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十二指腸ポリープ

 自治体の検診でバリウムを飲んで胃の透視を行ったら、十二指腸にポッコリと丸い物体が映り、胃カメラで精密検査をすることになった。夫ではなく私です。
 ネットで検索すると・・・
 2007年に皇太子が良性の十二指腸ポリープの手術をされている。
 20013年にはタレントの清水国明さんが十二指腸ポリープを内視鏡で切除したら十二指腸がんだとわかり、あらためて7時間にも及ぶ手術をしたと。
 中には、「十二指腸に米粒大のポリープが1個あるというので、将来大きくなったり悪性に転化することを防ぐためとの理由で、内視鏡で除去することを担当医にすすめられ、僅か40分の時間で終わるということでオペに臨んだ」ところ、内視鏡手術中に十二指腸に穴を開けられてしまい、その後「人事不省」で「まったく意識がないまま生死の境を1ヶ月余りさまよった結果、7ヶ月も入院することになる」といった話まであった。
 十二指腸の粘膜は非常に薄く、胃のポリープ切除に比べて、穿孔や出血を起こしやすく入院して、慎重に行わねばならないらしく、そう簡単なことではないらしい。
 もし私が入院・手術ということになれば、夫は小規模多機能居宅介護センターにお泊まりにするとしても(今まで実際に宿泊利用したことがない)、呼吸器(ASV)の装着等、馴れないスタッフがきちんと対応できるだろうか?
 夫は、自分がどこにいるかわからず、せん妄を起こして、混乱するのではないか。
 猫2匹はどうしよう?
 小規模のスタッフに家まで夫を送迎してもらって、夫がトイレと餌の世話をするか?
 でも、普段の猫の世話をしていない夫にはとても無理。
 それに、夫には、猫よりも私の入院先へ面会に来てもらいたいし。
 私が入院したら、猫の世話は、キャットシッターに頼むんだな。
 でも、件の人のように簡単な手術と思ったら、そのまま7ヶ月も入院・・・なんてことになったら、夫はどうなってしまうのだろう・・・。もちろん、小規模のケアマネとかができるだけのことはやってくれるだろうとは思ってはいるが。
 胃カメラの検査結果の前に、既に「手術はしない」と心に決めていた。
 そして、胃カメラの検査の日、何が起こるかわからないから、小規模のスタッフには胃カメラの検査をすることを伝えて、夫は朝からデイサービスに行ってもらった。
 結果は、これ・・・

   十二指腸ポリープconvert_20150625200142
   十二指腸ポリープ

 3年前とあまり変わりありませんね
 (3年前も胃痛(背部痛)で胃カメラを飲んでいたのでした)。

 えっ、3年前から十二指腸ポリープがあったんですか?

 3年前の写真も見せてもらった。
 3年前はこんなにぽっこり膨らんでいなかったけれども。
 ポリープはだいぶ大きくなってます

 ポリープを押してみたら、柔らかくて、中は水のようなものが入っている感じで、嚢胞? 
 悪性ではないと思いますので、定期的に検査を受けてください。
 来年の検診の時に胃カメラ検査をするので良いでしょう。


 そうなの? 結構、大きいみたいだけど、経過観察ということで良いんだ・・・
 手術しないつもりでいたので、ホッとはしましたが。
 あとは、これも3年前からある・・・

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     胃ポリープ

食道カンジタ_convert_20150625200220
     食道カンジタ

 胃ポリープもこのまま経過観察。
 食道カンジタは3年前よりはマシになったが・・・
 医師が言うには、食道カンジタの薬もあるけれども、副作用もあるし、このままでもよいということだったので、特に治療はしないことに。抵抗力が落ちていると食道カンジタになるらしい。
 3年前は、肺炎をおこし、その後、1ヶ月以上咳が止まらず、「咳ぜんそく」と言われ、ステロイドを吸入。そのせいか?と思ったけれども、最近はステロイドも吸入していないし、考えられる原因としては、マウスピースの衛生管理が足りないのかも。
 私は寝ているときに歯をぎゅーっと噛みしめてしまう癖があるので、歯がかけてしまう。歯医者の勧めでマウスピースを作り、数年前から毎晩マウスピースをして寝ている。
 今後は毎日入れ歯洗浄剤につけて洗ってみよう。

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逆流性食道炎から吐血(その1)

 夫には食道裂孔ヘルニアがある。
 それが原因で逆流性食道炎が起こり、胃と食道の継ぎ目あたりが裂けて、大量吐血するというマロリーワイス症候群を今まで2回経験している。

 2009年7月、その日はよく晴れた暑い日だった。
 私はベランダで洗濯物を干していた。
 夫は起きていて、キッチンでコーヒーの準備をしていた。

  ガタン!

という音がしたので、ベランダから部屋の中をのぞくと、
夫が食卓の上に、上半身を突っ伏している。

  どうしたの?

 慌てて中に入り、夫の背中を叩いてみたが、起き上がれない。
どうやって起こしたのか覚えていないが、
食卓から隣にあるソファへ夫を移した。
 しかし、夫は仰向けになり白目をむいたまま意識を失っている。
頬をペタペタ叩いてみたが、意識が戻らない。

  脳梗塞の再発?
  救急車を呼ばなくちゃ!

 119番をし「突然倒れて意識不明。以前、脳梗塞の既往があるので、再び脳梗塞を起こしたかも?」と伝え、救急車の到着を待っていると、夫の意識が戻ってきた。

  トイレ・・・  したい。

とヨロヨロと立ち上がるので、夫を支えてトイレへ。
 夫は少ししてトイレから出てきた。

   今、救急車を呼んだからね・・・
   さっき、倒れたんだから。


   え~、そうなの?

 サイレンが近づいてきたので、外へ出て救急車に
合図をする。
 救急隊の隊員を玄関に案内したところ、
夫が2階から1階へ自分で下りてきた。
 救急隊の隊員が

   あ~っ、そのままで! 無理しないでください!

 と階段の途中で夫を押しとどめ、
その場で、バイタルを確認する。
 その時、救急隊員が、
夫の両手がびっしょり汗をかいていることを記録していた。
 実はこの冷や汗が病態を示すものだったのだが、
その時は、暑い季節だったので、そのための汗と思っていた。

 救急隊員から、「どこか痛いですか?」と訊かれるも、
夫は「どこも痛くありません。」と答え、普通の感じ。

 救急隊員が、かかりつけのJ病院の神経内科へ
救急の受け入れ打診の電話をし、現在の状況を伝えたところ、
救急車ではなく、自分で病院まで来るようにと言われたという。

 えぇ~、そう言われても、うちには自動車もない・・・、
タクシーで・・・?
 と戸惑っていると、気の毒に思ったのか、救急隊員の方が

   ジュンポウハンソーで、病院の玄関まで送りましょうか?

   ジュンポウハンソー  

   つまり、救急車ですけど、赤信号では止まって、搬送するということです。

   はい、それで結構です。お願いします。

というと、「遵法搬送同意書」という趣旨の書面を差し出され、
それにサインをして、救急車に乗ってJ病院へ。

 J病院の玄関で、車椅子を借りて、神経内科受付へ。
 救急隊からの連絡が行っていたので、すぐにCTを撮るように
手配がなされ、CT検査室の前で夫と共に待っていた。

 暑い日だったので、脱水が心配に思い、持ってきていた麦茶を
夫に飲ませた。
 すると、夫が「気分が悪い」と訴え、椅子に横になった。

   ウェー、吐きそう・・・

 CT検査室の受付の人に、吐きそうだと言っている・・・
と伝えているそばから、夫が吐いた。

 黒い! 
 黒っぽい液体を床に吐き散らした。

 すぐにCT室に居た医師とおぼしき人が駆けつけてきて、
吐いた物を一瞥すると、

   CT中止ね!ストレッチャー持ってきて!
   点滴用意!  胃カメラだな・・・


ストレッチャーが運ばれてきて上に乗せられ、点滴開始。
CT検査室の前から神経内科の隣にある消化器内科へ移された。

 しばらくして消化器内科の医師が来て、胃カメラを指示したからとの話。
 夫は朝から何も食べていない。
 黒っぽい液体は、私にも血であろうことは想像できた。

 喉に麻酔をして、夫の胃カメラ検査が始まった。

 私も検査室の中に入れてもらい、モニター画面を見ていた。
 夫の胃の中は黒いあわあわしたもので 覆われており、

「 これは癌かもしれない」 と私は覚悟したが、
 検査を担当した医師は、軽~い調子で、

   あ~、これは、マロリー・ワイス症候群だね。
   お酒をいっぱい飲みましたか~?


   いいえ、まったくお酒は飲んでいません。

      黒いのは、出血した血が胃酸に触れると黒くなるの。

   じゃあ、止血するかな。


 と、ビデオスコープを何やら動かし始めたところ、夫が

     痛~いっ!

 ともがき、暴れ出した。
 胃カメラのビデオスコープを手で握って、
 自分で引き抜こうと引っぱった。

  モニター画面には、ビデオスコープが
 胃の中?か食道の中で激しく動いて、
 内臓にあたって、 ピッ~ 
 血が出るのが見えた。

    あ~、もう止めましょう! もう、終えます! 

私は、夫の手を一所懸命押しとどめていたが、
夫は興奮して怒りまくってもり、ビデオスコープが
口から出て、マウスピースを外されてからも、
胃カメラの機器を両手で思いっきり押したりして
暴れて    手がつけられない状態になりそうだったので、
私は夫の上に馬乗りになって、

   大丈夫だから!
    もう終わったから!


と夫の両手を掴んで、て押さえ込んだ。
 すると、少し夫は冷静になってきた。

 担当医師に、

   止血できなかったけれども、いいんですか?

    まあ、このままでも自然に出血は止まりますから。

 と言い残して医師は退散。
 検査室に残っていた検査技師さんに、夫は

   ごめんなさい。

と謝っていた。

 消化器内科のケアルームに戻り、医師から、

   3日間の絶飲食が必要です

   ・・・ということは、水分とかどうやってとるんですか?

   入院して、点滴です。

 夫が突然意識を失ったのは、
食道裂孔ヘルニアにより逆流性食道炎で荒れていた食道に
何らかの腹圧が加わり、粘膜壁が裂けた拍子に、バッ~と出血し、
出血性ショックを起こして、低血圧になったことによるものだった。
両手にびっしょり汗をかいていたのも出血性ショックの現れだった。

 こうして入院することになったが、
夫がアルツハイマーであることを伝えて、混乱するであろうから
私が一緒に病室に泊まれないかと相談すると、
個室に入ることによって、可能だという。
 胃カメラ検査の時に夫が暴れたことも理由かもしれないが、
一緒に泊まって介護してくれた方が、看護も楽ということか?
ともかく、家族による宿泊看護申請書というような書類を出して
私も一緒に泊まれることになった。
 病室は、消化器内科ではなく神経内科の病棟だった。
 認知症対応ということか?

 翌朝、夫は真っ黒な下痢便を漏らしてベッドを汚した。
 すぐにシーツを取り換えてもらった。
 トイレでも真っ黒な下痢便。
 夫が言うには、

   筆で文字が書けそうだよ~  墨みたい。

 以降、胃酸を抑えるオメプラール錠(現在は、ネキシウムカプセルに変更)を寝る前に服用するようになった。
 出血量が多くて貧血状態になっていたので、しばらく鉄剤も飲んだ。
 この当時、脳梗塞の再発予防にバイアスピリン1錠を飲んでいたが、これは当面中止。
 血液検査でフェリチンの値が正常に戻った頃、私は主治医に、

 脳梗塞の再発予防も考えないといけないと思うのですが、バイアスピリンではなく、シロスタゾール(商品名:プレタール)にしてはどうでしょうか?
 ここのJ病院の●●教授も、「シロスタゾールがラクナ梗塞の再発予防に効果がある。動脈硬化も改善する」という趣旨の論文を書いてましたから(たまたまネット検索をしている時に見つけた)。
 それにバイアスピリンより、シロスタゾールの方が消化管出血のおそれが少ないのではないでしょうか?


 と提案して、2010年頃からバイアスピリンをプレタールに変更して服用するようになった。
 現在、プレタールOD錠50mg×2(朝、晩)

 プレタールは、服用を開始すると、脈拍が早くなるんですね。
 夫はどちらかというと徐脈気味で、起きている時は60回/分台のところ、プレタールの服用を開始すると80回/分台ぐらいに。服用開始まもなくは、めまいがすると言って具合がよくなかったが、馴れてくると大丈夫になってきた。

 その後、心臓の薬のメインテートを服用するようになり、こちらは脈が速くなるのを抑える作用があり、これによって起きている時の夫の脈はだいたい65回/分台になっている。

 2014年7月にNHKスペシャルで、このシロスタゾールが、認知症進行を遅らせる効果があると放映された。
 コウノメソッド2015でも脳虚血への推奨薬となっているが、最近の河野先生の「認知症ブログ」では、脳アミロイドアンギオパチーという脳出血(アルツハイマーやレビー小体型認知症の人に多く発症するようだ)との関係で、この薬を使うことで、脳アミロイドアンギオパチーの危険性を高めていないか、躊躇しているような表現が見受けられた。
 血管が詰まらないようにすることと、脳出血を起こさないようにすることは微妙なバランスの上に立っているものなんだなあ。

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逆流性食道炎からの吐血(2)

 夫には食道裂孔ヘルニアがある。
 それが原因で、常に胃酸が食道に逆流しやすく、それが原因で胃と食道の継ぎ目あたりが炎症を起こして、ちょっとした圧力で粘膜が裂け、大量吐血するという「マロリーワイス症候群」を2009年7月に経験。

 その時は1週間ほど入院した。
 既に認知症の見当識障害がだいぶ進行していたので、入院に際しては、家族の宿泊付き添い申請書を病院側に出して、個室に入院し、私が泊まり込んだ。吐血時の胃カメラ検査の時に、夫は暴れたので、病院スタッフからは入院中も暴れるのではないかと危惧されていたが、退院するまでずっと穏やかに過ごすことができた。

 これ以降、胃酸を抑えるプロトンポンプ阻害薬(当初はオメプラール錠、現在は、ネキシウムカプセルに変更)を寝る前に服用するようになった。
 また、脳梗塞の再発予防に飲んでいたバイアスピリンは消化管出血の副作用を起こしやすいと考えられるので、これをプレタールOD錠50mg×2(朝、晩)に変更して現在に至っている。

 この逆流性食道炎。本人からの自覚症状の訴えはあまりない。常態化されると、本人もこれが普通と思って、あまり異常を訴えないのかも知れない。

 気になるのは、食後に咳をすることが多いように感じる。胃酸が逆流して、刺激され、咳が出るのではないかと気になる。
 また、胃からの逆流物が胃液(pH2.4以下)のときに生じる誤嚥性肺炎(メンデルソン症候群)も心配であり、酸による重篤な化学性肺炎を起こすことがあるようだ。
 胃酸を抑えるプロトンポンプ阻害薬を飲んでいても、そもそも大量に食事をしてしまうと、その効果も得られないという経験を2014年12月に経験した。

 その晩、クリスマスを前に、親族らと共に、年に一度の贅沢とばかりフレンチレストランで、クリスマスディナーのフルコースを食べた。私たち夫婦は「自腹」ではなく、「ご招待」にあずかっていた。
 もともと、私たちはあまり動物性脂肪の多いものや肉類は食べないのだが、

    まあ、たまには贅沢をしてもよいかな~

 と思ったのが、そもそもの敗因 

 夫は、出される皿を次々に平らげ、
H26-12前菜 (2)
H26-12前菜2 (2)
H26-12鰻パイ (2)
H26-12メイン (2)
フランスパンもいくつか食べ、
デザートまでしっかり食べて、
H26-12デザート (2)

夫や私、親族全員がこれらを完食。

私たち夫婦の普段の食事量の2.5倍くらいあったかな?
レストランから自宅までの道のりは1時間ぐらい。
自宅に帰りついた時刻は10時を回っていた。

う~ん。私でも、かなり胃にもたれているっていう感じがする 
やっぱり、普段、食べつけてない肉があったからなあ。
肉って、やっぱり、消化に時間がかかるんだなあ~と実感する。

夫は?と見ると、何だか、頻繁に咳をしている。

吐き出した痰を見ると、
何やら茶色っぽいカスみたいなものがたくさん混じっている
う~ん、もしかしたら、血?

イヤな予感。そこはかとない不安が・・・。

入浴をして、寝る前のネキシウムカプセルを飲ませ、夫を布団に寝かせる。
夫はもちろん右側を下に。

でも、何だか、苦しそうにしている。

絶対、いつもと違う。何かおかしい。苦しそうだ。

私は心配で眠れない 
様子がおかしい。いつもと違う。
う~ん、う~ん、とうめいている。
心配で眠れない。
電灯を点けて、夫の様子を観察。
午前2時頃、どうにも苦しそうに見える。、

 気分が悪いの?

 う~ん・・・ちょっと気持ちが悪い。

 吐きそう?

 うん・・・吐きそうな気がする。

慌てて、「うがい受け」を持って来て、口元にあてがう。

在宅クリニックの24時間緊急連絡先に電話をし、当番の先生に状況を伝える。

と、電話をしている最中、
目の前で、夫が「うがい受け」に、茶色い液体を吐き始めた

食べ物らしき固形物はなく、吐血だ  

 あ~、血を吐きました!  え~ん、どうしよう・・・

 今から行って、点滴をしましょうか。

 え~と、どれくらいでいらっしゃれますか?

 30分ぐらいかな?

 う~ん・・・ 

この時、私の不安は頂点に達していて、
目の前で血を吐いている夫を前にして、
一人でこの状況に、
30分も耐えることができそうになかった。

 すみません。もう、救急車を呼んで、よいですか?

 わかりました。そうしてください。搬送先の病院に紹介状をFAXで送りますから。

119番をし、保険証や診察券などを用意しているうちに、静かに救急車が到着。
(夜中だからサイレンを鳴らしていなかった? 直接、玄関に救急隊が尋ねてきて、で初めて到着に気づいた。)

 救急隊の方に、「うがい受け」に吐いたものを見せた。

 これを持っていった方がよいですよね?

 え~と、少しだけとって持っていけばよいですよ。

 はあ、そうですか・・・?

 吐いた物を持っていかなくてよいと
救急隊員に言われたので、「うがい受け」を持っていかなかった。

 以前、マロリーワイス症候群で入院をしたJ病院への搬送を希望し、救急隊員がJ病院に電話をしたところ、受け入れOK。
 救急車に同乗中に、在宅クリニックの当番医から携帯に電話が入り、搬送先がJ病院になったことを伝えると、J病院宛にさっそく紹介状をFAXしておくとのことだった。

 J病院に到着したのは3時頃か。
 すぐに血液検査。胸部・腹部のレントゲンを撮り、腕のところに点滴用のルートを確保。
 血液検査では、炎症反応と軽度脱水所見あるも、この時点でヘモグロビンの値は14.9で貧血の進行は認めず、正常値の範囲。

 吐いたのは、本当に血でしたか? どれくらい?

 救急隊員に吐いた物はちょっとだけ持っていけば良いと言われたので、ティッシュでちょっとぬぐったものしか持って行かなかったが、これでは検査も何も出来ないようで・・・何だ、やっぱり「うがい受け」ごと吐いたものを持ってくれば良かった・・・

 SPO2の値が低かったようで(夫は常時SPO2は92くらいなのだが)、股の付け根のところから医師が動脈血を採取しようと、針を突き刺したが、失敗。
 夫が痛さと恐怖のあまり暴れそうになる。
 医師はもう一度トライしようとするが、夫の拒否は強く、私も、これ以上無理に動脈血を採取しても・・・と。

 救急外来では、胃カメラはできないのえ、造影CTをするぐらいしかないがどうするかと尋ねられ、相談の結果、造影CTはしないことに。

 結局、バイタルで血圧低下や頻脈などの所見はなく、入院するまでのことはない・・・と。
 救急搬送は、日曜日の未明だったので、一日、絶食し(水分はとってもよい)、月曜日の朝、あらためて消化器内科を受診するようにという指示をもらい、朝の5時頃、タクシーで帰宅した。

 肉そのもの量はたいしたものではなかったと思うが、
フォアグラだとか鰻入りのパイだとかもあったし、
やはりフランス料理は、全体的にバター等も多く使われているしなあ。
食べつけない動物性脂肪の高いものを大量に食べたのが間違いだった 

 反省、反省、反省・・・と絶食(私も夫に付き合って絶食)の日曜日が過ぎ、
月曜日に消化器内科で再びの血液検査と胃カメラ。

 胃カメラを受ける前に、以前、マロリーワイス症候群の時に胃カメラを受ける際に暴れて、次に胃カメラを受けた時にはサイレースを使って行ったことを伝えたが、医師からは、

 出血している可能性がある時に、そのような薬剤を使うと、急な血圧低下が起こったりして危険だから、使わない方がよいのです。

 と言われ、喉の麻酔のみで胃カメラとなった。
 案の定、夫は、苦しがり(私は寝ている状態での胃カメラしか経験ない)、激しく動いて、また、手でビデオスコープを掴むので、私も側でそれを抑えながら、手早く検査終了。

 あ~、大変だった 

 「内視鏡検査報告書」をもらった。書かれていたものを下記に写す。
 診断 1.〈胃〉胃炎〈表層性〉
2.〈胃〉ポリープ(胃底腺)
 内視鏡所見: 検査中に体動激しく、詳細観察困難でした。
食道 伸展良好、粘膜白濁はごく軽度で粘膜障害もなし。静脈瘤認めず。
胃 伸展良好、胃内にコアグラ(1)の貯留なし。
粘膜萎縮は目立たず。潰瘍性病変なし。
体部大弯には胃底腺ポリープが数個あり。
前庭部粘膜は軽度発赤あり。ヘマチン(2)などの不着はなし。
十二指腸 bulb,2nd(3)に粗大病変なし。出血を示唆する所見なし。

(1)胃液などに血液が混ざっている状態のこと
(2)ヘマチンとは、血液中のヘモグロビンを分離させて得られる有機鉄錯化合物
(3)十二指腸球部、十二指腸下行部


胃カメラ(白黒)_0002 (2)
胃カメラ(白黒)_0001 (2)

 意外にもきれいな状態?だった。
 なお、「胃底腺ポリープ」は、プロトンポンプ阻害薬の長期投与で起こる副作用らしい。
 一般的に心配ないとは言われているが、定期的に観察が必要なようだ。

 そして、血液検査の結果を見ると、日曜日14.9だったヘモグロビンの値が13.8に下がっているので、出血したのは間違いないようであるが、胃カメラの検査結果からは、もう、今日から普通に食事をして良いと言われ、拍子抜けした。
 でも、もう二度とこんな目には遭いたくない。


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尿路感染症で入院した経験

 猛暑にもかかわらず、何の予定も入っていなかったので、夫を車椅子に乗せて、お気に入りのカフェにランチに行きました。今日の日替わりランチは、これ↓
 2015-07-13つぶつぶ日替わり
   もちアワのジェノベーゼ on 味噌煮じゃがいも
   車麩のカツ にんじんソースがけ
   しば漬けと白きくらげとタマネギのサラダ
   粒そばとゴボウのスープ 
 
 美味しいご飯の後、2時頃に帰宅し、急な猛暑に疲れたので、そのまま夕方5時過ぎまで、グーグー昼寝しました。

 さて、今日は、夫が尿路感染症で入院した経験を書きたいと思います。

 2013年4月、夕食後に、夫が10分おきぐらいと頻繁にトイレに行く。
 「これはおかしい」と思い、便器を覗いてみると、血尿が出ているではないか> 
  
  う~ん。 これはいけない 

 実は、夫は2006年5月に血尿を見て、J病院で検査の結果、膀胱内腫瘍が判明し、同年7月に尿道から電気メスを膀胱内に入れて、腫瘍を切除し、ピノルビンという抗がん剤を膀胱内に入れた。

 この時、既にアルツハイマーの診断を受けていたが、まだ軽い短期記憶障害のみで、
場所の見当識もあったため、普通の大部屋での入院生活を送ることができていた。

  膀胱腫瘍は比較的再発しやすいと言われているが、
その後、定期的に検査をし、再発のないまま現在に至っている。
 
 この2006年以来の血尿です 
 金曜日で夜9時をまわっていたが、緊急を要すると思えたので、
J病院に電話を入れて状況を説明し、救急外来で受診することにした。

 支度をして、夫と一緒に 歩いて J病院まで行く。

 血液検査の結果、白血球が増えており、「膀胱炎?」とのことで、フロモックス錠を1日分だけもらう(救急外来なのでその日に飲む分しか処方できない)。

 「膀胱炎」で思い当たったのが、その2日前のこと。
 J病院の神経内科の定期的な診察日で、朝、病院に向けて歩いていた時に、夫が、突然 をもよおしたが、近くにトイレは見当たらない。
 病院の手前に高齢者施設があったので、そこまで歩いて行きトイレを借りたが、結局、間に合わず 
 パンツの中に  が出てしまったのがウンのツキ
 自宅ではないので、シャワーも使えない。
 仕方なく、トイレットペーパーで  は便器に捨てた。いったんパンツをはかせてから、一緒に病院の売店まで行った。
 そこで、ぬれティッシュと新しいパンツとももしきを買って、また、車椅子用トイレに一緒に入り、ぬれティッシュで汚れたところを拭いてきれいにし(一応)、新しく買った下着に履き替えさせて・・・その日の診察を終えた。

  その時に汚染されたことが、今回の膀胱炎の原因でしょうか?

 と救急外来の担当医師に話をしたが、医師は、「その程度では・・・違うと思います。」とのことだった。
  今考えて見ると、もしかしたら、この事件は、夫の体調不良=抵抗力低下の徴候だったのかもしれない。

 夜11時過ぎに病院の一通りの検査も終わり、処方薬ももらって、帰宅しようとしたところ、夫が、

  なんだか寒気がする 

 というので、体温計をもう一度貸してもらって(病院到着時は平熱)測ると 37.6度 に上がっている。救急外来の医師に、

   体温が37.6度に上がりましたが、大丈夫でしょうか? 
   何か急に具合が悪そうになったんですけど・・


  う~ん。37度台ということでは入院することもできませんから、このまま自宅へ帰って様子を見て下さい。もし、急に高熱などになった時には、遠慮せずに、夜中でもまた来て下さい。

 帰りは夜も遅くなっていたので、病院前からタクシーで帰宅。
 自宅に着いてドアを開ける頃には、夫はもうフラフラして具合が悪そう。

 熱を測ってみると 38度超

 さっそく、処方してもらったフロモックス錠を1錠飲んで、熱が下がらないかと様子を見る。

 トイレに頻繁に行くであろうと考えて、いつも寝ている3階ではなく、トイレのある2階のリビングのテーブルをどけて、布団を敷いて寝かせる。

 ところが、熱は、その後、グングン上がり続け、トイレに行くために起きるどころではなくなってしまった。
 苦しそうに横たわり、尿垂れ流し・・・
 当時は、まだ紙パンツ等の用意も自宅になく、汚れた下着を脱がそうと思っても、夫はお尻を自分で持ち上げることすらできないぐらいにぐったりしており、悪戦苦闘。

 どうしよう・・・どうしよう・・・さっき薬を飲んだから、もう少ししたら熱が下がるかもしれない、もう少ししたら・・・・

 と、逡巡しているうちに夜が明けた。
 あまり朝早くても、病院のスタッフにも申し訳ないような気がして、ぐずぐずしているうちに午前9時になってしまう。

 熱は下がらず、39度超

 起こすこともできず、夫がうんうんうなって、リビングに転がったままの状態で、119番をし救急車を要請。

 救急隊到着時の熱は、39.6分

 昨夜、J病院の救急外来を受診し、「悪化した時には遠慮なくまた受診するよう」に言われている、と救急隊に伝えて、J病院への受け入れ打診を依頼。救急隊とJ病院がしばらくやりとりをした結果、すんあり受け入れOKとなり、搬送される。

 検査の結果、「急性尿道炎とのこと。
 肛門から指を入れて尿道を押すと、激しい痛みを訴えたので、そのように判断したとのことでした。

 フロモックス錠を飲んで、熱が下がるかと様子を見ていました。

 こういう高熱の時は、フロモックス錠では効かないのです。点滴で薬を入れないと・・・

 そうなんですか~
 (そんなこと知らずに、夫にずいぶん我慢をさせてしまった。判断が難しいなあ 

 そのままJ病院へ入院となる。

 夫の認知症は進んでおり、見当識障害もひどくなっているので、2009年にマロリーワイス症候群で吐血し入院した時と同様、個室を希望し、家族の付き添い看護申請書を提出して、私も一緒に泊まり込む。

 看護師から、紙オムツ(紙パンツではない)を用意するように指示され、病院の売店で、初めて紙オムツを買った。

 熱はなかなか下がらない。
 夫は「トイレに行きたい」と言うが、立ち上がることもできない。
 ベッドサイドにポータブルトイレを置き、看護師と3人がかりで抱えてトイレに座らせる。
 昨日まで歩いていたのに、たった一日で歩けなくなり、紙オムツになってしまった・・・大ショック 

 翌日、熱はまだ38.5度
 でも、食事は運ばれてくる。
 一応、夫に「食べる?」 と訊くと、何と「食べる」と言う。

 ベッド上に座っていることも難儀なのに、こぼしてもよいように食事用エプロンを着けると、ズルズル、ボタボタとこぼしながらも、自分で箸を使って食べる。

 すごいなあ! 38度も熱があったら、私だったら食べられないかも。
 その食欲に夫の生命力を感じる。

 そして、夜中に、夫が、突然、目を開けて、

  芝居、終わったから帰ろう。みんなはもう帰ったでしょう? もう出ましょう。 靴はどこ?

 どうやら、芝居を見に劇場に来ていて、周りが暗いのは、幕が下りた後の暗がりと思っているようなので、電灯をつけて、目を覚まさせた。

 夢を見ていたんでしょう? ここは病院。
 今、病気で入院しているんだよ。


「怪人(オペラ座の怪人の意味かな?)」の芝居を見ていたと思ったんだけど・・・

 この時が夫の「夜間せん妄」の初めて体験になるのかな?
それとも、単なる、寝ぼけか?

入院して、抗生物質を点滴をして2日目となっても、熱がなかなか下がらない。

 そこで、医師より、免疫グロブリン製剤(血漿中の抗体=免疫グロブリンを集めたもの。抗生剤が効かない患者等に使われる)の点滴を勧められた。
 このままだと敗血症になってしまう心配もあるからと。

  免疫グロブリン製剤は、人の血液を原料としてつくる「血液製剤」であり、安全性に配慮して製造されていはいるが、過去に薬害エイズや薬害肝炎といった事例もあり、使うにあたってはリスクを伴う。

 それらの危険性について、いろいろ書かれた(と思われる。残していなかかった)「同意書」に署名をして、初めて投与されるもの。
リスクはあっても、今の容態からすると医師が勧める免疫グロブリン製剤を点滴した方がよいと思われた。
  「同意書」に夫に署名させて(家族が署名でもOKだったと思うけれども、夫が字が書ける間は、こうしたものには夫自身で署名してもらうようにしている)、免疫グロブリンを点滴に入れてもらう。

 これが功を奏したのか、単に熱が下がるべき時期に来ていただけなのか、定かではないが、熱は3~4日目ぐらいから下がってきた。熱が下がるに従って、起き上がれるようになり、立ち上がって、歩けるようになった。紙オムツは、まだそのままだ。

 入院3日目から、私は昼間は仕事に行っていた。
私が不在の間、個室に一人で居た夫は、病室の窓から外を眺め、「ホテルに泊まっている」と思った模様。
夕方、病室に戻ってみると、紙オムツを全部外して(紙オムツはビチョビチョに重くなっていた)フルチンで手を洗っているところだった。夫は、私の顔を見ると、

    あっ、帰ってきたの?  どうする、夕飯は?  外へ食べにいきましょうか?

さらに、ふとテーブルの上を見ると、点滴針が置いてある 
慌てて、夫の腕を見ると、どうやら自分で抜いたものらしい。
  血は出ていない。
  点滴ボトルの薬液は全部落ちていたので、どうやら点滴が終わったところで、ナースコールもせずに、自分で針を抜いたようだ。
看護師を呼んで処置してもらったが、こんなことをしていると、拘束されてしまうよ~ 

翌日、仕事の昼休みに病院へ行くと、何やら紙に書かれたものが置いてある。
読んでみると、医師か看護師が書いたらしく、

 点滴バッグをベッドの上に置いてはいけません。点滴の薬が落ちません!

 と点滴の仕組みを、手描きの絵にして、書いてある。

  どうやら、夫はトイレに行く時に、点滴スタンドごと引きずって行かず、点滴バッグを外し手で持ち歩いて、用を足した。
 そして、ベッドに戻った時に、点滴バッグをスタンドにかけることができなかったのか、スタンドにかけることを思いつかなかったのか、そのままベッドの上に置いたままにしたようだ。
 それを看護師が発見して・・・ということらしい。

  その日の夕方、仕事が終わって、病室へ向かうと、部屋に夫がいない 
   えっ?と思い、慌てて、ナースステーションに行き、「夫が部屋にいません!」と言うと、「ここにいますよ~」と。

ナント、夫は車椅子に乗せられて、ナースステーションの中に居た 

看護師の目の届かないところに一人で置いておくのは危険だと判断されたようだ。
  忙しく立ち働く看護師さんたちの中で、夫はポツンと一人車椅子に座ったまま、疲れたように、ボッーとしていた。
  でも、拘束されてしまわなかったことに感謝しよう。
結局、夫は5泊6日の入院で無事退院することができた。
  心配していた紙オムツは、退院とともに外すことができた。

 数年前に、夫の友人の中でも人一倍元気な方が、やはり尿路感染症になり、敗血症手前まで行ったという話を聞いていた。高齢になってくると、このような尿路感染症は珍しくないのかもしれない。

 そして、2015年2月
 J病院の眼科定期受診のため、待っていると、夫が頻繁にトイレに行きたいと言う。
 車椅子で来ていたので、夫と一緒に個室に入り、見てみると、血尿が出ているのではないか  それもこれまで経験している夫の血尿の時と比べて、出血量も多いようだった。> 
 眼科受診もうわの空で、さっそく泌尿器科の受付にまわり、現在、血尿が出ているので予約外で診て欲しいと依頼。
 医師から採尿のオーダーを出してもらい、尿を採ったが、コップが真っ赤になっている。
 うわぁ~、かなりの出血。また高熱を出すのかなあ?

 検査結果が出て、予約外担当医に呼ばれた。

   血尿が出たんですね。

 と、やけにあっさり。
 私から見たら「あんなに血が出ていて~」と思うけど、医師の感覚では、この程度では、どうってことないんだなあ。

   まあ、膀胱炎でしょう。抗生物質を出しておきます。

  昨年4月に、この病院に急性尿道炎で高熱が出て入院しているのですが・・・ それから、いだいぶ前ですが、2006年に血尿が出て、検査の結果、膀胱腫瘍で、ここで手術しているんです。

まあ、これで様子を見て下さい。他に膀胱腫瘍の再発とか、心配な点は、この後に入れてある泌尿器科の定期受診の際に相談してください。

 クラビット錠500mg 1日1回朝食後 7日分が処方された。

 かかりつけ薬局でクラビットをもらい、早速1錠服用させた。

 この当時は、まだ私は仕事をしており、午前中半休をもらって、夫の病院受診に同行していたので、午後からは仕事がある。
 午後は小規模多機能居宅介護センターに夫を託して、様子を見てもらうことにした。
 その日の午後は、何度もトイレに通い、小規模のスタッフの連絡によると、やはり血尿が出ていたとのことだった。
クラビットが効いたようで、今回は発熱することもなく、目で見える血尿も頻尿も2日目には治まっていった。

 話はここで、少しずれるが、その日の晩、夫は、はじめて、ありありとした幻視を訴えた。曰く、

うわぁ~、すご~い。
   さっきまで、ボクの股のところに、蟹がいっぱい並んで乗っかってたんだよ。
   今、君が来たら、さぁ~と消えちゃって・・・


 と真面目な顔をして言う。

 「幻視」と言えば、レビー小体型認知症が思い浮かぶが
夫は、2014年11月にMIBG心筋シンチ検査を受けた結果

  MIBG上では心臓交換神経は正常です。ParkinsonDやDLを示唆する所見を認めない。


とのことだった。

 レビー小体型認知症でなくても、幻視を見ることはあるのだろう。
   あるいは、これからレビー小体型へ移行していくということも、あるかも??

 そして、あらためて泌尿器科の定期受診の際に、担当医師に、何故、尿路感染症を繰り返してしまうのか?尋ねた。

 夫の場合、前立腺肥大があるため、膀胱にたまった尿が出し切れずに、常に残っている。(その時測定した残尿量は40mlだった。)
 膀胱から出されずに残ってしまった尿は、新しく作られた尿が来たら、このたまった尿が押し出されるということはなく、古い尿はたまったままになってしまうため、そこで細菌が増殖・・・ということらしい。

 尿路感染症にならないように今後の予防は?というと、これまでどおり

 ハルナールD錠 0.2mg 1日1回 を服用すること。

 尚、夫は頻尿(過活動膀胱)を抑えるために、ベシケアOD錠5mgも飲んでいる。

 ハルナールとベシケアは、一見、反対方向の作用を持つ薬であるが、その微妙なバランスで調整をしているのでしょう。
 医師は次のように言います。

 飲む薬を増やしたくない、と言うのなら、飲まなくてもいいんです。
 でも、夜中の頻尿で辛い(QOLが落ちる)というのであれば、飲んだ方がいいと思いますよ。


 昨年4月に転倒し、筋肉内血腫と腰椎圧迫骨折をした後、夫は夜間頻尿になった。
 それまでは、せいぜい、一晩に1回トイレにいくぐらいだったのに・・・
 夜中に4回~5回トイレに行くようになり、常時、紙パンツが必要になった。

 そのたびに、私は、夫の呼吸器を外して、トイレが終わったら、呼吸器を付けて・・・・と
何度も行わねばならない。
 これでは、まとまった睡眠がとれず、本人も介護者の私も辛い。
 ベシケアを服用するようになって、1ヶ月ぐらい経過した頃、夜のトイレの回数が減った。
 寝床に入って約1時間後にトイレに行き、その後もう1回、その後は起床時ぐらいには減ってはいる。

 もう、できるだけ尿路感染症を起こしたくない。
 何か身体に悪いことをしているわけでもないし、ごく普通に生活しているだけなのに、尿路感染症になってしまう。
 それは抵抗力が落ちているから?
 なかなか難しいね。

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眼科治療の悩み

 今日は午前9時にJ病院眼科予約あり。
 午前9時前にJ病院に到着し、まずは非接触眼圧計にて眼圧測定と視力検査。

 視力検査を進めていくと、

 「このレンズと、先ほどのレンズとどちらが見やすいですか?」という質問が出る。

 2つのレンズ、交互に入れて、「この見え方と・・・」「こちらと・・・」「どちらが見やすいですか?」

 こんな単純な質問なのだが、夫からこの答えをきちんと引き出すのは難しい。

 「さっきのレンズの見え方」をすぐに忘れるわけだから、「今のレンズの見え方」の比較を重度記憶障害を持つ認知症の人に訊いてもねぇ。

 片眼を同時に違ったレンズで比較することができればよいのだけれども、不可能だわ。

 その後、光干渉断層計という機器を使って、網膜の断層画像を撮影する検査をする。

 顎台に顎を乗せて、額をつけて、機器の中に現れる×印の真ん中を見るように言われるのだが、夫は集中力がないため(たぶん何を為すべきかという指示をすぐ忘れるため)、顎を乗せたまま、額をつけたまま、機器の中の×印の真ん中を、わずか数秒の間、注視するという、これだけのことをやるのが至難の業。

 検査技師さんが言うには、機器の中の×印の真ん中を見ずに、あちらこちらキョロキョロ目が動いてしまうそうだ。

 何度も何度もトライして、やっと網膜の断層画像を撮影できた。

 その後、診察なのだが、J病院は大学病院なので、教育目的のためなのだろうか、二診制をとっている。一診目の医師の診察は早いのだが、二診目の上司にあたる医師に呼ばれるまでの間がすごく長く待たされる。複数の一診目の医師が診た患者を二診目の上司にあたる医師があらためて全部診るので、今日は9時の予約で病院に入ったのに、二診目の医師に呼ばれたのは午前11時半頃だった 

 毎回、待っているだけで、夫も私も疲労困憊。
 別の眼科病院に変えたい!
 でも、変えられない理由がある。

 夫が認知症だから・・・ 

 将来の白内障の手術の際、全身麻酔にしなければならないことや、認知症に対応できる神経内科のベッド(私も泊まり込みできることも条件)の用意が必要だから。

 待たされている間、暇だったので、待合室内に置いてあった「アムスラーチャート」という網膜中心部の異常を調べるための図(黒い■に碁盤の目のように白い線が引かれてあり、真ん中に白い点が打ってある)を夫に見せて、片目ずつ見え方を確認してみた。

 すると、右目だけで見た時に、「左下のほうが見えず、真っ暗になっている」と言うではないか?
 「左目だけだと?」「左目は見える」と言う。

 え~ 本当 
 
 いよいよ二診目の医師の診察。
 「右目でアムスラーチャートを見ると、左下のほうが見えないと言っています」と医師に伝え、もう一度、アムスラーチャートを夫に見せて、見え方を確認すると、今度は「見えるよ」と言う。

 「えっ? 「さっき左下の方が見えない」って何度も言ってたじゃない?」

 う~ん、夫がどこまで正確に自分の目の見え方を説明できているのか分からず、歯がゆい。

 医師に「目の見え方を客観的に測る方法はないのですか?」と尋ねてみたが、網膜の断層画像は客観的に診る方法のひとつだけれども、視野がどの程度欠けているかというのは、本人の主観的な訴えでしかわからないのだそうだ。

 夫は定期的に「動的視野検査」と「静的視野検査」を受けてきているが、暗い部屋に入って行うこの検査中、夫は途中で眠くなって寝てしまったり、検査技師が光を出していない時にも、ボタンをプー、プー押したりしていて、認知症の夫が受けるこの検査によって、どこまで信頼できる結果が出るのか はなはだ疑問。

 この疑問を医師にぶつけると、1回1回の検査に多少の誤差があっても、ずっと推移を見ていると、およそのところが分かる・・・ということらしい。

 今日、夫の右目の眼圧は非接触眼圧計の計測で24だった。
 前回も右目の眼圧が高かったので、緑内障で視野が欠けてきている可能性もある。

 夫はもう10年近く前から、正常眼圧緑内障疑いで、眼圧を下げる目薬を点眼してきている。

 実は、アルツハイマー病の人は、正常眼圧緑内障になりやすいようだ。

 すなわち、アルツハイマー病の原因といわれているたんぱく質が目の網膜を破壊するため、正常眼圧緑内障を引き起こしている可能性がある

 そのため、アルツハイマー病の進行を抑制する薬を緑内障治療に応用しようという試みもされているのだそうだ。

 二診目の医師が、非接触眼圧計では、正確な眼圧が測れないからと、細隙灯顕微鏡についた眼圧計(ゴールドマン眼圧計)で、角膜に色素をつけてから、そこに眼圧計のチップを密着させて測定しましょう・・・と。

 夫は、これが大の苦手で、いつも一苦労。

 眼球に、眼圧計のチップが近づいてくると、耐えきれず、思わず、後ろに引いて逃げてしまう。
 そこで、私が、いつも後ろから夫の頭をぎゅっと押さえて、逃げないように支えているが、かつては、ムリにやった結果、夫は声を上げてオイオイ泣き出してしまったこともあった。

 私もこの眼圧検査をやったことがあるけれども、これは眼圧計のチップが近づいてくるのを見てしまうから怖いのであって、チップの先に視点を合わせずに、遠くにあるものをボッーと見ていると、何でもなく終わる。

 そこで、助手の人にお願いして、眼科においてある子供のための「ぬいぐるみ」 を持ってもらい、その を両目で見ているように言って、今日は何とか眼圧を測ることができた。

 夫に「痛かった?」と訊くと、「痛くない」。「ほら、何でもないでしょう?」

 ゴールドマン眼圧計で測ると右目は22だった。
 やはり眼圧が高いので、点眼薬の種類を変えることになった。

 また、夫の目は、そろそろ白内障手術をした方がよい状態になっている。
 だいぶ視力が落ちてきているのだ。
 それに、夫がしばしば経験する「錯視」は、白内障で目がよく見えていないということも原因のひとつかもしれない。

 だが、眼圧を測定するだけでも、夫にとっては大変な恐怖で、いつも、すったもんだ手こずるため、「白内障手術をするには、全身麻酔でなければムリですね」と医師から言い渡されている。

 たぶん、そうだろう。
 夫は、意識がある状態で、目をいじられるという恐怖に耐えられないだろう。
 全身麻酔の方が本人の精神的には楽だろう。

 けれども、肥大型心筋症による心不全もあるし、全身麻酔でやるのは負担では?・・・と躊躇する気持ちもある。

 しかも、誰もが、点眼麻酔で日帰り手術で比較的簡単にやれる手術治療が、認知症の夫が受ける場合は、全身麻酔になっちゃうんだから・・・う~ん、残念 

 このような躊躇があって、今までずっと決断できないできた。

 夫は認知症だから、最終的には、私が決断しなければならない。

 でも、万に一つのことがあったら、きっと私は「あの時、全身麻酔なんかで、ムリに白内障手術なんかしなければ良かった」と後悔するんじゃないか?

 夫に「どうする?」と訊くと、今日は「うん、もう手術する!」と言う。

 本当かね?

 前々回も、同じく「手術する!」と言ったのに、次の診察日には「怖いからやらない」って言ってたぞ。

 でも、もうそろそろ潮時かな。特に右目の方・・・見え方がよくないんだと思う。
 だから、夫も「手術する」と言うようになったのではないかな。

 もし、手術をする場合は、循環器科、他の内科の医師にコンサルトするように指示され、一応、手術に向けて準備をする方向になった。

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夫と2人暮らし。
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2人と猫2匹の家族です。

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