歩こう~、歩こう~、私は元気~!

昼食後、私がのんびり読み物を読んでいたら、
例によって、夫は「自分の居場所がない感じ」にとらわれ?
そわそわ落ち着きがなくなってきました。
私が、そんなことにお構いなく読み物に集中していると、
夫は部屋着の上に、もう一枚着込んでいます。
そのうち、階段を下りて、玄関のドアを開ける音が・・・。
あ、これは、追いかけねば・・・
慌てて階下に降りてドアを開けると、夫の後ろ姿が見えました。

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(玄関先に咲くケマンソウ。タイツリソウとも言うらしい)

介護用のズボンのまま、素足にサンダル。
手にはデイサービスの時に持って行くトートバッグ。
中にはデイの連絡帳が入ったままで、さらに、
ティシューペーパーの箱まで入っている。
ちょうどケマンソウの前あたりで夫を確保。
「ちょっと、ちょっと、そんな格好で外へ出ないでね!」

こういう時は、いくら説得しても無駄。一緒に外出するしかありません。
でも、この服装ではダメだ。リハパンの替え等も持ってでなければ。
夫を家の中に連れ戻し、
「そんな寝間着のまま、外出しないでよ~。ちゃんと着替えてからね」。

夫が外へ行こうとするのは、元気な証拠。
今年の1月頃は、昼間もほとんど一日中傾眠していました。
それに比べたら、夫の体調がよくなっていることを喜ぶべき、ですね。

夫には両手にウォーキングポールを持たせます
私は替えのリハパン等の入ったリュックサックを背負い、さらに夫の肩掛け鞄も斜めに掛けました。
(夫は平衡感覚が障害されているので、肩掛け鞄も、体勢が不安定になるので、持たせないようにしています。)
夫には自分のペースで歩かせ、私は夫の斜め後ろぐらいから夫の上着をそっとつかんで側を歩きます。

目的地は、障害者施設の1階にあるカフェレストラン。
(知的障害者の就労継続B型事業所なんだそうです。)
そこは夫の歩行リハビリにぴったりの距離、位置なのです。
我が家からバス停まで夫の足で15分(普通は5分)、
そこからバスに乗って目的地のバス停まで2つ目で下り、
そのバス停からカフェまで、夫の足で10分(普通は3分)。
それになんと言ってもトイレが障害者対応だから安心です。\(^o^)/
 夫を介助するために一緒に入れるトイレがないとね。


 チョコバナナパフェは、私のお腹の中に収まりました。

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 夫はクリームあんみつです。
 ここのデザート、美味しくて量もたっぷり、お得です。
 デザートとセットのホットコーヒーはおかわり自由です。

夫はトイレが近いのです。
最低1時間に1回は行かないとなりません。
今日はカフェ滞在中に、トイレに2回行きました。
カフェ内のトイレに座らせると、案の定、お通じもありましたよ (*^_^*)
夫は一日のうちにお通じが2回も3回もあるので、外出する時は、いつ、どこでするのか、そのタイミングをはかるのに苦心します。

昨年は車椅子で出掛けることが多かったけれども、
今年は夫に歩いてもらうことを目的にした外出が増えました。
つまりは近場が多くなったということですが・・・

認知症が進むと、歩行障害が出てきます
夫は3年ぐらい前から歩行障害が出てきて、どんどん歩けなくなり、車椅子が必要になりました。
 歩いていても、
  どこへ行こうとしているのか、
  何のために歩いているのか、
  どこを歩いているのか、
 さっぱりわからなくなった夫は亀の歩みだ。
  視野も狭くなっている上に、
  耳も聞こえない。
  何度も通っている道も夫にとっては初めての道。
  周りの状況を把握しようと、一所懸命、振り返って見回す。
  そのたびによろけて転倒しそうになる。
目で周りの状況を見ながらも、足は前に動かす、という2つのことを同時に進めることが難しいのです。
でも、歩行が大変そうだから可愛そうと言って歩かせないと、どんどん歩けなくなってしまいます。
とてもゆっくりとしか歩けないので、有酸素運動にはならないかもしれないけれども。
こんな小さな歩みでも、積み重ねていると、歩くことに馴れてきているように感じます。

1年のうち外を歩くのに適する時期はごくわずかしかありません。
あともう少しすれば、梅雨に入ります。
夏になれば、炎天下を亀の歩みで歩くのは危険です。
涼しくなれば、また少しの間、歩けるようになりますが、すぐに寒くなって、外を歩けなくなってしまいます

だから、気候のよい今の時期、できるだけ外を歩かせるようにしたいと思います。

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『わすれな草』を、あなたに

今日の東京は寒くもなく、暑くもなく、晴れていてお出かけ日和。
夫を車椅子に乗せて、渋谷へ映画を見に行きました。
東京に住んではいるが、渋谷なんて、とんと縁がない。
なんか異邦人であるかのような居心地の悪さを感じるから。
でも、見たい映画が、渋谷でしかやっていない。

夫が珍しく早起きできたので(と言っても、午前7時頃)、
午前10時30分開始の回を見よう。
外出する前には、とにかく、トイレ、トイレ。
本日2回目のお通じ、よし!
午前9時、いざ、玄関に出てから、夫の鞄の中を確認。
あれ? 障害者手帳が入っていないじゃない!
お出かけの際には、障害者手帳の携帯が必須だよ。
電車やバスに乗るのでも、映画を見るのでも、障害者割引を受けるのには、手帳がないと。
あぁ、どこへやったのだ? 急いでいるのに、間に合わなくなっちゃう~。
急いで家の中に入って、障害者手帳のありかを探す。
え~、どこだ? 
ふと、夫が一昨日ぐらいまで夫が来ていた袖無しのダウンジャケットが目に入る。
ポケットに手をやると、四角い堅い物が・・・・
あったぁ。バスに乗るときに、障害者手帳を見せて、そのままポケットに入れてしまったらしい。

なんとか10時ちょっと過ぎに渋谷のユーロスペースへ。
あらかじめネットで、1階に車椅子用トイレがあることを確認しておいた。
さっそくトイレへ行って、座らせる。
・・・と、スルスル~と本日3回目のお通じあり!
やったぁ!  良かったぁ。ここで座らせておいて正解だ。
小のほうだったら、リハパンがはいているから何となるけど、
なんと言っても大のほうはねぇ~。
映画鑑賞中に中座はしたくないからねぇ。
私たちが車椅子で到着すると、通常は10分前に開場のところ、
係の人が20分前に会場に入れてくれた。
平日の午前中のせいだからだろうか、
観客は私たちを入れても10人ぐらい・・・
宣伝が足りないのかなあ・・・

見たのはドイツのドキュメンタリー映画『わすれな草』
原題: Vergiss mein nicht (Forget me not)
forgetmenot.jpg 
 ★注意 以下ネタバレあり。

68歳頃から記憶障害が顕著になり、その3年後にアルツハイマーと診断された母グレーテル。
そんな母を父マルテが介護してきたが、だんだん介護が大変になってきたということで、母が73歳頃から、長男(本作の映画監督)が両親と同居して母の介護を担いながら、撮影クルーも両親宅に泊まり込んで間近に撮影していく。
両親は、日本で言えば60年安保世代・・いやもっと後の全共闘世代かな?そういう時代の左翼活動家カップルのような感じ。
夫は大学で数学を教え、妻は言語学を専攻しその方面の仕事をしながら、二人とも左翼政治活動にコミットしてきて、日本で言う公安警察にもマークされていた・・・とかを、認知症になった母を理解し介護する手助けになるかもと、知らなかった母や両親の過去のことを息子が調べていく。
それに両親は、自由恋愛を標榜し、結婚しながらも、お互いに恋人を持って・・・・表面的には平静を装いながら、そのことにずっと苦しんでいた母・・・父はまったくそのことを知らないまま来てしまった・・・とかね。
いわゆる知識人カップルなんだけど、妻が認知症になったことをきっかけに、少しずつ寄り添い合っていくんですよねぇ。
夫の実母が94歳だったかで、まだ健在で、老人ホームで暮らしている。その実母が、自分の息子が妻の介護にかかりきりになり、犠牲になっているんじゃないかと心配して、「施設に入れた方がいい」と勧めたり・・・
体調を崩したグレーテルを施設に入れたら、離れて暮らしている娘が会いに来て、「全然聞いてなかった。大ショック。家で見れるはずよ~」とか言っている。
何を言っているの? 認知症になった母と父がどんな暮らしをしているのかを今まで関心を持たずに来て、介護も担っていないのに・・・・何を今更・・・・
と思いながらも、私は自分自身が、両親宅がゴミ屋敷状態になっているのを知りながら、母からSOSを言ってくるまで、積極的にかかわろうとしていなかった自分の姿を重ねて見た。

で、結局、施設から、自宅に戻すんですよね。
それで、ドイツらしいと思ったのは、外国人労働者(リトアニア)から来た介護人を雇って、在宅でめんどうを見ることにした。
このリトアニアからの外国人の介護人、言葉が流暢ではないですよね。単純な言葉だけれども「愛している」とかそういった言葉とやさしさをグレーテルに投げかけて、それがいい影響を及ぼしたのか、グレーテルが、夫マルテに「あいている」と言ったと。それまで、二人は「愛している」なんて言い合うようなカップルではなかったのに・・・

上記は、まあ、私が見て理解した映画の内容なので、違う解釈かもしれないけれども、それは各自でご覧になっていただければと思います。

それにしても、外国人の介護人、言葉は流暢ではないけれども、認知症の方とのコミュニケーション、意外と上手なんです。言葉が流暢に使えない分、言葉だけに頼らず、気持ちを伝えようという、そういうところがきっと認知症の人の心に響いているんだと思う。

実際夫の通っている小規模多機能デイでの様子を見ていて、最近、強く感じたのです。
フィリピン人(ご主人が日本人)のスタッフが居るのですが、日本人のスタッフよりも、声かけが上手ですばらしいんです。
私と同年代ぐらいの若年性認知症(たぶんPSPの類いのようです)の方がいらっしゃるのですが、座位は保てますが、一人で立ち上がったりできません。手引き歩行で何とか歩かせることができます。食事も全面介助が必要です。そして、ほとんどの時間、目を半分つぶるようにして、低い声で何かをずっとつぶやいていますが何を言っているのかはよくわかりません。けれども、周りがしゃべっていることはわかるようです。
そのフィリピン人のスタッフさんは、彼女の歯磨き介助をする時、明るく楽しそうに彼女に話しかけ、冗談を言ったりしています。歯磨きを終えて、そのフィリピン人のスタッフさんの手引きでソファまで戻ってきた時、いつもは苦しそうに半眼でぶつぶ低い声でつぶやき続けている彼女が、すごく楽しそうにニコニコ笑っているのを初めて見て、私はびっくりしました。
彼女、笑うんだ! あんなに嬉しそうに、楽しそうに、笑うんだ!
フィリピン人のスタッフが、自分に対して、やさしく楽しそうにしゃべりかけてくれていることに反応して、あんなに嬉しそうに笑った。
ああああ・・・彼女が、いつも何を言っているかわからなくって、動けないし、なんだか、何にもわからない人のような気がして、コミュニケーションがとれないような気がして、ちゃんと彼女に向かって話しかけていなかったんじゃないかな。

Forget me not.  「私のことを忘れないで」
この言葉は認知症になってしまった人に対して、「私のことを忘れないでね」と言う言葉ではないんだ。
認知症になってしまった人が、「私という人間がここに居るということ、あなたの同じ感情を持ち、いろいろな思いを持って生きている「私」がここに居ることを、忘れないでね」という言葉なのだ。

『わすれな草』現在、渋谷・ユーロスペースにてロードショー
その後、全国順次上映。
 北海道:シアターキノ、宮城:フォーラム仙台、神奈川:シネマ・ジャック&ベティ
 愛知:名古屋シネマテーク、大阪:シネ・リーブル梅田 京都:京都シネマ
 問い合わせ先:ノーム(配給)Tel   03-5919-1542
                                           Mail     g-info@gnome15.com


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やはり「遺産分割協議書」を作成した方が無難らしい

今日、税理士から電話があった。
先日、夫の実家の借地権を義妹に譲渡する問題で相談に行った税理士だ。

あの後、税理士が調べた結果、
亡義母名義のままになっている未分割の不動産(借地権)について、
夫が自分の相続分を義妹に譲渡する方法には2つのリスクがあるとのことだった。

1つは、税務署が、「相続分の譲渡」ではなく、義妹への「贈与」と認定する可能性は低いかも知れないけれども、ないとは言えない。
つまり、「相続分の譲渡」は、義母名義の不動産だけではなく、預貯金を含めて義母の遺産すべてにわたって行わねばならないというもの。
夫は、義母が亡くなった時に、義母の預貯金などはいっさいもらっていないが、亡くなって時間が経っていないうちに行っていたら問題がないが、義母が亡くなったのは既に20年も前のことである。
もし、税務署が、「相続分の譲渡」ではなく「贈与」の可能性があるのではないか?と疑われた場合、義母の不動産以外の遺産(具体的には預貯金)を夫が「もらっていない」と証明することは難しい。
「相続分の譲渡」であれば、税金がかからないが、「贈与」と見なされてしまうと、贈与税がかかってくる恐れがある。
しかし、遺産分割協議書を作成して、夫の取り分をゼロとした場合は、「贈与」と見なされる可能性はない。
したがって、リスクをとらないためには、亡義母名義の不動産についても、遺産分割協議書を作成することが望ましい。

2つめは、地主との関係だ。
借家の持ち分を第三者へ譲渡した時には、地主に「譲渡承諾料」を支払わねばならない。
相続人間の譲渡であっても、地主が「譲渡承諾料」を請求してくる可能性がないとは言えない。
地主には「譲渡承諾料」を請求する権利がある。
兄弟姉妹間で未分割の部分を遺産分割協議をした後は、最終的には、
1.借地権を第三者に売却するか
2.第三者に借地権だけでなく、地主の持っている底地も含めて買い取ってもらうか
3.地主に借地権を買い取ってもらうか
のいずれかになるだろうが、借地権を第三者に売却する場合は、地主に「譲渡承諾料」を支払わねばならない。下手をすると、夫から義妹への譲渡の分と二重に支払わされることがないとはいえない、
ということだった。

・・・・
なかなか難しいなあ~。
いずれにしても、夫から義妹が贈与や譲渡を受けるにしても、義妹は一定程度の税金や承諾料、その他諸々の費用を支払わなければならないことは間違いない。
いろいろ費用をかけて名義を移しても、最終的に「借地権の売却」がうまくいかなかった場合は、費用のかけ損になってしまう。「所有権」ではなく「借地権」の売却だから、地主の意向次第という面があるのだ。

ただ、このままずるずる行くと、実家に住んでいる(認知症を発症している)義妹が困ることになる。
今のうちに借地権を売却して現金に換えておくことがベストだ。
7月に亡義弟の一周忌がある。
そのときに、亡義母の持ち分についての「遺産分割協議の話」と、「借地権の売却の話」を、兄弟姉妹間でやるという話になっている。
今日の税理士からの電話を踏まえ、「相続分の譲渡」ではなく、やはり「遺産分割協議書を作成する」方向でまとめなければならない。
夫が名前を書けるうちに、早めに進められるようにしたい。
夫が、兄として妹のためにできることを、きちんと履行できますように!

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夫の実家の借地権処分問題

夫の実家は、借地上に義父名義の建物を建てた。
その後、義父が死亡した際に、義母と兄弟姉妹で共有する形での登記を経た。
義母が死亡した時には、何の手続きもとることなく、現在も義母名義が残っている。

実家の建物には、現在、末の義妹が内縁の夫と住んでいる。
 内縁である事情は詳しくは知らない。
 おそらくはそれぞれに子供があるので、相続関係でもめたくないからではないか。
 兄弟姉妹間では、義妹の夫として認知されており、互いの族の冠婚葬祭には配偶者として出席している。

その義妹、現在74歳、認知症を発症している。
うちの夫とほぼ同年齢頃の発症だと思う。
夫と末の義妹は両親から似た性質(体質、素因)を受け継いだのだろう。
そうすると、妹の認知症は、夫の辿った経過から、およそ予測できると思う。
そろそろ調理などは一人で任せることが難しくなってくるだろう。
サポートがあれば、結構、まだ大丈夫。
おそらくは80歳ぐらいまでは元気に在宅で暮らせるだろう。
80歳を超えてから、在宅介護が難しくなってくるかもしれない。
義妹のパートナーは、義妹よりも年齢が上であるし、
もともと家事や子供や人のお世話などをやった経験がないか、少ない男性が、認知症になった妻を介護するということは、並大抵のことではない。
内縁関係だから、法的安定性も低いので、場合によっては、認知症になった内縁の妻を捨てて(?)どこかへ行ってしまわないとも限らない。
義妹のパートナーはかなり良い人なので、きっとそうはならないとは思うが、世の中に絶対ということはないし・・・
いずれにしても、在宅で義妹のめんどうを内縁の夫が見ていくのは(例えば、下の世話などができるのか?)、デイサービスを利用したとしても現実的ではないように思う。
もちろん、認知症になった妻を献身的に介護している男性介護者をたくさん知っているけれども、どちらかというと若年の方々で、超高齢者に属する老老介護となると話は別という気がする。
夫婦のあり方や価値観も、育ってきた世代によって違う。
ムリをして抱え込んでしまって、ネグレクトや虐待などになったりしないように、一定の時期にグループホーム等を利用するのが良いような気がする。
これは、義妹とは言え、他人の家庭のことだから、まったくの私の予想でしかない。
義妹には一人娘がいるので、一人娘が中心になって考えていけばよいと思うけれどもね。

でも、グループホームを利用するという段階になった時に、
今のままだとお金が不足する見通しなのだ。
義妹の年金は月額5万円。
内縁の夫の年金があるから、今はやりくりできている。
義妹はある程度の預金をしているようだが、それでも、グループホームで暮らすようになれば、数年で底をつくと思う。
万一、内縁の夫が先に逝くようなことがあれば(ごめんなさい、内縁の夫さん。でも、シビアに見通しを立てていかねばならないのでね)、生計を一つにしている内縁の妻は遺族厚生年金を受け取れるので、それがあるとすごく助かると思う。
けれども、グループホームへの入所をきっかけに、内縁関係の解消がないとは保証できないような気がする。

まあ、そんないろいろな背景事情と、兄弟姉妹みんなが高齢化してしまった今、借地権を売却するしかない(昭和20年代に建てた建物は価値ゼロです)ということになった。

それから、うちの夫について言うと、夫が自分の名前を書けるうちに、この件の処理を終えたいのだ。
義妹のために、借地権が売却できるように協力したいと思っても、もし、夫が自分の名前を書けなくなっていたら、その処理ができない。
いや、そのために、夫に成年後見人をたてなければならなくなってしまう~!
それは避けたいのだ。その理由については、先にブログ「私が成年後見制度を利用しない理由」を参照してください。

しかし、兄弟姉妹関係者(一人死亡して新たに相続人が出ている)は全部で7人。
この7人全員で共有し、半数は80歳以上、しかも、遠い地方に住んでいたりして、気軽に会えるわけでもなく、遺産分割協議書の作成はそうすんなりいきそうにはない。
事がなかなか進まないうちに、夫の認知症が進んでしまって、名前を書けなくなってしまったら、大変だ!

そこで、今日は義妹と亡弟の奥さんと三人で税理士の先生のところへ行き、この処理にあたってかかるお金(税金)関係のことを聞いてきた。
今日の税理士の先生の話を踏まえて、次のようにしようと夫と話した。

 1.義母名義の未分割の相続分の全部を、末の義妹に譲渡する(印鑑証明付き譲渡証書を作成する)。あとで、他の兄弟姉妹関係者の間で遺産分割協議書を作成できた時に、この譲渡証書を添付して、登記する。登記の際には、最新の印鑑証明書を提出する。

 (あ~、でも、印鑑証明書のところは確認が必要だなあ・・・印鑑登録カードと申請書に本人が名前を書かないと行けないはずだな。やっぱりできるだけ遺産分割協議書の作成も急いでもらわないとダメだなあ。)

 2.既に登記されている義父から相続した夫名義の持ち分については、末の義妹に贈与する。

 義妹に贈与税がかかってしまうのは、やむを得ない。贈与税を計算するのは、贈与時点での路線価を基に借地権の価額を算定するのだそうだ。将来、実際に借地権が売却できたとして、路線価額を下回るリスクはあるが、もう、それはやむを得ないことだと思う。
 およその贈与税の額を今日教えてもらったが、義妹には何とか工面できる額だと思う(贈与税の申告納税は来年の3月だが、その時点でまだ借地権の売却ができていない可能性もあるので、お金の工面が課題であった。)
 贈与税は累進課税なんだそうだ。夫以外にも、兄弟姉妹関係者が、既に登記済みの持ち分を義妹に贈与するような場合、贈与額が増えて、その分納める税金額が累進的に増える。
 贈与額は年度ごとに計算するので、贈与をするなら、年をまたいで少しずつ贈与した方が良いということがわかった。
なので、もう、躊躇なく、夫がまず先に義妹に贈与するということにした。

これらの1と2の法律行為は、他の兄弟姉妹の意向とは関係なく、夫と末の義妹との間だけで行うことができるので、司法書士に依頼して、できるだけ早く進めることにする。

こういう問題は、関係ない方々には興味がないかもしれないけれども、認知症になってしまった場合、まだ自分の名前が書けるうちに、解決すべき問題が残っていないか(不動産の売却とか、遺言作成とか)、よくよく考えて進めていかねばなりません。

なお、もし、夫が自分の名前を書けなくなって、成年後見人をたてなければ、実家の不動産を処分できなくなってしまうと、家庭裁判所は、ほぼ100%、夫の持ち分を義妹に譲渡したり贈与することを許可しないでしょう。
「きちんと法律で定められたとおりに受領してください」となります。
本来、法律で定められた持ち分だけをもらうことに何の不服があろうか?とも言えるけれども、兄弟姉妹思いの夫としては、今後の生活に困る可能性が高い義妹に譲渡・贈与してあげたいと思うでしょう。
今、夫に訊いても、「末妹にあげましょう」と答えています。
だからね、急いでやりたいと思うのです。

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無事帰りました

午後5時過ぎに電話がなった。
母からだ。
「もう、お父さんをタクシーで連れて帰ってきたから。」
バスは午後4時に到着したので、父のショートステイ先に電話をして、明るいうちにタクシーで迎えに行ったのだという。
念のため頼んでいたショートステイでの夕食も、キャンセルしてかまわないと言われたので、6時の夕食を待たずに帰ってきた次第。
やはりこの方法で良かったのだ。

母のバス旅行は老人会のグラウンドゴルフ部(?)のもの。
昨日4ゲームやって、今日は4ゲームのグラウンドゴルフ三昧。
夜は温泉につかって、思う存分楽しめたようで、良かったです。

今後の教訓。
父がショートステイに行き、その間に母が旅行などに行くときは、
早めにお嫁さんに言って、シフトを調整してもらうこと。
毎月20日までに翌月の勤務希望日のシフト表を出すのだそうだが、
今回は母がお嫁さんにお願いしたのが遅く、
既にシフト表を提出し終えた後だった。
早めに調整をお願いすれば、お嫁さんも、ショートステイやデイの送迎の協力ぐらいはやってくれるのだから。

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アワキビ

Author:アワキビ
夫と2人暮らし。
子どもはいません。
2人と猫2匹の家族です。

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