期日前投票に行ってきました

尻餅をついた転倒後、夫の様子に特に変わりはない。
腰椎を圧迫骨折していると、寝た状態から起こす時に一番痛みが出るのですが、朝、ベッドから夫を起こす時に、それほど大きな痛みは訴えない。
小さな痛みの訴えはありますが、これは以前からで、長時間同じ姿勢で寝ていることによって生じる痛みのようだ。(最近の夫は「寝返り」をしなくなった。「寝返り」ができなくなっているようで、歩行障害と同じように、脳の萎縮が進んだことによるのではないかと思う。)
コメントをいただいたアルバの会さんの奥様は、転倒後3~4日経ってから骨折に気づいたとのことですから、楽観はできないけれども・・・

今日は、夫と一緒に、衆議院議員選挙の期日前投票に行ってきた。
小規模多機能居宅介護の車で投票所まで送迎してもらった。
夫は、前回の都議選の時から、投票用紙に自分で書き入れる方法ではなく、投票所に控えている
「補助人」に書いてもらう「代理投票」にしている。
受付をする前に、期日前投票をする理由や、名前、生年月日などを書くのだが、「書けないので、代理投票をお願いします」と言うと、そのところから代理で書いてくれた。

前回の都議選の時は、夫は自分が以前から支持してきた候補者や政党を指さすことができていたが、ここ1~2ヶ月の急激な認知機能の低下によって、今日はもうそういうレベルではなくなっていた。

私が手話で投票前に、「投票したい人の名前を指し示せばいいんだよ」と夫に言っていると、選挙管理委員に制止された。
私が手話で話しかけたことによって、夫が耳が聞こえないということを補助人らは理解したようで、夫がなかなか指を指さないので、紙に何か書いて夫に示していた。
しかし、最近はデイサービスでも、筆談が通じないというコメントが頻繁に返って来ている状態。
私が手話で言っても、なかなか通じないのに、筆談ならなおさら通じないだろう。
日本は識字率が高いとは言え、世の中には読み書きができない人だっているし、さらに夫は耳も聞こえないから、音声でのやりとりもできない。
そういう人もいるのだから、投票所には、手話の使える補助人を配置して欲しいものだ・・・

とはいえ、仮に、私が手話で夫に、「投票したい候補者名や政党名を指さして」と伝えたとしても、現在の夫では、それさえもまともにできなかったのではないかと思う。

会場の外で、中の様子を見ていると、夫は、候補者名の書かれている紙の前で、人差し指をあげて、その指をふらふら動かしているが、特定の場所でとまらず、あちらこちらに指は動く。
そのため、補助人2人(2人で確認することになっているようだ)は、どれかわからず、結局、右端から順番に補助人が指さして、夫が頷くところで書こうと試みたようだ。
でも、それでも、何だかよくわからない感じ?
外から見ていたら、夫が、ある候補者の最初の一文字を手話で表すのが見えた。おそらくその候補者名を代理で書いてもらったと思う。補助人はたぶんその手話は理解しなかったと思うが・・

代理で書いてもらっても、投票用紙は、自分の手で投票箱に入れなければならないことになっているらしい。
小選挙区の投票用紙は、投票箱を近くまで持って来てもらって、なんとか入れられた。

最高裁の裁判官の国民審査は、辞めさせたい裁判官の名前の上に×をつける・・・これは、もっと難しかったのではないかと思う。

比例選挙の投票用紙を投票箱に入れようとしたが、きちんと中まで入らず、下に落ちずに、ひっかかっていた。それを補助人らは、夫自身の手できちんと投票用紙を下に落とすように伝えたかったのだが、うまく伝わらず、私もじれったくって、中に入って、夫に「ちゃんと入れるんだよ」と手話で言ってしまったが、夫はわけがわからず、また、投票用紙を自分の手に戻してしまった。私が再度「投票箱に入れるんだよ」と言うと、今度は、投票箱の入れ口の隣あたりに投票用紙を置いてしまった。選挙管理人?と思われる人が、「もう、いいですから」と、代わりにその置かれた投票用紙を入れてくれた。

なんだか、ずいぶん杓子定規じゃないか? 
投票用紙を投票箱に入れるだけなのに、こうまで厳格にやらないといけないのだろうか?
おそらく、手に障害があって、投票用紙を掴んで入れることができない人の場合は、代わりに入れてくれるはず。
夫は、投票箱に投票用紙を入れるということの意味が理解できていなかったと思うが、それだけではなく、脳の萎縮のために手指の巧緻性が落ちていて、あの細い投票穴に投票用紙を入れ込むことができなかったという面もあったと思う。

投票用紙を投票箱に入れられないでもたもたしているときに、私が思わず中に入っていった時に、夫の投票用紙に書かれている政党名が見えた。残念ながら、夫が長年支持してきた政党名ではない名前が書かれていた。
ちょっと残念だが、これも仕方がないことだ。

こんな状態で、意思表示ができたとは言えるのか?
こんな状態で、投票をする意味があるのか?

でも、国民の権利だから。
重い認知症の人もこの社会の構成員の一人として存在しているのだから、
簡単に棄権させたくない・・・
と思うのだ。

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また、転倒 (;д;)

今日は来客があった。
夫の教え子が遊びに来た。
3時間ほどお茶や珈琲を飲みながら、お菓子を食べながら、おしゃべりをした。
夫は、私たちが話すことは、よくわからなかったと思う。
私たちの話とは関係がない話をしながらも、なんとなく会話に加わっているふうではある。
でも、そのうち、お客さんが話しかけていても、相手の顔を見ていなかったり、トイレに立て続けに立ったり・・・そのトイレへ行くのも、足が動かなくて、大変で、その様をお客さんにお見せすることになった。
でも、二度目のトイレは何にも出なかった。
会話が続いていることに疲れてきて、それから逃れるためだったのかも・・・
その後、三人(と猫)の写真を撮って、お帰りになった。
帰り際、お客さんを2階のリビングから玄関先まで見送ろうとした。
その時、夫が「トイレに行く」と言うので、「ちょっと、待ってて。見送ったら、一緒にトイレに行くから」と言って、階下へお客さんと一緒に降りた。
そして、お客さんが玄関をドアを閉めたところで、バタン!という大きな音が2階で聞こえた。
慌てて2階へ上がってみると、夫が椅子に居ない。
トイレのドアの前あたりで、尻餅をついて起き上がれないでいた。

ああ! やっちまった!
ど~して、待っててくれないの?
 って言ったって、認知症だから、言っても忘れることはわかっているじゃない?!
あの時、お客さんを見送るよりも、トイレに行きたいと言っている夫を先にトイレの便座に座らせるまで、せめてそこまでやるべきだったのではないか?
でも、トイレの便座に座らせるまで、すごく時間がかかるんだよ~。
だから、帰ろうとするお客さんに気を遣って、お客さんを先に・・・と思ってしまった。

大丈夫? 痛い? どこか痛い?
2階のリビングは夫が転んでも衝撃が弱まるようにコルクマットを敷いているが、選りに選って夫が転んだところはドアを開け閉めする位置でコルクマットを敷いていないところだった。なんで~?

尻餅をついたままの夫をそのまま、トイレの中までひきずってきて、トイレの手すりに掴まらせて、立ち上がらせた。
それから、トイレの便座に座らせて、
「バカあ! どうして待っててくれないの? 一人じゃ歩けないでしょ!(と言っても仕方がない文句を、言わずには居られない私)。
 どこか痛い? どう? 背中は? お尻は?」
夫は、むにゃむにゃ言うが、要領を得ない。
前回の圧迫骨折は、自宅のリビングで尻餅をついて起こした。
えっ? この程度の尻餅で?と思うようなものだったけれども、圧迫骨折を起こした。
だから、今回も?
今のところは、それほど痛がってはいないが・・
う~ん、もし、圧迫骨折を起こしていたとしても、今までの経験からして、2~3日してから痛みが強くなって起き上がれなくなるというパターンだ。
夜になって、身体の右側への傾きが強くなっている。
今日は、椅子から立ち上がった時に、後方へ倒れやすい状態が続いていた。
転倒しないようにと注意してきたのに・・・
ほんのちょっとのことで、また、転倒してしまった。
もうちょっと、気をつければ良かった。
これくらいは大丈夫じゃない? という思いが落とし穴なのか?
ちょっとの間も目が離せない (;д;)

明日の朝、腰や背中の痛みがなく、夫が起きられますように。

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河口湖へ1泊旅行へ(3)

宿泊先のホテルの室内。
私は、夫に客室内ぐらいは歩いてもらうつもりでいた。
客室内ぐらいは、たぶん歩けるだろう・・・と。
ところが、思っていた以上に、夫は歩けなかったのだ。

自宅内では狭くて家具が歩くすぐ近くに置かれているので、
それらに手をついたり、つかまりながら、伝い歩きしながら、
私が手を引きながら歩かせている。
自宅では車椅子を動かすほどのスペースがないので、
イヤでも歩かせて連れて行っているのだ。

しかし、ホテルの客室内には余計な家具は置かれていない。
広々とした何もない空間が多い。
ベッドからトイレまでは5~6メートル?いや、もっとある。
夫の手を引いてトイレまで歩いて行き、座らせるのに四苦八苦。

トイレに手すりはついているけれども、
手すりのあるところまでの距離を、手引きしても歩いて行けないのだ。
結局、客室内でのトイレや風呂への移動は車椅子で・・・になった。
一定の広さの空間が広がるホテルの客室内は、逆に、うまく歩けないという結果に。

幸いユニバーサルデザインのホテルなので、
トイレも便器のすぐ側までも、
お風呂も浴槽のすぐ側までも、車椅子で入れる。
車椅子で自在に動けるのは便利だったけれども、
夫がこんなにも歩けなかったのか・・・
という現実を突きつけられることになり、
それなりにショックなことだった。

さて、夕食は部屋食にしてもらった。
このホテルでは、食事の形態も、希望に応じて、
一口大、きざみ食、極きざみ食、ミキサー食に展開してくれる。
ただし、展開食にすると一食あたり1080円別途かかる。
夫には、最初、一口大にしてもらおうかなと思ったが、
懐石料理なので、料理の一品一品の量は少なく小さいことが予想されたので、
普通食のままにして、念のため、キッチンばさみを持って行った。

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 一の膳・・・
 松茸の土瓶蒸しは美味しかったけれども、それ以外は精彩を欠いていました。

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 二の膳・・・お刺身と焼き物のお魚は美味しかった。バイ貝とエビは今一つ。
 野菜のシチューは、ホテルの名物とのことだが、食事の組み合わせとしては、ちょっといかがなものか?と思った。単独で美味しい物であっても、この中では生きてこない。余計だったと思う。
 ・・・と言いながらも、食べ物を残すことができない私なので、夫が食べられなかった野菜シチューとパン、銀杏蒸しまで、全部、私のお腹の中へ。

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 三の膳・・・和牛と野菜の朴葉味噌焼き、松茸ご飯、赤だし、香の物。
 ここで持って来たキッチンばさみの出番。
 和牛肉を夫が食べやすいように一口大に切った。
 このお肉は柔らかくて美味しかったけれども、サツマイモ、ズッキーニ、パプリカ、豆腐の朴葉味噌焼きは、なんだかな~?とい感じ。
 松茸ご飯は美味しかった。でも、残念ながら、夫は三の膳に来るまでに既にお腹いっぱいになっていて、ほんの一口二口食べただけ。和牛肉は8割がた食べさせ、赤だしも少しすすらせて、残りはですね、全部、私のお腹の中へ入りましたよ。久しぶりに、もうこれ以上は入らないというところまで食べました。

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 デザートは、ぶどうや栗をあしらったモンブラン。う~ん、まあまあ。
 食べ終わってからも、なぜかずっとチョコレートの味が舌に残っていた。
 お腹いっぱいの上に、さらに甘い味がずっと口の中に残るのはちょっと・・・

まあ、いろいろ文句を言う割には、
夫の残した分も含めて、全部、食べてしまう私だけど (*´ω`)┛。
翌日、大浴場の温泉に入った時に体重計に乗ったら、前日よりも1キロ体重が増えていた。

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翌朝、朝食バイキングは、午前7時~8時半まで。
夫が朝食に間に合うように起きられるか心配した。

明け方起きて窓の外を見たら、あたり一面まっしろで濃い霧がかかっていて富士山は見えず、「今日は曇りかぁ、残念!」と思った。
けれども、午前7時頃に夫が目覚めたときには、霧も綺麗に晴れて、富士山が目の前に見えた。
さっそく、夫を、富士山の見える浴室に連れて行き、朝風呂に入れた。
「ほら、富士山だよ~」と指さすと(指ささないと富士山にも気づかないのだ)、「ほぉ~」と見ていたが、わかったのかな?
浴槽に入るとき、夫はまた怖がっていたが、なんとか無事入れる事ができた。

朝食後、夫はベッドでまた一眠り。
その間に、私は大浴場へ行き、また、一風呂浴びる。
午前11時までにチェックアウトすることになっているが、
午前10時半にはフロントへ行きチェックアウト。
河口湖駅まで車で送ってもらうのだが、送り時間が決まっていて、次は10時45分。
その際に、迎えのマイクロバスの乗り降りに苦労したので、送りは福祉車両を希望すると、
「申し訳ありません。故障して、2週間修理に出してしまって、ご用意できないのです。
 代わりに車高が低い車をご用意しますが、そうでなれば、介護タクシーなどをお呼びいただくか・・ですが。」
 な~んだ、よりによって、ついてないなあ! 
 10月下旬にならないと、その車両は戻ってこない
とか。
 まあ、じゃあ、車高が低い車でいいですよ。

 河口湖駅までは5分ほどで到着。
 この後は、まっすぐ帰る。
 夫は、チェックアウトで車を待っている間にも、車椅子に座ったまま傾眠しているし、疲れているようだし。
 それに、車もない私たちが、他の観光施設に移動するのも、巡回の観光バスに乗ったり、タクシーに乗ったりしなければならないけれども、そこまでのパワーはない。それに「ただ見るだけの観光施設」に、夫が興味を示すことはないからね。
 帰りは、電車で帰ることも考え調べてみたけれども、電車だと3時間かかるし、料金も高い。
 やはり高速バスのほうがいったん乗ってしまったら楽だし、安いし・・・
 帰りの高速バスのチケットは買っていなかったので、河口湖駅で、長い列に並んで買うことになった。う~ん、今後は、往復でチケットを買っておいたほうがいいな。
 11時10分のバスは、一番前の席はとれなかった。
 バスに乗る前に、夫をトイレに連れて行っておきたいし・・・
 11時50分のバスは、河口湖駅発で一番前の席も空いている。
 だいぶ待つことになるけれども、トイレに行ったりしてたら、あっという間だろうから、そうしよう。

 その後、出発までに2回、多機能トイレに夫を連れていったけれども、
2回ともまった何も出なかった~。
 う~ん、大丈夫かぁ? 大丈夫じゃないよなぁ。
 まあ、リハパン履いているから、なんとかなるな。

 帰りの高速バスも渋滞に巻き込まれることもなく、予定時刻どおりにバスタ新宿に到着。
 バスタ新宿で、さっそく多機能トイレへ。
 あ~、やっぱりね。パッドを取り替えだぁ。
 高速バスが到着した3階からタクシーにも乗れる。
 でも、まあ、まだ午後2時ぐらいだし、頑張って、節約するために、路線バスで帰るかなあ。
 バスタ新宿から新宿西口のバスターミナルまで、リュックを背負い、呼吸器のバッグを車椅子にかけ、夫を車椅子に乗せてゴロゴロ押して移動。
 午後3時前には自宅に無事戻った。

 玄関のドアの鍵をガチャガチャやっていると、猫のモカがドドド~っと階段を下りてきて、ニャ~とお出迎え。

 お疲れ様でした。天気に恵まれた1泊2日でした。
 私は、河口湖での夜、これからのことをいろいろ考えていたら、目が冴えてしまって眠れず、そのため夜中に3回も部屋の温泉に浸かっていました。

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河口湖へ1泊旅行へ(2)

河口湖遊覧船アンソレイユ号は、船着き場へ下りる橋桁はスロープになってはいるが、傾斜角度がかなりきつい。
そのため、スタッフが「傾斜がかなりきついので、ボクが車椅子を押しましょうか?」と声を掛けてくれたので、お願いすることにした。
スタッフが後ろ向きに車椅子をゆっくりおろしてくれたので助かった。
他にも1名、車椅子の方が乗船していた。

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船室は階段を登ったところにあるので、車椅子の場合、テントの張られた後方デッキに乗ることになる。後方デッキはこんな感じ↑

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よく晴れていたので、富士山がきれいに見えた。
右側に見える建物が、私たちの宿、富士レークホテル(創業は昭和7年)。
心地よい湖の風を感じながら、河口湖を遊覧した(約20分)。

遊覧船の船着き場からホテルまでは徒歩10分もかからない。
お腹が減ったので、途中にあったコンビニで、おにぎりと野菜ジュースを買った。
ベンチも見当たらなかったので、遊歩道のようなところで、夫は車椅子に乗ったまま、私は植え込みの縁石に腰掛けて、おにぎりを食べ、ジュースを飲んで腹を満たして、ホテルへ向かった。
ちょうどチェックイン時刻の午後2時くらいになっていた。

ラウンジで、ウエルカムドリンクのふどうジュースをいただいた。

部屋の窓のカーテンを開けると富士山が・・・
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ホテルの貸し出し備品から借りたもの:
 ベッドに敷く防水シーツ(水色のもの)
 床置きの立ち上がり補助手すり

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 なお、この部屋のベッドは電動リクライニング付き。
 ただし、ベッドの高さの昇降はできないタイプ。
 別にあるバリアフリー室だと、高さの調整もできる電動ベッドになる。

 それから、トイレにはもちろん手すりがついているが、そのトイレには、紙オムツを捨てる専用のゴミ箱を置いてもらった。「おしめ王子」というネーミングらしい・・↓
 こういうゴミ箱は初めて利用したわ~。

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富士山を眺めながら入れる部屋のお風呂 ↓

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でも、夫をこのお風呂に入れるのは、苦労したわ。
夫は、自宅のお風呂はまたいで入っているが、
この陶器製のお風呂は、自宅のものより何センチか高く、またいで入ることはできなかった。
またいで入るためには、手すりか何か掴まるところが必要なのだ。
普通は、この陶器の風呂の縁に手を置いて、またいで入るのだろうが、ちょっと幅もあるので、夫は向こう側の縁まで手を伸ばすことができない。
そこで、両サイドについている木製の台に腰を掛けて、それから、足を片方ずつ浴槽に入れるという方法で入った。
でも、それも、浴槽の縁のでっぱりが邪魔して、足を浴槽に入れてからも、でっぱった縁をお尻が越えるのが難しくって・・・
このホテルでは、浴槽の出入り用の台も貸し出しているので、それを借りるべきだったかも。
浴槽に取り付け可能な手すりも貸し出しているのだが、この陶器製の浴槽には取り付けることができなかったのだ。他の部屋の木製の浴槽には取り付けることができるのだった。
また、お風呂用の車椅子も貸し出しているのだが、今回は借りなかった。
でも、夫は、私が想像していた以上に動けなかったので、風呂用車椅子(ゴロゴロ動かせる)も借りたほうが楽だったと思う。今回はシャワーチェアだけしか借りなかった。
浴槽内に敷く滑り止めは備え付けになっている。
また、この浴槽、夫が入るにはサイズが大きすぎた。
夫は、浴槽に入るときに「怖い、怖い」と言っていた。
他の部屋についている小さいサイズの浴槽の方が、足がしっかりと固定されて安心感があると思う。
再び来る機会があったら、小さいサイズの浴槽のある部屋にしようと思う。

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いろいろ困難はあったけれども、この富士山の見えるお風呂に、到着時と翌朝と合計2回、夫を入ることができた。
私? このお風呂には5回入ったかな? 男女入れ替えの大浴場にもそれぞれ1回ずつ入ったし。

つづく・・・

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河口湖へ1泊旅行へ(1)

夫を連れて、また、温泉に行きたい。
6月に予定していた温泉旅行は、その数日前から体調を崩して、キャンセル。その後、左下肢の動脈閉塞で入院した。
8月に予定していた温泉旅行も、これまた、数日前に転倒して頭を打ち、旅行どころではなくなり、これまた断念。
そして、今回、夫の歩行障害はひどいけれども、今ならなんとか旅行へ行けるのではないか?、行きたい! 

ネットで、夫と私で泊まれるような候補の宿が予約できるか検索。 
そして、天気予報を確認。
先の予定のほうが、私の都合はよいが、天気は悪そうだ。
2日先は、私の予定が入っているけれども、天気は良さそうだ。
私の予定は変更してもよい。思い立った時が吉日。
夫の体調は変化しやすいのだ。行けるときに行かなくてどうする!
バリアフリーの宿として有名な(?)富士レークホテルの富士山の見える側の部屋を予約。
夫は一人で大浴場を利用できないので、客室内に温泉付きは必須だ。

次は足を確保しないと。
新宿(バスタ新宿)から高速バスで河口湖まで2時間だ。
高速バスは、車椅子のままでは乗り込めない。
車椅子は折りたたんで、他の荷物などと一緒にバスに積み込む。
夫は、今ならぎりぎりバスのステップを何とか上がれそうだ。
どの席にするか?
高速バスは最後尾にトイレがついているタイプ。
トイレの近くにしようかな?
いやいや、夫は今「すくみ足」があるので、後ろまで細い通路を進むのはとても大変だ。
リハパンを履いているし、2時間だから、きっと大丈夫。
最前列の席を予約した。
夫は身体障害者手帳1種2級を持っているので、障害者と介護者割引で片道合計1760円也。

さて、当日の朝、夫は早めに起きることができた。
さあ、がんばって(?)、お通じだ!
バスに乗る前に済ましておきたい。
朝食後、上手い具合に第一弾が出た。

荷物はリュック1つを私が背負い、呼吸器のバッグは夫の車椅子の後ろにかけ、夫の小さなセカンドバッグは車椅子に乗った夫の首からかけて膝へ。
夫が、朝早く起きられたので、バスの出発時刻より1時間半前に自宅を出られそうだ。
当初はタクシーでと思ったが、時間に余裕があるようだから、地下鉄で行こう。
ところが、ところが・・・
新宿西口駅で降りると、駅の係員さんが寄ってきて、
「今、エレベーターは工事中ですので、使えません」
「えぇ?」
「車椅子の昇降機というのがあるのですが・・・」
「はい、知っています。それでお願いします。」
「でも、あの~、45分ぐらいかかってしまいます。」
「えぇ~? それは困ります。間に合いません。」
「あの、失礼ですが、立つことはできますか? 支えますので、車椅子も私たちが持ちますので、エスカレーターでどうでしょう?」
「支えれば、立てます。それでお願いします!」
こうして、駅員と私と二人で夫の両脇を支えてエスカレーターへ。
現在の夫は「すくみ足」があるので、乗るとき、下りる時が怖い。
でも、二人で両脇を支えるのであれば大丈夫。
その後ろから、車椅子を運ぶ駅員がもう一人。
なんとか、無事、上まであがることができた。
そこから、もう一度地上行きのエレベーターに乗り、地上へ。
新宿西口の雑踏の中、選挙の街頭演説会が始まるようで、
その人混みをかき分け、バスタ新宿(高速バスターミナル)まで、夫の車椅子を押して走る羽目に。
バスタ新宿を利用するのも初めてだし、ちゃんと時間までに行けるのか~?

バスタ新宿のビルの4階までエレベーターで上がる。
まずは、電話で予約したチケットを買わなければ。
車椅子で行ったら、係員が、すぐに窓口へ案内してくれた。
障害者手帳を提示して、料金を支払う。
乗り口は? チケット売り場のすぐ目の前だった。
さて、まだ、20分ぐらい時間がある。
夫をトイレに連れて行かないと~。
多機能トイレへ。
使用中。しばし待つが出てこない。
もう一つ、少し離れた場所に多機能トイレがある。
そこまで車椅子を押して走る。
ところが、こちらも使用中。
しかたがない。そこでしばらく待っていると、
大きなキャリーバッグを持った男性が出てきた。
荷物ごとトイレに入るために入っていたんじゃないか?
と勘ぐりたくなるが、う~ん、オストメイトの人かもしれないしね。
オストメイトの人は、外見からはそうとは分からないから、多機能トイレを使って出てくると、待っていた人に白い目で見られると言って、嘆いていたからなぁ。
ま、とにかく、夫を何とか多機能トイレに座らせることができた。
万歳! なんと2回目のお通じがありました!!
よかった~。このまま高速バスに乗って2時間だもの。
ここで出しておけば安心だ!

バスが来た。
最初に乗車させてもらう。
高速バスのステップは結構高い。
最初の一段を上るために、小さな踏み台を用意してくれたが、
その後は、自力で上らないといけない。
夫と一緒にステップを上る。
全部上りきって、すぐそこが座席なのだが、
その座席に入るために、足を動かすことができない夫。
しばらく根が生えたように動かず、私も焦る。
乗務員さんも心配したように、「大丈夫ですかぁ?」
なんとか、ぐっとひっぱって、座席の中に引き入れた。
車内がまだ薄暗かったから、怖かったのだろうか?

私たちが乗車する間、他の乗客は乗り込むのを待たされていた。
無事、定刻に出発。
車内で聞こえるのは、フランス語、中国語、英語、○○語、etc.
日本語はほとんど聞こえない。私たちも手話だしね。
トイレ付きの高速バスなので、終点の河口湖まで休憩なしで走る。
乗車中の夫は、眠るのかと思ったら、意外と目を開けて起きていた。
一度だけ座席から立ち上がろうとしたことがあったけれども、ちょっと制したら、おとなしく座っていた。
ただ、足下の床に打ち付けてある金属製のプレートが、何かに見えるのか、何度もかがんで手を伸ばして、それを掴もうとする。床に打ち付けてあるものなので、「汚いから触らないで」と私も何度も制することになった。(日常生活でも、歯磨きや洗面中に、手を伸ばして置かれているゴミ箱やその他、諸々のものに手を伸ばして触ろうとする。たいていが、触って欲しくないものばかりに手を伸ばすので、そのたびに制することになる。夫は制されると、おとなしく引き下がってくれるが・・)

平日だったせいか、渋滞に巻き込まれることもなく、ほぼ予定通りの時間に河口湖に到着。
乗客が全員バスから降りたあと、私たちはゆっくり降りることにした。
「さあ、降りますよ。」と夫に言うと、
「どうぞ・・・ボクはいいから。」
って、降りないわけにはいかないのだよ!
立たせようとするが、梃子でも動かないふう。
何度か立たせようとズボンのゴムのところをぎゅっとつかんで上に上げると、ようやく立ち上がってくれた。
はあ・・・( ノД`) 疲れます。

河口湖の停留所に着いたところで、ホテルに電話をして、迎えの車を頼んだ。
そして、迎車が来るまでの間に、河口湖駅の多機能トイレに入り、夫のパッドを交換。
トイレから出て、ホテルの迎車の止まるところに行くと、既に迎車が待っていた。
このホテルには、車椅子ごと乗れる車両はないようだが、椅子が車の横にスライドして乗れるタイプの車があることを知っていたが、ま、高速バスに乗れるのであれば、普通のマイクロバスでも乗れるかなと考えて、「普通のでいいですよ」と言っておいた。

ところが、実際に乗ろうとすると、乗車するのに一苦労。
車高が高いところは、ドライバーが手を貸してくれて乗せられたが、その後、車内で少し足を動かして座席に座らせねばならないのだが、車の天井が低くて中腰で移動せねばならず、夫は天井に頭をぶつけてしまったし、なかなか腰を下ろして座るという動作ができず、苦労した。
また、ホテルにチェックインするには時間が早かったので、ホテルへ行く途中にある遊覧船乗り場で下ろしてもらうことにした(荷物だけ先にホテルへ運んでもらった)が、下りる時もまた座席からなかなか立ち上がれず、四苦八苦してようやく車から降ろした。
はあ、(ノ_<) いろいろなことができなくなっているということを思い知らされる。

河口湖の遊覧船アンソレイユ号の乗船チケット(障害者5割引き、介護者は2割引き)を買い、出発時刻まで少し時間があったので、少し何かお腹に入れよう。
実は昼ご飯をまだ食べていない。今夜はご馳走をたくさん食べる予定だから、昼ご飯は軽めにするつもりとは言え、さすがにお腹が減る。
何か適当な食べ物を売っていないかなあ?
見ると、チーズケーキガーデンとかというお店があったので入ってみた。
そこでカマンベールチーズどら焼きを2個買い、夫と1個ずつ食べた。
ふと、見ると、夫が自分の親指を口の中に入れてしゃぶっていたので、衝撃を受けた。
食べている最中、はみ出したチーズが手についたのだろうか?
それにしても、これはちょっと・・・幼児がやるような仕草だよ~。
やはり幼児レベルにまでなっているということなんだろうな。
ティシューペーパーで夫の手を拭いてやった。

そろそろ乗船時間だから、船着き場へ行こう。

・・・つづく


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アワキビ

Author:アワキビ
夫と2人暮らし。
子どもはいません。
2人と猫2匹の家族です。

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