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歩行障害と認知症

 認知症になるといずれ歩けなくなると言われているが、皆さん、どのようにして歩けなくなっているのだろう?
 夫もまた今歩行障害が出てきており、自宅室内は何とか歩いているのだが(階段は両側手すりにつかまりながら、足でというよりは腕の力で歩いている)、外出時は車椅子が不可欠になっている。

 私はよく道行く他の高齢者の歩行を観察してみるのだが、夫のような歩き方の人には出会ったことがない。夫のような歩行の人は外を歩けないから、出会ったことがないだけなのだろうか。

 パーキンソン病(含むパーキンソン症候群)のような、ちょこちょこしたスリ足歩行とも違う。足腰膝等が痛むためにゆっくり歩いている人、麻痺があって足をひきずりながら歩いている人とも違う。

 どの人も、その足どりには、その人の意思が感じられるが、
夫の足取りには「意思が感じられない」。

 
 身体が前に動こうとするので、足は身体にひきずられるように、
身体に仕方なくついてきている・・・ような歩き方。


 そして、特徴的だと思うのは、
歩いている時に、まっすぐ前を見て歩けない。
とにかく、キョロキョロとあちこちに視線を動かし、
そのたびに頭が動くので、上体が不安定さを増す。


 夫と一緒に歩きながら、「足下を見ながら歩いてごらん」と言う。
 足下を見て歩かせると、歩幅が大きくなるのだ。
 ところが、足下を見るのは最初の1・2歩程度。
 たぶん、下を見ながら歩くように指示したことをすぐ忘れてしまうので、
何度も「足下を見ながら歩いてみて」と言うが、同じ事の繰り返しで、
すぐにまたキョロキョロし出してしまい、足の動きに意思が感じられない。
足が、身体に引きずられているだけ・・・というような動きになってしまう。

★「注意転導性の亢進」?
 外を歩いている時、夫の注意はめまぐるしくあちらこちらに動いていて、
ひとつところにとどまっていることができない。

 歩行時のことではないのだが、夫自身、

  何かを考えようとしても、すぐに別のことが頭に入ってきて、
どんどんくるくる入れ替わり立ち替わり入ってきて、まとまらない。
くるくる入れ変わってしまうのを止められない。
ボクは頭がおかしくなってる。


 と言っていた。普段からこんな心理状態なのだ。

 夫は、認知症のために、同時に2つのことに注意を向けて何かを行うことができない。
外界には多くの刺激がありすぎて、それら全部が夫の注意を引いてしまい、
しかもひとつのところに注意がとどまらないため、
足を動かすことに神経が行き届かないのではないか?
 普通は、足を動かして歩こうと思わなくても、歩きたいと思えば、
きちんと足は動いてくれるのだけれども、それができないのが
病気たる所以だ。

 まだ普通に歩けていた頃、ターミナル駅の人混みの中を歩いている時に、
目の前を早足で横切られたり、少しぶつかられただけでも、
驚いて?後方に転倒するということが何度かあった。

 そのためターミナル駅はできるだけ使わず、やむを得ない時は、
細心の注意を払って、夫の腕をしっかり掴んで歩くようにしていた。
今は車椅子でないとね。

★特徴的な手腕の動き 
 外を歩く時、私が手を組んで歩かず、一人で歩かせると、
何故か夫は、手腕をぐるぐるまわしながら歩く
 バランスをとろうとしているのか?
 もちろん、同時にあちらこちらに視線をキョロキョロさせながら・・・。
 そして、あちこちを指さすのだ
 (一度だけ、バスの中で、前に一人で座っていた人が、
夫がやるのと同じように、あちらこちらを指さしをする人がいて、
夫と同じ(病気の?)人がいると思った)。

★正常圧水頭症か?
 2013年の冬頃から、夫の歩行がおかしくなってきたのだが、
その頃から「尿失禁」が始まった。
 また、足どりは開脚歩行(ワイドベース)ですり足である。
 もしかしたら、正常圧水頭症なのではないかと思い、
MRIを撮って調べてもらったが、
水頭症にはなっていなかった。

 尿失禁は、当初は1ヶ月半程度経過後いったんよくなり、また、再び、
尿失禁が続く時があるというようなことを現在まで繰り返している。
 どうも尿失禁があるときは、軽い意識障害があるのかなと思われる。
そのような時は、認知機能も普段よりも低下しており、歩行状態も悪く、動作も遅い。

★小脳の一部欠損が影響?
 実は、夫は、小脳の一部が欠損している。たぶん、生まれつき。
最初にアルツハイマーと診断された時に指摘された。
 でも、「小脳が一部欠損していても特に問題ありません」と言われた。
実際、夫は、それまで普通に歩けていたし、その他の運動機能も正常だった。
 途中で欠損したのではなく、生まれつきのことなので、
小脳のその他の部分で、一生懸命に代償機能が働いて、
正常に動けていたのかもしれない。
 ところが、脳の萎縮が進み、小脳もそれなりに萎縮してきて、
代償機能をしていた部分の脳細胞がなくなってきたのかも??
 これは私の勝手な想像ですが・・・

★歩行障害に対する治療として現在やっていること
 週に1回、コウノメソッド実践医のところで、下記の点滴をしてもらっている。
   グルタチオン 2000mg
   シチコリン   500mg
   ソルコセリル    8ml
   ビタミンC   1000mg(?量不明)

 まあ、この点滴をしたからと言って、歩行がめざましく改善する
というようなことはないのだが、(もともと室内は、まあ、歩けるので)、
点滴を開始するとすぐに、夫の目つきが澄んで明るくなり、
本人も「気分がよい」と言う。
 意識障害があると歩行が悪くなるので、
いくらか改善されているのではないかと思う。

 他に、歩行障害に対応するところ薬として、
    サアミオン5mg 1錠×2/日

 サプリメントについては、
    フェルガードLAタブレット2錠×3回/日
    フェルガードB1包×3回/日

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「足に来る」認知症

 夫はいつも家事等いろいろ手伝いたいと思っています。
 80代という夫の年齢としては珍しいと思いますが、以前から家事をやることを厭わない人でした。
 今でも、洗った後の食器を食器棚へ片付けることや、ベランダに干した洗濯物を取り込んだり、自分から進んでやります。
 夕食を作る時も、炒め物など簡単なことをやってもらいます。

調理場面

 また、一緒にお風呂に入る時も、私がシャンプーで髪を洗った後、夫に、お湯をかけてシャンプーを流してもらったり。
 ささやかなことですが、夫が私のために何かをしてやる、ということを大事にしています。

 もっとも、今朝も、干したばかりでまだ乾ききっていない洗濯物を取り込み始めたり(それを止めること3回)、問題は多々あるのですが、「手伝いたい」という夫の一所懸命さ、心意気が嬉しいのです 

-----------------
 ところで、「夫の妹や弟が、軽度の認知症になっており、足に来て、歩行困難になっている」という先日のブログの内容に関連して、次のようなコメントをいただきました。

 軽度の認知症でも<足にくる>方がやっぱりおられるんでしょうか。
 実は家人がそうなんです。アルツハイマーでは初期、そんなになるはずがないのにといつも疑問に思っていたんですが。


 これについては、下記の2点を確認しておく必要があると思います。

■薬による副作用で歩行困難になっていないか?

 まず最初に考えなければならないことは、薬の副作用によって歩行困難が出ていないかということです。

 コメントいただいた方のご家族は「アルツハイマー初期」とのことですが、アリセプトを服用し始めてから、歩行が困難になってはいないでしょうか?

 「純粋な」アルツハイマーでない人が、アリセプトを服用すると、歩行障害などの副作用が起こるようです。
 「純粋な」というのは、アルツハイマーだけでなく、他の脳の変成疾患を合併している場合もあるので、そのような言い方をしました。
 例えば、レビー小体型の場合は、アリセプトで歩行困難が強く出るようです。
 もし、そうだとしたら、アリセプトを止めるか、あるいはごく少量に減らすかして、歩行困難が回復しないか、確認した方がよいと思います。

 副作用の疑いがあるのに、主治医がアリセプトの減量や中止をしない場合は、良い医師とは言えません。
 主治医を変更すべきと思います。

 アリセプトを止めて、その薬剤の影響が完全に消えてから、リバスタッチに替えると、歩行が改善される例もあるようです。

 しかし、夫の場合、アリセプトを止めて、リバスタッチに替えても、歩行困難感は変わりませんでした。つまり、アリセプトの副作用で歩けなくなったのではありません。

■特発性正常圧水頭症になってはいないか?

 この疾患は、認知症状や歩行障害、尿失禁等の症状が急に出るようです。1~2ヶ月の間に急にこうした症状が目立つ場合は、特発性正常圧水頭症を疑った方がよいかもしれません。

 水頭症の場合、脳を圧迫している脳脊髄液を排出させるシャント手術によって、歩行等が改善できるでしょう。術式には下記の3つがあり、国内では1)が一番多いそうです。
 しかし、脳外科手術は、後々、別の認知症を引き起こしてしまうリスクがあるという情報があるので、私なら3)の腰椎-腹腔シャントを選びます。

 1)脳室からお腹の中へ脳脊髄液を流す。(脳室-腹腔シャント)
 2)脳室から心臓のそばの太い静脈へ流す。(脳室-心房シャント)
 3)腰の背骨の中にある脳脊髄液を、お腹の中へ流す。(腰椎-腹腔シャント) 

 夫が歩行困難になった時には、もちろん、この疾患を疑い、CT検査をしてもらいましたが、結果として水頭症にはなっていませんでした。

■結び 

 コメントされた方がおっしゃるように、「純粋な」アルツハイマー型認知症の初期には、歩行困難はまだ現れないように思います。

 私が思うに、初期から歩行困難が現れるのは、別の脳の変性疾患か、アルツハイマーに、別の脳の変性疾患が合併している可能性があるのではないかということです。

 例えば、レビー小体型とか、進行性核上性麻痺、その他の脳神経の変性疾患の可能性です。

 夫の場合は、一応、アルツハイマーということになっていますが、典型的なアルツハイマーにあてはまらない事柄がいくつもあり、単独の疾患ではなく、疾患が合併しているかも・・・とも思っています。

 いったい何の疾患なのか探求したい思いは常に持っていますが、確定診断は、死亡後に解剖してみないとわからないそうですし、仮に診断されたとしても、今のところ根本的治療はなく、対症療法でやっていくしかありません。

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どうしたら歩けるのか?

夫は家の中では歩いている。
とても狭い室内なので、「歩く」というほどの距離はないが、トイレや洗面所へ行ったり、寝室に行く時に階段の上り下りを、置いてある家具に手をつきながら、手すりをつかまりながら、あるいは私が手引きをして、あるいは後ろから支えての歩行。

外出する時には車椅子だ。
でも、本音はもう少し歩いてもらいたい。
だから、週に1回ぐらいは気候がよい時を選んで、昼食を食べに行くということを口実に、自宅から150メートルぐらい先にあるレストランまで、夫と一緒に歩く。

外に出ると、夫はなかなか歩けない。
なぜ歩けないのか?

夫は、本来、足の機能的には歩けるはずである。
確かに脳梗塞を起こした影響で、右側が少し弱く(手足とも)、足も右側に動かしにくさがあり、ずるっずるっとひきずってしまうが、どちらかというと廃用症候群によって、足が上げられないだけなのだと思う。
「足を上げて歩いて!」とやって見せると、1~2歩は足を上げて歩くこともできる。
足を上げて歩行を継続できないのは、
(1)廃用症候群と
(2)「足を上げて歩かねばならない」ということを忘れてしまう記憶障害による。

その他に、
(3)「高次脳機能障害の中の注意転導性の亢進」と
(4)「同時に2つのことができないこと」
が、外での歩行を困難にさせている。

夫は、外のいろいろなものに気が散ってしまい、きょろきょろ顔を動かして見てしまう。
夫は聞こえないので、周りの状況を把握しようと、一所懸命に目で見ようとするので尚更だ。
そして、夫は「注意を払って見る」ということと、「歩行する」という2つのことを同時にできないのだ。
 「2つのことが同時にできない」という症状は、歩行がまだできていた認知症初期の頃から見られた。
 健常の聞こえない人は、手話で会話をしながら、難なく道を歩く。
手話で話す内容に目で注意を払いながらも、電柱や人にぶつからないように、足下にも注意しながら、ちゃんと歩ける。
 けれども、認知症が始まった頃から、夫は、歩いている時、手話で話しかけると、立ち止まって、手話をするようになった。
 だから、「おしゃべりを楽しみながら、歩く」というのが難しくなった。
 急いでいる時は無理。ゆっくり時間がある時は、時々立ち止まりながら、歩くのでもよかったけれども。
 認知症が進行してからは、手話で話をしていなくても、ただ外を歩くだけでも、周りの事象を見るだけで精一杯になって、歩くどころではなくなったようだ。
 また、いつも見知った街を歩いているのだけれども、記憶障害重度で自分の家の周りであっても夫にとっては、初めて歩く街のようなものなので、余計まわりをきょろきょろ見てしまうのだ。

さらに、
(5)きょろきょろ顔を動かすことによって、歩行のバランスを崩してしまい、転倒しそうになる。

 「競馬馬の目隠し」のように、横が見えないように前だけ見えるようにしたら、もっと歩けるのかも知れない。実際に、細長く狭い単調な廊下が続いていると、夫は歩きやすいように思う。
 でも、実際に、人間がそんなことをして歩くわけには行かないし、夫の目は既に「競馬馬の目隠し」されたように視野が狭くなっており、それ故に、「もっとよく見よう」として、顔をぐっと振り向くようにして見ているのだから。

 どうしたら歩きやすくなるのか?

 手を組んで歩くと、どうしても私の手や身体にぐっと寄りかかってくるようになり、夫が歩いているのではなく、私が夫を引きずっているような状態になる。
 先日も、外のビルのガラスドアに、私が夫を支えて歩いている様子が映っているのを見たら、夫がへっぴり腰で私に引きずられている。夫は「なんで歩かねばならないのか~、歩きたくない。引っぱられて、渋々歩いている」という風情で、事情を知らない人が見たら、尋常な雰囲気ではない。

 では、夫が自分の意思で歩くのを支えよう・・・しかし、転倒しかかったら、すぐに支えられるように、夫のズボンの腰のあたりや、上着の後ろ側を持ちながら、夫のすぐ後ろを歩いてみた。
 これは歩きにくい。私も後ろで開脚歩行でずりずり歩くしかない。

 それで試しに、ノルディック・ウオーク・ポールを利用してみた。
 「シナノ」というメーカーの安心二本杖。
IMG_9667.jpg 

ポールの握り方です。左手用と右手用のポールがあります。
ポールに左(L)・右(R)の区別が書かれ、色も違えてあります。
IMG_9666.jpg

最初、夫はこのポールをぶらぶら持ってしまって、「ポールを地面に突いて歩く」ということができなかった。
特に、左手の方が遊んでしまう(地面にポールをつけずにブラブラもっているだけ)。
そこで、左右のポールを夫に握らせて、夫の左側について、左側のポールを夫と一緒に握り、夫の右足が前に出る時に合わせて、左側のポールを地面に突くようにした。
夫に右足の動きにあわせつつも、左側のポールで、「イチ、ニ、イチ、ニ」としっかりリズムをとるようにする。
もし聞こえる人であれば、「イチ、ニ、イチ、ニ」という掛け声があれば、だいぶ歩きやすくなると思うが、夫は聞こえないので、一緒に握った左手でポールで地面をリズムよく突くことによって、夫にそのリズムが伝わるようにしているのだ。

夫を一人で歩かせると、リズムがめちゃくちゃになる。
ト、トトッ、ツトトトト、ト、ト、ツト、ット、トッ・・・
のようなリズムで、前のめりになっていき、今にも転びそう。
前のめりに倒れそうになると、支えて起こそうとしても、なかなか体勢を真っ直ぐに戻すことができない。

左側のポールを一緒に持って、一方だけでも、トン、トン、トン、トン・・・
とリズムよくついていくと、夫の右側の足も、何とかそれに付いて行こうとして動く。

杖が両手に握られて地面を突くということで、周りを気にしてきょろきょろするのが、少し減り、仮に顔を振り向いても、両手に杖があるので転倒しにくくなる。

この方法でのポール・ウオーキングをすると、結構、調子よく一緒に歩いていける。
ただし、やはり長い距離は難しい。
だんだんリズムが乱れてきて、歩くのが苦しそうになる。
夫の「脳が疲れてしまう」のだと思う。
身体自体は、おそらくたいして疲れてはいないはずなのだが、
「外の状況を把握しながら、足を動かす」
という作業は、夫の脳にとってはかなりの重労働らしく、すぐに疲れてしまうのだ。

でも、だからと言って、歩かなければ、ますます歩けなくなってしまう。
気候の好い時に、短距離・短時間のノルディック・ポール・ウオーキングをやっていこうと思う。

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歩こう~、歩こう~、私は元気~!

昼食後、私がのんびり読み物を読んでいたら、
例によって、夫は「自分の居場所がない感じ」にとらわれ?
そわそわ落ち着きがなくなってきました。
私が、そんなことにお構いなく読み物に集中していると、
夫は部屋着の上に、もう一枚着込んでいます。
そのうち、階段を下りて、玄関のドアを開ける音が・・・。
あ、これは、追いかけねば・・・
慌てて階下に降りてドアを開けると、夫の後ろ姿が見えました。

IMG_0064_20170427221259ad2.jpg 
(玄関先に咲くケマンソウ。タイツリソウとも言うらしい)

介護用のズボンのまま、素足にサンダル。
手にはデイサービスの時に持って行くトートバッグ。
中にはデイの連絡帳が入ったままで、さらに、
ティシューペーパーの箱まで入っている。
ちょうどケマンソウの前あたりで夫を確保。
「ちょっと、ちょっと、そんな格好で外へ出ないでね!」

こういう時は、いくら説得しても無駄。一緒に外出するしかありません。
でも、この服装ではダメだ。リハパンの替え等も持ってでなければ。
夫を家の中に連れ戻し、
「そんな寝間着のまま、外出しないでよ~。ちゃんと着替えてからね」。

夫が外へ行こうとするのは、元気な証拠。
今年の1月頃は、昼間もほとんど一日中傾眠していました。
それに比べたら、夫の体調がよくなっていることを喜ぶべき、ですね。

夫には両手にウォーキングポールを持たせます
私は替えのリハパン等の入ったリュックサックを背負い、さらに夫の肩掛け鞄も斜めに掛けました。
(夫は平衡感覚が障害されているので、肩掛け鞄も、体勢が不安定になるので、持たせないようにしています。)
夫には自分のペースで歩かせ、私は夫の斜め後ろぐらいから夫の上着をそっとつかんで側を歩きます。

目的地は、障害者施設の1階にあるカフェレストラン。
(知的障害者の就労継続B型事業所なんだそうです。)
そこは夫の歩行リハビリにぴったりの距離、位置なのです。
我が家からバス停まで夫の足で15分(普通は5分)、
そこからバスに乗って目的地のバス停まで2つ目で下り、
そのバス停からカフェまで、夫の足で10分(普通は3分)。
それになんと言ってもトイレが障害者対応だから安心です。\(^o^)/
 夫を介助するために一緒に入れるトイレがないとね。


 チョコバナナパフェは、私のお腹の中に収まりました。

IMG_0071_2017042722162735b.jpg 

 夫はクリームあんみつです。
 ここのデザート、美味しくて量もたっぷり、お得です。
 デザートとセットのホットコーヒーはおかわり自由です。

夫はトイレが近いのです。
最低1時間に1回は行かないとなりません。
今日はカフェ滞在中に、トイレに2回行きました。
カフェ内のトイレに座らせると、案の定、お通じもありましたよ (*^_^*)
夫は一日のうちにお通じが2回も3回もあるので、外出する時は、いつ、どこでするのか、そのタイミングをはかるのに苦心します。

昨年は車椅子で出掛けることが多かったけれども、
今年は夫に歩いてもらうことを目的にした外出が増えました。
つまりは近場が多くなったということですが・・・

認知症が進むと、歩行障害が出てきます
夫は3年ぐらい前から歩行障害が出てきて、どんどん歩けなくなり、車椅子が必要になりました。
 歩いていても、
  どこへ行こうとしているのか、
  何のために歩いているのか、
  どこを歩いているのか、
 さっぱりわからなくなった夫は亀の歩みだ。
  視野も狭くなっている上に、
  耳も聞こえない。
  何度も通っている道も夫にとっては初めての道。
  周りの状況を把握しようと、一所懸命、振り返って見回す。
  そのたびによろけて転倒しそうになる。
目で周りの状況を見ながらも、足は前に動かす、という2つのことを同時に進めることが難しいのです。
でも、歩行が大変そうだから可愛そうと言って歩かせないと、どんどん歩けなくなってしまいます。
とてもゆっくりとしか歩けないので、有酸素運動にはならないかもしれないけれども。
こんな小さな歩みでも、積み重ねていると、歩くことに馴れてきているように感じます。

1年のうち外を歩くのに適する時期はごくわずかしかありません。
あともう少しすれば、梅雨に入ります。
夏になれば、炎天下を亀の歩みで歩くのは危険です。
涼しくなれば、また少しの間、歩けるようになりますが、すぐに寒くなって、外を歩けなくなってしまいます

だから、気候のよい今の時期、できるだけ外を歩かせるようにしたいと思います。

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眼科定期受診

今日は夫のJ大学病院眼科への定期受診。
緑内障と白内障、時々、ぶどう膜炎(虹彩炎)を起こす。
「白内障は、どうしましょうね~」と主治医。
夫が白内障の手術をする場合は全身麻酔が必要となる。
心臓や肺にも持病がある夫なので、悩ましい。
決めかねている。
なんと言っても、耳が聞こえないから、
目から入る情報がすべてだ。
その大事な目にかかわること。
できるだけ良い状況に持って行きたいのは
やまやまなのだが・・・
生命にすぐにかかわることではない、
生活の質を上げることを目的とする手術なので、
迷うのだ。

今日もOCT検査やら目の視神経の部分の写真を撮るのに一苦労。
機械にあごを乗せて、おでこをつけて、
中に見える※をじっと見て~・・・
という指示を、すぐに忘れてしまうから。
聞こえる人だったら、やりながら、
「ほらほら、中の白い※をじっと見て!」と指示ができようが、
指示をすぐに忘れて、目をきょろきょろ動かす夫には、
機械に固定した顔を上げさせて、再度、指示をし直さねばならない。
そのたびに、また、機械を調整して、固定して・・と時間が必要。
その間に、夫は「※をじっと見ていなければならない」ことを忘れ、
きょろきょろ・・・
15分か、20分か粘ったけれども、
時間がかかると、夫の集中力はますますなくなり、
ふらふら身体を動かし始める。
何枚か写真を撮ってはみたが、正確な信頼できる写真は撮れなかったそう。

眼科の予約は10時半で、午前10時には到着していたけれども、
今日は、待たされる、待たされる・・・
前回の受診の時に、システムが変わったとかで、早く終えられたので、
今日も早く終わるのだろうと昼食も食べずに待っていたら、
結局、すべて検査と診察が終了したのは午後2時50分。
途中、お腹は減るわ、脱水が心配だわ・・・で、
売店で、コーンスープを枝豆スープを買ってきて、
それぞれ飲んだだけ。
病院内のレストランのランチタイム終了時刻の午後3時
ぎりぎりに滑り込むことができた。
私たち二人ともチキン・トマト・パスタのセットを頼んだ。

午後4時過ぎに病院を出て、薬局で目薬を受け取る。
外は涼しい。日も照りつけてはおらず、
歩くのに絶好の日和だ。
病院への行きは小規模多機能の車で送ってもらったが、
帰りは歩いて帰ろう。
歩くつもりで、ウォーキングポールも持って来ていたし。
夫は、小規模多機能の車が目の前に置かれているのを見て、
「あれ、あれ。ほら、車があるよ」と乗りたそうなそぶり。
いつも送迎に使われている車だということが記憶にあるのだろう。
けれども、
「足は何のためにあるの? 歩かないと歩けなくなるよ」と
歩かせた。
本当に涼しくて歩きやすい。
夫も、心なしか、いつもよりも歩調が軽やかだ。
途中で座り込むこともなく、頑張って歩き通した。
私の足で徒歩10分もない距離だけど、
夫にとっては大変な距離。30分ぐらいかかったか。
それでも、いつもよりスムーズだった。
良かった、良かった。

問題は、これから梅雨や本格的な夏になってきた時に
どうやって、どこで歩行を継続するかだなあ。


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プロフィール

アワキビ

Author:アワキビ
夫と2人暮らし。
子どもはいません。
2人と猫2匹の家族です。

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