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寝ていても痛い、眠れない・・・と母 (´;ω;`)

夕方、母に電話をしたら、既にベッドで寝ていると言う。
具合を訊ねると、
「今日に限って痛いのよ」
「今日に限って・・・て、ずっと痛かったじゃない?」
「寝ていても痛いのよ。」
「え? 今までは寝ていて動かなければ痛くなかったんだよね?
 それが、寝ていても、痛くなっちゃったの?」
「そうなのよ。痛くて、眠れないわ 
 それにフラフラする。」
「フラフラするって、どこが? 頭が?」
「歩くと足がフラフラする。歩いてないからかね・・・?」

心配だ。
痛みの原因が確定していないから。
弟のお嫁さんに電話をして、訊いてみると、昼間、嚥下の状態もよくなかったそう。
ストローで飲んでいて咽せてしまったので、とろみ剤を買ってきてくれたのだと。
嚥下障害は、やはり扁桃腺の腫れによるものではなく、頸椎周辺の炎症から神経に影響が出ているせいのように思う。こういうことで嚥下障害が起こることもあるのか・・・
足がフラフラするのも、頸椎あたりとつながっている神経がどうにかなっているせいではないか?
不安が増す。

まだ今日は土曜日。来週火曜日に造影剤によるMRI検査。
水曜日に骨粗鬆症の検査と首回りのX線検査の後、整形外科医の診察だ。
昨日までは、夜は眠れていたようなので安心していたが、夜眠れないほど痛くなってきたとは・・・
母は我慢できるだろうか? 我慢させていてよいのだろうか?

弟のお嫁さんは現役の看護師だ。彼女に言わせると「う~ん、仕方がないよ。」と。
たくさんの高齢の患者さんを看てきているから、母の症状は多くの高齢者が経験している類のものなのかもしれない。私は「痛み」には免疫がないから、おろおろ、どうしてよいかわからなくなる。
「お義母さん、昼間、段ボールを切ったり、いろいろ作業やっていたのよ。
 それで頑張り過ぎて、疲れちゃったんじゃないかしら?」と。
「そうなの? 先生からは、食事やトイレ以外は、できるだけ安静にして横になっているように言われているのに・・・」
神経の痛みに効くと処方された薬は飲んでいるけれども、効果は感じられない様子。

心配だけれども、弟たちと同じ屋根の下に居るのだから、何か変化があっても対応してくれるだろう。
水曜日、当初、母だけでMRI検査に行ってもらおうと思っていたが、痛みもひどく、認知機能もかなり低下しているようなので、この日も私が同行することにした。
水曜日は、朝7時半に介護タクシーで夫と大学病院へ行き、診察券を入れて受付を済まし、その足で夫を小規模多機能デイへ送り届ける。それから、実家へ移動し、最寄り駅からタクシーで実家へ乗り付け、母を拾って、隣の市の医療センターへ行き、MRI検査を受ける。終了後、またタクシーで実家へ戻って母を送り、急いで小規模多機能デイへ行き、昼食を終えた夫を車椅子に乗せて大学病院へ行き、眼科の検査と診察をする予定。すべて順調に事が運べばの話だ。

昨日は父のショートステイ先へタクシーで行って来た。
母にはムリして行かなくても・・・と言ったのだが、「しばらく会えないから行く」と言うので、連れて行った。
父は落ち着いて過ごしているようだった。スタッフさんからも「特に問題はありません」と。
「私はここで特に困ることもなく暮らしています。お金も要らないし・・・」などとのたもう父は顔色も良く、足もそれほどは浮腫んでいないようだった(タンパク質を多く摂りすぎると、父は足が浮腫んでくる)。母と二人並んで座っていると、父のほうが断然元気で、ちょっと意外な感じがした。
父は確かに認知症ではあるけれども、妄想や幻視のようなものはほとんどないみたいだし、人間関係の認識もできている。
 父は私の夫の名前までちゃんとわかる。

 うちの夫なんて、私が妻だとわからないし、名前ももちろんわからない。
 誰かわからないけれども知っている顔だと思うのか、今日もデイから帰って来るのを迎えると「久し振りだね。会えて嬉しいよ」と挨拶してくれる夫。
 「そうだね、3時間半ぶりだね~」と私は応えた。

そういう夫と付き合っているせいか、父の認知症はまだまだ軽度だと感じる。
もし、私が同居していたなら、施設に入らなくても、在宅で十分やっていけるのに・・・と思ってしまう。
でも、現実的に我が家に父を引き取ることは難しい。

弟のお嫁さんは、自身の父親が昨年脳幹梗塞で倒れ、一時は危なかったのを持ち直し、急性期病院からリハビリ病院を経て、現在、在宅でお母さんが介護しているそうだが、そのお母さんも介護うつになっているそうだ。その実の両親の介護も抱えながら、夜勤もこなしながら看護師として働いているのだ。だから、私の父の具体的な介護をお嫁さんにやってもらうつもりはない。

一緒に暮らしてくれていて、仕事から帰って来た時に、見当識障害の出ている母に頻繁に声かけをしてもらい、様子を見守ってもらうだけで、もう、本当にありがたく思っている。

弟は・・・まあ、何をどうやっていいのか、わからないんだろうな。
何かできることはしようという気持ちはあると思うけれども。
それに弟に仕事を休んでもらって、例えば、両親の通院に付き添ってもらうというのも現実的ではないし。

父のショートステイは、4月20日に一度帰宅して自宅に一泊。
翌日から別の施設へ、5月末までのショートステイを確保した。
4月からの制度的改正で、30日を超えて連続のショートステイが利用できなくなったそうで、31日目にあたる日は原則自宅に帰らないと行けないそうだが、ケアマネさんが市役所に掛け合ってくれて、31日目を自費で賄い、自宅に帰らないまでショートステイを連続で利用できるようにしてくれた。

このショートステイの間に、父と母、二人の生活の方向性を決めていかなければならない。
まずは、母の首・背中の痛み、嚥下障害、足のふらつきの確定診断が必要だ。

先に保険を解約するとブログに書いた件、母の病気がなんだかわからないので、診断が確定し見通しが立つまでは保留にすることにした。

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コメント

No title

こんばんは
体がいくつあっても足りないような状況の中でブログを書き御両親の心配ご主人の心配アワキビ様の体と頭はどうなっているのでしょう?
お母様は御心配ですね。長年頑張りすぎたからだが悲鳴をあげているのですね。
いくらお母様より若い体とは言えアワキビ様が心配です。

今回もいざとなれば色々な解決策がある事を教えていただきました。

そんな中でも長い返信を頂き私はとても心強いのですがくれぐれも無理なさらないで下さい。
自分ファーストを心がけてください。

アワキビさん、こんばんは。

早く、診断が確定しますように、祈っています。

母も、初め背中が痛く色々と検査。痛みの為ブロック注射を長く続けていました。最後は脊柱管狭窄症の診断でした。
若い頃、柔道で背中を痛めたことが、原因だったようですが。はっきり断定できないのですね。不安でした。

夫が、いつも言っています。
通院・検査・治療疲れで、健康でないと病気にもなれないって。
逆説的だけど、言い得て妙だなと、思いました。
私も、頑張って気力を集め治療に励んでおります(^-^)。
連日、勇気と元気をかき集めていらっしゃるだろうアワキビさんを思うと、、、。言葉もないです。

mjijiさん

こんばんは。

今朝、弟のお嫁さんから電話があった時には、また、夫を小規模多機能へ臨時で預けて、病院へ駆けつけねば!と準備をしていましたよ。

結局、実家に戻って来ることがわかったので、なんだか疲れて、今日は一歩も外へ出ずに(なんだか肌寒かったですし)、夫と猫たちと一緒にずっと昼寝をしてしまいました。

今週は夫の通院が2回、母の通院が2回、父の通院が1回、私の歯科が1回と連続5日の通院となり(1日に2回の日もある)、なんだかものすごくハードですが、頑張って乗り切りたいと思います。

身体が資本なので気をつけます。

ムクロジ(無患子)さん

こんばんは。

お母様は柔道をなさっていたことがあったのですね。
ブロック注射・・・そうですよね。痛みの原因がはっきりしたら、ペインクリニックを利用することも考えて行きたいと思います。

痛みというのは、気持ちを落ち込ませますね。
認知機能も悪化させます。

まずは痛みを取り除くことが第一ですが、そろそろ、母にも介護認定の申請を考えなければならなくなりました。

ムクロジさんも、検査・治療・通院を、気力で頑張っていらっしゃる。
いろいろあるのでしょうが、菜園仕事にいそしみ、草花を愛で、ご家族や友人たちと大切に時間を過ごしていらっしゃる。そんなお姿、ステキです。

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プロフィール

アワキビ

Author:アワキビ
夫と2人暮らし。子どもはいません。
それに現在は猫1匹の家族。
夫、要介護5。アルツハイマー型認知症。生まれつき耳が聞こえない。
父は2018年秋に特養に入所。要介護4。毎週木曜日に実家へ介護タクシーで帰り、2泊3日。土曜日の朝、特養へ帰るという生活も、コロナ禍でずっと特養のみの生活に。特養での看取りも視野に。
母は要介護1で、認知症。弟家族と同居していたが、コロナ禍を期に、我が家に同居することに。記憶障害がだいぶ進んできていて、話したそばから忘れるが、身体は元気。

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