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転倒した!・・・圧迫骨折?

 昨日、小規模多機能のデイサービスのお迎えの車を待って自宅2階のリビングにいる時に、夫は、再び、転倒した。

 洗い終わった食器を片付けようと、夫はカラの小皿2枚を手に持ち「これは冷蔵庫だね」と言って冷蔵庫に向かったのを、「違うよ。食器棚だよ。」と言おうとして、夫を引き留めたのが悪かった。振り返りざまに、バランスを崩した。「あっ、転ぶ!」と何とか夫を掴もうとしたが、間に合わず、お尻からリビングの床に落ち、頭を軽く椅子の背もたれ(布とウレタン製?)にぶつけた。

 「いったあぃ!」と叫んで、床に仰向けに寝転んだところに、玄関ドアのチャイムが鳴った。お迎えのスタッフを2階に呼び上げて、一緒に夫を助け起こした。

 その時は、何とか立ち上がることができ、「痛~い」と言いながらも、ゆっくり歩けていたので、お迎えの車に乗って、近くの整形外科のある病院に連れて行ってもらい、受診。医師が背骨を順番に叩いていくと腰に近いあたりに痛みがあった。

 X線を撮ってもらうと、画像上、過去の圧迫骨折の跡ははっきり出ていたが、叩いて痛かった腰のあたりの骨は一見して潰れているふうではなかった。

 しかし、実は夫は昨年も圧迫骨折をしているのだ。

 その時も、受傷直後(と言っても、転倒してから3日目にあまりの激痛に寝返りもできなくなり救急車で搬送されたJ病院で)のX線画像では圧迫骨折は見えなかった。

 J病院の救急担当の医師から「骨折は認められないので、痛くてもどんどん歩くようにしないと、廃用症候群になって、寝たきりになってしまいますよ。」と言われたので、夫は起きるときに激痛を訴えていたが、ボルタレンを使いながら、だましだましベッドから起こして、日中は寝ていないで、できるだけ座って、通常どおりの生活をするようにしていた。

 ところが、1ヶ月後の受診で、再びX線を撮ったところ、前回の時には、確かにきれいに骨があった箇所が、みごとに圧迫骨折で潰れてしまっていた。

 「ガ~ン、えぇ? そんなぁ。どういうことですか?」

 「恐らく、最初の受傷時点で、骨にひびが入り、この1ヶ月で、だんだん潰れてしまったのでしょう。ベッド上で安静にしていてください。コルセットも作りましょう。」

 そんなぁ。ひど~い。今更そういうことを言われても。もうこの1ヶ月、どんどん起きて歩いてしまっていたよ。今から安静にして寝ていたって、潰れてしまったものはもう戻らないじゃない・・・

 と、思ったけれども、仕方がない。
 一応、(値段のお高い)軟性コルセットも作って、アリバイ的にコルセットもしていたが、効果があったか、どうか?

 あの時、夫は、背骨のところに激痛を訴えていたのに、それには耳をかさず、医師は画像だけで、圧迫骨折はないと判断した。それがそもそもの間違いだったと思う。あの時、ちょうど5月3日の連休中で、「骨折がない以上、入院はさせられません」と、激痛で車椅子にも座れない夫に、自宅に帰るように促したのだった。

 だから、今回も、X線画像上では、圧迫骨折が認められないからと言って、圧迫骨折を起こしていないとは言えない。でも、前回の転倒時は、お尻に筋肉内血腫ができるほどの大きな衝撃を受けたけれども、今回は、見た感じでは、軽く尻餅をついたぐらいに見えたので、もしかしたら、軽く済むかも知れないという思いもあった。

 近くの整形外科のある病院で受診後、私はどうしても抜けられない用事があったので、夫にはそのまま小規模多機能居宅介護センターへ行ってもらい、昼食とおやつを摂り、夕方自宅まで送ってもらった。連絡帳には、「自力で歩いていました」とあった。

 けれども、おぼつかない足取りとは行っても、昨年の圧迫骨折から1年以上経過し、背骨の痛みの訴えもほぼなくなり、グルタチオン点滴の成果もあってか?歩行は改善の兆しが見えているように思えていたのに、帰ってきた時は、玄関先まで車椅子で押してきてもらい、そこから立ち上がってゆっくり歩いてきたが、痛みがあるのだろう、ぎこちなく、やっと歩いているような状態。

 でも、何とか椅子に座れているが、「疲れた~」と言うので、「じゃあ、夕ご飯ができるまで、布団で寝ていて」と寝かせ、夕ご飯を食べさせようと、起こしに行ったときには、もう激痛で寝返りができず、起き上がれなかった 

 夫は圧迫骨折は、実は今回で3度目だ。前の2回とも、受傷直後は痛いながらも何とか動けているのに、1日2日と経つうちに、寝返りができなくなるほどの激痛のため起き上がらせることができず、いずれも救急車のお世話にならざるを得なかった。

 今回は3度目だ。仮に入院しても、保存的治療で、ベッド上で1ヶ月ぐらい安静を保つしかないないことはわかっている。昨年の圧迫骨折時に借りた介護用ベッドは受傷後8ヶ月経った頃に、夫は布団からでも起き上がれる程度に回復したので、返却していたので、再度、介護用ベッドのレンタルをすることにし、今日、無事、搬入された。

 前回の轍を踏まないように、今回はしっかり1ヶ月、いや少なくとも2週間はベッド上で安静にして過ごし、骨ができてから、立ち上がるようにさせたい。食事はもちろん、排泄もベッド上となる。尿瓶は既にあるが、持っていなかった「差込み便器」と「お尻のシャワーボトル」をAmazonのお急ぎ便で注文し、今日届けてもらい、用意万端。

 しかし、甘かった。

 夫は、認知症である。

 しかも、前回の圧迫骨折の時もそうだったけれども、こういう痛みがあったり、体調が悪いと、普段にも増して認知状態が低下する。ボーッとしていて、話しかけても、「うん、うん」と頷くけれども、どうも分かっているふうではない。

 夫が布団で寝ている1階の部屋で、超狭いので、夫の布団をまたいで、介護用ベッドの部品を運び入れ、業者の男性二人が介護用ベッドを組み立て、その後、布団のシーツごと、夫を三人でベッドの上に移乗したのだが、どうも、そのあたりから、夫は不穏に。こんな環境の中に居たら、不穏になってもやむを得ないと思うけれども、レンタルの契約書類にサインしている側で、夫が「痛~い、イタ~イ!」と呻き出す、一方で「今日、3時までに、●●駅で人に会う約束しているから、行かなくっちゃ。痛~い!」と繰り返し訴え、興奮気味。

 もちろん、「今日、駅で人に会う約束がある」というのは、夫の妄想だ。

 「今日は怪我をしているからね、「行かれない」って断ってあるから、大丈夫だよ」と繰り返し言ってみるが、夫の不安と興奮は収まらない。

 これ以上、説得しても無駄と思えたので、業者さんが帰るとすぐに、抑肝散1包、それから「痛い、痛い」と言うので、昨日病院で処方してもらったロキソニン60mg1錠とムコスタ100mg1錠を「痛み止めだからね」と言って、夫に飲ませた。そして、冷蔵庫に冷やしてあった甘いゼリーを、食べさせ、「おいしいねぇ」と話しているうちに落ち着いてきた。良かった。

 そうこうするうちに夕方になり、夕飯の用意をせねば。

 昼ご飯は、夫は寝たまま、食べた。夕食も、寝たまま食べやすいように、昼食時に焼きおにぎりを作っておいた。あとは、おかずは、何にしよう。

 ここで大きな問題が・・・。我が家は、狭小住宅のため、介護用ベッドを置いた部屋は1階で、2階にリビングと台所がある。

 夫は重度の記憶障害。私が在宅しているということは、夫の視界に入っている時だけ認識できるのである。夕食の準備に私が2階へ上がってしまうと、もう、夫は「知らないところに、自分一人で寝ている」と思ってしまう。夫は、自分が今寝ているところが、
自分の家であるという認識がないし、夫の視界から消えた私は、居ない存在なのだ。

 こうなると、また、不安が増してきて、夫は「自分はどこにいるのだろう?」と探索を始めるのだ。そして、自分の背中にある、訳のわからない、理不尽な痛みをいぶかりながらも、えい、やっ!とばかりにベッドから起き上がってしまうのだ。

 ちゃんと夫には紙に「●美は、2階の台所で夕ご飯のおかずを作っているから、トイレに行きたくなったら、大声で呼んでね!」と書いて渡しておいたのだが・・・

 2階で天ぷらを揚げようとカボチャを天ぷら油に入れたところで、私は、何か、夫の声がしたと思い、IHコンロの火を消して、1階へ走り下りた。

 低床ベッドだったからなのか、夫は、ベッドから下りて、床に両膝を着いて、「痛~い」と腰を押さえていた。

 「え、どうしたの? 膝を打った? トイレに行きたかったら、呼んでねって言ったのに。」

 「呼んだよ~」

 「痛いんだから、ベッドに寝ていなくちゃ。ちゃんと●美が来るんだから、ベッドで待っていてよ~」

と、恐らく、言っても無駄だろうけど、あきらめ半分で言い聞かせてみる。

 再び、私は台所に戻り、冷えてしまったカボチャの入った天ぷら油を熱し始めて(もう、べっちゃりして美味しくないだろうけど)、天ぷらを続けていると、なんと夫が1階から階段をヨロヨロと登ってきた。「痛~い」と言いながら・・・

 「え~、ダメじゃない、怪我して痛いでしょう?」
 と階段の途中まで下りて、夫の手を引き、「もうここまで登ってきちゃったら、ベッドに戻すより、私の姿が見えるリビングに居たほうが落ち着くだろう」と思ってビングの椅子に座らせる。

 夫は何で痛いんだか、何でベッドで寝ているのか、記憶できないのだから、何度言ってみても、ベッドでおとなしくなんてしていられないよね。

 それにしても、夫の歩行・立位の姿勢は、何故か後ろにそっくり返っており、一人で歩かせていると、また、後ろに転倒しそうで怖い。
 そのままリビングで夕食をするが、椅子に座っていても、どうも姿勢が後ろに反っている。後ろに反り返り過ぎて、お尻が、膝が、椅子の座面から前に滑り落ちそうだ。

 もうシャワーも浴びちゃえ。この暑さの中、股もお尻も蒸れてあせもになってしまうかもしれないし、シャワーですっきりさせたい。

 あれ? 今回こそは、ベッド上で安静にしておくのではないか?

 もう、ムリ。
 ムリだと悟った。
 少なくとも、我が家の住宅事情、環境の中で、自分も生活のために動きながら、認知症の夫に、ベッドで1ヶ月でも2週間でも1日にでもベッドに寝かせておくように見張り続けているのはムリ。
 拘束でもすれば話は別だけど、そんなことをしたら、本末転倒だからね。

 こんなだから、圧迫骨折の箇所がきれいに骨が埋まるまで待つなんていうのは、あきらめるしかない。
 昨年の圧迫骨折で動き回ってしまっていても、背中は曲がってしまったが、それなりに痛みもとれて、何とか回復したじゃない。

 いいよ。夫君。起き上がりたければ、ベッドから起き上がっても。
 でも、心配なのは、夫の姿勢。そっくり返っていたら、また、転倒するじゃないか! 
 聞くところの、PSP(進行性核上性麻痺)の姿勢に似ていないか? なんか、目も上に向きずらいみたいだよ? もしかしたら、だから転倒したのか?

 あれこれ、いろいろ心配が募る。
 明日、もう一度、よく観察してみよう。
 やっぱり、ずっと見張ってなきゃいけない・・・
 ゆっくりトイレも、お風呂も入れないよ。
 今、夫の寝ているベッドの側にノートパソコンを持って行ってこれを書いている。

 来週いっぱいまで、ベッド上安静にするために、小規模多機能のデイサービス利用を全部キャンセルしたんだよなあ。

 どこまでできるかわからないけれど、できるだけベッド上の安静をやってみるしかない。
 できなかったら、仕方ないよ。
 認知症を言い訳にするしかありません。認知症の人の治療は本当に難しいよ。
 神様、どうか、またの転倒だけは何とか避けてください。お願いします 

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圧迫骨折(たぶん)から、せん妄へ

 やはり、予想通り、尻餅をついて傷めた部分の痛みは、当日よりも一日、二日と日を追う毎にひどくなってきているようだ。

 当日はそろりそろりと痛みを訴えながらも、曲がりなりに歩けていた。

 昨日も、何度かベッドから自分で起き上がって、トイレに行き、2階への階段を上がり、テーブルで食事をし、シャワーまで浴びることもできた。圧迫骨折の保存療法としてはよくないことだけれども、それが可能な程度の痛みだった。

 今日は、できるだけベッド上で安静にさせておこうと思ったが、ベッドから起きようとしている。トイレに行きたいと言う。

 小だったら、ベッド上で尿瓶でとっていたけれども、大か? 差し込み便器をお尻の下に入れるのも、痛みで一苦労だけれども、何とか身体を斜めにして差し込み便器を入れて、「OK。いいよ」としばらく待ってみたが、出ない。昨日はベッド上でできたんだけどな。昨日からは、いつもよりもだいぶ食事量が減っているから、それほどたまっておらず、出ないのかもしれない。

 また、「トイレに行きたい」と言って、起きようとする。何度も、「怪我をして腰が痛くなっているから、骨が潰れているから、ベッドで寝たままやってね。大でもベッドでやれるよ」と言ったが、夫は「部屋が臭くなっちゃうから、だめだよ」と納得せず、不穏な雰囲気になってきている。あまり強く抑えると、私に対して不信感を持たれると、もっと大変なことになりそうなので、「じゃあ、自分でやってみて」。

 夫は「痛い、痛い」と言いながらも、何とかベッド柵に掴まって、ようやく身体を起こし、ゆっくり立ち上がった。「痛い」と顔をゆがませているが、トイレに向かって、歩こうとするので、手を引いて、手近なものに掴まらせながら、3メートルぐらい先にあるトイレに誘導。歩くとかなり痛そうだ。

 トイレ室内に入ると、私はいつものように夫を便座に座らせようとしたが、夫は、もう、おしっこ開始。便座を上げてないままだ! 便器の手前にもいっぱい放水。その間、夫は普通に立っていることができず、後ろから支えていると、今度は前のめりに倒れそうになり、手をトイレタンクについて支えている。痛みで立ち続けていることができないようだ。

 おしっこが終わったのを見計らって、夫の後ろからさっと便座を拭き、トイレの手すりを持たせて、身体を方向を転換させて、便座に座らせたが、痛みのためヨロヨロ。座る時も「痛~い!」。そして、大が出ないかとしばらく待ってみたが、出ない模様。痛くて、それどころではないのかもしれない。
 「おしっこだけだったら、こんな痛い思いをしなくても、ベッド上で尿瓶で簡単にできるのに~。こんな痛い思いをして、トイレまで来た意味ないじゃない~」と、ついつい、夫に口やかましく言いつのってしまったが、内心では、当初の予想(今回の怪我は軽いのではないか?)に反して、夫の痛がりようが大きいことに動揺していた。

 これは、やっぱり圧迫骨折だな。転倒で縦方向に大きな衝撃を受けた骨にひびが入り、それが日を経るに従って、だんだん潰れていくから痛みがひどくなるのだろうか?
 そして、一定程度まで経過したら(最低2週間ぐらい?)、痛みがやわらいでいくんだよね? 時間の経過で痛みは軽減するはずと思っても、痛みが激しくなる渦中にあると、不安でいっぱい。

 2階の台所で夕食のしたくをしている時も、夫が一人で起き上がって、転んだりしないか、ほとんど5分おきに1階に見に行き、夫に声をかけ、また、2階に戻り・・・を繰り返す。

 食事はベッドの上で、少しだけ頭を起こして寝たまま食べさせた。普通の病気の時には必ず起こして食事をさせているが、今回は、圧迫骨折?と思われるので、できるだけ加重が骨にかからないようにするため寝たままだ。ベッドの布団の上に、大皿に二人分のご飯とおかずを置いて、ひとつの箸で、夫に食べさせながら、自分も食べる。最初は食器を分けていたが、スペースもないし、イチイチ、箸やらスプーンやらを持ち帰るのは非効率的なので。おにぎりにすれば、自分で手にとって食べられるけど、5分おきに階下に降りて確認しなければならないので、おにぎりを握っている時間をとるのが難。

 そんなあんまり楽しい食事の雰囲気ではないからか、ずっと寝ているので食欲がわかないのか、夏バテなのか、夫はごはんもおかずもちょっとしか口をつけない。朝食のバナナ・キウィヨーグルト、おやつの桃ヨーグルト、手作りの甘酒豆腐抹茶アイス、一昨日の来客の手土産の寒天ゼリーは食べた。

 その後は、一応、ベッド上で寝ていたけれども、妄想激しく、まともな会話にならない。こちらの問いかけにも、全く別のことを話してくる。

 明日、大阪に呼ばれているんだよね。明日は5時に出掛けるの?(妄想)

 寒天ゼリーを食べさせている時には、「これはね。ホテルの支配人に「おいしかったから、注文して」と言って、取り寄せたものなんだよ。また注文しようね」とか、妄想の世界。いろいろ話をするが、ほとんど、妄想と夢の世界の話。

 「そこにある銀色に光っている電気の棒みたいなの、とってくれる?」と指さすが、それらしき物は見当たらず、「これ?」「これ?」と手近な物を指さして確認するが、「違う、ほら、そこにある銀色に光っている棒みたいなの」と夫は指さす。ベッドの足下柵に銀色のシールが貼ってあるので、「これのこと?」と訊くが、「違う」と言う。結局、特定できず、どうやら幻視らしい。

 最近は、午後になると「せん妄」が出ることが多かったが、今回の受傷後、腰の痛みとベッドでずっと寝続けて動けないためか、「せん妄」の度合いがひどくなっている。

 今、隣で寝ている夫を見ると、目はつぶっているが、手がずっと動いている。寝ている表情は、顔をしかめているので、楽しい夢ではないらしい。

 さっきは、寝ながら、何かを掴むようにして、その手を口に持って行き、口を動かしている。何か食べている夢らしい。その後も、もっと高いところに手を上げては口に持って行き、また、さらに上に手を上げて、何かをもぐようにてして、口に持っていく。木になっている桃でももいで食べている夢なら、悪い夢ではないよね。

 それに、午後までは、必ず、トイレに行きたいと言って、尿瓶でとるようにしていたのに(間に合わないことがあったとしても)、夕方くらいから、まったくトイレの訴えがなくなり、おかしいなと思って紙オムツを開いてみると、既にグショグショに出ているというのが数回。排泄の感覚がわからなくなってしまったのかなあ。

 よく高齢者が入院すると、それまで排泄自立していた人が、オムツになって帰ってくるとは聞くが、それはオムツ替えの時間が決まっていて、それ以外の排泄はオムツでするように強いられた結果と思っていたけれども、夕方から、夫は自分から「トイレ」とか「おしっこ」とか言わなくなってしまった。

 さらに「せん妄」を起こしていると、オムツ替えも、本人の協力が得られず、なかなかうまく行かない。
 本人が「おしっこ」と訴えているわけでもないのに、オムツを開けることに協力してもらわなければならない。
 オムツを替える時には、お尻を持ち上げてもらわねばならないけれども、お尻を上げるると圧迫骨折の痛みが出るので、尚更、難しい。
 ちゃんと声かけをしてやってはいても、「せん妄」でこちらの話が本人の中に入っていかない。本人からすれば、何だか突然下着を脱がされ、ムリヤリ身体の向きを変えさせられ、しかも「痛い!」ことをされている。虐待を受けている!と思ったとしても、無理からぬこと。

 これらはすべて「せん妄」の影響で、一時的なもので、痛みがなくなって、起き上がれるようになれば、また、トイレに行けるようになると信じたいけれども、やはり心配。このまま「せん妄」が常態化してしまわないだろうか?

 血圧が上がっているのも気になる。上が200超えの時もあり、低くても168ぐらい。下も100を超える。痛みのせいだろう。以前からコバシル3mgが処方されているが、これだけでも血圧を下げるのは難しそうだ。医師に相談して血圧を下げる薬をもらうべきか? それとも一時的なものと考えて、このままでよいのかな?
 また、明日、考えよう。

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亢進する圧迫骨折(たぶん)の痛み

今朝、夫は目を覚まし、私の顔を認めると、私を指さして、

   好き 

 と言ってくれたよ。
 でも、私の名前は思い出せないかもね・・・だから、毎回、夫の名前と私の名前を言って、

  私とあなたは結婚しているよ。私は、あなたの妻だからね。

 と言うと、夫は、ちょっと困った顔をして、

  わかった、わかった! そういうことかぁ・・・
  今度、妹弟たちに報告しないとなぁ 


 ちょっと! 女に結婚を迫られて、困っている男っていう図式?
 
 昨日、血圧の上が200超え、下も100超えだったので、今朝、目を覚ましてすぐに血圧を測ると、上が140、下が86ぐらい。安静にしていて痛みがなければ、これぐらいなんだろう。

 さあ、今日も一日、ベッド上で安静にして過ごさねば。

★服薬

 寝かせたまま薬を飲ませなければならないが、顆粒の薬はムセやすいので、「らくらく服薬ゼリー」(龍角散)を買ってきた。

 フェルガードBは「らくらく服薬ゼリー(レモン味)」でおいしく飲める。ところが、「抑肝散」をこのレモン味のゼリーに溶かして飲むと、何かやたら甘ったるくてスゴイ味になる。夫はヘンな顔をしながらも、何とか飲んでくれた。

 が、この龍角散の服薬ゼリーには「漢方薬用」というのもあるので、今日はこの「漢方薬用(コーヒーゼリー風味)」を買ってきて、「抑肝散」の顆粒が十分に溶けるまでよく混ぜて、「コーヒーゼリー味だよ~」と言って飲ました。

 「ずいぶん甘いね」と言いながら、あまり美味そうではないみたいだったが、(レモン味)と混ぜるよりは、マシだったようだ。

★寝間着

 ベッド上での排泄になるので、いつも使っているリハパンは使いずらい。テープ式の紙オムツを買ってきた。紙オムツは高いので、これに尿とりパッドを重ねて使う。

 昨日は、介護用ズボン(上から下までチャックがついていて、オムツ替えのときに便利)を使っていたが、今日は洗濯機に。

 そこで、以前、入院・手術の時に買った浴衣があるのを思い出した。上の肌着も着替えるのが大変なので肌着をつけず、直接、浴衣を着せる。夏なのでこれで十分。

 夫は腰のあたりを圧迫骨折(?)しているようで、オムツ替えの時、痛くてお尻を持ち上げることができないため、身体を横向きにしなければならない。ところが、この体勢をとるのも、腰の痛みのために一筋縄ではいかない。

 そrで、私がベッド上にのぼり、夫の浴衣を開いて、夫にベッド柵をつかませて、それから浴衣の端を持って、掴んでいるベッド柵側へ転がすようにすると、多少の痛みはあるが、スムーズに体位変換できる。

★食事

 昨日は、夫に介助して食べさせていた。が、やはり、「自分で食べる」という意識があった方が、誤嚥もしにくいと思う。
 
 寝ながら、少しだけ頭を起こして食べる姿勢なので、箸やスプーンではうまく食べられないから、手でつまんで食べられものを用意しよう。

 朝食後、夫は再び眠りだしたので、その間に、ご飯を2合炊いて、昼食と夕食用のおにぎり8個をつくった。

   焼きおにぎり(醤油味) 2個
   焼きおにぎり(麦味噌にくるみ) 2個
   おにぎりのカレームニエル 4個 
    ↓
   小麦粉とカレー粉と塩を混ぜたものを、俵型のおにぎりの上下につけて、フライパンに油をひいて、表面がパリパリになるまで焼くと美味。

 おかずも、夫が自分で手でつまんで食べられるようなものを。手でつまめないものは、私が箸で食べさせた。

★亢進する痛み

 今日も、できるだけベッド上で安静に・・・だが、認知症の夫は、自分は普通に歩けると思って、トイレに起きようとする。

 繰り返し「怪我をして腰が痛いから、骨が潰れているから、歩けないんだよ。」と説明するが、納得できない夫。

 「じゃあ、やってみたら?」
 「うん、やってみるから。」

 夫はベッド柵に掴まって、ゆっくり身体を起こそうと、何度も試みるが、ひどい痛みのため上体を起こせない。
 昨日より今日の方が身体を起こせなくなっている。痛みの程度が進んでいるようだ。

 今日は、3m先のトイレではなく、ベッドのすぐ横にポータブルトイレを置いて、そこに座ろうとしているのだが、それも容易にはできない。
 20分ぐらい?頑張るが起き上がれず。たぶん血圧は200超えになっているな・・・

 最後は、私が手伝って、ベッド上に足を降ろして腰掛けさせるところまでやった。
 座ってしばらくすると痛みはやわらぐようだが、今度は、立ち上がる時また痛み。ヨロヨロ倒れそうになりながら、何とかポータブルトイレに座る。

 ・・・しばらく待つが、  音沙汰なし・・・

 「出ないの?」
 「出ない・・・
 「なんで~?  をするために必死で痛い思いをして、ここに座ったんじゃないのォ?」

 もう仕方がないなあ。今日も  なし? 

 ベッドに戻り、横になる。疲れ果てた夫はしばし横向きの体勢のたまま眠り出した。
 まあ、ずっと仰向けのままで寝続けていると、褥瘡ができるのが心配だったから、少し横向きの体勢もとるようにした方がいいよね。

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たまて箱を開けてしまった浦島太郎は私の夫です

ID:51m10r

 8月6日に転倒して尻餅をつき圧迫骨折した(たぶん)。
 受傷直後のX線で写らず、1ヶ月の間に少しずつ椎体が潰れてしまった昨年の経験がある。
 今回も日を追うに従って、痛みが増強し、寝返りがうてず、何とか起きて立ち上がろうとしても、痛みが強くなり、今現在は痛みで歩けない。このような経過から、昨年同様に圧迫骨折を起こしていると思う。

 痛みがあったり、体調が悪いと、意識がきちんと覚醒できなくなるためか、夢と現実の狭間を行ったり、来たり・・・夫の話すことのほとんどが妄想の中のできごとになってくる。

 一昨日、起き抜けに、夫から

  あなた、誰?  

 と言われた 

   ●美だよ。あなたの妻だよ。

 すると、夫はいぶかしげに、信じられないという顔つきで、

   えぇ~、結婚しているの? 知らなかった!

  「知らなかった」じゃなくて、頭の病気で「すべて忘れてしまった」だけでしょ!
   もう、そんなんだったら、別れますか? 離婚する?


 とついムキになって、ひどいことを言ってしまった。

 病気のせいとは言え、やっぱり、私のことが分からないって言われるのが一番こたえるなぁ。 
 
 これまでの簡単な経緯を夫に話をして、「今、私と結婚して、この家に住んでいるんだよ。ここは自分の家だから安心していいんだよ」と話す。
 毎日、毎日、現状を話して、確認をしている・・・覚えていられるわけがないのだけれども。

  いろいろ話してくれてありがとう。わかりました。そうだったんだね。

 でも、いつも分からないわけではなくて、調子が良い時にはちゃんと「●美、好きだよ」と名前を言ってくれる。
 でも、目が虚ろになって、私の名前が出てこない時もままある。

 昨日、ベッド上にいる夫に、「今、おいくつになりましたか?」と訊いてみた。

   18か19かな。

 ひぇ~ ついに10代になってしまったか。

   今、84歳だよ。

 と言うと、信じられない!という顔。

 たまて箱を開けてしまった浦島太郎が見た世界は、認知症の人がまさに体験している世界そのものだ。

 ベッド上で腰椎圧迫骨折で安静中の夫は、自分が何故、ここでこのように寝ているのか分からない。
 起き上がったら、痛みがあることもわからないので、何度も起き上がりを試みては、激痛に驚き、また、しばらくすると、起きようとする。
 私の姿が見えないと、自分はひとりぼっちだと思い、不安になって、火事場  の馬鹿力のように、起き上がってしまう。ところが、痛みで足下がふらつき、今にも倒れそうで、危険だ!

 だから、2階で食事の支度をしている時も、5分~10分おきに、夫のベッドのある1階へ駆け下りて、様子を見る。
 昨晩は、夫が寝入ったので、2階でシャワーを浴びて、出てきたところ、1階で、夫の呼吸器の警告音が鳴っている!
 夫が起きた! 慌てて、バスタオルをつかんで、裸のまま、夫のもとへすっ飛んでいく。

  受付の人に言って、用意してもらって・・・。

     受付って・・・何のこと?

     ホテルの受付・・・

     ホテルのフロントのこと?
   ここはホテルではなくて、あなたの家だよ。あなたと私の家。
   ●年前に買った家だよ。ほら、ホテルの部屋に猫がいるわけないでしょ。
ホテルの壁に、あなたスナップ写真がいっぱい貼ってあるわけないでしょう?


 夫は、今、自分が居るところはホテル(時には病院)で、帰る時には、壁に貼ってある自分のスナップ写真や、猫も持って帰らないと・・・と心配している。
 夫が帰ろうとしている家は、昭和20年3月の東京大空襲で自宅が焼けてしまった後に、移り住んだ家だ。

 目覚めた夫はしきりと時計を見ている。
 アルツハイマーの人を検出する検査に、「時計描画テスト」がある。
 夫はアルツハイマーと診断されているけれども、時計の針は何故か読める。
 ただ、朝か夜かの判断はつかないのだけれども・・・

     11時だね。まだ、来ないの?

  えっ、誰か来るの?

  タロウ

  タロウって誰?

  わからない。誰かから、タロウが尋ねて行くからって連絡があったんだよ。

 タロウって誰? もしかして、座敷童子?

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嵐のオムツ替え

 夫は、夕食後、横向きの体勢になったままベッドの端に寝ていた。
 目を覚まして「トイレに行きたい。おしっこ」と。
 おしっこなら、ベッド上で、尿瓶で採れば何と言うこともない・・・はずだった。

 いつもは仰向けに寝ている状態で、オムツを外して尿瓶をあてている。

 ところが、横向きの体勢になっている状態を仰向けにしようとすると、その時に圧迫骨折の影響で痛みが出る。だから、横向きのままやろうと思った・・・のが間違いだった。

 オムツを外した途端、ジャー 

 えっ、えっ、ちょっと、待って・・・たって、待ってくれず。
 しかも、防水シーツから外れた場所。新しく替えたばかりの寝間着も、シーツも、下のマットも?

 焦って、オムツを外したまま、寝間着やシーツを取り去ろうと、夫に仰向けになってもらい、反対側に横向きに、また元に戻って・・・をしてもらわないと替えられない。

 悪戦苦闘していると、ギャー、再び噴水!
 浴衣とシーツの被害拡大。

 ちょっと、ちょっと! ちょっと、待ってよ~。

 さらに、新しくあてたはずのオムツを見ると、また、おしっこが出ている~~
 また、やり直し~~。

 でも、こういうのは、いいの。

 一番辛いのは、圧迫骨折起こして腰に痛みがある認知症の夫に、何度も、何度も、痛たがる体位変換をやらさなければならないこと。

 夫は、なんで、こんな理不尽な痛みに自分は遭っているのか、わからないし。

 しかも、怖い形相をした女に、「はい、あっち向いて~」「今度は、こっちだ~」「今度は仰向けだ」「はい、またあっち向いて~」と何回も指示される。

 ああ、昼間なら、小規模多機能居宅介護サービスセンターに電話をして、誰か応援に来てもらい、着替えやベッドメイクも手伝ってもらえるのに。もう夜9時をまわっているから、夜勤は一人しかいないから、ムリ。

 明日ヘルパーが来るまで、このままでいようか?と一瞬思ったけれども、濡れた浴衣で濡れたシーツの上に寝ていたら、エアコンの部屋で、冷えて風邪を引いてしまうに違いない。

 心を鬼にして、オムツを外し、浴衣を脱がせ、濡れたシーツの上に防水シーツを敷き、新しいオムツとパッドをつけて、上衣と介護用ズボンをはかせた。
 夫が痛がる中をやらねばならないので、私も、汗びっしょり。

 「ゴメンネ、ゴメンネ。私の介護技術が未熟だから、たくさん痛い思いをさせてしまって。ダメな女だね。」

 と言うと、こんなに痛い目にあったのに、夫は、「そんなことないよ」と慰めてくれた。


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転倒後7日目に入院しました

ID:51m10r
 結局、転倒後7日目に入院しました。

 転倒場所は自宅のリビングで、私の目の前ですべりました。
 一瞬のことで、せめて服をつかんで、転倒の衝撃を和らげようとしたのですが、間に合わず、夫は尻餅をついてしまいました。

 若かったら、これくらいでは、ちょっとお尻が痛い・・・という程度で済んだぐらいだと思いますが、骨粗鬆症がある84歳には大きな衝撃だったのですね。

 それまでは室内では、何とか歩けていたのに・・・秋になって涼しくなったら、外で歩行練習もしようとポールウォーキング用の2本のポールも買っていたのに・・・。
 あっという間にこんなことになってしまい、とても残念です。

 さらに、受傷直後は何とか痛いながらも歩けていたのに、日を追うごとに痛みが増し、ついに7日目には、身体を横向きにしてもらっただけで、激痛のあまり、夫は自分で自分の腰を叩き、ベッドのサイドレールをどんどん叩くほどになってしまいました。

 だんだん痛みが増すのは、他にどこか怪我をしているところがあるのではないか?と不安が募ります。

 結局、7日目に、受傷当日に受診した病院に入院することになりました。

 この病院は地域の小さな病院なので、MRIの設備はなく、X線の他には、CTがあるだけです。7日目にCTも撮りましたが、CTでは骨が変形しているかどうかしか分からないそうで、痛みの原因はよくわかりませんでした。目に見える圧迫骨折は過去のものしかわからなかったということです。

 けれども、痛みが激しかったので、入院ということになりました。

 入院しても、保存的治療になりますから、投薬等の治療はなく、痛み止めの飲み薬や点滴も、夫には逆流性食道炎による吐血2回の経験と、肥大型心筋症による心不全等があるので、行わないという判断になりました。ムリに動かさない限りは痛みがないので、私もこれで良いと思います。

 あとは時間が経過して、痛みが軽減するのを待つのみです。
 それなら、自宅に居ても同じことかもしれないと思うかもしれませんが、やっぱり違うのです。
 自宅で夫と二人だけの環境で、汗びっしょりになって、痛がる夫のオムツ替えをしたり、5分~10分おきに様子を見に2階と1階を往復したりはしんどい。

 それに、これからどうしても2~3時間外出しなければならない用事もあります。
 起き上がれず座れない状態では、小規模多機能居宅介護のデイサービスを利用することもできません。最低でも車椅子に座っていることができないと車での送迎もできませんから。

 もちろん、小規模の訪問介護サービスもあり得ますが、私が不在の2~3時間ずっとスタッフに我が家に来てもらって見守ってもらうのは、ちょうどお盆休み・夏休みの期間にも重なり、スタッフの人手が不足しているであろうことを考えるとお願いできそうにない。

 だから、せめて痛みがなくなり、夫が座っていることができるようになるまでは、入院しているしかないと思ったのです。

 それと今回は、長い間、臥床していることになるので、立ち上がりや歩行のリハビリが必要になりますので、そのリハビリをこの病院でお願いしたいのです。

 今回の入院も「家族付き添い許可申請書」を出して、個室に付添い用の簡易ベッドを借りて泊まり込みでの付き添いにしました。だから、家に居るときとあまり変わらないと言えば、変わりません。

 看護師さんからも「せっかく入院したんだから、少し休んでね」と言われました。

 でも、看護と介護のプロが周りにいるだけで、夫の痛がるオムツ替えを手伝ってもらったり、寝た状態でお通じや痰の排出が容易に出来ないこと等、いろいろな不安材料について、プロの目で処置したり、アドバイスしてくれるので、安心感が大きいです。自宅で、たった一人で、痛がっている夫と向き合っている不安が解消され、精神的に楽になりました。

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入院して学んだ紙オムツのしかた

 今までいわゆるリハパンだった。服の外側から目立たないように、外出時にはリハパン1枚か、せいぜい尿取り紙パッドをリハパンの股の部分に平たくテープで留めるだけだった。

 その後、ベッド上での排泄となり、取り替えしやすいように紙オムツを買ってきて、尿取りパッドは今までと同じように、股の下に平たくテープで留めていた。

 テープで股の下に平たく留めると、パッドだけを取り替えたい時に、イチイチお尻をあげてもらわねばならない。パッドがお尻の下敷きになっているからね。

 ところが、夫は腰を傷めているから、お尻も上げられないし、体位を横にするのも激痛で容易ではない。そのため、尿取りパッドを交換するだけでも、苦痛に耐えねばならなかった。

 今回入院して、病院での紙オムツのあて方を目の当たりにし、まさに「目からうろこ」だった。

 紙オムツ、大きな尿取りパッドは平たく股の下に、そして小さな尿取りパッドを棒に巻き付ける! 男性用の紙オムツのしかたがあるんだ! 介護のプロからしたら、こんなことは当たり前のことなんでしょうが、そこは素人、全然、気がつかなかったなあ。

 こうすると紙オムツの前の部分は何重にもなってしまって、ぽっこりしてしまうので、歩行できない、寝たままの人向けのやり方だ。夫のように、腰を上げられない状態の男性には好都合。尿取りパッドだけを交換するのが楽チンです。

 それにこの入院先は、オムツの持ち込みができないので、1枚ずつ買わねばならないので、この方法だと一番安い尿取りパッド小の交換が多く、値段の高い紙オムツと尿取りパッド大を節約できるので助かる。

 入院してから、なぜか、夫の尿を小出しにする。「トイレに行きたい」と言われて、すぐに紙パンツを開けるが、だいたいもう出てしまっている、あるいは出ている最中ということが多い。
 ずっと寝ているので、腹圧がかからず、残尿が多いのだろうか・・・

 お通じについては、幸い、完全な便秘にはなっていないが、こちらも腹圧がかからず、重力も利用できずで、1センチくらいずつ、ちょび、ちょび、ひり出すような感じ。
 まったく出ないわけではないので、浣腸や座薬・飲み薬は使わず、様子を見ることに。
 
 のどもずっと、ガラガラいっているのに、うまく痰が排出できていない。

 いずれも、早く痛みが治まって、椅子に座れるようになれば、解決する問題なんだけどな。

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入院4日目・・・車椅子に座れた!

 昨晩、痰がゴロゴロとからんでいる音が聞こえているが、痰がうまく排出できない。咳をして出すように促すが、寝ていて認知機能が落ちていることもあって、疎通性がよくなく、なかなか「咳払いをして痰を出す」ことができない。

 看護師さんに、「痰の吸引もできますよ」と言われたが、超怖がりの夫に、鼻から管を入れて吸引するのは、かなり厳しいと思われた。
 ちなみに夫の怖がりは、眼科のゴールドマン眼圧測定(眼球表面に測定器をあてて測定する方法)も、まともにできないぐらい。無理に強いると、声を上げて泣き出したりするので、眼科医から、「白内障の手術は全身麻酔でないと無理ですね」と言われているぐらいだから。)

 そこで、身体を起こすことができれば、痰も排出しやすいだろうということで、夕食の時に、看護師さんが、ギャッジベッドを操作して、うまく夫をベッド上に座らせた。
 その方法は次のとおり。

1. まず、ベッドを平らにしてベッドの一番上まで頭が届く位置に
    身体を持って来る。
    夫はまだ自分でベッドの上まで身体を動かすことができないので、
    介助して身体をずるずる上までひっぱる。

2. このまま頭を上げると、足の方にずるずるさがってしまうので、
     先に足下のベッドを少し上げる。

3. 次に、両膝を曲げる(伸ばしているより、
     両膝を曲げた方が痛みが少ないようだ。
    ちなみに、夫は以前から長座(足を伸ばして床に座る)ができなかった。

4. それから、頭側のベッドを上げていく。
    この時、途中で痛みが出るので、身体が横に逃げたりしがち。
    身体が横を向いてしまうと、食事をするにも、車椅子に移乗するにも
    うまくいかないので、まっすぐに座っていられるように、
    少しずつ調節しながら、ゆっくりベッドの背を上げていく。

5. 完全に身体を起こす。

 起こしている最中は、「痛い、痛い」と声を上げるが、ちょっとの辛抱。いったん体勢が定まると、痛みがひいていく。こうして、ベッド上に座ったまま、夕食を摂ることが出来た。

 今朝も、ベッド上に座って朝食。その後、「トイレに行きたい」と言うので、試しに、車椅子をベッドサイドに持ってきて、「じゃあ、トイレに行くので、車椅子に移ろう」というと、自分でベッドから、両足を降ろしてきたので、靴を履かせ、ベッドの高さを低くし、両足を床に付けた。夫は自分で立とうとしたが、痛みがあるのか、膝が伸びず、ヨロヨロしているので、身体を支えて、車椅子の方向にお尻を方向転換させ、座らせた。

 やった! 車椅子に移乗できれば、あとは、車椅子用のトイレまで行き、同様に、便座に移乗すればよい。こうして、入院後、初めてトイレで排尿・排便ができた。

 ただ、やはり立ち上がりに痛みがあり、膝を真っ直ぐにして立てない。本人曰く「腰の背骨から脳天まで痛みが走る」。これでは歩行はできないし、そもそも、こんな痛みがあって立ってもよいものか? 
 明日、整形外科の先生に診てもらう予定。リハビリの予定も訊こう。

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入院5日目・・・車椅子から落ちていた

 前回は、「車椅子に座れた!」と勇んで書いたが、今日はそのような気持ちもしぼんで、辛い気持ちです。

 ベッドから起き上がらせるのは、前回のブログに書いた方法で起き上がらせることができることはできる。
 けれども、やはり激痛があるようで、身体を横にのけぞらして「痛い!」と言っているのに、無理に起こしているので、なんだか虐待をしているようで辛い。
 いったん、起こして、車椅子に移乗し、きちんと座れば、痛みはほとんどないのだが・・・

 今日、整形外科医とあらためて話をしたが、「画像上は古い圧迫骨折の跡しか確認出来ない・・・」「大腿骨骨頚部も大丈夫」「骨盤もOK」なので、「寝ていなければならない」との指示はない。
 「でも、激痛を訴えているんですけど・・・? このまま無理に起こしていて、良いのでしょうか?」
 「本人の痛みの程度との兼ね合いですね。」
 ・・・・

 もともと認知症があるので、ベッドに寝たままの状態が長いと、どうしてもきちんと覚醒しないようで、より認知レベルが低下するという感じ。起こして、車椅子に座らせただけで、顔つきが違う。だから、ベッドで寝ている時間は少なくしたい。

 それに、相変わらずのどがゴロゴロいって痰がたまっているが、これも寝ているより、起きた方が吐き出しやすい。でも、今日は起きていた時も、「咳をすると背骨から脳天まで痛みが走る」と言って、咳反射が起きても、痛みが出ないように咳を止めてしまうので、痰が出せていないが・・・。

 他方で、起き上がって、動いていることで、X線やCT画像では見えない骨折が「偽関節」(折れた骨がくっつく前に、動かしていると、骨がつかないままパクパク動くように固まってしまい、まるで関節のようになってしまうこと)になってしまわないかが怖い。

 そのあたりの兼ね合いが本当に悩ましい。
 整形外科の医師に「偽関節になってしまわないでしょうか?」と突っ込んで訊けなかった。

 午前中、整形外科医と話をした後、私自身が、他の病院での診察予約があるため、外出した。
 その際、夫をベッドに再び寝せると、昼食時にまた起こさねばならず、また痛がらせるのは忍びないと思い、夫を車椅子に座らせたまま、ナースステーションに声をかけて出掛けた。
 夫の病室は、ナースステーションの隣にあり、ナースステーションのドア窓から夫の病室内が見える。また、廊下側の病室のドアも開け放って、外からも見えるようにしておいた。
 およそ1時間ほどの外出で、正午頃、病室に戻ってみると、夫がいない。
 ??
 ナースステーションを覗くと、中で、夫は車椅子に座って、昼食を食べていた。

 私が覗くと看護師さんたちが寄ってきて、「実は、車椅子から落ちていたんです」。
 おおむね次のようなことだった。

 最初は、ナースステーションと病室を隔てるドアがガラガラと開いたので、見ると、夫が車椅子から半分ずり落ちるようにして、ドアを開けていたと。
 それで、体勢を立て直して車椅子に座らせ、ナースコールを手に持たせて、押して呼ぶようにと伝え、頻繁に声かけをしたりしていた。
 ・・・が、たまたま病棟に来ていた薬剤師さんがふと病室内を見たら、夫が病室の床に仰向けに寝転がっていたと。車椅子は折りたたまれていたと。
 看護師がそのほんの5分ぐらい前に夫に声かけをしていたので、長時間、そのままになっていたと言うことはないが・・・とのことだった。
 「車椅子に安全ベルトが付いていることに気づかず、していないかった。すみません」とも。
 また「頭を打ったかどうか」訊いたが、はっきりしないと。

 夫は認知症だから、頭を打ったかどうか訊いてみても、全く覚えていないので意味がない。
 この話のやりとりを、車椅子に乗った夫はまるで他人事のように、ニコニコしながら聞いていた。

 見た感じ、あらたに怪我が増えたということはなさそうだ。
 頭は? 
 打ったかどうか、わからないが、今のところ夫の様子に変わりはない。

 もし、頭を打っていたら、今は大丈夫でも、1ヶ月とかもっと後になって、ジワジワと出血して・・・慢性硬膜下血腫ということもあり得るから、注意が必要だな。

 やはり、私が不在にする時は、ベッド上に寝かせるか(今はまだ痛みで一人では起き出せないだろう)、車椅子に乗せたままにする場合は、ナースステーション内に居てもらうようにしないと。
 認知症の夫は、自分が腰の痛みで歩けないということを忘れて、動こうとしてしまうので、目が離せない。

 夕方、理学療法士さんにリハビリをしてもらった。最初は、ベッド上で下肢の筋力が落ちないように、簡単に足を動かすところから。足自体の動きには問題がないようだ。
 また、試しに車椅子から、正面のバーを握って、立ち上がらせてみると、痛みなく立ち上がれた。ただし、両膝は曲がっていて、バランスが悪く、バーがないと立ち続けるのは難しいようだ。
 けれども、真っ直ぐに立つときには痛みが出ないというのは、今日の発見だった。でも、日常生活の場では、こんな真っ直ぐなバー等なく、立ち上がりの際に捕まれるところは、斜め先にあるものばかり。そして、斜めに移動するためには、ちょっと身体をひねる必要があり、それで痛みが生じるのかなあ。

 こうしたいろいろなことを、一人で家で夫の介護に向き合っていると、あれこれクヨクヨ悩んでしまい、一人で抱え込んでしまう。病院に居ても、この心配や悩みがすっきり解消するわけではないが、看護師さんも理学療法士さんもいるので、心配なことを口に出して、話をすることで、ずいぶん精神的に支えられている。

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入院6日目・・・激痛で混乱、看護師さんをひっかく

 今日は、午前中はあまり無理をさせず寝かせておこうと思って、朝食のベッド上で食べさせたが、食べ終わると「トイレに行きたい、ウンコ」と言う。
 ならば、ベッドから起こして、車椅子に乗せ、トイレに行こう。
 けれども、一人で起こすのはしんどいなと思ったので、看護師さんを呼んで手伝ってもらうことにした。
 看護師さんが、夫をベッドから抱き起こそうとした時、夫は激痛から、看護師さんの腕を、両手の爪を立ててぎゅっと力を入れて反撃(!?)したので、慌てて、私は夫の手を押さえ、看護師さんに「スミマセン、スミマセン」と謝った。
 やっぱり、ベッドから直接起こすのは無理そう。
 ギャッジベッドの背を上げて起こした。
 夫が痛たがっても、ひるまずに。
 一度起こしてしまって、体勢が安定してしまえば大丈夫。
 「痛い?」と訊いてみると、「痛みは和らいだ」と言う。ほらね。
 「じゃあ、車椅子に移ろうか」。
 車椅子への移乗は、ベッドからの起き上がりに比べるとだいぶ楽だ。

 車椅子に乗せてトイレへ。
 しかし、ベッドからの起き上がりの痛みでショックを受けていた夫は、眉間に皺を寄せ、「怖い」と言っている。痛みが出るのが怖くて、動きが鈍く、せっかくトイレに座ったが、ウンコしたさは消失してしまった模様。残念!

 その後、私は洗濯と2匹のお世話等の家の用事のために、いったん自宅へ戻るが、その間は、昨日のことがあったので、夫を再びベッドに寝かせた。
 寝かせる時に、再びベッドの背を下ろす時にも痛みが生じる。今回は、夫にベッドの操作盤を渡して、背を下ろすボタンを自分で押させるようにした。自分がボタンを押すと、背の部分が下がっていくので、不意打ちがない分、比較的スムーズに下げることができたように思う。
 そして、念のため全周囲にサイドレールを付け、ナースステーションに声をかけて出掛けた。

 正午に戻ってみると、夫はベッド上で、サイドレールに頭を付けるようにして斜めに横になっていて、目を開け起きている。

 昼食を摂るので、ここで再び

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Author:アワキビ
夫と2人暮らし。
子どもはいません。
2人と猫2匹の家族です。

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