか、尿量が減少している様子だったので、担当医師が心配して、夫の尿量を測るようにと看護師さんに指示をしていた。
朝から午後3時近くまで、ちょろり程度しか出ていなかった。
午後3時頃、夫が「お手洗いに行きたい」と言い出したので、「おしっこ?」と訊くと、そうだというので、ベッドサイドで尿瓶でとることにした。
が、夫は数日間ベッド上で横になっていて、立ったり歩いていなかったせいか、ヨロヨロしてきちんと立てない。
夫は、感染性の大腸炎の疑いあり・・として、院内で感染症対応になっており、基本的に個室病室内で過ごし、他の患者さんと接触してはいけないことになっている。
したがって、院内の車椅子用のトイレ等は使えないので、やむなく例のポータブルトイレを利用するしかない。
ところが、夫に尿瓶をあてて、ちょっとすると排尿できたが、それと同時に下痢便も溢れてきた~。ひぇ~。ああ、やっぱり下痢が治ってからでないと、難しいなあ。
紙オムツで病衣を着てトイレに行くのはとても大変だ。
紙オムツでは歩いていく途中でスポンと落ちてしまうし、ゾロリと長い病衣の裾をたくし上げて、ポータブルトイレに座るのは、夫が転ばないように支えながらだと、とてもやりにくい。
そんなふうに悪戦苦闘しているところへ、別の看護師さんが入室。
手に何を医療器具を持っていて、夫が尿瓶に尿を少し出した場面に遭遇。
「ああ、良かった。導尿しようと思って来たのよ」とつぶやいて、去っていった。
あぶなかった~。おしっこが出るのが少し遅かったら、導尿されていたよ~。

★廃用症候群
入院以来ずっとベッド上に寝ており、また、点滴のみで口からの食物を食べていないので、やせて筋力も衰えてしまっている。ベッドから下りてポータブルトイレに座るのも、入院前であれば容易にできたことが、今は、ベッドから立ち上がるのも大変。足をちょっと動かして立ち位置を安定させることもよくできていない。
下痢がよくなってきたら、再びリハパンに替えて、せっかくある尿意や便意がなくならないように、ポータブルトイレに座るようにしていきたいと思う。

★痰
昨日のように痰に血が混じることはなかった。
ベッド上で起こして座わらせると、咳が出て、自力で痰を排出していた。
痰の吸引をしたのは1回だけ。しかし、まだ、痰は出きっていないようだ。

★担当医師の話
8月5日の採血の結果、炎症反応CRPは10.4で、入院当初よりも上がっていた。
しかし、7月30日にCRP0.6から8月1日にCRP9.8まで急激に上がったことに比較すれば、上がり方が緩やかになっているので、これからは下がっていくのではないか。
胸のレントゲン画像は、入院当初はあまり変わらず。(画像上は、目に見える改善はないということだろう。)
検便の結果、一番恐れていた菌(クロストリジウム・ディフィシル菌)については陰性。
Cディフィシル菌が出なかったこと、入院して4日目と早い段階で下痢をし出したことから、偽膜性大腸炎ではないのではないかと思われる。ただ、抗菌薬によって、腸内細菌の菌交替が起こったことで、下痢が出ていることは間違いないだろう。
(この点につき、何人かの方に「偽膜性大腸炎」の可能性をご指摘いただき、ありがとうございました。私も早速調べて見ました。大腸内視鏡をして大腸壁を見ないと確定的なことはわからないのですが、現在、そこまでの検査をするような状態ではありません。)
今日、入院時に電話で話をしたJ大学病院の呼吸器の当番医だった先生と、これまでの経過を伝え、意見を伺ったところ、現在選択している治療法、「抗菌薬ファーストシン点滴を止めて、抗菌内服薬フラジールを飲む」で良いと思うとのことだった。ファーストシン点滴に替えて1度だけペニシリン系の抗菌薬点滴をしたけれども、同医師は「自分だったらそのペニシリン系の抗菌点滴薬を続けただろうと思う」とのことだった。フラジールは、お腹の方にも肺炎の方にも効くので、このままやっていくけれども、もしどうしても肺炎の方が良くならないということがあれば、このペニシリン系の抗菌薬点滴を再開しようと思う、と。

さらに、病室から出るときに、「あれ、考えておいてくれました? まあ、今日でなくていいけど、お考えを伝えておいてくださいね」と訊かれた。
万一の時に人工呼吸器を付けるかどうかという問題のことを訊いている。
え~? 私は、夫が快復して退院し、自宅に連れて帰ることしか考えていない。

でも、今回、良くなってきたかなあ?と思うと、翌日には再び悪化する・・・というのを何度も繰り返している。予断を許さない状況であることは変わらないのだ。
  
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肺炎入院7日目(下痢が止んできたか?)

肺炎入院7日目:8月6日(土) 

★下痢・尿
下痢はまだ出ていますが、だいぶおさまりつつあるように感じます。
それに従って、減少していた尿量が増えてきました。
午前中は、ほとんどベッドで寝ていたので、紙オムツの中に排尿していました。
午後も、かなりの時間ベッド上で寝ていましたが、夕方にかけてベッドの背を上げて、座位をとらせるようになると、「お手洗いに行きたい」という訴えが出てきました。
そこで、ポータブルトイレをベッドサイドに持って来て、座らせて、行うことにしました。

入院以来1週間、ほとんど寝て過ごしていたので、立位の保持をするのが難しくなっており、適当な手すりがないので、ベッドサイドレールや、テーブル、しゃがんでいる私の肩などに手をついて立位保持をしています。

おしっこだけなら、尿瓶でとろうと思ったのですが、まだ下痢が完全に止まっていないので、おしっこをしているつもりで、下痢便も洩れてしまいます。
したがって、「おしっこだけ」と本人が言っても、ポータブルトイレに座らせたほうが安全です。

また、ポータブルトイレを使うようになると、紙オムツや裾の長い病衣では使いにくいため、今日から、リハパンとパッドに替え、寝間着もTシャツと介護用ジャージーに替えました。

夜9時から朝までの間に、ポータブルトイレで5回の排便&排尿(同時に)。
まだ下痢ですが泥状便になっています。
ただ、薬を服薬するためにいちごチョコ味の服薬ゼリーで飲んだのですが、1時間後くらいにチョコの服薬ゼリーがそのまま下痢の中に混じって出ていました。
上から下まですごいスピードで駆け抜けて出て、消化していないってことです。気になります。

★咳・痰
咳や痰ひとつとっても、入院以来、日々変化があり、同じ状態ではありません。
昨日までは、喉元に痰がガラガラ絡んでいて、ちょっと咳き込めば容易に痰が排出できていました。
ところが、今日は、かなりゲホゲホ咳き込むのですが、痰が喉の奥のほうにあるような音で、すっきりと痰を排出できないようです。

★嚥下
誤嚥性肺炎ということで入院しているわけですが、入院当初から内服薬を口から飲んでいます。
意識レベルが低下して朦朧としている時は、薬を砕いて水に溶かしてとろみをつけて、口の中に注入したり等しながら。
今日は、通常の錠剤を少しとろみをつけた水で飲みました。

その他に、サプリメントで、嚥下機能改善に良いと言われているフェルガードLAタブレット2錠と、頭を少し目覚めさせるためにフェルガードBを1包飲ませ始めました。

★口腔内ケア
口腔内の唾液が少なく、舌の使い方も悪いのか、食事後の夫の口腔内には食物の残渣が多く残っています。舌苔も貯まりやすいです。
だから、夫の口腔内ケアは、毎食後ちゃんとやっているつもりでいました。
食後、義歯をはずしてキレイに洗い、口もゆすいで残渣がないようにしてきました。
ところが、誤嚥性肺炎を起こしてしまったのです。

夫の誤嚥性肺炎を引き起こした原因はどこにあるのか、はっきりとはわかりませんが、今までの口腔ケアで不十分だったかなと思うのは、舌苔をきれいにすることです。
今までも舌苔専用ブラシを使って、夫の舌をこすっていました。
歯磨きティシュを指に巻き付けて、夫の舌をぬぐったりもしていましたが、夫はそもそも舌を口の外に出すことをとても嫌がり、途中で口を閉じてしまって、開けてくれなくなってしまうので、舌のやや奥の方のところに古くなった舌苔が貯まっていました。。
もう少し舌苔の除去について、努力する余地があるかな。

★食事
食事の再開はまだです。
来週月曜日に、採血でCRPと肺のレントゲン画像がよくなってきていたら、食事を再開すると医師に言われました。
まあ、既に、薬の服用などで経口摂取を一部開始しているわけですが・・・
でも、今日も病室で夫の目の前で私が食事をしていても、夫はまったく「食べたい」と言わないのは、点滴だけで満腹感があるんでしょうか?
夫は、私のように目の前にある食べ物は食べきらなければ気が済まないようなタイプではなく、自分がお腹いっぱいになるとそれ以上は食べない人なんです。
だから、「点滴でお腹がいっぱい?」なのかしら。でもちょっと寂しい気がする。
点滴を止めると、お腹が減ってくるかな?

★しゃくり
まだ、頻繁にしゃっくりが出るので、とても気になります。
でも、しゃっくりが止まっている時間も長くなっています。
夫のしゃっくりが出なくなった時が、夫の体調が回復した証になるような気がします。

★コミュニケーション状態
だいぶ会話そのものは成立するようになりました。
見当識障害などは相変わらずです。
まだ、昼間もだいぶ眠いと言って寝ていることが多い状態なので、いずれ体調が回復したら、もう少し刺激のある生活をすれば、もう少し意思疎通はよくなると思います。

昼間、ベッドで寝ている時間が長かったせいか、夜間0時過ぎてポータブルトイレに起きた後、しゃっくりもひどくて眠れなくなったよう。
午前3時を過ぎても夫は目をぱっちり開いて、暗闇の天井を見ています。
いろいろな幻視が見えるようです。
眠れないようなので夫のベッドの隣に一緒に横になっていろいろ話しました。
この時は不思議な感じだった。
「ボク、死ぬはずだったけれども、あなたが引き戻してくれたよ。
 迎えの御所車がそこに来てる。」
「まだ逝ってはダメだよ。お迎えが来ても断ってください!」
「きれ~な水がさらさら流れていてね、それを飲んだんだよ。
 これで死んでも仕方がない・・・」
「ダメだよ。あなたは、まだ、私と一緒に生きて下さい。
 あなたにはずっと年下の妻を選んだ責任があるのよ!
 これは運命だから。だから、あなたは私と一緒に生きないといけないの!」
「その言葉を聞いてボクは幸せだ~。これからも一緒に生きていくよ!」
「そうそう! 私も幸せです。
 まだまだ、一緒に、あちこち行って、いろいろなところを見て、楽しみましょう。」

・・・なんかスミマセン。
こうして書き記すと、すごくこっぱずかしい、クサイ言葉が並んでいますね。
でも、実際、こんな会話を延々としていました.
 
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入院生活8日目(ポータブルトイレ利用中)

肺炎入院8日目:8月7日(日) 

★昼夜逆転を治すために
昨晩、夫は夜中に目がぱっちりさえてしまい、なかなか眠らなかった。
昼間寝てしまうと、夜に目が覚めてしまうので、できるだけ昼間の時間、起きているようにと看護師さんからのアドバイス。

夫はテレビを集中して見たり、新聞や本を読んだりができないので、病院のデイルームで過ごしたり、院内の廊下を歩いたり(車椅子でも)というような事ができればよいのだが、激しい下痢をしたため、「感染症対応措置」になっている。
夫の病室に入る医師・看護師・看護助手・お掃除の人も含めて、ドア前に置かれた使い捨てエプロン、グローブ、マスクをつけて入るようになってる。
したがって、基本的に個室内に隔離されている。
病室のドアを開け放しておくこともできず、病院のデイルームを利用したり、共用トイレやシャワーを利用したり、廊下を自由に歩くことはできない。
他の患者に接することを避けなければならないのだ。
恐れていた嫌気性菌が陰性だったので、担当医師からは「近いうちに解除します」とは言われているが・・・

★ポータブルトイレの利用
そんなわけで、病室内でできる活動(?)としては、ポータブルトイレに座って排尿排便を行うことぐらいだ。
ポータブルトイレを利用するため、病衣や浴衣は止めて、Tシャツに介護用ズボンor短パンに替えた。

ポータブルトイレの起き位置をいろいろ工夫した結果、ベッドサイドレールを両手で掴める位置に置くと安定することがわかった。
夫からは「お手洗い」という訴えが、朝からある。
大でも、例え小であっても、必ずポータブルトイレに座ってやるようにした。
おしっこだけ出すつもりでも、大の方もちょびっと出てしまうからだ。

そんなふうにして、今日は8回ぐらいポータブルトイレに座った。

そして、思った。やはり立位保持が以前よりも厳しくなっているようだ。
ポータブルトイレに座って、ベッドレールを両手で掴むために、足をぐるっと置き換えて身体を回転させなければならないが、足がなかなか出ない。
→これは足そのものの問題というより、頭の問題かな?
どのようにして、どうしたらこのポータブルトレイに座れるのか?と戸惑っている。
やっと座らせても、やたら前傾しているし・・・

夫の場合、おしっこの場合は、立っていたほうが、「おしっこをするのだ」と認識しやすい。
けれども、まだ、少し下痢気味なので、本人は「おしっこだけ」するつもりでも、ちょろっと下痢便が出てしまうのだ。
実際、最初の頃、「おしっこ」を尿瓶で採ろうとして、「おしっこ」は尿瓶で採れたが、下痢便が洩れてリハパンとズボンと床を汚してしまった。
二回失敗して衣服を汚したら、着替えのズボンがなくなってしまった。
リハパンだけにして、掛け布団を掛け、急いで、部分手洗いをしてから、院内とコインランドリーで洗濯して乾燥して、着替えのズボンの用意したが・・・
それ以来、「おしっこだけ」と言っても、必ずポータブルトイレに座らせるようにした。
そうすると、ポータブルトイレにリハパンを下ろして座っていながら、
「お手洗いに行きたい、お手洗いどこ?」と言う。
普通に、椅子にでも座っているものと思っているらしい。
「今、座っているのがお手洗いなの! このままおしっこしていいよ~」
夫は、座っているところをのぞき込んで、
「あぁ、そうかぁ」と言いながら、しばらくすると、また立ち上がって、
「お手洗い行く!」
それを押しとどめて、もう一度ポータブルトイレに座らせ、同じことの繰り返し。
そのうち、ようやくおしっこ・・・と下痢便をちょろっとする。

夕方頃には、このちょろっと出る下痢便も出なくなってきた。
あと、もう一息だ。 
  
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肺炎入院9日目(炎症反応CRP値が下がってきた)

肺炎入院9日目:8月8日(月) 

★炎症反応CRP
朝の採血検査の結果、CRPは2.7に下がっていた。
基準値は0.3なので、まだ炎症はある状態だが、4日前のCRPは10を超えていたので、内服薬抗菌薬(フラジール錠250mg×3回/日)が功を奏しているのだろうと。このまま内服薬の抗菌薬だけで行けるのではないかなと医師の話。

★下痢
まだ泥状便の状態だが、一日に3回程度と減ってきている。

★咳・痰
ひどい咳が出るようになった。
痰が出そうで出ない。夫は痰が絡んだ咳が出始めると、2回ぐらいで咳き込むのを止めてしまう。あともう一押し大きな咳をすれば、痰が出そうなのに~といつも思う。
咳を出すことがしんどいから、咳き込むのを止めてしまうのだろう。
結構、喉の奥の方に痰があるようで、看護師さんに吸引してもらっても、夫もだいぶ元気になってきたので、おとなしく痰を引かれてはおらず、私が夫の両手を握っていても、首を振っていやがり、痰をうまくひけない。

5~6年前に、私自身も肺炎になったことがある。
数日前から、風邪気味?と思っていたら、旅行に行く予定の前日に高熱を出し、胸(肺)が痛くなった。その時の胸(肺)の痛みは、「寒い日の朝に、全速力で走った時に、冷たい空気が肺に入ったような痛み」だったなあ。
私の場合は入院せず、抗菌薬の服薬だけを服用。旅行に行く予定で、仕事の休みをとっていたから、旅行を中止して、そのまま家で寝ていて1週間程度でほぼ治った。
けれども、咳だけは長びいて1ヶ月たっても治らず、「咳ぜんそく?」の疑いで、ステロイドの吸引も1ヶ月ぐらいやったかな?

今日のレントゲンで夫の肺の画像は、まだ「少し良くなったかな?」という程度だったとのこと。
しばらくは、痰を排出するために、ちょっと苦しい咳が続くことは覚悟しておこう。

★友人のお見舞い
今朝、私たちの友人から「今日、上京するのでちょっと顔を見に寄りたい」と連絡があった。「実は、夫が肺炎で入院中なので、病院に来てくれる?」と返答。
夕方5時頃、友人のIさん(50代男性)が面会に来てくれた。
夫は、今日は今イチの体調で、ベッド上でグーグー寝ている時間が多かったのだが、Iさんが病室に入ってきたら、急にパァ~っと顔が明るく輝き、元気に握手を交わした。
夫はちょっと冗談まで言って、Iさんを喜ばせた。
短時間の面会だったけれども(長時間、話をするのは無理だし)、でも、今までベッドでボッ~とした表情で寝ていた人とは思えないような、明るい生き生きした表情に変わって、言葉を交わしていた。

人に会って話をするっていうことは、やっぱりとても大事なことなんだなあ。
夫はもとからサービス精神が旺盛。
相手を喜ばすことをしてやりたい人なのだ。
認知症になっても、そういうところは、まったく変わらない。
友人が訪ねて来ると、夫のそのような姿を見れて、嬉しい。

★食事の再開
入院以来ずっと口から食物を入れていないので、徐々に食事を開始する。
まずは、夕食にゼリー食。
 どんなものが出るのかな?と楽しみにしていたら、「きなこのムース」1個だけが出た。お茶に少しとろみが付いている。
えぇ? たった1個だけぇ?
IMG_7807.jpg 
夫はぺろりと平らげた。「きなこのムース」って、おいしかったのかな?

翌朝は「胃かいよう食」とのことで。
夫は胃潰瘍と言われたことはないのですが、食道裂孔ヘルニアによる逆流性食道炎があるので、胃にやさしい食事をということだそうです。
IMG_7808.jpg 
パイプ椅子に座って、食べました。
朝食
おかゆは8割食べ、おかずはほぼ完食しました。
飲み込みは大丈夫なようです。
問題は、胃から逆流してこないか・・・
食べた後、「眠い」と言って、フラフラ。
足下がおぼつきません。
逆流を防ぐためにベッドを起こした状態で、今、横向きで眠っています。
夫が眠って、点滴をしている間に、急いで自宅に帰ってきて、このブログを投稿しています。
  
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アワキビ

Author:アワキビ
夫と2人暮らし。
子どもはいません。
2人と猫2匹の家族です。

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