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「正常性バイアス」による判断ミスか?

 夫は、昨日、車のドアに(たぶん)右手中指の爪のあたりを思い切り挟まれて、流血し、爪の下に青黒い内出血ができ、指全体が青黒く腫れた。
 今日になって、手の甲の方まで、内出血した血が落ちてきて、赤紫のような色になってきた。

 しかし、今日は、朝から眼科の受診の日だ。
 病院は小規模デイのすぐ近くなので、朝は小規模デイの送迎車で病院まで送ってもらう。

 午前中、視力検査、眼圧検査、目の写真撮影、一診目の医師の診察を終えたところで、正午前になり、二診目の医師の診察まで、「あと何人?」と受付に訊いたところ、「まだ、前に15~16人待っています」と言われたので、昼食を食べに小規模デイへ。
 夫の昼食は小規模デイで用意してもらい、私は病院のコンビニでお弁当を買って、デイで皆さんと一緒に食べた。

 昼食の際、夫の指の先の方から血がジワジワと出てきていることに気づき、小規模デイのスタッフの看護師さんに見てもらったが、取り敢えず、絆創膏を貼っただけだった。

 その後、もう一度、眼科に戻り、終わった後、貼った絆創膏が赤黒くなって、引き続き出血しているようだったので、ちょっと心配になる。
 眼科のその病院で、診察相談担当の看護師に相談したが、もう既に今日の診察は終わって医師が帰ってしまっているので、近くの整形外科へ行って、取り敢えず骨が折れていないか確認するために、レントゲンを撮ってもらうことをに勧められた。

 でもな~、今日は車椅子を持ってきていないので、近いといっても、夫を歩かせて行くのはムリだし。
 小規模の送迎車で、整形外科まで連れて行ってもらうように頼むこともできるけれども、なんとなく気が引けてしまい、そのまま受診せず。
 眼科受診を終了し、薬局に寄ってから、小規模デイに戻り、それから自宅まで送ってもらった。

 帰宅後、ほっとしたところで、ブログのコメントを見たところ、mikomonaさんから、
爪が傷つくと治りが遅いですし、化膿しないように気を遣いますね。毎日の処置が大変だと思います。」と。
そして、mikomonaさんが指を挟んでケガした時には「全治2ヶ月でした」と。

 え? このケガって、そんなに大変なことなの?
 化膿しないように、毎日の処置が必要? ・・・全治2ヶ月って?

 あれ~? なんか、私、もっと軽く考えていた。
 私、間違っていたんじゃない?
 
 そして何より、夫の指の先から、血がジワジワ出続けて、絆創膏がすっかり赤黒くなっているじゃない。
 普通は、ケガをした翌日にもなっているのだから、出血は固まって止まっているものじゃあないの?
 だんだん、心配になってきた (;゜0゜)

 が、夫は、一日中病院で待たされて続け、疲れて、布団で寝てしまったので、とりあえずは夕食の用意だ。

 夕食を終えてから、夫の指をじっくり見たが、見れば見るほど不安になってきた。((((;´・ω・`)))

 とにかく、これは訪問診療医(夜の当番医)の24時間緊急連絡先へ電話をして、相談してみよう。
 医師に状況を説明すると、夜10時過ぎになるが…と、訪問してくれることになった。

 夜10時をまわった頃、訪問診療医到着。
 赤黒く腫れた指の状態を見た医師は、

 「う~ん、蜂窩織炎(ほうかしきえん)が心配です。
  毎日、消毒しないといけません。
  抗生物質も今からすぐに飲んでください。


 え~、蜂窩織炎? えぇ? そんなに大事だったんだ?
 うわぁ~、ショック。

 消毒処置をしていただき、訪問診療所から自宅に預かっている「緊急用医薬品セット」の中から、医師が抗生物質メイアクトを取り出し、朝昼晩飲むようにと指示あり。
 また、「明日も訪問して、指の状態を見させてもらいます。薬についても、また別途指示を出します」。
 医師に同行して薬剤等を抱えた事務員の方からは「明日の朝9時に、訪問時間の調整の電話を入れます」。

 訪問診療中も、医師の緊急用電話には呼び出しの電話が入っており、インフルエンザの季節ということもあるのかもしれないが、夜間中ずっとこんな感じなのだろうな…
 本当にありがたく、大変なお仕事です。
 こんなにお忙しいのに、私の判断ミスで、昼間に来てもらうことだってできたはずのものを(昨日のケガなのに)、夜間に呼び出してしまった。

 なぜ、夫が指を挟んだ時に、すぐ医師に診てもらおうと思わなかったのか?

 夫が、泣きもしない、痛いとも言わず、平然としていたから・・・ということも、医師に診せるまでもないと判断された一因だろう。(認知症の本人からの訴えがなかったから…というだけで判断してはいけなかった。客観的な傷の状況から判断すべきだった。)

 さらに、小規模デイの中に、看護師資格を持っているスタッフがいるのだが、その判断としては、消毒して、絆創膏を貼って、冷やしておけばよいだろうというものだった。
 私が昼食時にデイに寄ったときに、夫のケガのことを初めて知ったのだが、看護師を含めたスタッフたちからは、「医師に診てもらいましょう」という言葉が出なかったのだ。
 スタッフの誰も騒いでいないし、看護師も居る中での判断なのだから、「病院で診てもらうほどのことではないんだな。」と思うべきだろう・・・と思った。

 でも、これって「多数派同調バイアス」や「正常性バイアス」のひとつではないかな?
 今日、たまたま池上彰の「教科書で学べない災害」をテレビで見ていて、緊急時の避難を遅らせてしまう原因に、このバイアスがあると言っていた。

 「多数派同調バイアス」とは、簡単に言うと、今まで経験したことがない事態が起き、どう対処したらよいか迷ったときに、周囲の人の動きを探りながら同じ行動をとることが安全と考えること。

 「正常性バイアス」とは、これは異常ではなく「まだ正常」という心理が働き、「異常事態発生!」という緊急スイッチが入らない状態、つまり異常をも正常の範囲内ととらえてしまうこと。

 私の心理にも、

 「看護師さんもいるし、他のスタッフも大勢いて、誰も、夫のケガのことを大袈裟に騒いでいる人はいないじゃない?
  だから、夫のケガは大丈夫なんだ。
  絆創膏を貼っておけばよい程度で、たいした傷ではないんだろう。
 もし、私一人が、夫を病院に連れて行きたいなんて言い出したら、
 「何? クレマー? モンスター介護者?」とかって思われてしまうんじゃない?」

 というバイアスが働いていた。

 逆に、もし、私一人だけの時に、夫がケガをしたら、恐らくすぐに病院に連れていくか、訪問診療医に相談して、訪問して診てもらっただろうと思うのだ。

 う~ん、人間の心理って難しい。多数派同調心理って、案外、怖いものですね。

 今回は、mikomonaさんのコメントがあったお陰で、「あれ? もしかしたら、夫のケガに対する私の判断はおかしいのかも?」と我に返えることができました。感謝です!

 今回の出来事が今後の教訓となるように、ここに記録として残しておきます。


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常にリスクと隣り合わせ

 ガチャーン 
   ∑q|゚Д゚|pワアォ!!

 ハッとして、夫の足下を見た。

   (T△T) まさか・・・

  ウェッジウッドのワイルドストロベリーの
        コーヒーカップが割れてる ○| ̄|_

百均で買うような食器ばかりの我が家で唯一の高級品だったのに~

夫の妹から贈ってもらったもので、
    毎朝のコーヒーの時に大事に使ってきたのに~ 

 いつものごとく、夫は、一所懸命、お仕事をしたかった。
 洗った後の食器を食器棚にしまおうと、立ち働いていた。
 ところが、一昨日の指挟みによるケガで、右手中指にガーゼが巻かれていたことも原因だと思うが、コーヒーカップは夫の手からツルリとすべり落ちた。
 大きく4~5片に割れ、さらに細かい破片も散らばっている。

 「あぁ~、もういいから! ちょっとどいて。
  私が片付けるから。向こうで座ってて!

 
 ところが、夫はなかなかどいてくれず、抵抗する。

 「申し訳ない。自分で片付ける。

 夫はかがんで割れたカップを拾い始めた。

 「いや、もう、危ないから・・・手を切るよ。
  お願いだから、止めてください! 
  向こうで座っていてね。


 やさしく言わなくっちゃ、こんなきつい言い方をしてはいけない。
 夫も益々ムキになってしまうよ。
 それに夫が自分で片付けようという気持ちを台無しにしている・・・
 でも、夫は目もよく見えないし、
   細かい破片でまたケガをさせるわけにはいけないから・・・

 あ~あ、カップは残念無念 (;_;) 大事に使ってきたのになあ。
 でも、もう仕方がない。
 形ある物はいずれはなくなるものなんだから、諦めよう。

 その後も、夫は夫なりに一所懸命、片付けをしたり、お仕事をする。
 私の作業途中のものやらを、私の見ていない間に、どこかにしまう。

 それを止めさせれば、物が壊れることも、失くなることも減るだろう。

 でも、それを止めさせれば、夫は、ただ、ボ~ッと座っているか、寝ているか…だけの生活になってしまう。

 認知症の人に、自分のやりたいと思っているように動いてもらうと、見守りをしていたとしても、100%はあり得ず、常にリスクと隣り合わせになる。
 リスクを許容できないのであれば、認知症の人は、薬漬けで眠らせるか、縛り付けておくしかない。

 でも、認知症であろうと、なかろうと、生きていくということは、常にリスクと隣り合わせなのであり、リスクに出会う蓋然性の多少の違いに過ぎないとも言える。

 だから、リスクと共に生きていこう。
   それがあたりまえのことなのだから。

゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

 さて、皆さんにもご心配をおかけしている夫の指のケガですが。
 今のところ、発熱もなく、蜂窩織炎には至っていないようです。

 ケガをして3日目の指の写真(注意! 苦手な方はお控えください)

 爪の部分のアップの写真 (注意! 苦手な方はお控え下さい)
 
 細菌感染を起こさないように、抗生物質を服用し、ケガをしたところには抗生剤を塗り、ガーゼを巻いているのですが・・・
 「ケガしてガーゼを巻いているところを、濡らさないように!」と言ったところで、記憶ができない夫。
 トイレに行っては、手をジャージャー洗い、
 眼を離した隙に、食器を洗ってくれるので、
 すぐにガーゼがビチョビチョ。
 これもリスクと思って、
    気がついた時にその都度替えるしかないね。

 
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症候性てんかん: 当面の対応

 夫の指の爪のあたりを挟んだケガの方は、今日で5日目になるが、
まだ、爪のあたりからジワジワと出血がある。
 訪問診療医に診てもらい、話し合った結果、
バンドエイドのキズパワーパッドを貼ることにした。
 ガーゼだと取り替えるたびに傷の部分が動いて、
そのたびに出血してしまう。
 傷口は汚れておらず、かさぶたもまだ出来ていないので、
水道水でよく洗ってから、軟膏など何も付けない状態で、
キズパワーパッドを貼った。
 そして、頻繁に替えず、しばらく貼ったままにして置く…と。
 けれども、結構ジワジワ出血があるため、1日半経つと、
白い固まりがあふれてキズパワーパッドから出てきそうになった。
 こうなると隙間から細菌が入る可能性があるので、
替えないといけない。
 そこで、古いパッドをはがしす。
 はがすときに引っぱられるので、「痛い!」と言っていたが、
ある程度は仕方がない。
 傷口をじっくり見てみたが、爪の下の内出血しているところから
ジワジワ出ているのかも?
 いずれにせよ、昨日よりは出血量も少なく、傷口もよくなっているようなので、
このままキズパワーパッドを貼るのを継続。

゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

 さて、先日、夫が経験した「症候性てんかん」について、
今後、治療を開始するかどうかという問題。

 訪問診療医と話をした結果、しばらく、このまま
様子を見ることにした。

 てんかんの薬は、脳に作用するので、
眠くなったり、ふらついたりといった副作用が出やすい。

 実は2年前の夫の転倒も、新しく始めた薬の
副作用の傾眠が原因で起きた。

 以前の副作用の経験もあり、
今の段階では、こうした傾眠やふらつきによって
転倒することの方が怖い。

 もちろん、今後の経過の中で、大きなてんかん発作が
起こったり、起こる頻度などから、薬の副作用を上回る
メリットがあると考えられる場合は、てんかんの薬を
飲むということになるかもしれない。

 しかし、今は、まだ様子見で行く。

 ただ、万一、大きなてんかん発作が起きて、
救急車を呼ばなければならないような時に、
救急車到着までの間に、できることとして、
けいれん発作を抑える座薬を
「お守り代わり」に1個処方してもらった。

 ダイアップ座剤10 10mg

 薬品名はジアゼパム。
 小児用のてんかん薬として処方される座薬なので、
大人が用いる薬量としてごく少量だが、それなりに
効くので、この量でよいでしょう…と。
 とは言え、果たして、いざという時に・・・・
けいれん発作を起こして手足をばたつかせているかもしれない時に、
素人の私が、動転している中で、
うまく座薬を入れることなんてできるのだろうか?
という不安も払拭できないが・・・
 まあ、「お守り代わり」ですから・・・

 訪問診療医から預かっている「緊急用医薬品セット」。
 緊急用医薬品セット

  これにダイアップ座剤10を加えます。
 緊急用医薬品セット(中身)


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どうする?薬の調整:ベシケア

 現在、夫が処方されている薬を、もう少し減らして整理できないか?
を検討している。
 その中のひとつがこの薬 ↓

  ベシケア 5mg 過活動膀胱、頻尿に対する薬。
             膀胱の緊張をゆるめる働き。

 ベシケアを服用しても、就寝後、最低1回~2回はトイレに起きるし、
昼間は、だいたい1時間に1回程度はトイレに行く。
 もともと、この薬については、QOLの問題で、
トイレに何回も行くことにストレスを感じないのであれば、
服用しなくてもよいし…という医師の話だし、
これは飲まなくてもよいのでは?

 しかし、多くの高齢男性に見られるように、夫にも前立腺肥大があるので、
おしっこがでにくくなるのは心配なので、この薬は継続 ↓

 ハルナールD 0.2mg 前立腺肥大症に伴う排尿障害治療薬。

♪。゚o。(★・ω・)人(・ω・★)。o゚。♪。゚o。(★・ω・)人(・ω・★)。o゚。♪

 ★ベシケアを止めて約2週間経過して、どうだったか?


 う~ん、トイレに行く回数はあまり変わらないけれども、
トイレでリハパンを下ろしている最中に、排尿が開始されてしまうことが多い…。
 リハパンを下ろし終わった頃には、尿パッドに大方出てしまっている。
 昨日は、一日に尿パッド7つ、リハパン2枚替えた。
 これはちょっと・・・ ( ノД`)

 これはベシケアを止めたから、こうなったのか?
 あるいは、たまたま体調不良でこうなのか?

 これまで、ベシケアを飲んでいた時も、体調不良で意識障害がある時、
ボ~っとしていて、反応が悪い時には、
トイレでリハパンを下ろしている最中から、
ジョロジョロ~と、出てしまうということはあった。
 
 だから、「ベシケアを止めたせい」とも言い切れない。

 う~ん、もうしばらく、様子を見てから、考えよう。

゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

 最近、夫がボ~っとして反応が鈍く、傾眠がち。
 起きている時も、「フラフラする。疲れた~」と言ってばかり。

   気になる。

 もしかしたら、先日のような小さな「てんかんの複雑部分発作」を
起こしていて、意識障害が出ているのではないか?

 また、時々、夫がさして理由もないのに「怖い、怖い」と言う時があるのだが、
「てんかんの発作がある時に恐怖感に襲われることがある」と
ものの本などに書かれてあった。
 これって、てんかんに関係しているのかなあ? 

゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

 そんな心配 (´・_・`) がありながらも、ポカポカ陽気に誘われて、
今日は夫を車椅子に乗せて、外出してきた。

 オオカンザクラのピンクが青空に映えて綺麗でした。
  オオカンザクラ

 「花より団子」?で、昼食に、夫は天ぷら定食
  天ぷら定食

 私は超?特大天丼
  超特上天丼

 3時のデザートに、サクラと苺のババロアと珈琲
 あら? 写真の縦横の縮尺を間違えてババロアが太ってる~
  サクラと苺のババロア

 あとで、今日、撮った写真を見たら、私、ぷっくり太ってる?
 縦横の縮尺を間違えたわけではないのに~
   (お見せできませんワ)
 慌てて体重計に乗ってみると、やっぱり…
 運動していないのに、食べているものね~
 当然の報いで、誰のせいでもありません。゚(゚´Д`゚)゚。


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認知症の友人たち

 昨年の春頃から連絡が途絶えてしまった友人夫婦。
 ご主人のTMさんは夫より2つ年上。
 奥様のY子さんは、夫より4つぐらい年下だったか…
 いずれも夫の母校の同窓生だ。
 お二人にはお子さんがいらっしゃらない。我が家と同じ…
 以前から、「いずれは老人ホームに入りたい」と言っていたので、
 恐らく老人ホームに入ったのではないかと思っていた。
 今年の年賀状に「連絡先をお知らせください」と書いて投函した。
戻って来なかったので、たぶん転送されるなりして、届いたと思うのだが、
昨年、来ていた年賀状が、今年は届かなかった。
 まあ、年をとってくれば、年賀状を書くのなんて億劫なことで、やむを得ないことだけれども、こうしてだんだん消息のわからない友人たちが増えていくのは何とも言えず淋しい。

 今日、そのご主人Tさんの訃報が入った。
 もう1週間以上も前に亡くなられたそうで、密葬を済ませたと。
 結構ショックだった。奥様のY子さんはどうしているんでしょう。

 夫に訃報を伝えたけれども、ボーッとしていて、分かったのか、分からないのか・・・
 何度も繰り返し、「TMさん、亡くなったよ。」と言うと、
 「あぁ~、TMさんが」と言うけれども、ちょっと反応が鈍い。
 さっき、トイレに起きた夫に、もう一度言ってみると「えぇ?」と驚いていた。
 やはり夫の意識が正常な時に伝えないと…

゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

 夫に書かせている日記(夫が自発的に書いている…ではないので)
を繰ってみた。
 4年前の1月2日に、TMさん夫妻が来宅している。
 正月も2日の朝、突然、Y子さんから

 「主人がイライラしていて、困っているの。
 ●さん(夫の名)に会って話したら、落ち着くと思うんだけど…
 今から訪問していい?」

 という連絡があったのだ。
 もちろん! 喜んでOKした。

 TMさんは既にこの時、歩行が困難になっていたので、我が家までタクシーで来た。
お節料理のお重やお菓子などをお持ちになって、二人はやって来た。
 Y子さんは特に何も言わなかったけれども、TMさんは、この時、既に認知症だったと思う。
 私も、夫の認知症のことは何も言わなかったけれども、しばらく会話をしていれば分かるよね。
 TMさんは、幼馴染みの夫と会い、終始、ご機嫌に話しをしていた。
 Y子さんは、
  「家では、イライラして手を付けられなかったのよ~。今日は来て良かったわ~」と。

 その後、今度は私たち夫婦がTMさん夫妻宅を訪問した。
 TMさんは、もう私のことは分からなかったけれども、夫のことは分かっていた。
 うちの夫も同じようなものだったけれどもね。
 そして、もっぱらY子さんと私がおしゃべりしていた。
 TMさんはデイサービスを週に何日間か利用しているとのことだったけれども、
 Y子さんは、

  「いずれは老人ホームに入りたい。
   そのために、お金を節約しなければならないの」

 と言っていたが、実際の暮らしぶりもその通りだった。
 本当に必要な箇所の灯りしか点けていない。
 だから、トイレに行くのにも、廊下が真っ暗で、戸惑うほど。
 そのY子さん、

  「最近、本当にあれこれすぐに忘れてしまって・・・
  えっ~と、あれはどこにやったかな?」

 と言いながら、冷凍庫をゴソゴソ探して、あれこれの食材をひっぱり出してきては、
私に「これ食べてね。持って帰ってね」と持たせてくれたのだった。

 それが最後だった。
 その後、TMさんとY子さんのことがずっと気になっていたけれども、
うちも夫がその後、転倒を2回し、入院したりなんだりで、会えないまま今日になってしまった。

゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

 他にもご本人が認知症になってしまって、会いたくても、連絡がうまく行かず、会えなくなってしまった友人がいる。

 連れ合いが元気でうまくサポートしてくれるような場合は、本人が認知症になっても、まだ会って話したりすることができるのだが… 
 認知症の人が一人暮らしだったり、介護している人がお子さんだったりする場合は、以前からの友人関係を継続できるようにサポートしてもらうのが、実際、なかなか困難。
 認知症になってしまった親の姿をさらすのは…という抵抗もあろうし、会いたいと言って近づいてきた人物が、果たして信頼できるのか? 詐欺とか何かを企んでいるのではないか? とか警戒も必要だということもよく理解できるけれども。

 やはり淋しいことだなあ…と思う。

 夫は、現在のことを話題にして語ることは難しいけれども、旧くからの友人たちと、昔々の出来事を語り合うことは出来るだろうから…
 あ、できれば、夫と同じような認知症の人が相手だとよりベター。
 だって、お互いに好きなことを言い合って、それでいて覚えていないから、サポートする側も気楽なんだよね~。


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夫と猫と共々、一時避難中

 あの日から5年が経過しました。

 まだ仮設避難所に暮らしている方々
 ご自分の家に戻れない方々
 亡くなられた多くの方々
 彼の地の認知症の方々や
   介護されている方々
 その悲しみや苦悩、はかり知れません。

 それぞれの人々が置かれている場、背負っているものは
 違うけれども、みんな精一杯がんばっているんだなぁ。

゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。
 
このような日に、こんなことで「避難」などと言うのは、
いかがなものかと思うけれども、
昨日から、我が家の外壁屋根塗装工事が始まり、
部屋中がシンナー臭くて、がまんできない。
頭は痛くなるし、気持ちが悪~い。
塗装が終わるまでは窓を開けて換気もできない。

 それで、昨日から、緊急一時避難中。

 猫2匹はペットホテルへ
     → ニャーニャー泣き叫んでいた。
  我が家は旅行などで不在の場合、
  いつもキャットシッターさんにお願いするので、
  猫たちはペットホテルは馴れていない。
  特に気の小さいミルクはペットホテルだと、
  緊張して怖がってご飯も食べられない・・・
  人間の都合で、ゴメンヨ~
  でも、このシンナーの匂いが充満している部屋では
  猫にも身体に悪いからね。
  ガマンしてね。

 夫と私の方は、昨日から、急遽、
 小規模多機能居宅介護センターに
 宿泊をさせてもらっています。
 夫は通常の定額利用料に加えて、1泊3000円。
 私は、夫の部屋に簡易ベッドを入れてもらい、
   ベッドレンタル料1泊2000円になるそうです。
 それぞれ食費実費が別にかかります。

 一応、人も猫も3泊は確保しましたが・・・
 3泊で、家に戻れるかしら?
 予定外の出費が痛いです・・・(T_T)

 実は、夫が小規模に宿泊するのは、
         今回初めての経験。

 これも勉強!と思って、
        前向きに行こう。


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小規模多機能居宅介護センターに宿泊体験

 先週木曜日から自宅の外壁と屋根の塗装が始まった。
 この日、午後から夫と一緒に小規模デイの書道カフェに参加してから、自宅までいったん小規模の車で送ってもらったが、家に入ってそのあまりのシンナー臭さにびっくり。
 密閉された部屋(塗装工事中は窓もすべて養生されているため開けられない)に充満するシンナー臭さは尋常ではない。
 どうしようか? 夫の弱った脳や身体の小さな猫への影響は無視できない。
 ダメもとで、小規模の主任へ電話し、事情を説明して、夫と二人で2~3日宿泊できないかを訊いてみた。
 宿泊は空いているとのことだったが、

 「奥様も一緒に泊まられるということですか?」

 「はい、なんとか夫の部屋の隅にでも寝させてください。部屋が臭くて居られません」

 「う~ん… ちょっと、上司に訊いてみないとわからないので、また連絡します」

 返事を待つ間、猫たちのかかりつけ動物病院へ電話。

 「今日から猫2匹泊まれますか?」

 「はい、大丈夫ですが、宿泊代1匹3500円の他に、それぞれ診察代とワクチン注射代とノミ・ダニ駆除剤がかかります。」

  ヒャ~高い!と思ったが、背に腹は代えられず、

 「はい、お願いします。今から連れて行きます」

 と、すぐにモカ猫とミルク猫をネットに入れてから、リュックと手提げ籠に押し込んで、ハァオ~ン、ハァオ~ンと鳴き叫ぶ2匹をタクシーに乗せて連れて行き、後ろ髪を引かれる思いで置いてきた。
 徒歩で自宅まで帰る途中、ケータイの留守電に小規模からの電話が入っていた。
 急いで電話をすると、ケアマネが、

 「奥様も一緒に宿泊大丈夫です。簡易ベッドのレンタル代で1泊2000円かかります。」

 夫の宿泊代は3000円なので、なんと、人間2人宿泊代よりも猫2匹の宿泊代のほうが高いという計算。
 あ、でも、猫の方は餌代込みだから、食事代実費を入れれば、だいたい同んなじか~。
 
 「ありがとうございます! よろしくお願い致します! 
  すみませんが、また車の迎えをお願いできますか?」

 「はい、迎えに行けますが、6時頃になります」

 ・・・まだ、1時間近くある。
   あのシンナー臭さが充満している部屋に1時間もとどまっているのが苦痛だったので、

 「それでは、私が夫を車椅子に乗せて、今から連れて行きます」

 こうして4泊5日、私も一緒に小規模多機能居宅介護センターに宿泊することになった。
 この間の朝昼晩の食事は、夫のみならず私の分も出してもらうことができた。
 ちなみに食事は、同じ法人が経営している隣の特別養護老人ホームの厨房でつくられたものを、小規模に持ってきて配膳してもらうという方式だ。
 夫が食べる小規模の昼食をいつも見てはいたが、私は味見したことはない。
 (いつもどれくらい食べたかをチェックしているので、夫が残しても、遠慮している。自宅では夫が残したものは全部食べるのだけど…)
 だから今回、初めての体験。味は、塩辛くもなく、薄過ぎもせず、おいしくできている。
 また、見た目、量が少ないように感じたけれども、食べてみると結構満足できた。

 この小規模では、宿泊用の個室は5部屋だけなので、1晩に5人まで泊まれる。
 (今回は特別に私が夫の部屋に一緒に泊まったので6人だが)

 夕食は6時からで、この時間には昼間のスタッフは帰り、2人体制になる。
 1人は夕食と歯みがきのケア、もう1人は、在宅の利用者さんの夕方の訪問介護に出るようだ。

 利用者さんは夕食と歯みがきが終わると、各自の部屋に行く。
 中には、リビングに残って、スタッフさんと話しをしている人もいる。

 夜勤のスタッフさんは、この後、小規模の共用のリビングやトイレ、洗面所などの掃除をしたり、宿泊者の洗濯物をしたり、歯みがきの歯ブラシ・コップ、髪用ブラシや櫛などの消毒をする。
 途中で、訪問介護に出ていたスタッフが帰ってきて、一緒に作業を行う。
 もちろんその間、利用者さんの介護もある。トイレ介助などの他に、「家に帰る」と訴える利用者さんの話につきあったり、記録を書いたりしている。
 夜10時になるとスタッフ1名は帰り、この後、翌日朝8時半くらいまではスタッフ1人体制だ。

 夫は、夜トイレに2~3回は起きるので、そのたびに私も一緒にトイレに向かったが、夜勤のスタッフさんは、だいたいいつもパソコンに向かって作業をしていることが多かった。
 あとは、就寝中の利用者さんの部屋を巡回もしていたようだが、夫の部屋は、私が一緒に泊まっているので巡回はなしだった。

 以上は、私が宿泊している間に把握した夜間のおよその流れである。

 これまで、小規模多機能居宅介護センターに夫を宿泊させたことがなかったのだが、今回、小規模で宿泊するのがどんなものかを知ることができて良かった。

 昨年、夫が転倒して圧迫骨折し1ヶ月近く入院した際、、高額の差額個室で、ずっと夫に付き添って泊まり込んでいたのだが、小規模に一緒に宿泊できるのだったら、その方が良かったのではないか…と今は思う。

 けれども、あの時は、夫の痛みの訴えが激しかったので、もし小規模に宿泊していた場合、心配性の私は「このままでいいんだろうか?」と不安な気持ちに押し潰されていただろう。
 結局、昨年の夫の入院は「何かあってもお医者さんや看護師さんが側に付いていてくれるから大丈夫」という「安心感」を買っていたということになるのかな。


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浅草ぶらりお散歩

今日も良く晴れて暖かくなりそう。
 「今日は予定がないから、昼食は外で食べましょう? 何食べたい?」
 「寿司!」
 「寿司はこの間食べたじゃない…。鰻にしようか?」
 鰻好きの友人(女性)に声をかけてみたが、「今日の午後はデイサービス(要支援2で半日の筋トレコース)に行く日なので…」とのこと。残念!
 では、夫と二人だけで行くことにしよう。
 夫に「どこへ行きたい?」と訊くと、「浅草!」と答えることが多い。
 夫は下町生まれだ。
 幼少時のハレの日のお出かけ先は浅草だったからではないかな。

 蒲焼き「色川」。創業は文久元年だという。 
 テーブル席2つ、カウンター5席のみの小さなお店。
 店に入って早々、夫はまずトイレに行く。
 夫は9割、私は11割(?)美味しくいただきました。
 色川蒲焼き
 
 隅田川沿いを歩く。桜のつぼみはまだ堅くほとんど咲いていない。
 言問橋のたもとにある 「東京大空襲」の碑。
 言問橋東京大空襲記念碑

言問橋上スカイツリー
 言問橋の上、東京スカイツリーをバックに。
 東京大空襲の際、炎に追われ両岸から逃げてきた人々がこの言問橋の上で押し合いへしあい。
 そこへ、両岸の炎が橋の上を一挙に走り、橋の上の人々を焼き尽くしたのだ。

 言問橋を渡り、すみだ郷土文化資料館の前を通ると、
「東京大空襲から戦後復興へ」という企画展をやっている。
夫が「見る」と言うので、中へ入った。
  東京大空襲から戦後復興へ
 ここでもトイレへ。車椅子用のトイレがあったので助かる。
 夫は自分から見たいと言っていたのに、展示を前にしても、ほとんど見ているふうではない。
 よく見えないのかもしれない。
 夫の昔住んでいた本所区石原町のあたりの通りの写真や絵が展示されていた。
 「このあたりは、石原町の自宅の近くだよ。お店とか見覚えない?」
 夫の注意をひくように話しかけてみたが、あまり反応は芳しくない。
 建物強制疎開の地図には町名と番地も載っている。
 そこで、夫に、昭和20年3月10日の東京大空襲で全焼してしまった自宅の住所を訊いてみると、ちゃんと町名と番地まで言える。
 現在、住んでいる自宅については町名すら言うことができないのに、71年前まで住んでいた自宅の住所は覚えているんだ。


 この資料館で、『あの日を忘れない 描かれた東京大空襲』 を買った。
 一般市民が東京大空襲で自身が見た光景を描いたものだ。
 作者名、描いた情景の場所、当時の年齢、作者の説明が載っている。
 一部は資料館に展示されているが、展示されていない多数の絵画も併せて収載。
    

 資料館を出てから、墨堤沿いを歩く。ちらほら咲いている桜もあった。
 墨堤桜

 墨堤の名物「長命寺桜餅」を食べに行く。
 店内で食べる場合は、こんなふうに杉箱に入って供される。
 (桜餅1個と煎茶付きで300円)
 長命寺桜餅-1

 塩漬けされた桜の葉を剥ぐとこんな感じ。
 あんこを包んでいる皮は、ピンクに色づけされておらず、白いまま。
長命寺桜餅-2
 あまりの美味しさに、夫も「もう1個食べたい」と言うので、
 追加でもう1個(200円)ずつ頬張った。

 帰りの道筋(向島2丁目)で、昭和レトロな感じの喫茶店があったので入った。
 カドくるみパン
 店内はこんな感じ。
 カド店内
 天井にまで絵画が飾られている。
 カド天井絵
 店内のメニューは色あせている。創業してから58年とか言っていた。
 カド店内メニュー
 ここは生ジュースとサンドイッチのお店。
 サンドイッチはさすがにお腹に入らないので、「活性生ジュース」(600円)を注文。
 カド活性生ジュース

 この後、再び言問橋を渡って戻り、浅草寺にお参り。
 浅草寺にも車椅子用のトイレがあり利用。
 さらに、車椅子利用者等が本堂へあがるため専用のエレベーターが設置されていることに気がつき、今回初めて利用した。

 午前11時に家を出て、帰宅したのは午後5時。
 夫はずっと車椅子に乗っていただけなんだけど、かなり疲れた模様。
 私も、ずっと車椅子を押して歩いて、疲れましたよ~。
 日にも焼けたし。
 でも、日頃の運動不足が少し解消されたかな?
 

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バリアあり~墓参に再チャレンジ

 平成28年3月20日春分の日、バリアあり~墓参に再チャレンジしました。
 昨年秋のお彼岸の際は、夫の両親・祖父母が眠るお墓にお参りに行ったはよいが、下の写真の墓地の階段(今日あらためて数えたら50段あった)を登れなくて、結局、見ず知らずの方に夫をおんぶしていただき登ったのだった。
  (詳細は、「お彼岸の墓参で、おんぶされる夫」をご参照ください。)

(上から、墓地に下っていく階段)
墓地下り階段

(墓地の下から、上へ上がる階段)
墓地上り階段

 昨年の秋、この墓地の階段を登れなかったのは、8月上旬に転倒して尻餅をつき、圧迫骨折を起こした結果、約1ヶ月入院。
 その後、退院したばかりで体力が戻っていなかった時にお墓参りに行ったから・・・。
 今なら、階段を下りて、お墓参りをし、また、階段を上れるのではないかしら?

 ・・・というわけで、昼前に、自宅を出て、夫を車椅子に乗せて押しながら、徒歩約30~40分の距離にある菩提寺に行く。
墓地の階段のギリギリのところまで車椅子で行き、そこに車椅子を折り畳んで置いて、そこからは夫の手を引き階段を下りていく。
 あっ、夫を下ろす前に、先に私が下りて、お水を用意し、お墓周りを掃除し、お花をお供えして、お線香を焚いて置いた。

 階段を下りてから、今度は水平方向にお墓まで歩く。
 墓石の並ぶ狭い道は、人一人が通るのがやっとなので、夫の横に並んで手を引いて歩くことができない。
 前後になって歩かねばならないし、さらに、でこぼこした飛び石の上を渡っていかねばならない。
 段差を登る石もグラグラしている。
 平衡感覚が障害されている夫は、このようなところを一人では歩けないので、やむなく、前後になって手をつないでソロソロ歩いて行く。 
 IMG_6303.jpg

 それでも何とかお墓まで辿り着き、お参りすることができた。

  「お義父さん、お義母さん、
    まだ、●●(夫の名)を迎えに来ないで下さいね」

 などとお願いしてきました。

 そして、帰りの階段。
 腰の曲がった高齢の女性が、一人で杖をつきながら、階段を登っていくのを見て、

  「ほら、みんな頑張って登っているよ~。えらいね~」

 と夫に発破をかけて、一緒に手をつないで50段の階段をゆっくり登る。
 おっ・・・意外に、心臓も大丈夫そうだ・・・
 そんなに息切れせずに登れた。
 いやいや、大変だったけど、登れた~!という達成感あり。

 登り切ったところにある会館の休憩室で、お茶とお菓子の接待をいただく。

 昨年9月のお彼岸の際には、もう今後はお墓参りは無理だと思ったのだけれども、今年もまたお参りすることができた\(^o^)/

 ゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。
 
 見栄えがよくないのですが・・・夕ご飯。
 H28-3-20夕食

 タケノコご飯(米・麦、タケノコ、油揚げ、ニンジン)
 味噌汁(ゴボウ、豆腐、小松菜)
 車麩のカポナータ(タマネギとトマトを炒めて車麩を蒸し煮したもの。味付けは塩のみ)
 梅酢煮レンコンと塩煮高野豆腐を海苔で挟んでフリッターにしたもの
 カボチャ・ピーマン・椎茸・油揚げのゴマクリーム炒め
 

ミルクモカ


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浅草ぶらりお散歩(再)

 一昨日は、夫の睡眠時無呼吸症候群治療のためのASV呼吸器の使用が、花粉症で鼻が詰まり、途中で何度も停止させたため、夫も私も睡眠不足だった。呼吸器が外されるとピーピーピー!という大きな警告音が出て、私も眠れない。

 けれども、 昨日は、就寝後一度起きただけで、よく眠れたようだ。
 午前中から夫が「今日はどこへ行きましょうか?」と言うのは、体調が良い証拠だ。
 「今日は特に予定はないから、どこへでも行きたいところへ行きましょう。」と応えると、案の定「浅草へ行きたい!」と。
 え~、この間も浅草へ行ったばかりだけれども・・・まっ、いいか。

 そうだ、今日はちょっと花冷えで寒い感じだから、「浅草駒形(こまがた)」のどじょう鍋でも食べに行くか~。

 夫を車椅子に乗せて、地下鉄に乗って、いざ、浅草へ出発。
 と言っても、地下鉄浅草駅へ行くには、地下鉄銀座線を使わねばならないのだが、東京で一番古い地下鉄ということもあって、車椅子での移動があまり便利ではない。
 エレベーターがあまりなくて、エスカレーターや階段の車椅子昇降機を使わねばならない。
 そのたびに、ボタンを押して駅員さんを呼び出して、しばらく待って…。
 その待ち時間を勘案すると、車椅子のままでの乗り換え移動が便利な都営大江戸線を使って蔵前駅で降り、浅草まで歩いた方が早い。徒歩15分ぐらいで行けるかな。
 それに今日の昼食は、「浅草駒形」の予定なので、蔵前駅からのほうが断然近いのだ。

 午前11時15分に店に入ったのだが、開店は午前11時からで既に1階の店内座敷席はお客でいっぱい。
 夫が座りやすい1階のテーブル椅子席は、ちょうど1卓空いていてすぐに座れた。
 今日は、冬季のみのメニュー「なまず鍋」を初めて試してみることにした。
 店の入り口のところにこんな看板が…
  ナマズ鍋売り始めし候
 右端、「なまずなべ うりはじめし そうろう」 と読むのかな。

 これが「なまず鍋」。
  ナマズ鍋
 甘辛く煮てあり、豆腐に味が染みたところで食べる。
 ちょっと泥臭さがあったけれども、まあまあ、美味しく食べられた。
 骨がちょっと多くて、食べられる部分が少ないのは、仕方ないな。
 とにかく今日は「地震封じ」の縁起担ぎで「なまず」を食べました。

 子供の頃、地震が起きると、
 「そら、地面の下でナマズが暴れているぞ!」と言われた。
 そんなだから、「こんなふうに地面を揺らすことができるナマズというのは、ビル1棟ぐらいの大きな魚なんだろう。クジラの仲間みたいなものかな」と私は密かに思っていた。

 江戸時代、安政の大地震の後、「鯰絵(なまずえ)」が流行したそうだ。
 「生け捕りました三度の大地震」の図
  蒲焼きにする鯰
 鹿島大明神(地中に潜む地震鯰を要石で暴れないように押さえつけている神様)が、安政の3つの大地震を起こした3匹の鯰を生け捕りにし、懲らしめに、江戸の蒲焼屋に連れてきた。
 そこに、鳶、大工、左官などが「蒲焼にするなんて鯰が可哀そう。助けてやってくれ」と言ったとか・・・の鯰絵。

 「なまず鍋」の後に、「丸どじょう鍋」も食べました。
  丸どぜふ鍋
 いかにも「どじょう」という感じで、生々しい?
 「丸のままはちょっと・・・」という方には、割いてあるどじょう鍋もあります。
 1階で出される鍋は炭火で風情がありますが、地下と2階ではガスコンロです。
  ネギどぜう
 刻んだネギを山盛りして、ネギがしんなりしたら、食べ頃です。

 「浅草駒形」では、「なまず鍋」と「どじょう鍋」だけをつついて、ご飯を食べるのはガマン。
 この後、まだ何か食べるだろうから・・・

 その後、東武鉄道の浅草駅が入っている駅ビル(昔の浅草松屋デパート。今は地階~3階までが松屋で、4~7階はエキミセの店舗がいろいろ入っている)の7階の車椅子用トイレに入ってから。、屋上へ。
    浅草松屋
 この浅草松屋のビル。夫の生まれた昭和6年に竣工したビルが、今も残っているのです。
 昭和40年代に、外壁を上から張り付けて現代的なビルの装いにしたのですが、4年前に、また建てられた当時の外観に戻す工事をしています。

 夫は子供の頃、よく親や祖父母に連れられてこの松屋デパートに来たそうです。
 また、昭和19年9月に、埼玉県の某村へ学童疎開へ出発したのも、この駅ビルの中にある当時の「浅草雷門駅」からだったということです。
 空襲で、この松屋の駅ビルの中は、焼けて真っ黒こげになったそうですが、建物自体は残ったんですね。

 夫に確認したところ、当時から松屋にはエレベーターがあったそうです。
 そして、浅草松屋の屋上には下の写真の「飛行艇」という乗り物があり、屋上の端から端へ動いていたと。
  浅草松屋航空艇
 周りには高い建物がまだない時代。当時の夫の自宅のあった本所区石原町までも見渡すことができたらしい。
 夫が学童疎開へ発った後、昭和20年3月10日の東京大空襲で、夫の自宅はもちろん、周りの家々もすべて焼き尽くされ、この松屋デパートの屋上からは見えるのは一面の焼け野原のみになってしまったのだろうと想像する。

 さて、今は7階建てなんて、ビルとしては低い部類になってしまいました。
 浅草寺方面の眺望はまったく良くありませんが、隅田川方面は東京スカイツリー等も見えまあまあです。
  浅草松屋展望
 その後、新仲見世通りを通り、仲見世通りに入ったところ、あまりの混雑に車椅子で移動するのは危険と判断し、早々に退散。
 仲見世通りを横切る時は、夫の車椅子に覆いかぶさるようにして、人がぶつかってこないように、人の足元を車椅子で引かないように、「すみません、すみません」と言いながら。
 仲見世通りの裏にある「梅園(うめぞの)」で、久しぶりに好物の「粟(あわ)ぜんざい」を食べました。
  梅園あわぜんざい
 炊いた粟(あわ)の上に、餡(あん)がかけられています。
 ちなみに私のブログ名のアワキビは、「粟あわ」と「黍きび」から採ったもので、我が家では、普段から、こうした雑穀をよく食べています。

 この後、「鈴廣」(小田原の店の支店)で焼きたてのチクワを食べ、スターバックスで珈琲を飲んでから、帰路につきました。
 食べたり飲んだりの一日でございました。


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夫と2人暮らし。
子どもはいません。
2人と猫2匹の家族です。

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