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REM睡眠行動障害と認知症

 行けぇ~!!
    撃てぇ~!!
     進めぇ~!!!

 寝ていた夫がASV(中枢性無呼吸を防止する機器) の
マスクのベルトをベリッと外す音に、ハッと気づいて目を開けると
夫は布団の上に立ち上がり、暗い部屋の隅を指さしながら叫んだ。
 「これはいかん! 起こさねば」と電灯を点けて明るくする。
 夫の肩をポンポンと叩きながら、

 どうしたの? 夢見てるん?

 夫は、我に返えったように、私の顔を見ながら、

 うん・・・

 どんな夢を見ていたの?

 ボクが、「撃て!」と指図したのに、ボクの隣の奴の銃から弾が発射されないんで、隣を見たら、そいつは銃を構えたまま、撃たれて死んでいたんだ。

 夫は、終戦時14歳で、戦争に行ったことはない。
 それでもこんなリアルな夢を見るんだ。
 尋常小学校1年生用修身教科書に載せられていた「キグチコヘイ」(日清戦争の戦闘中、木口小平という兵士が突撃ラッパを吹いていた最中に被弾したが、絶命した後もラッパを口から離していなかったという話)を思い出しました。

 キグチコヘイ ハ テキノ タマ ニ アタリマシタ ガ、
 シンデモ ラツパ ヲ クチ カラ ハナシマセンデシタ。


 悪夢にうなされていることも多い。

 誰だ! ●%×#△&■ !!

 う~ん、う~ん、%&’%#”#&%


 あまり、うなされている様子がひどい場合は、電灯を点けて明るくし、そっと揺り起こすようにしています(強く揺さぶったりして起こすと、敵からの攻撃だと思って、興奮して反撃されるおそれがあるので要注意です)。

 こうしたREM睡眠行動障害を起こすのは、一般的にレビー小体病(レビー小体型型認知症)・パーキンソン病系だと言われていますね。
 夫は一応アルツハイマー型認知症だと診断されていますが、レビー小体型を疑うようなREM睡眠行動障害とか、また、ありありとした幻視(感染症に罹患し体調が悪いときに2回ほど。その時だけ。また、体調悪化時に現れるかも)、それから歩行障害(室内ではまあ歩けているが、戸外だと歩けない。歩いているいるうちに前のめりになってきて体勢を立て直せない)、狭いところに足を運びにくい等がある。他方で安静時の手の振戦なし、肘の歯車様筋固縮や鉛管様筋固縮、最初だけ抵抗(ファーストリジッド)等はなし。身体は、少しだけ傾くかな? そのため昨年、一応鑑別診断のため、MIBG心筋シンチグラフィ検査をやってもらったのだが、パーキンソン・レビーは否定的という結果だった。でも、ありありとした幻視が見えたのは今年に入ってからだから、検査以降に病態が変化したのかもしれない。
 コウノメソッドの河野和彦先生は、「アルツハイマーのレビー化」という仮説を立てている。すなわち、アルツハイマー型認知症の脳内老人斑がレビー小体に封入されてレビー小体型認知症の症状が加わってくるというものである。夫もアルツハイマーで始まり、レビー化進行中なのかもしれない。

★REM睡眠行動障害に対して夫が現在使っている薬 
 現在は寝る前に、ツムラの抑肝散1包。
 抑肝散は、まあまあ、効いているような気がする。うなされ方がひどかった時に、起こして、抑肝散を飲ませてから再び寝かせたら、すっーと静かに眠れたことがあった。以来、毎晩寝る前に飲んでいる。時にあまりにひどいうなされ方をする場合はもう1包頓用で飲ませることにしているが、今まで頓用が必要だったのは2回ぐらい。
 あとは直接、REM睡眠行動障害に対してということではないが、寝付きをよくするためにロゼレム錠8mg1錠。

★かつて試して、止めた薬 
 ニュープロパッチ2.25mg (貼り薬)
 この薬はパーキンソン病やレストレスレッグス症候群のための貼り薬です。
 2014年4月、夫がだんだん歩けなくなってきた時に、アルツハイマーのレビー化?ドーパミン不足?かという疑いがあったこと、それに夜中に手足のバタバタさせる、悪夢を見る等のREM睡眠行動障害が見られたので、これらの症状に対する効果を期待したものです。
 貼り薬だし、最低量から開始したので作用が穏やかだろうと思ったのですが、使用開始から5日ほどすると傾眠がひどくなり、食事中、コーヒーカップを手に持ったまま、珈琲がこぼれているのも気づかないまま眠ってしまう等の症状が出る。日中も眠気のため認知機能も低下しているように思えた。そうこうしているうちに、室内で転倒。転んだ時にも手に持ったコーヒーカップを離していなかったことが、何だか不思議に思えた。(普通、転ぶ時には、手にしていたコーヒーカップは落としてしまうように思う。寝入ってしまった時にもコーヒーカップを落とさず掴んだままだったこと等、一種の前頭葉徴候なのか?)
 この転倒で臀部に大きな筋肉内血腫(心臓病の関係でエリキュースという血液が固まりにくくなる薬を飲んでいたことが大きな血腫を生むことになったようだ)ができ、腰椎圧迫骨折で起き上がれなくなり、これ以降一気に認知症が進行した。
 もちろん、ニュープロパッチは、転倒後、すぐに中止した。傾眠が見られたときに、副作用を疑って、すぐに中止すべきだったと思う。
 パーキンソン病治療薬のニュープロパッチが合わなかったということは、夫の症状は、パーキンソン病やレビー小体型認知症から来るものではないと考える要素になるかと思う。

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Author:アワキビ
夫と2人暮らし。
子どもはいません。
2人と猫2匹の家族です。

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